goo blog サービス終了のお知らせ 

こじこじ

こじろうの写真や日々のできごとなど

両親の話

2007-09-06 | 雑記
1回目の入院のときは
両親に報告しなかったんですよね。
大騒ぎするのが目に見えてたので。
退院してから電話で報告しました。
案の定、今すぐ帰って来いだの
兄貴だけでも東京に派遣するだの
すごいんですよ。

2回目の入院のときも
できれば教えないでおこうと思ってたけど
手術前に家族に説明する必要があるから
誰か呼んで下さいって言われまして。

俺は、旅費も馬鹿にならないから
一人だけにしてくれって
言ったんですけど、
両親ふたりともどうしても来るって
言ってきかないんですよ。
もう新幹線のチケットとったからって。

しょうがないから
とにかく無駄なものは買わないように。
パンツあるから。タオルあるから。
余計なもの買ってきて荷物増やさないように
とだけ念を押しておきました。

そんで両親上京してきたわけですが
病院来るなり
「あ!!ホテルにメロン忘れた。」
話聞いてないっしょ。
忘れてきて正解だよ。
入院したらパンツ、
お見舞いには果物、みたいな
そういうのもういいから。
メロンもってこられても
メロン切るナイフがないっつの。
退院のときの荷物増えるだけだわ。

とりあえず
その日は先生の説明受けた程度で
両親はホテルに戻っていきました。
余談ですけど、病院からホテルに行くとき、
ちょっと歩いただけで
うちの母親がゲーゲー吐いたらしい。
結構暑かったですからね。

翌日は手術受けてー
手術終わってすぐに両親が
集中治療室にやってきました。
あとになって思うとこれがいけなかったんですよね。
そのときはまだ麻酔が抜け切れていなくて
ぼんやりした状態だったんです。
あっちこっち管つながれてるし
声も小さい声しか出せないしで
両親の目には俺が息も絶え絶えに映ったみたい。

とりあえず、新幹線をとってあるから
その日は山形に帰ったのですが
翌日になって親父から電話があり、
「明日また手伝いに病院行くから。」
一日おいただけで2往復もするのは無駄だから
ほんとにやめてくれって言いました。
明日来ても病院着くころには
もう退院しているはずだから意味ないよと。
今はピンピンしてるから心配ないよと。

でもそんなこと言ってもうちの父親は
一切耳を貸そうとしない。
あんな状態だったのにもう退院できるはずがない。
嘘だ嘘だの一点張り。

嘘ついてどうすんのかと。
先生も早ければ明日退院って言ってたの
聞いてなかったのかと。
「あれは『早ければ』と言ってたんだ!」
いや、だーかーらー
順調に早く退院できるってことでしょう!
しまいにはほとんど喧嘩ですよね。
一方的に電話切られてしまいました。

今度は母親に電話して
たのむから来なくていい。
二人で2往復したら
それだけで8万もかかるから。
手伝ってもらうことなんてなにもないから。
ちょっと歩いただけでゲーゲー吐く人が
わざわざ来て何するっつうの。
こっちも喧嘩ですよ。
しまいには「あぁもう行かないよ!!」

翌日、
退院して家でくつろいでたら
「ピンポーン!」
玄関先に両親立ってました。
汗が引くまで2時間ほど家でゆっくりして
山形に帰って行きました。

何しに来たの。

うちの親父は
今度入院するようなことがあったら
黙ってないでちゃんと報告するようにって
言ってましたけど
なんで俺が黙ってたかが
いまいちわかってないんですよね。
やっぱりこれからも話が通じなさそうなことは
絶対黙ってようと、決意を新たにしました。

スズキさんの話

2007-09-03 | 雑記
病院っていうのは
なにかっつうと金がかかるところで
例えば手術を受ける人は
浴衣と、T字帯というふんどしのようなものを
2セット買わないといけない。
病院の中のコンビニに売っているんですけど
入院患者の足元を見てふっかけてくるんです。
浴衣とふんどしで8千円ですよ。
TAKEO KIKUCHIかと。

他にはあれですね。
病室のテレビや冷蔵庫を使うために
テレビカードというものを
購入しなければならない。
1000円で1000度数分。
テレビなら1分で1度数
冷蔵庫なら24時間で200度数消費する。

