1979records DIARY ~everyday be happpy~

音楽・映画・ファッションに、いつも・いつまでもワクワクしていたい30代独身男子の日々の泡。

Sings/曽我部恵一

2010年03月12日 | Weblog
ソロ活動、バンド活動(2組)に忙しい曽我部(恵一)さんの久し振りのソロ・アルバム。
ただ、ソロ・アルバムとはいっても、コチラは過去の著名ミュージシャン達が世に放った
名曲中の名曲達をカヴァーしたカヴァーアルバム。

トラキャンやヴェルヴェッツ、マドンナにビートルズ、プラスチック・オノ・バンド、
中にはオジー・オズボーンまでも。
ほぼ、9割洋楽。
邦楽だと、大滝詠一さんとか。

全体的な印象は・・・最初から最後まで、まるで小春日和の休日、日本庭園の縁側で
寝そべりながら、うたた寝しているかのよーな穏やかさ。
全曲アコギ・サウンドだから、尚更です。
プレイヤーに掛けた瞬間、流れてくるキング・オブ・メロウロックの果てしなく優しい
メロディとヴォーカル。
(※一瞬、同じ大学の同じサークルの先輩、新井仁さんのヴォーカルかと耳を疑う程、似ています!)

リズムも本当にゆったりとしていて、何かの作業をしている時のBGMにはモッテコイな感じ。
作業をしてないで聴いてるだけの時は、気付いたら眠りこけてそうなくらいの穏やかさ。笑

僕は、個人的にプライベートでSNSにいる時や仕事でPCを使ってる時、眠る前の毎日の日課
「好きな芸能人のブログを読む」時(笑)など、
音楽(ラヂオも然り)を部屋に流していると
集中出来ないから、プレーヤーのスイッチはいつもOFFなんだけれど、
この曽我部さんのカヴァー・アルバムだけは、部屋に流していても全く気にならない。
むしろ、そういった様々な作業をはかどらせてくれる、
カンフル剤的な役割も持っている気がしてならない。

色んな洋楽の名曲たちがカヴァーされている中、じっくり耳を傾けていると
11曲目のザ・ビートルズ「イエスタデイ」から、
一気にガラッとアルバムが醸し出す雰囲気が変わってきます。
どこか儚げで哀愁を帯びていて、虚しく、それでいて、どこまでも優しい。
12曲目のプラスチック・オノ・バンドの「ラブ」もそう。

そして最後の13曲目で急にテンションが上がる。
老若男女、誰もが一度は聴いたコトのある世界的な名曲。
ベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」。
原曲にほぼ忠実なヴォーカルで、曽我部さんのヴォーカルもほんの少しアップテンポに。
キャッチーなリズムに、思わず体が動いてしまう。

サニーデイ(一時)解散前(2000年以前)から曽我部さんの一ファンですが、
こんなに何度も何度もヘビロテしたくなるアルバムは久し振りです。
最高!