先行ロードショーでターミネーター4を観て来た。低予算映画が脚本とキャラの良さで傑作に昇華した第一作、棚の下のボタ餅が存在した“スター”シュワルツェネッガーのための大作主義の2作目、なくても良かったんじゃないかと思える3作目、にぐシリーズもの。
舞台はジャッジメント・デイの後の近未来。結論からいうと話は大したことがなくて、今後続くであろうシリーズの紹介状のようなもの。主なイベントは救世主であるジョン・コナーが大活躍していずれ過去に送り込む父ちゃんを探して助けるのと、拠点の一部を破壊すること。本題は近未来、人類はどうなっているのか、ジョン・コナーと反乱軍の組織はどんななのかといった点の紹介に尽きる。味方の機械人間さんは要らなかったような気がするが、2作目以降は味方の機械さんがいないと観客が納得しないと考えたのかも知れない。
なんだか色んな映画で見たことがあるような近未来の反体制勢力の描かれ方には食傷気味になるも、CGの凄さは圧巻。CGの世界は物凄いことになってます。T-800の表皮だけはかなりしょぼいですｗ
お約束のカーチェイスはちょっと消化不良気味。ジープ・アンリミテッド(多分)がカッコ良かったが、T3のナタの切れ味のカーチェイスには遠く及ばず。
ストーリーとか細部設定が連作としてどうなのか、といった点に無視していればチケット代は十二分に元を取れる娯楽大作、いや娯楽佳作。ホラー映画のように観客を驚かすことだけに終始した演出がなされているので、カップルで観に行くとこをお勧め。
どんどん続編を作っていくのはいいんですが、最後まで観客がついてきてくれるのかなぁ？？この手のＣＧ満載ＳＦ映画って、なんか最近疲れちゃうんですよね。ジジイになった証拠かな・・・。
調べたらあと2作あるそうです。
近作の監督が3作の連作を考えているのだとか。
主役のジョン・コナーを演じるクリスチャン“バットマン”べイルも3作まとめて契約したそうです。
荒廃した世界のその後を描く近未来SFは、ほぼ『猿の惑星』、『マッドマックス風』と『マトリックス風』との3つに分類されますが、この作品は3つの作品のハイブリッドです。
新しい発想というものは見受けられないのが残念です。
あと2作もあるんですか。
ちょっと、ショックです。
でも、思ったよりは面白そうなので、
家族で観に行こうと思います。
そうなんです。
あと2作もあるんですｗ
ただ、クリスチャン・ベイルという演技が出来る俳優が主役についたおかげで映画としてはかなり安定すると思います。
T2、T3ではジョン・コナー役の俳優がアレでしたから．．．。