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ぷいぷい10/23チェルノブイリレポまとめ

2012-10-24 | 検証・まとめ・資料集

10/15~10/23(現時点)の、ちちんぷいぷい山中アナのウクライナレポから、
チェルノブイリ原発及び周辺の取材をまとめてみました。







原発内部の取材、ヘリでの上空からの取材、
また、キエフの現在の様子(生活や文化など)もしっかり取材されてて、
全部やるとほんとに大掛かりなので、

ここでは、私が個人的に重要だと思った、
そこにいる人たちの声と実情面を抜き出してまとめます。
10/23の放送より。

以下インタビューの回答はノーカット完コピです。

キエフでの街頭インタビュー
Q. キエフの人たちはウクライナの原発についてどう思っているのか

「危険だとは思いますが今のウクライナでは原発に頼るしかないわね。」
(お母さん世代女性)

「大きな事故もあったし原発には反対です。」
(お母さん世代女性)

「原発があるからこそ経済の発展が期待できると思います。」
(学生さん男性)

「僕は大反対です。事故もあったし危険だと思うよ。」
(↑の連れの男性)

「ウクライナには代替エネルギーがないし原発には賛成です。
しかし危険だと思うので反対したい気持ちもあります。」
(お父さん世代男性)


ウクライナでは今も4つの原発、15の炉が稼働中。
そのひとつ、クメルニツキー原子力発電所での取材。

ニコライ・パナシュチェンコ所長インタビュー。


Q. チェルノブイリ事故の後、原発廃止の動きはあった?
A. 新設工事がストップしたことはありますが、廃止の動きはありませんでしたね。

Q. ウクライナにとって原発のメリットは?
A. ウクライナの原発は安全です。しかも電力を安く供給できます。
火力発電と比べても環境にいいし、安全性も原発の方が上です。
チェルノブイリ事故以降、不安に思う国民が多くいましたが、
いろいろな場所で安全性を訴え、納得してもらいました。
しかし福島のような災害による事故では想定外もあるので
安全性をさらに追及していきたいと思います。

クメルニツキーでは新たな原子炉(3号炉、4号炉)を建設中


クメルニツキー原発のすぐ近くのネチシン市。
原発作業員中心に、原発とともに発展してきた人口約3.5万人の都市。
大きなマンションが並んでいる。

ネチシン市民に街頭インタビュー。

Q. 原発がすぐ近くにあるが、原発についてどう考えているか

「チェルノブイリ事故は怖かったけど今は何ともないわね。」
(お母さん世代女性)

「僕は原発で働いています。
この町には原発以外にはあまり仕事がありません。
原発は給料もいいし、原発がなくなるとこの町が困ってしまうね。」
(20代くらい男性)

「チェルノブイリの事故でプリピチ(強制避難区域)から避難してきました。
当時も原発が私の仕事場だったのでこの町にやってきたのです。」
(・・・あれだけの事故があって、また原発の近くに住むのはこわくないですか?)
「あれだけ怖い思いしたらもう何があっても平気よ。」
(壮年女性)


VTR終わってスタジオ。(以下は抜粋・要約)
山中アナ「事故から26年経って、ネチシン市の若い方は事故のことをほとんど知らない」

石田さん「日本の原発は必ず海のそばに作るがウクライナはそうではない?」
山中アナ「ウクライナは海に面しているのが南部のみなので、比較的内陸部の田舎につくる。そこに人が集まるので新しい街ができる。地の人ではなく集まってくるので街に対する思い入れは少ない印象。」

トミーズ健さん「仕事は原発関係の人がほとんど?」
山中アナ「ほとんどそう、もしくはそういう人を支える、スーパーや医療機関の人など。それだけ。なのでこの町では反対意見はないが、首都キエフで聞いても同様、代替エネルギーがない、国内のおよそ半分近くは原子力、さらに現在15炉を2030年までにプラス18増やす予定(廃炉になるのもあるので単純に33ではないが)。太陽光など自然エネルギーにも取り組んでるがまだ7%程度。」

西さん「使用済み核燃料はどうしてるの?」
山中アナ「クメルニツキーでは、現状ロシアにお金を払って引き取ってもらってる(最終処分場ではない)。これは考えていかなければならない問題で、つまりは抜本的な解決策はまだ見つかっていない。」

以上。

個人的な見解はこの場では控えます。


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1 コメント

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Unknown (テスト)
2012-11-23 09:35:18
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