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こじこじ

こじろうの写真や日々のできごとなど

オデッセイ

2018-08-13 | 映画
やっぱりマット・デイモンはいい役者さん。
テレビで放送してた映画「オデッセイ」を見た。
面白すぎて止まらない。

アクシデントで火星に取り残された宇宙飛行士が
植物学者としての知識を振り絞って、限られた資源を活用し
絶望的な状況からなんとか生き残ろうとする。
生きる、助ける、ただそれだけ。
ひねたところがあまりない、まっすぐな映画って
明日への活力が湧いてきて、なんかいい。
火星と地球じゃ全然違うけど
限られた材料で知恵振り絞ってやってかないといけないのは
我々の日常も同じだよね。
そういうメッセージとして見ることもできる。

オデッセイはあくまで邦題で、原題は「火星の人」って感じ。
なんでオデッセイにしたのかよくわからないけど
昔、「銀河宇宙オデッセイ」っていう
玉ねぎみたいな宇宙船で宇宙を旅するドラマ風の科学番組が
NHKであって、その影響かなんとなくオデッセイというと宇宙を想起する。

世界侵略:ロサンゼルス決戦

2018-03-06 | 映画
撮りだめておいた映画を見なきゃなぁと思ってて
数年放置してたのがロサンゼルス決戦。
宇宙人相手にブラックホークダウンをやったという評価は
まことに正しいと思った。
それ以上でも以下でもない。
そんな映画でも涙ぐんでしまう。
たぶん涙腺がおかしい。

エイリアンの急所を探すために
捕獲したエイリアンにナイフを刺していく気持ち悪いシーンがあって
ブシュー!
違う!
ブシュー!
違う!
って何回も刺す。
五、六回刺したかな。
そんで最終的にエイリアンが死んだところで
ここだ!
って言われても。
そこってよりは、いっぱい刺した結果じゃないのか。

ジョン・ウィック

2017-12-02 | 映画
BSでジョン・ウィックをやってたので見てみた。
ジョン・ウィックさん、凄腕の殺し屋ですけど
決して無敵というわけではない。
実際何度か手酷くやられてる。
彼を動かしてるのは狂気ですね。

亡くなった恋人が遺していった犬を
マフィアのバカ息子に殺され
そこから壮絶な復讐が始まるわけですが
まぁわかりますよ。
確かにかわいい犬に酷いことするなと思った。
でもその復讐に巻き込まれて何人逝ったかな。
バカ息子の警護で50人はいったと思う。
彼らもっとかわいそうじゃない?

愛犬はビーグル犬なんだけど
最後、代わりの犬を見つけて連れて帰るシーンがあって
同じビーグル犬かと思うじゃん。
系統全然違うの。
まぁフィーリングが合ったんでしょうね。

華麗なる賭け

2015-12-25 | 映画
昔の映画を見るのはあまり得意ではない。
女優が美しければ美しいほど
残酷な時の流れを感じてしまう。
「華麗なる賭け」もまた
フェイ・ダナウェイがエロ美しい。
チェスをしながら
駒をいやらしい手つきでさわさわして男を誘うのである。
しかしこれに興奮するということは
今70歳を超えているおばあちゃんに
興奮するということを意味しないか。
そう考えるとどうも素直に入り込めない。

それなのになぜ昔の映画なぞ見ようと思ったのかというと
ある本で「華麗なる賭け」の
スティーブ・マックイーンの着こなしを絶賛していたのだ。
シャツもネクタイも無地の至ってシンプルなものが多いのだが
スリーピースのスーツのサイズ感が絶妙で参考になる。

ターミネーター詣で

2015-08-14 | 映画
ラピュタなりトトロなりの幻影を追って
新作が出るたびに日本人はジブリ詣でをせずにはいられない。
それと同じようにターミネーター2を見てしまった人間は
新作が出るたびにターミネーター詣でをしてしまう。
それぐらいの求心力があの作品にはあった。

「ターミネーター:新起動/ジェニシス」は
ターミネーター詣でをがんばって続けてきた人たちへの
ご褒美的な作品だった。

作り手自身がシリーズのファンなのだろう。
所々で過去作品のキャラクターやシーンが再現される。
それでいて独自性を出すことも忘れない。
過去の作品とは歴史が変わっている。

なにより一番歴史が変わってると感じるのは
本作ではサラ・コナーが可愛すぎる点。
リンダ・ハミルトンが気の毒になるレベル。
惚れてまうやろ。

ただ、奇しくもスカイネット側のターミネーターが言うように
大枠において歴史の流れは変わらない。
同じようで違う、違うようで同じ展開が待っている。

映画を観終わった後、エンドロールを見ながら
これで全てが丸く収まったのだなという
寂しさと、それ以上に満足感があった。
3や4が、言われているほど駄作とは思わないが
ジェニシスはちょっと出来が違う。

