3倍高くてカッコいいただひとつの．．．。

嫁さんが風邪で寝込んでおり、一人で掃除機を買いに行くことになった。
今使っている掃除機が壊れたわけではないのだが、フィルターを洗っても洗ってもすぐにろくに吸わなくなるし、異臭が凄いのだという。月曜日からの掃除が憂鬱だというので、新しいのを買うことにした。


早速国道沿いの量販店に向かう。ゲーム＆おもちゃコーナーの向かいそうになる足にブレーキを掛けて、クリーナーコーナーにすすむ。
ふと、コーナーの一番目立つところにいやにかっこいい掃除機が置かれている。おぉ、これがダイソンか！カッコいいぞ！
なんだか戦隊が武器として使いそうなデザインだ！

テスターが置かれており、絨毯の埃を吸えるようになっている。埃が無いので、適当にタンクみたいのを外して、ふたを開け、埃を絨毯にぶちまける。スイッチは欧州車とおなじく、OFFが数字の0で、ONがⅠorⅡだったりする。なんだ、なんだ！カッコいいじゃないの♪埃を吸ってみる。
『すげぇ、国産とは全然違う！』と驚いたというのは嘘で、掃除機を掛けたことなんか無いんで違いなんか判らないｗ判るのは回りに展示されているどの掃除機よりも数十倍はカッコいいという事！ホースを丸めてコンパクトに収納した姿なんぞ、ジオン軍のモビルスーツの頭部の様だ。

実際の使い勝手はというと、例のタンクを外したままで埃を吸おうとすると、後ろから埃をぶちまけてしまわないようにちゃんと制御が掛かっている。こういった安全面は流石に欧州のメーカーだけあって抜かりが無い。「まぁ、機能なんてろくにわからないんだけど、CMでいうとおりに、『ダイソン。吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機』ってな具合で、フィルターは永久に変える必要が無いようだし、いいんじゃない？」って。

値段をみると、周りの掃除機が3台買える値段．．．。普通のザクの3倍速い、シャアザクのようだ。
でも、安いのを3台、リビングに置いておくより、ダイソンを1台置いておく方が全然絵になる。まぁ、フェアレディＺの色違い3台よりも、ポルシェ911を1台所有している方がいいってことで。
しかも、よくみると国産(ナショナル)の掃除機でもフィルター10年間交換要らず、ってやつも同じ様な値段をしている。そいつはデザインを見る限り、3分の1の値段の掃除機となんら変わらない。人が家に来て、ダイソンをみたら、『なんだか変わった掃除機だなぁ』と思うだろうが、ナショナルのは『邪魔なところに掃除機が置いてあるなぁ』としか思わないだろう。

ということで、購入しました。daison D12って掃除機。
嘗てのマッキントッシュにも似た色使いが妙にポップでいながら、デザインは妙にロボット・チック。
自分では掃除なんかしないけど、みてるだけで気分がいい♪
大体、イギリス製の耐久消費財なんて所有したことが無いぞ！昔、車を買うときにローバー75を候補に考えたことはあったけれど。

箱からしてかっこいいダイソンを購入して家に帰ったのだが、「なんでそんな高いの買って来たのよ！？掃除機なんてすぐ壊れるんだから！」と怒られてしまった．．．。
電化製品だってカッコいいほうが良いと考えるのは男性だけなのだろうか？？？

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ウィキペデイア：ダイソン