友人と話をしているときにゼロ・ハリバートンのアタッシェの話が出た。それで思い出したのだが、嘗てゼロ・ハリバートンを使っていた頃のこと。今の会社に入ってすぐに購入したのだから、10年程前だろうか。結局、頑丈とは噂ばかりで、2年程使った頃に取っ手を固定する金具が壊れて使い物にならなくなってしまったっけ。
購入したときは結構気に入って使っていたものの、やはり狭い日本で使うにはあまりに不便だった。書類を出したければ、ワニの様にガバッと開かねばならないし、満員電車に持ち込むと周囲の冷たい視線を浴びるほどに邪魔。電車の棚に乗せると、その音で寝ている乗客が起きて嫌な顔をされるし、棚から下ろすときに不可抗力で隣に立っていた薄毛の中年の頭に角を直撃させてしまったこともあったっけ。
まぁ、傍目にみるより重いし、なにより使い勝手が悪かった。
そんなゼロ・ハリバートンだったが、活躍の場は確かにあった。人で溢れた通勤時間のメトロの階段を上がり、会社までのつかの間の時間のこと。その頃は今の様に都内の多くの場所で禁煙が条例つけられていなかったので、煙草吸いの連中はメトロに揺られている間に抜けていったニコチンを地上に出るや否や補充しようと躍起になっていた。階段も半ばで煙草を口に咥え、忙しなくライターを準備している姿は吸わない人間からすると滑稽で仕方が無いのだが。
そんなこんなでオフィス街の歩道には煙草の煙が立ち上ることになる。ゼロ・ハリバートンの活躍の場はまさにその時だった。連中はたちの悪いことに煙草の火がついた方を体の外に向けて持って歩く。子供の眼の高さだとか、人の手や服に火を押し付けてしまわないだろうかなどといった考えはニコチンが消してくれるようだ。
そんな路上喫煙者の煙草を持った手が後ろに振られるのに、こちらが手に持ったゼロ・ハリバートンを後ろから丁度良く合わせる。100発100中で驚いて煙草を放り出すね。で、慌てて振り向いてこう言うの。「す、すみません」って。アルミニウムが熱がるわけが無いので、こちらは“何恍けたこと言ってんだ、この馬鹿?”といった顔をして過ぎ去るだけ。大活躍だったっけ。
最近は余程の田舎者じゃないと都内で歩き煙草なんかしないんで、活躍の場は無いわなぁ。まぁ、あったとしてもゼロ・ハリバートンの重さにはこりごりなんでリモワを買うだろうな。
が、クルマ移動じゃないとホント重くて・・・ノートPCが重いのにその上ケースまで重いとなると筋トレにしかなりませんでしたね!?
リモワって知りませんでした。結局アタッシュケースはカバのように口を開けるみたいですねw
今は・・・マンハッタンパッセージ(踊るの青島と同じ)とル・タヌアのビジネスバッグを愛用中です。
最近その重さに耐えられず、トンとゼロハリは使っていませんが、阿呆どもにからまれた時にはその重さが立派な武器となります。最近物騒な世の中なので、重いだけのアタッシュケースも役に立つチャンスがあるかも?
マンハッタンパッセージって知りませんでした。
パッセンジャー・バッグっていうんですかね?つまり、元々は旅行鞄なんですね。
同じジャーでも(?)、メッセンジャー・バッグのTimbuk2が好きです!
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Mr.さだきち
煙草は立派な大人の嗜みのひとつであるにも関わらず、吸う側の人間にモラルが欠如した人が多いのが問題だなぁ。
時と場所をわきまえれば、なんの問題も無いんだけどねぇ。
体に悪いって言ったって、本人が好きで楽しんだ挙句に逝っちゃうだけだから。
吸わない側の人間ながら、昨今のがんじがらめな規制にはちょっと行き過ぎな感も否めません。
後ろを歩いていて、おぃちゃんが吐き出した煙が
顔にかかった日にゃ・・・!