最初は腹たちましたねー。
なんでアマタツの天気予報見るのも有料なのかと。
アマタツはそんなにエロいのかと。

話はかわりますが、
1回目の入院のとき、
もう今日で退院するという日に、
となりのベッドにスズキさんという人が
入院してきたんです。

退院の準備してたら
隣でスズキさん一家が
「テレビカード買わないとねー」
とかいう話をしてるのが
聞こえたので、
俺、ちょっとかっこつけたくなったんですね。

その、退院するって当日に聞かされたものだから
テレビカードを一枚余分に買ってしまってたんですよ。
全然使ってないから1000度数まるまる残ってる。
病院内でしか使い道ないし、今日で退院だし、
お隣のスズキさんにあげようと。

「あの、僕、今日で退院なので、
 テレビカード使ってください。」

キマった。

まぁこれも白状してしまえば
「困っている人を助けてあげたい」というよりは
「親切にしているオレってかっこいい」という、
いやらしい人間特有の発想なんですけど。

スズキさんも感謝しつつ
なにこの人、というかんじで困惑気味。

問題はこっからですよ。
その後、
退院の手続やらなにやら済ますため
1階に行ったらそこで
とんでもないものを見つけてしまったんです。

その名も
「テレビカード清算機」

入院中、病室がある8階と
レントゲン撮影をする地下1階しか
移動していなかったので
1階にこんなハイテクマシーンがあるなんて
全然知らなかったんですね。

もはや使い道がないと思ったから
スズキさんにあげたのであって、
こんなのあるって知ってたら自分で清算してたわ。
全然使ってないカードだから1000円だよ。
角煮とか入ってる贅沢なラーメン食えるよ。

でもあんだけかっこつけといて
いまさらスズキさんに
返してくれなんて絶対言えない。

どうしよう。
いや、まてよ。
今手元には使いかけのカードがある。
残度数は80くらい。ちょっとしか残っていない。
スズキさんには度数満タンのカードをあげてしまった。

そこで俺は考えた。
ほんとはちょっとしか残っていないカードを
あげるつもりだったのに、間違って度数満タンの
カードを渡しちゃった!てへっ!
という設定にしておいてカードを交換してもらえばいい!

やばいこれ。
夜神月が降臨した。

そんで病室戻って
スズキさんに
「あの、すみませんが・・・」
って言ってうまいこと交換してもらいました。

いやーびっくりしましたね。
俺って薄っ!小さっ!という驚きです。
プレステ2の新型を初めて見たときの
驚きを超えましたね。
おのれはそんな恥ずかしい思いしてまで
1000円が欲しいのかと。
世界のソニーもびっくりですよ。

まぁでも
スズキさんとはもう会うこともないだろうし
旅の恥は掻き捨てだよね
とか考えたら恥ずかしいのもなんとか我慢できたんです。
なにしろこのときは、気胸が再発して
1週間後にスズキさんと再会することになるとは
思ってなかったので・・・

マチダさんの話 その2

2007-08-29 | 雑記
「マチダさん。ヨカレンの話聞かせてください。」
お願いすると、マチダさんは
「はは。若いのにねぇ。」
なんて言いながらニコニコ話してくれる。


「海軍の様子を描いた映画などたまにありますけど
 あんななまやさしいものではないですよ。」

海軍ではとにかく殴られたらしい。
当時はそういう教育だった。

「軍人精神注入棒」という名の棒があって
軍人精神注入棒1号から何号まで
いろいろな太さ堅さのものが取り揃えてある。
それでもって尻の辺りをフルスイングで
ばちーん!!とひっぱたかれるのだ。
自分だけが罰を受けないように気をつけていても、
一人の不始末は全体の連帯責任となる。
連帯責任で5発も尻を打たれた日には
痛くて仰向けに寝ることができない。
うつ伏せになったまま寝るそうだ。

しかしどんなに痛くても翌日からは
全て忘れて行動しなければならない。
だらだらしているとさらに痛い目にあってしまう。
そういう教育を受けたので、
精神面は大変鍛えられた。


終戦前は浜名湖の特攻基地にいた。

「第四特攻戦隊第十三突撃隊付ヲ命ズ」

こりゃあ生きて帰れないかもなぁ、と思った。

戦争も終盤に差し掛かると、
もはやまともに乗れる飛行機は残っていなかった。
予科練に入り、いくら操縦の適性があるといっても
肝心の飛行機がないのでは意味がない。
マチダさんよりも半年早く入隊していた人たちの中では
飛行機のかわりに、人間魚雷「回天」の搭乗員となる人もいた。
まだ17、18の若い人たちだった。

あの戦争で日本は非常に多くの優秀な学生を失った。
生きたくても生きられなかった。
あの当時の学生はかわいそうだった。

「だから今の若い人にはがんばってほしいですよ。
 今の日本にはバカなのが多いからね。はは!」

マチダさんが退院する日の朝、
マチダさんの奥さんと娘さんが迎えに来た。
奥さんに
「マチダさんの話、おもしろかったですよ。
 特攻隊にいたって。」
と言ったら、奥さん、
「すみませんねぇ。60年も前の話を。
 うち娘一人だけですから
 誰も話聞いてくれないんですよ。
 聞いてくれる人がいてうれしかったんでしょう。
 ほんとにすみませんねぇ。」

