「最終的かつ不可逆的な解決」の日韓合意は？？？

「日韓慰安婦合意　文政権が骨抜きを謀っている」と読売に出ている。外交常識に外れ、非礼である。両国関係の破綻につながりかねないと社説で述べている。

文在寅政権にその責任の多くはあるであろうが、日本が完全に白だとは思えない。日韓合意後の慰安婦像問題は、各地に飛び火して解決の道すら危うい状況である。つまり、先の日韓合意が「最終的かつ不可逆的な解決」ではなかったという証左である。相手の弱い時につけこんで強引に合意したのではないかと思われても仕方ない。

安倍・岸田のお二人には気の毒だが、アメリカから急かされたとはいえ、国と国との合意という対外的にもっとも重要な外交が、こうも簡単に覆されそうになっていることへの責任は重大である。右寄りの勇ましいことを言うだけが取り柄では本当に困る。

「最終的かつ不可逆的な解決」という文言自体が実にオドロオドロシイ。何かを予想して先手を打ったような文言で、相当な違和感があったが、今になって合点がいった。

こんな外交でいい訳がない。双方の国民が納得しうる策を、考えて考えて合意していないのであれば、全くの無駄であるばかりか余計にこじらせてしまっている。もういい加減に退陣して欲しい。自民党の議員さんは何考えてんだろうね。よくも担いでいるもんだ。そんな議員なんか屁のツッパリにもならないじゃないかと多くの国民は思っているので、都議選みたいに国民の反抗心が高まる時がくる予感がする。