去年だと思うが、ダヴィンチ・コードとう本が映画化されてものすごく話題となった。
それで、読んでみたのだが、やはりベストセラーとなる本は面白い!!
一言で言うと、お宝探しダヴィンチクエストって感じかな。
私自身は、どちらかというとプチ仏教系無神論者であるため、非常に楽しめたのだ。(結構宗教色の強い本である)
ルーヴル美術館のソニール館長がウィトルウィウス的人体図のかたちで死んでいた。
それは、暗号解読官である孫娘にあてた暗号だったのだ。
その暗号を皮切りに次々と暗号を解いていくのだが、
それが、ダ・ヴィンチの絵からキリストの新しい解釈が語られていくのだ。
最後の晩餐の解釈は非常に面白かった!
本や映画(今だとDVD)をこれから見ようと思っている方がいるといけないので、
ネタバレしないようにしておきます。
ちなみに、東京タワーの蝋人形で出来た、最後の晩餐であるが、
本で問題になっている部分が、違っているように感じたのだ。
キリストの向って左の人物であるが、蝋人形は明らかに男性に見えるが、
確かに、壁画は女性に見えなくもない・・・
何をいいたいかというと、
絵画が結構好きである。
ロマン派のウージェーヌ・ドラクロワという作家が大好きである。
初めは、教科書に”民衆を率いる自由の女神”という作品をみて圧倒されたのだ。
”キオス島の虐殺”を見て、躍動的で感情的な全く癒しの無いメッセージ性の高さにまたまた圧倒され、
すっかりファンとなったのだ。
そしてこれまではフリであるが、
またまた何が言いたいかというと、
ギャラリーフェイクとう漫画を紹介したいのであった。
漫画好きのぶーくんであるが、
その中でも、お気に入り中のお気に入りである。
描いているのは、”グーグーガンモ”や”さすがの猿飛”の
細野不二彦である。
内容は、元メトロポリタン美術館のキュレーター、プロフェッサーフジタといわれた藤田玲司が表向きは贋作専門のギャラリーを持ち、
裏では、真作の売買をおこなう美術品漫画なのである。
毎回、色々な美術品をめぐる話でその美術品も、
洋画、日本画、陶芸、陶器、さらには東洋・西洋の古民具にわたるまで、
多種多様な美術品が出てくるところが大変面白いのだ。
ちなみに、私の好きなドラクロアは自画像が話に出てきただけで、ちょっと残念であった。
しかし、この作品の中核(大黒柱)は
”モナ・リザ”である。
究極の美として、モナ・リザに心酔し、もう一つのモナ・リザを見つけるために
ギャラリーフェイクを経営しているのだ。
実際、モナ・リザはこれ一枚だけではなく、まだ他にも存在するとか、
ダ・ヴィンチの弟子が他の未完成のモナ・リザを完成させているとか、
モナ・リザのモデルも
名家ジョコンダ家の夫人であるとか、薬の語源となった名家メディチ家の愛人であるとか、
はたまた、ダ・ヴィンチの顔であるとか諸説でているが、
最近では、ジョコンダ婦人というのが有力らしい・・
モナ・リザの嬉しいのか、悲しいのかその時の自分の感情で変わって見える
あの微笑が何時の世にも支持される理由なのかもしれない。
ちなみに、このパズル
こんなに小さいのに、204ピースあるのだ。
さすがに、1ピースが小さいので、付属のピンセットで作ります!!