あぁそれであんなにうれしそうだったのか、と。
あのころの話をするのはひさしぶりですよ、なんて
言いながら生き生きして話してましたからね。

マチダさんの話

2007-08-26 | 雑記
2回目の入院のとき
隣のベッドだったマチダさん。
検査入院のため
毎年1回、1週間ほど入院しているらしい。
もう80歳になるじいちゃんで、
過去にがんを2回患い、
神経の病気にもなったことがあって
手が不自由だった。
もうぼろぼろですよと言っていた。

歩行器を使ってのろのろ歩く姿からは
想像もつかないが
このマチダさん、
かつては海軍の航空隊にいた。
特攻隊に配属され、死ぬかもしれないと思ったとき
まだ十代だった。

マチダさんは家が貧しかったため
小学校しか行けなかった。
昭和16年に小学校を卒業したあと、
海軍飛行予科練習生、
略して予科練に志願しようとしたのだが
予科練には
甲種(旧制中学校終了程度)と
乙種(旧制高等小学校終了程度)とがあったため、
中学は出ていないけれども
どうせなら甲種を目指そうと思い立った。

マチダさんは独学ののち、
甲種の試験を受けた。
身体検査や学科試験が終わると
ずらっと名前が貼り出されるのだが
それで合格したと喜んでいては大間違い。
貼り出されるのは不合格者の名前なのである。
さらに適性試験が行われ、
適性がないと判断されれば
どんどんふるい落とされる。

「そうやって厳しい試験をくぐり抜けた者だけが
 7つボタンをつけられるんですよ。」

7つボタンとは予科練生の制服のこと。
マチダさんは見事に甲種に合格し
晴れて予科練生となった。
一緒に教育を受けた150名の中では
小学校しか出ていないのはマチダさんだけだったという。

そのため、
体力では誰にも負けていなかったが
勉強ではだいぶ苦労したらしい。
小学校では三角関数など全く教わらないのに、
飛行機の航法でも射撃でも三角関数を用いる。
これがよく理解できなかったため、
夜、皆が寝静まった後、
見つからないように布団の中で懐中電灯をつけ、
こっそり勉強することもあった。
ただ、視力が下がって
飛行機に乗れなくなってしまうのが
嫌だったので、のちにそういうやり方はやめた。

戦場では1秒でも早く敵機を発見した方が有利となる。
戦闘機に乗る者として、視力は極めて重要なのである。
ひと月に1回は身体検査が行われ、
視力が下がった者はすぐさま整備分隊にまわされた。

ある日、班長が昼間に予科練生を外に連れ出し、

「空を見ろ!何が見える。」と問う。

質問の意味がよくわからない。

「? 青い空が見えます。」

「ばかやろう!!!」

「?」

「あそこに星が瞬いているのが見えないのかっ!!」

単にからかわれていただけだとは思うけれども
それくらい視力は重要なのだった。

俺サミット

2007-07-30 | 雑記
実際やってることはたいしたことないのに
仰々しい名前をつけて煽ってみるというのは
よくあります。
プチ断食とか。
ダイエットじゃねぇの?
クリーン作戦とか。
ごみ拾いじゃねぇの?

小1のときのあのがっかり感は
いまだに鮮明に記憶している。
クリーン作戦っつうから
どんなの始まるのかとわくわくしてたのに。
だって作戦だよ?
親にまで報告してたもん。
なんか今度おもしろいのやるって。
ナントカ作戦とかいう。

他にこういうのないかなと
探してみたんですけど、
俺がよくやるのは
「一人経済制裁」です。
態度が気に入らない国があったら
そこの商品はしばらく買わない。
経済制裁、国がやらないなら俺がやる!
気合だけは十分なのに、効果は1億2千万分の1。

