デジクラ日記

津畔 良のデジタルを中心としたとりあえずメモ

民主党政権

2009-08-31 09:05:38 | Weblog
選挙中わかったこと。

将来のカネを借金して今に使っていたこと。見掛けの景気の上向きの一方で莫大な借金になってしまった。

日本の過去の一人あたりGDPが最高2位からいまや30位以下? 知らないうちに衰える国になってしまっていた。イタリアに追い越され、韓国はすぐ背後にある。

自民党の敗因の分析はもういいから、前向きにいってほしい。

衆議院議員選挙 結果

2009-08-30 22:30:58 | Weblog
開票がはじまって、民主の躍進というか自公の敗退の様子が今のところ順調に見える。

民主党をはじめ野党に一票をいれた人たちはカタルシスを得たことだろう。今回の一票は体制を覆す一票だったので、その重みが投票した人にずっしりかえっているのではないか。

これまでの自公の票は地縁血縁利益縁、お礼の一票みたいな票も多かっただろうと思う。

今度の政権への一票は新しい体制への転換への力となった。投票した人はこれからも政治に参加し続けることになるのではないだろか。


衆議院議員選挙 その2

2009-08-30 17:41:23 | Weblog
投票率が気になる。

午後二時現在、35.9パーセントで前回を0.25パーセント上回っている。
これって、期日前投票も当然入っているだろう。

期日前投票の勢いに比べると、選挙当日の勢いが少ない気がする。
期日前に投票してしまったのだから、当日少ないのは当然だが・・


追記 投票の現在進行報道がないのが面白みにかける。しかたのないことか。公職選挙法の制限に引っかかるということらしい。
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2009/99/00008477.html
http://www2.asahi.com/senkyo2009/kouho/A41.html
http://www.election.co.jp/ank.html
それでもサイトをあさってみた。各選挙区を見てみると、少なからず発見があって面白い。きっと明日になれば全く興味を失ってしまうだろうサイトではあるが。

追記その2 午後4時現在では投票率は前回を下回ってしまった。これの解釈としては、投票の意欲が8月29日あたりにピークに達していたのかもしれない。やっぱり選挙まで40日というのは気疲れがあったのかもしれない。

追記その3 テレビニュースを見ていたら、発表の投票率には期日前投票が含まれていないニュアンスだ。最終的には投票率が前回を上回る、とアナウサーが言っていた。

衆議院議員選挙

2009-08-29 21:36:59 | Weblog
明日はいよいよ投票日。私は期日前投票を済ませたので関係なし。

我が家ではとっくに成人を過ぎた子どもたちも、初めて投票、それも期日前投票を済ませた。別に誰にとか、どこに、とか話しあっていない。今回は子どもたちも何かかんじているのだろう。

明日の投票が第一歩だ。
その後いろいろなことが起きるのではないか。

まず予算の執行をめぐって官僚機構といろいろ問題がおきると思うが、いざこざのすべてを明らかにして欲しい。マスコミ、特に政治部の記者には期待できないが、友達をひいきして、官僚の肩をもつことなく書きまくってほしい。むしろ社会部の記者が活躍して欲しい。

海外では北朝鮮が事を起こすと思う。
最近北朝鮮の役人が民間人の資格でアメリカを訪れて、食料の人道的支援を要請したらしい。
金正日はこれまで何百万人を餓死させたという。人民が死んでも責任を取らない体制が、食料の人道的支援なんて変だ。
先軍政治だから、いまどき食料が足りない、というのは、いよいよ軍にも食料が回らなくなっている、ということだろう。

北朝鮮をめぐっては五カ国が綱を引き合っている。最終的に北朝鮮を支配下に置くのは韓国だから、日本を韓国を中心に4カ国が協力できる体制をつくる先陣を果たして欲しい。もちろん国益を考えて、のことだが。

政権交代 その26

2009-08-28 13:20:45 | Weblog
麻生首相や太田代表が景気対策をやったのは我々だと連呼している。
一体何のことかと疑問だったが、やっと分った。

