毎年3月半ばに行われる 陽だまり会の「ひいな祭」が今年は少し遅れて行われました。
陽だまり会は、女性高齢者が交わるための会ですが、地域の親睦もかねています。
会長や古くからの方々と相談しながらスタッフがボランティアで会の計画、実行。
雛人形は持ち寄りですがほとんど手作りのものばかり!
木目込み人形を作るのは大変だと思うけど皆とても立派でお店で買ったみたいです。
また柳川の雛祭で有名な「さげもん」
柳川には昔から女の子が生れると初節句に子どもの無事な成長を願って
ひな壇の前に色とりどりの“さげもん”を飾る慣わしがあるのですが
それを趣味で作る方もあり見事です。
当日は地区の自治会長、??社会福祉協議会会長、公民会会長などの挨拶のあと
丁寧につくられたお弁当、お吸い物、果物、が食欲をそそりました。
地域のスタッフの殆んどは昔からの住宅地と言われるこの地区に
こじんまりとした普通の一戸建の自宅を持っている(でもスゴイ!!) 50才台以降の主婦達。
でも昔の大家族を経験し、殆んどが姑に仕え、夫の親戚とも仲良く、
近所づきあいして、家計を切り盛りして・・という日本の良風美俗を身につけた人達。
主婦としての実力は大したもので、料理の腕もセンスもよく、
大鍋で40-50人分のお吸い物も料亭顔負けのを作ってました。
漬物作りのじょうずな人、煮物作りの上手な人、
古い和服のきものを、リフォームして自分の洋服のコートを作ったり、
庭に植えた花や野菜や果物を収穫しては会に持ってきたり、皆に配ったり
地域に根付いてそれぞれの家の先代、先々代前まで知っている感じ。
今のマンションに越してきて、隣近所の付き合いが全く感じられなかった私にとって
都心なのにぬくもりが感じられる人の繋がりを見たのは嬉しい驚きでした。
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