と思っていたらエンドロールの途中で
続編を思わせるシーンが追加されていた。
調べてみたら、本作はこれから始まる三部作の
始まりにすぎないのだという。
これ最近の流行りなのだろうか。
多くの作品が三部作三部作言う。
というか4も当初は三部作の予定だった。
ジェニシス以上に面白いものが作れるならいいが
できるのだろうか。蛇足にならないといい。
なんだかんだ言っても絶対詣でるけどね。

アメリカン・スナイパー

2015-03-15 | 映画
アメリカン・スナイパーを観に行った後
wikipediaで調べてみたところ
この映画を巡って米国の保守とリベラルとの間で
論争になっているようだ。
保守は愛国的で戦争を支持する傑作と本作を評価し
リベラルはプロパガンダ映画だとみる。
この論争は感情的な域に達していて
保守の政治家のサラ・ペイリンが
「ファックユー マイケル・ムーア」と書いた
ポスターを掲げている写真なんかも出回っている。

アメリカ人は政治的にもう少し成熟した国なのかと思っていたが
このアメリカン・スナイパーを巡る議論のずれ方がすごい。
端的にいうと「心配になった」のだ。
おバカなのだろうかと心配になった。
世界最強の軍隊をシビリアンコントロールしていかないといけないのに
そのシビリアンがひょっとしたらものすごくアホなんじゃないか。

クリント・イーストウッド監督は
「硫黄島からの手紙」と「父親たちの星条旗」で見せたように
戦争を戦争として描くバランス感覚がとにかく優れた人というイメージがある。
戦争から何を感じるかが自由なように
アメリカン・スナイパーをみてどう受け取るかも
自由と言えば自由なのだが
あれを見て戦争を支持する映画という前提で
保守リベラル双方が議論を展開していくって
一体どうなってるんだろう。

見方によって少女にも老婆にも見える有名なだまし絵がある。
少女として意識している間、老婆は意識下にあって知覚できず
逆もまた然り。
あの映画はだまし絵のような構造をもっている。
アメリカ人があれを少女としてしか見られないのなら
ものすごく不安。

ほぼラストに近いところで
クリス・カイルが家族と戯れるシーンがある。
子供はゲームをしている。
クリス・カイルが愛妻に向かって銃を向けてゆっくり近づき
「下着を脱げ。」
「もともと着てないわ。
 あなた最高の父親よ。」
ウフフ、アハハ、
イチャイチャ
イチャイチャ・・・。
クリス・カイルが手に持っていた銃を
高いところに置く。

要は本物の銃だから子供の手が届かない高いところに置いている。
もしかしたら実弾も入っているのかもしれない。
一見するとようやく心の平穏を取り戻した家族の
なんてことはない団らんのシーンだが
家族の団らんに本物の銃が入りこんでいるという危うさ。
クリス・カイルは帰還後、精神のバランスを崩していた。
銃が当たり前のアメリカ人はどうだか知らないが、日本人なら
なにかよからぬことが起こりそうでそわそわするはず。

この前「ベイマックス」をみたら泣けてきた。
ベイマックスはもともと「あなたの心と体を守ります。」が
口癖のケア・ロボットで本来戦いは好まない。
それがアイアンマンのようなパワードスーツを身にまとい
気は優しくて力持ちの戦うケアロボットになった。

「私たち、本当はベイマックスみたいになりたかったんです。
 あれが理想だと頭ではわかっていますが、現実は程遠いです。
 ベイマックスが暴走して周囲の人を傷つけたことありましたよね。
 いつもあんな感じです。すみません。」

という自己反省的な面がちょっとあるのかと
ベイマックスを見て思ったが本当は

「俺たち、ガチでベイマックスっぽくね?すごくね?」

とアメリカ人が思っている可能性もあるなと
アメリカン・スナイパーの議論を見て思った。

ベイマックス

2015-03-12 | 映画
「生きものは丸くて角がなく、人工物は四角くて角張っています。」
「これからの技術は生物のデザインを
 ふまえたものになる必要があると思います。」
       『生物学的文明論』 本川達雄

ベイマックス見たら泣けてきた。
あんまりうまくいってないけど
アメリカという国は本当はこうなりたかったのだろうか、と。

あと歳とったと思った。
キャスおばさんが登場人物の中で
一番いい女に見えてしょうがない。


私のハワイの歩き方

2015-01-04 | 映画
「ハワイ」と名がつくテレビ番組は
片っ端から録画してしまう。
そんなハワイ病の俺のために
嫁が「私のハワイの歩き方」のDVDを借りてきてくれた。
ありがたい。
ちょっと見たいと思っていた映画だったのだ。

日本の出版社で働く女性編集者の「みのり」が
仕事と恋愛に疲れ、取材にかこつけて
会社の経費でハワイで遊び倒し
恋愛しまくるという
端的に言ってしまえば
しょうもないお話。
情熱を傾けて制作している人たちが中にはいるかもしれないので
敢えて悪く言うまいとも思うが
出版社の経費を使ってハワイで遊び倒す人物を主人公にした映画制作のため
映画会社の経費を使ってハワイで遊び倒すという二重構造の映画に違いない。