GDPが上向いたらしい。そのパーセンテージは投入した国の金の量にほぼ匹敵らしい。
その国の金とは赤字国債で作った金らしい。

自民党がやってきたのはこんなことだったのか、といまさらながらにあきれる。

将来から借金をして、今にばら撒く。それが麻生の景気対策だったわけだ。経済学者も偉そうな顔をして、こういう理論を吹聴しているのに思い至る。

金を右から左に動かすようなことで、あたかも自分の手柄のように言うのはやめてほしい。

将来の金を持ってきて、今の金のように見せかけるのはダマシだ。

本当に経済を活性化させるとは、国民にやる気を起こさせることだ。

まっとうな経済活動をしている、世の中の会社や商店や工場の経営、あるいは農業でも、無から有を生み出すにも等しい、甚大な努力と智恵を振り絞ってやってきている。

一体あなた方政治家はそんな努力をしてきましたか。

政策と経済

2009-08-27 10:10:04 | Weblog
竹中平蔵氏や池田信夫氏の言説がいやに歯切れが良いのが気になる。
私は経済学に疎いので、彼らの内容に言及して良い悪いは言えない。

こういう場合どう判断したら良いのだろうか。

キーワードは合理主義と概念だと思う。
彼らは概念の合理的な展開を競っているように見える。

ところで概念は現実から人間の脳みそが抽出したものだ。たかだかその程度で、概念は現実にいつも負けているのである。その組み合わせの合理性は、それこそ壁の絵の美しさ程度のものだ。

イギリスのエリザベス女王が、経済学者を前にして、今回の経済危機をなぜ一人の経済学者も予測出来なかったのか、と問うて、目の前のイギリス人学者たちを気まずくさせたらしい。

本当に象徴的な話だ。

ではどうしたらよいのか。
向かう方向についての議論が必要だろう。

一部のエリートに任せるのか、それとも全員が参加して決めるのか。
結論は明らかだ。
その前提は情報を明らかにするということだろうか。

政権交代 その25

2009-08-26 21:32:56 | Weblog
ネットで自民がネガティブキャンペーンを流している、という。私自身は見たことがない。

この一事だけでも、テレビと違って、ネットの情報は見る側の積極的な関与が必要なのが分かって、はっとさせる。

公明が作ったネガティブキャンペーンは見た。まだるこしく感じた。訴求の技法が成熟していないのだろう。

ところで、民主党が圧勝した場合だが、いまから新聞の見出しが目に浮かぶ。
都議選で責任を取らなかった男なので、今回もシラを決め込むのか。
その見出しとは。
「日本一の無責任男 麻生太郎」

とここまで閑な話。

民主党の高速道路無料化は私自身は関心がある。

近くを通るのは横浜横須賀道路。ここも無料化になるだろうか。

もちろん日本全国タダで行けるのは、旅心を刺激するが、一番使うのは近隣への交通だと思う。私の場合、横浜や横須賀へ買い物に行きやすくなる。
家族単位の移動も増えそうな気がする。

政権交代 その24

2009-08-25 22:32:04 | Weblog
週刊誌で堺谷太一氏がバラマキより減税、と主張していた。

その根拠が興味を引いた。

減税とは国庫に入るお金を減らすことである。官僚はこれを嫌うという。だから、官僚からは減税のゲの字も出てこないらしい。

官僚の思考回路を知って面白かった。

国がお金を配る政策は官僚好みらしい。

堺谷氏の主張は官僚からお金を取り上げて、民間に返す、つまり減税がお金を有効に活かすことだという。

しかし、と私津畔は思う。所得の再配分は人類と国家の長く議論の続く課題だ。民間に任せたほうが賢く金を使う、という理由で切り捨てるわけにいかない。

民間が金を「賢く」最新の数学をつかっていじくり回した結果がリーマンショックだったし、その現実はというと、アメリカのCEO達はどういう根拠でか、何億ドルというサラリーをもらって、逃げ得だった。

麻生がやった国民へのバラマキはバラマキだったが、民主党の子育て支援はバラマキとくくるのには抵抗を感じる。

元官僚だった堺谷氏はやはり官僚思考なのではないか、と感じる。

今回の政権交代の課題は官僚の握るサイフの中身を多くしたり少なくしたりすることではない。

これまで官僚が握っていた国のサイフを、どうやって国民の手にとりもどすか、なのだと思う。

正直私にはその具体的な方法は分からない。

堺谷氏のような慧眼の持ち主には、官僚的な思考の限界を超えてもらって、是非方法を提言して欲しいものだ。

政権交代 その23

2009-08-23 15:03:57 | Weblog
期日前投票を済ませたので、私津畔にとっては選挙は終わった。

考えてみれば小泉首相がやめてから、いつ選挙か、と国民はじっとじらされてきたわけだ。選挙運動はもう十分だ。

伸ばしに伸ばした張本人が責任力とか言っている。
今日のテレビに出演のその人を見ると、こんなに不評判にしてしまった自民党に対してさえ、責任を感じていないのではないかと思わせる。