「俺サミット」もまさに。
各国の首脳が侃侃諤諤の議論をしてるという雰囲気で
一人あれこれ妄想してみる。

「俺年表」とか。
今日だれだれ君と遊んだ。
みたいな、たいしたことない出来事も
俺の中ではひとつの歴史ですから
俺年表に刻まれるわけです。

「おうち飢饉」とか。
冷蔵庫に何もない状態。
でも外は暑いし、むやみに出たら死んじゃうかもしれない。
日照り続きで作物が取れない、まさに飢饉。

「マネーロンダリング」
俺の趣味の一つ、10円玉磨きのこと。
文字通り資金洗浄。

暇なときはよくやってた
「俺質たてこもり」
今日は俺を家から出さない。
腹が減ったら食料を要求。ピザ屋に。

「6カ国協議」
ただの3対3の合コンだったり

「G8」
ただの4対4の合コンだったり

「ASEAN」
ただの5対5の合コンだったり
するんですね。

レジ袋

2007-07-27 | 雑記
たまったスーパーのレジ袋
どうしてますか。

捨てるのももったいないので
とっておくんですけど、そうすると
わっさわっさたまっていくじゃないですか。
ぐっちゃぐちゃになるじゃないですか。

そういうの、どうも許せないので
かたっぱしから、きれいに折りたたみます。
丁寧に、三角に。

俺、O型なんですけど、こういうところ、
大半のA型人間よりよっぽど几帳面だと思いますよ。

この作業は俺にとって
梱包のプチプチをつぶす作業と
同じ次元のものでして、
いっぺんやりだすと
とまらなくなるんです。
はっと気付くと膨大な時間が流れてて、
それ以外なにかめぼしいことをやらないまま
一日終わるんです。

ほんと気をつけたほうがいいですよ。
気をつけて三角に折りたたんだほうがいいですよ。

あのお方のブログが

2007-07-21 | 雑記
おそらく、地球でもっとも運動神経がよく、
チャレンジ精神にあふれた男。
SASUKE完全制覇に一番近い男。
夏川純のアレが発覚するよりもずっと前から
年齢詐称疑惑がささやかれる男。

あのお方が
ブログをやっておられました。

こちらです。

ガチャピン日記

驚きました。
男の中の男、5歳の恐竜ガチャピンのブログです。
有名らしいのですが、見たことありませんでした。
私の不徳の致すところです。

あの指でキーボードを打つのはさぞかし大変だと思います。
でもそこはガチャピン。
彼に不可能など、ないのです。

内容も素晴らしい。
何もないところで転んだり、
ひとり物思いにふけるガチャピンの姿が拝めます。

うちにはガチャピンチャレンジシリーズのDVD
第1巻と2巻があるのですが、
スキーのジャンプで着地に失敗し、派手に転倒しても
表情一つ変えないガチャピンの姿に
心が震えました。
男はかくあるべきだと、思います。

ガチャピン先生に
今もっともチャレンジしてほしいのは
K-1ですね。
絶対優勝できると思います。
ボッコボコだと思います。
きっとガチャピンはムエタイ風の動きで、
なぜかその日はブアカーオあたりが欠場
してるんですけど、
みんなそこには触れないんです。
触れちゃいけないんです。

シシ神さまに生きろと言われたハヤオ

2007-07-14 | 雑記
東京に来てから一番びっくりした出来事は
なんだろうと考えたときに
たぶんこの事件じゃないかと。
このときは、半年に1回あるかないかのえええーっ!?が
いっぺんにまとめてやってきた。

大学1年の夏休み、
バドミントンのサークルの友達が
出身高校の合宿に参加しないかと
誘ってきたので、誘われるままに行ったんです。
そんで、友達の後輩たちに
偉そうにバドミントンのアドバイスしたり、
試合したりいろいろやってたわけです。

で、そこの顧問の先生が結構歳で
白ひげはやしてて、宮崎駿みたいな人なんですけど
俺と、高校生の部長の子がダブルスを組み、
宮崎駿とまた別の高校生がダブルスを組んで
対戦しようと、いうことになって。

最初はよかったんだけど
年甲斐もなくハヤオ先生が
がんばるものだから、
たぶん、脳貧血にでもなったのかな。
ゲーム途中でハヤオがいきなり
フラフラっとしだして倒れてしまった。
意識失ってるものだから
後頭部ガツーンと床に打ち付けた。

えええーっ!?
もう、ハヤオ、仰向けに寝っころがりながら
足びくんびくんさせてる。

しかし、ハヤオのパートナーはそれに気付かず、
ゲーム続行しようとしている。
サーブ打とうとしている。

えええーっ!?
続けちゃう?うしろで相方瀕死だけど続けちゃう?

もう、ドンびき。
俺、軽くパニック状態で
となりのトトロ・・・となりの部長に言ったんです。

「ちょっと。あれ。ヤバいよ。」
カタコトになってしまった。

そしたら部長、笑顔で

「大丈夫っすよ。」

えええーっ!?
さわやかー。笑顔さわやかー。
どんだけ日常茶飯事なの?
ハヤオはいつもあぁなの?
トンネルの向こうの不思議な世界に行っちゃうの?