登場人物が全体的に抜けているか性格悪いかのどちらかで
誰にも好感を持てない。
特にみのりはその両方だ。
日本でほぼ100%みのりが誘う形で
職場の同僚とサシ飲みの後ベッドインしてしまうのだが
その同僚には家庭があるようなのだ。
その彼に子供が生まれたかなんかのお祝いを
職場の人たちがしているのをみて
みのりが憂鬱な表情を浮かべている。
驚いたことにみのりは同僚に家庭があることを
知らなかったようで、ハワイに来てからその苦い恋愛を振り返り
「最悪でしょ」みたいなセリフを言うのだが
最悪なのはお前の事前リサーチ力である。

たいして規模が大きくない中小零細出版社の、
同じフロアで机を並べて働く同僚が
独身かどうかくらい知っとけ。
しかもサシで飲みにいくくらい仲がいいわけでしょ。
他の同僚たちは彼に家庭があることを知ってるわけでしょ。
憂鬱になってる場合か。
何かが欠けているんじゃないかと心配しろ。

みのりがハワイに行ってから連絡がないので
心配になった上司が、「おまえあいつ探してこい。」と
例の同僚の彼をハワイに送り出す。
そんで彼はハワイで聞き込みをしてみのりを探そうとするのだが
その後、うまいことみのりを発見したり、なんかこう
普通は何かあると思うじゃない。
なんっもねえの。
探してるシーンの後、とくに合流もなく終わり。なんだよこのくだり。
映画なんだから多少強引でも
聞き込みしてついにみのりを見つけたぜ!的な着地点を設けろよ。
狙いがわからんのよ、さっぱり。
ただの同僚じゃなくて
みのりの頭の中では苦い恋愛になっているその彼が
わざわざハワイに行くわけでしょ。
過去に落とし前をつけるチャンスでしょうが。
脚本どうなってんの。

特典映像のハワイのお店紹介の方が
まだいくらか面白かった。

猿の惑星 新世紀

2014-10-15 | 映画
猿の中ではオランウータンが好き。
「生き物地球紀行」的な動物番組で昔
森の人オランウータンを特集したことがあった。
そこでオランウータンが川べりの木に登っていたのだが
ちょっと木の太さが足りなくて徐々にしなっていき
キリキリキリキリ・・・・
ドッパーン!!
と見事に川に落下した。
オランウータンがまるで人間のおっさんのように
ゲホゲホむせながら川からあがってくるのを見て
くっそ笑った記憶がある。
それ以来どうもオランウータンは憎めない。

猿の惑星ライジングでもオランウータンのモーリスは温厚で理知的な
いい役回りを演じている。
他の猿たちは前作で実験の結果賢くなったのだが
モーリスはその前から手話使って
シーザーと会話できていた。
もともと賢いのである。
そういうところがモーリスはすごい。
とにかくモーリスをもっと見たい。
次回は猿の惑星モーリスでいい。

ところでチンパンジーのシーザーは
ゴリラやオランウータンらを束ねて
猿たちのリーダーになっている。
こういうのって猿の場合なくはないのかもしれない。
これまた生き物地球紀行的な動物番組で
ハヌマンラングールという神の使いとされる猿が
全く違う種類の猿に毛づくろいされているのを
見たような記憶がある。

トランスフォーマーロストエイジ

2014-08-25 | 映画
トランスフォーマーに出会っていなければ
カマロにも乗っていなかったと思う。
まだ学生の時に第一作目のトランスフォーマーを見て
衝撃を受けた。
司法試験に受かったらカマロを買うことを
人生の目標にした。

嫁の車でも別に構わないのだが
敢えてカマロに乗って映画館に向かった。
これは儀式と言っていい。
俺はやりましたよと
マイケル・ベイ監督へ報告である。

さて第4作目となるトランスフォーマーロストエイジ、
ラチェット先生の扱いがひどくて泣けた。
ハンター×ハンターで言ったら陰獣よ。
そのくらいひどい。

派手な新キャラクターも登場して
それなりに見せ場のある映画だと思うのだが
中国市場に媚を売るシーンが冗長すぎる。
もっとすっきり見やすくできたはず。

おまけに途中から映画館が蒸し風呂のように暑くなって
イライラが限界を行ったり来たり。
やっぱ田舎のサービスはだめだな
二度と利用しないようにしようと思っていたら
これからクライマックスになろうとするところで
映画がブチッっとストップして館内が明るくなった。

スタッフが入ってきて
「空調が壊れてしまって冷房が効きません。
 このまま続けて見る人にも
 途中で帰るという人にも
 払い戻しに応じます。」と言う。

こちとらただ映画を見に来たんじゃないんじゃぞ。
マイケル・ベイ監督への報告の儀式じゃ!

しかし、お詫びに全員にオプティマスプライムのうちわが配られ、
機嫌を直した。かっこいいから良し!