30日の投票日を待つ必要はなし。

Intensity Pro ビデオキャプチャーボード

2009-08-22 23:33:57 | Weblog
Black Magic Designという会社が開発した高画質のデータをやり取りするボード。

起業について考えるとき、思い浮かぶ会社の一つだ。

数年まえから、常識を超える廉価で、高画質のボードを世に送り出してきた。

オーストラリアの会社だ。CEOが「廉価にすることで、高額な投資が必要だった放送レベルの技術をすべての人の手に」と意気込みを述べている。

オーストラリアだ、というのは偶然ではない気がする。
メル・ギブソンやケイト・ブランシェットはオーストラリア出身だ。
国として映像に力を入れている。
進取の気性に富む国。

ビデオキャプチャーボードは電子技術の集積なので、こうした高度な技術は日本で開発されても良い気がする。だが、実際にはそうならなかった。

なぜか。

日本の会社が相手にするのは企業だ。大企業には優秀な技術者がいっぱいいると思うが、彼らが相手に出来るのは、やはり企業の人間であって、個人ではない。

Black Magic Designという変な名前の会社は、世界に散らばっている、個人のクリエーターたちに向かって発信している、ように見える。

追記 マザーボードによっては認識しないという報告あり。ASUS P5Qでは問題なし。

政権交代 その22

2009-08-22 10:40:15 | Weblog
政権交代が実現したとして、官僚機構の運営が焦点だ。

はじめは混乱があったりしてうまく行かないだろう。
逆に上手く行ったりした方が問題だ。官僚にうまくのせられる可能性がある。

そこで混乱や抵抗があった場合だが、病気でも症状が出て病巣が突き止められるわけだから、運営上の不具合はどんどん表にだしてほしい。

これまでの自民党の運営だが、大臣がみんな人形みたいになっていたのが不思議だった。きっと情報を握られていて、不用意な発言で恥をかかないようになっていたのではないだろうか。

大臣よ、汗をかけ。そして恥をかけ。

さて、運営が上手くいかなかった場合だが、もちろん大臣の力不足の可能性もある。しかし官僚の抵抗がある場合はどういう抵抗の仕組みなのかあぶりだしてほしい。

たとえば渡辺喜美が行革大臣だったとき、行革がうまく行かなくて、涙を浮かべて記者会見をしたことがあったが、その理由や背景は結局わからなかった。

そのあぶり出しにひと働きしなければならないのがマスコミだ。

とくに新聞は社員がいっぱいいるのだから頑張ってほしい。ところが記者も官僚とはすでにお友だちだ。特に政治部の記者はそういう人脈を築いてきたはずだ。そうやってネタを得てきたわけだ。これまでの良い関係づくりを逆転させて、官僚の抵抗の仕組みをあぶりだすことが出来るだろうか。

防衛庁に守屋と言う次官がいて長く勢力を保ってきた。同時に羽振りも良かったらしい。自分は親の財産を受け継いだ、と吹聴したらしいが、じっさいは癒着した業者から妻も娘も金銭的援助を受けていた。その守屋にも長い付き合いの記者がいたと思う。その付き合いの過程で第六感は働かなかったのだろうか。

今度の政権交代は(実現すれば)国民が参加する政治革命だ。
その国民のなかには新聞記者もふくまれる。
これまでの思い込みをリセットして、あたらしい目で、状況を分析判断してほしい。


北朝鮮はコドモ その5

2009-08-20 10:44:57 | Weblog
今日の新聞。
福田内閣のときに、北朝鮮に拉致問題を再調査する動きがあったという記事がでた。

こういう北朝鮮に対して期待を抱かせるような記事には外務省の人脈外交派の姑息なリークを感じさせる。
人脈は卑近なことばではコネだ。
新聞の政治部の記者は人脈ないしはコネで記事をとってくるようなことがあると思うので、こうした外交には親和性があるのかもしれない。
ここまでは全く私の推測だ。

しかし世の中からコネはなるべく少なくなった方が良い。外交だって同じだ。

金正日にコネを使って陰でコトを運ぼうとするのは、コドモである金正日に対する陽動作戦としては有効かもしれないが、これまでの失敗の歴史から見れば、不毛だ。

真正面から北朝鮮に挑むとはどういうことか。
それは人権外交だ。
日本は国連に働きかけて、国連として北朝鮮の人権向上に介入する仕組みをつくるべきだ。

金正日も正雲も、外国ブランドには弱そうだ。日本やアメリカには強気でも、正雲が留学したスイスや国交のあるスウェーデンその他がきつい目を向けたらどうだろうか。
日本は大きな外交をしてほしい。
政権交代がよい機会になるのではないか。

