デジクラ日記

津畔 良のデジタルを中心としたとりあえずメモ

政権交代 その21

2009-08-17 21:20:18 | Weblog
自民党のいう景気対策が何なのかだんだん分かってきた。

麻生が○○の一つ覚えのように唱えている。
私のような一般人にはピンとこなかった。
しかし何度も聞いているうちに、業界、団体向けの補助金のことらしいと分かってきた。

多分これって、自民党がこの50年間続けてきたことだ。
そして借金をこしらえてきた。

このブログで以前書いたことがある。1920年台の大恐慌の前と後とでは、いろいろなことが変わった。
アメリカでそれまで非効率だった農業部門が変わった。(かなりの痛みを伴ったと思う)

2008年のリーマンショック以前と以後も変わることが必然なのだ。
その一つが税金の非効率的な流れだろう。

国民の税金が、闇の中で官僚の裁量と、自民党の政治家の結託でその流れを決められてきた。
きつい言い方だが、今現在、金の流れが明確になる仕組みがない以上、こう言わざるを得ないだろう。

国民は低い所得にあえいでいるばかりか、種々の保険料など税以外の、国から徴収される種々のお金にも苦しめられている。

国に集まった金がどのように流れていくのか、分かるようにするのが、政権交代の意義のひとつだ。

政権交代 その20

2009-08-17 01:02:23 | Weblog
テレビ番組での話。

竹中平蔵氏は具体的な数値と理屈でなかなか反論しにくいが、今日のテレ朝の番組で民主党の岡田幹事長はきちんと足場を構築していた。

人材の流動性が経済成長に不可欠だという竹中氏の主張に対して、セーフティーネットの構築がまず必要だと岡田氏は主張していた。
あわてて、竹中氏が流動性とセーフティネットを同時に施さなければならないと付け加えていた。

いったいセーフティネットとは何か。そんな疑問があったが、何回もマスコミで議論されているおかげで、それが、職業の転換を容易にする教育の受け皿なども意味しているのが分ってきた。

イギリスでコミュニティカレッジ(?)が充実していたのは私も経験している。
スウェーデンも転職を可能にする教育が充実している、そんな議論がスタジオでなされていたようだ。

セーフティネットがこのような意味を含むのなら、今すぐにでも日本で構築してほしい。
そうすれば、労働者を品物におとしめる派遣を可能にする法律をつくらなくても、労働力は自然と流動化するのではないだろうか。

竹中氏のように「人材の流動化」と「経済成長」を言葉の上だけで結びつければ、悪法である派遣労働者法(?)が作られることになる。

しかし、もともと国民の自由と教育を受ける権利を保障して、必要なときに必要なことや興味を持ったことを学べる環境を作れば、労働力の流動性は自然と高まるのではないだろうか。
国民の幸せは何か、という原点の設問に答えていけば、結局は労働力の質も高まり、経済も発展するのではないか、と思い至る。