フィンランド人の知人ができたので
フィンランドについて勉強したくなった。
『国家がよみがえるとき
持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由 』を読む。
コメンテーターとしてよく見かけるようになった古市憲寿氏編集の
フィンランド人による論文集、のようなもの。
所々で入る古市氏のツッコミが小気味よい。
「本書の中でも論文1や論文9はやたら暑苦しい」
ってそんなん言って大丈夫なのだろうかと思う。
とにかく賞賛されがちなフィンランドだが
実際には理想郷というわけでもないらしい。
実は第二次世界大戦の敗戦国であり、
その後日本と同様に遅めの、しかし急速な工業化に成功したが
ソ連崩壊の煽りを受けて大不況を経験した。
目立った資源がなく、高齢化や若者の自殺率の高さが問題となっている。
世界一と言われた教育も今は順位を下げつつある。
なんだか日本と似ているのだ。
知人のフィンランド人は年に1度里帰りする。
相当遠いのではないかと思うのだが
ヨーロッパの中では最も日本に近いという。
一般的なメルカトル図法だと分かりにくいが地球儀でみると確かに近い。
里帰りのときの写真を見せてもらった。
親族所有の湖畔の別荘で一夏を過ごしており、
「俺こんなとこで何あくせく働いてるんだろう」と
劣等感を十分に感じさせてくれる内容だった。
ただ、特別富裕層というわけでもないらしい。
本によればフィンランドの人口は北海道とほぼ同じ500万人。
意外と少ない。これに対し、サマーハウス(別荘)は
国内に約50万もあるという。
親族の誰かが持っていればいいわけだから
かなりの人たちがサマーハウスで長い夏休みを過ごすことができるだろう。
フィンランドについて勉強したくなった。
『国家がよみがえるとき
持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由 』を読む。
コメンテーターとしてよく見かけるようになった古市憲寿氏編集の
フィンランド人による論文集、のようなもの。
所々で入る古市氏のツッコミが小気味よい。
「本書の中でも論文1や論文9はやたら暑苦しい」
ってそんなん言って大丈夫なのだろうかと思う。
とにかく賞賛されがちなフィンランドだが
実際には理想郷というわけでもないらしい。
実は第二次世界大戦の敗戦国であり、
その後日本と同様に遅めの、しかし急速な工業化に成功したが
ソ連崩壊の煽りを受けて大不況を経験した。
目立った資源がなく、高齢化や若者の自殺率の高さが問題となっている。
世界一と言われた教育も今は順位を下げつつある。
なんだか日本と似ているのだ。
知人のフィンランド人は年に1度里帰りする。
相当遠いのではないかと思うのだが
ヨーロッパの中では最も日本に近いという。
一般的なメルカトル図法だと分かりにくいが地球儀でみると確かに近い。
里帰りのときの写真を見せてもらった。
親族所有の湖畔の別荘で一夏を過ごしており、
「俺こんなとこで何あくせく働いてるんだろう」と
劣等感を十分に感じさせてくれる内容だった。
ただ、特別富裕層というわけでもないらしい。
本によればフィンランドの人口は北海道とほぼ同じ500万人。
意外と少ない。これに対し、サマーハウス(別荘)は
国内に約50万もあるという。
親族の誰かが持っていればいいわけだから
かなりの人たちがサマーハウスで長い夏休みを過ごすことができるだろう。