北朝鮮はコドモ その4

2009-08-18 16:01:13 | Weblog
北朝鮮に対する報道の韓国紙の冷静な分析が印象深かった。

どのネット紙か今探し出せないが、その内容を要約すれば、こういうことになる。

金正日は怖い顔をして肩を怒らせてみせた。ところがアメリカをはじめ国連の制裁はさらに強まった。何も得ることがなかったので、金は笑顔を見せることにした。

クリントン氏と現代会長の訪朝前後をサマリーするとこういうことになり、何も変わっていない、という。
黄ヨブ氏の分析も面白い。金正日を遠くでみていれば良い、ということだ。体制内の反金正日勢力が伸張してくるという。

乱暴な要約で申し訳ないが、これが韓国の論調だとすればオトナを感じる。

そこで、気になるのは、民主党が外務省の田中均氏に接触しているという報道だ。
田中氏はミスターXとかいう人と秘密裏に金正日と接触した人だ。
こういう外交はもう古いし、特に北朝鮮については、金正日の思う壺の外交だと思う。

政権交代にあたって、北朝鮮外交を示して欲しいのが私津畔の希望だが、北朝鮮外交とは実は今や中国外交だ。金正日の機嫌をとる古い外交はやめて、日本と中国の国益を語れる大きなビジョンのある外交政策を示して欲しい。

政権交代 その21

2009-08-17 21:20:18 | Weblog
自民党のいう景気対策が何なのかだんだん分かってきた。

麻生が○○の一つ覚えのように唱えている。
私のような一般人にはピンとこなかった。
しかし何度も聞いているうちに、業界、団体向けの補助金のことらしいと分かってきた。

多分これって、自民党がこの50年間続けてきたことだ。
そして借金をこしらえてきた。

このブログで以前書いたことがある。1920年台の大恐慌の前と後とでは、いろいろなことが変わった。
アメリカでそれまで非効率だった農業部門が変わった。(かなりの痛みを伴ったと思う)

2008年のリーマンショック以前と以後も変わることが必然なのだ。
その一つが税金の非効率的な流れだろう。

国民の税金が、闇の中で官僚の裁量と、自民党の政治家の結託でその流れを決められてきた。
きつい言い方だが、今現在、金の流れが明確になる仕組みがない以上、こう言わざるを得ないだろう。

国民は低い所得にあえいでいるばかりか、種々の保険料など税以外の、国から徴収される種々のお金にも苦しめられている。

国に集まった金がどのように流れていくのか、分かるようにするのが、政権交代の意義のひとつだ。

政権交代 その20

2009-08-17 01:02:23 | Weblog
テレビ番組での話。

竹中平蔵氏は具体的な数値と理屈でなかなか反論しにくいが、今日のテレ朝の番組で民主党の岡田幹事長はきちんと足場を構築していた。

人材の流動性が経済成長に不可欠だという竹中氏の主張に対して、セーフティーネットの構築がまず必要だと岡田氏は主張していた。
あわてて、竹中氏が流動性とセーフティネットを同時に施さなければならないと付け加えていた。

いったいセーフティネットとは何か。そんな疑問があったが、何回もマスコミで議論されているおかげで、それが、職業の転換を容易にする教育の受け皿なども意味しているのが分ってきた。

イギリスでコミュニティカレッジ(?)が充実していたのは私も経験している。
スウェーデンも転職を可能にする教育が充実している、そんな議論がスタジオでなされていたようだ。

セーフティネットがこのような意味を含むのなら、今すぐにでも日本で構築してほしい。
そうすれば、労働者を品物におとしめる派遣を可能にする法律をつくらなくても、労働力は自然と流動化するのではないだろうか。

竹中氏のように「人材の流動化」と「経済成長」を言葉の上だけで結びつければ、悪法である派遣労働者法(?)が作られることになる。

しかし、もともと国民の自由と教育を受ける権利を保障して、必要なときに必要なことや興味を持ったことを学べる環境を作れば、労働力の流動性は自然と高まるのではないだろうか。
国民の幸せは何か、という原点の設問に答えていけば、結局は労働力の質も高まり、経済も発展するのではないか、と思い至る。