そしたら部長の読み通り、ハヤオ、数秒して自力で立ち上がった。
ハヤオは、ずれたメガネを直し、ラケットを構えて
「はい!」

えええーっ!?
やる気なの?続けちゃう?
つか、意識トンでたことたぶん自覚してないっしょ。
トばない豚はただの豚ってあんた。
つうか、ちょっと白目なんですよ。
まだ、頭の上をヒヨコが飛んでる状態ですよ。
ストⅡでしか見たことないよ、こんなの。

この時点でようやくハヤオのパートナーが
うしろを振り返る。
そしてそのまま何事もなかったかのようにサーブを打つ。
えええーっ!?
続けちゃう?
お前には頭の上のヒヨコが見えないのか?

普通に試合再開!

こっちはハヤオがシシ神さまにアレされないかでドキドキしてるのに
そんな心配をよそにハヤオがまぁ動く動く。
ハウルの動く城より動く。

えげっつない攻撃してくる。
えええーっ!?
さっきまでピヨッピヨしてたのに。

試合終了後、ハヤオが汗拭きながら
「いやー。ちょっとフラフラしちゃったよ~」

えええーっ!?ジブリっ!!
フラフラとかいうレベルのものじゃなかったけど。
後頭部からガツーンいって足びっくんびっくんしてましたけど。

あの高校は、ほんと、とんでもないところだった。
とんでもないものを盗んでいった。

回し飲みができない

2007-06-26 | 雑記
ペットボトル持ってると
「ちょっと飲ませて」とか言ってくる
人いるじゃないですか。
あれがどうも苦手。
なんか体育会系のノリというイメージが。
なにフト部だよと。
アメなに部だよと。

それというのも
うちの実家では回し飲みをするという
習慣が一切なかったんですねぇ。
やっぱ、そこは、育ちの良さというか、はい。
そういうもんだと思って育ったから、
人が口をつけたものを飲む
という行為にものっすごい抵抗感があるわけです。

「コップは各自別々のものを使うべき」というルールは
「歯ブラシは各自別々のものを使うべき」や
「パンツは各自別々のものを使うべき」なんかと
ほぼ同レベルですよ。俺の中では。

そういうのが当たり前だと思ってたから、
高校生のとき、サイトウ君のジュースを
ヤマカさんが
「ちょっとちょうだい。」なんて言いながら
飲んでるの見て、えらく衝撃を受けたもの。
か、間接キッスじゃーん!
キスというか、キッスじゃーん!
TOKIO風に言えば!サザン風に言えば!

ていうかもう、絶対好きだろ。デキてるだろ。

「おいまじかよ。」と思わず言ったら
逆にみんなから「え?」みたいな顔されて
そのとき初めて自分の方がおかしいと気付いたわけです。

でもおかしいとわかってもなかなかね、
今から矯正するのは無理ですわ。
だってパンツと同じなんだから。
いくらなんでも他人にパンツは貸せないし。
人が履いたパンツをそのまま返されてもひくわ。

「ちょっと飲ませて」なんて言われたら
変人だと思われるのもいやなので、断りはしないけど
あとでこっそり拭いちゃいますね。
いや、別に、そいつが汚いとかではなくて。
汚いとかではないけど、こう、
飲み口の部分にビスケットのカスみたいなものが
ついていたり、中によくわからないものが
ふわふわ浮いてたりするともう
汚いんじゃこら!と。
まぁはい。汚いんだ、つまりは。

そりゃビスケット食ったら口の中もごもごするだろうけどさ。
もうちょっと時間経過してから来なさいよ、と。

人に飲ませるときもそうだけど、逆に
「飲んでみる?」って勧められたときも困ってしまう。
場の雰囲気で飲まざるを得ないときがあるじゃないですか。
新発売のジュースなんかをね、
どんな味がするかみんなで試してみる的な。
そういう状況、3ヶ月に一回はある。

人が飲んだからなんとなく嫌だというよりむしろ、
自分が汚さないように気をつかう。
自分の順番が回ってくるまでにいろいろ考えると
緊張してどうにかなってしまいそう。
飲み口に海苔っぽいものつけちゃったらどうしようとか。
よだれがびろーんと糸引いちゃったらもう死ぬしかないとか。

そうなるともう味がうまいかどうかはどうでもよくて
飲み方がうまいかどうかが最大の関心事になる。
飲んでみて
「まぁまぁうまいじゃん。」と言うとき
俺はそこに二重の意味を込めているわけです。
いや、そんなわけないですけど。文豪じゃあるまいし。
なに鴎外だよ。森なに外だよ。