言論統制の厳しい状況の中でよくここまで表現を続けたと思う。
銭のためならなんでもできる
それが晶子だ、文句があるか~♬
役人の人は本当はね、こんな言論統制なんか心底したいと思っていたかというと、そうでもないかもしれないですよ。
言論統制をしたら忠義の家臣のようになり、出世できると思っていた。
それで忠誠出世ごっこが始まる。
それが晶子は我慢できない。
本当に人間として正しいかちゃんと言えるのは、僕は晶子の正気と呼んでるんですけど。
僕らの社会は正気をしばしば失う。
いやむしろ、おまいらの社会は時々ほんの一瞬だけ正気を取り戻す。
がー、
集団の力に引っ張られ、すぐ元に戻る。
宇宙は集団狂気と呼んでるんですけど🐧
子沢山で知られる晶子。
鉄幹との間に12人の子をもうけた。
ぴぇーっ!
6人どころか、更に倍だった😓
明治42年、30歳の晶子は6歳の長男、5歳の次男、2歳の双子の子育て真っ最中。
その頃与謝野家の家計は火の車だった。
それでも子作りをやめない晶子と鉄幹だった🐦
日露戦争後、ロマン主義的な文芸のブームは終わり、明星の売り上げが激減。
明治41年、明星廃刊。
夫は無職同然。
生活を支えたのは晶子だった。
萬朝報、二六新報、都新聞、中学世界、少女の友、女子文壇、大阪毎日、東京毎日、
これだけの仕事をしても月々の生活費が賄えず、小説やおとぎ話も書いています。
貧乏暇なし。
というより心底働くのが好きなんだね。
好きで貧乏やってんだよ🐮
そんな最中、ロマン主義の鉄ちゃんがヨーロッパ行きを計画。
経済的に実現不可能と思われたが・・・
屏風の販売、新聞、雑誌への寄稿、寄付を募るなどして4000円、現在の価格で4000万円を集めた晶子。
新興宗教の教祖様だわ🐷
明治44年に鉄幹を送り出し、半年後には自らもヨーロッパへと向かった。
ヨーロッパで見た女性の姿に、日本の女性が目指すべき未来を重ねた。
欧州の女は何うしても活動的であり、東洋の女は静止的である。
どこがじゃー🦅
自分は日本の女の多くを急いで活動的にしたい。
其れは決して不可能で無い。
不可能どころか、
東洋の女は異常に活動的。
だから必死こいて奥ゆかしいっぷりしてんのさ🐝
一条天皇の奥さんも、
まひろにそそのかされて本性丸出し🐞
だがこの時代、日本は自由に生きる女性を求めていなかった。
家の内にこもり、夫を支え、家庭を支える女性こそが求められていたのだ。
自由にすると危ないからな🐻
そんな中、良妻賢母主義に反発し、女性の解放を求めて立ち上がった女性がいた。
平塚らいてう~🦋
元始、女性は實に太陽であった。眞正の人であった。
今、女性は月である。
私共は隠されて仕舞った我が太陽を
今や取り戻さねばならぬ。
こん人も正気を失ってしまった組でしょうか🐛
志を同じくする晶子からのエール💞
山の動く日は来る。
すべて眠りし女今ぞ目覚めて動くなる。
しかし晶子とらいてうの考え方は似ているようで違っていた。
らいてうは女性を社会的束縛から自由にするため、一貫して女性の権利拡張を訴えていた。
一方晶子は、
人生は男女の協同から成り立つ。
むしろ父性を保護せよ。
男女が一切の事に連帯責任を自覚し、その責任を公平に分担していくなら、そこに男女相本位のむつまじい社会が実現するに違いありません。
そりゃあらいてうが怒るわな🐈⬛
男だから女だからと保護するのではなく、平等。
それは平等ではなく、
なんだろう🙄
不平等?🐇
まあそうだにゃ😹
女性の自由解放こそ必要と主張するらいてうに対し、晶子は男女平等こそ重要だと考えていたのだ。
そもそも晶子と鉄幹って平等?😿
もしも晶子がヨーロッパに行って勉強したいっつったら、鉄幹は必死こいて金作ったかなぁ。
子どもが6人もいるのに、無理に決まってんだろ!ってなりません?🦘
晶子の主張は逆に大臣を喜ばせる結果にしかならない。
それでなくても女は子ども産んだりご飯作ったり大変なのに、男と同じように社会で活躍しなくちゃいけないみたいな。
社会進出こそ正義!
家にこもってるのは悪!
一億総特攻〜🔥
晶子は夫が稼いだ金を使って百貨店で好きな物を買うブルジョア階級の女性たちを批判している。
女は掠奪者。
女は父の、兄の、弟の、夫の、あらゆる男子の、
智識と筋力と血と汗を集めた労働の結果である財力を奪って我が物の如くに振る舞っている。
悪い?🐒
私は先ず働かう。
私は一切の女に裏切る。
おばはんは根っからの労働者階級🐫
男も女も関係ない。
農耕民族は昔からそうだ🐄
男性に依存することを当たり前と思っている女性たちを強い言葉で非難。
さらに、
我は女の味方ならず。
よきよき(ᵔᴥᵔ)
ここでも自立しようとせず、男性に頼るばかりの女性を批判。
晶子とらいてうの女性のあり方についての考え方の違いは、やがて日本中を騒がす大論争へとつながっていくのである。
ああ、女ってめんどくせ🐌
大正7年11月、晶子は「太陽」に長文を寄稿した。
平塚、山川、山田三女史に答ふ
三女史と私とは決して目的においては異っていないのです。
女子の解放と完成、それによって女子が人類のより高くより善い協同生活の構成に参加すること、を目的としている点について、全く同一の方向を取っているのであると信じますが、その出発点と、歩度と、歩む道程とが互に異っているのです。
私たちは常につとめて、その共通の目的の上に親しみ合わねばなりません。
労働組合の演説かよ🎤
晶子は論争から降りて2年後に「文化学院」を創設。
当時の女学校は裁縫や家事など、良妻賢母となるための授業が多かったが、文化学院では女子も数学や科学、文学など、男子と同等の教育を受けられた。
つまり当時は文学も男子のための教育だったわけですね🦢
なぜか今は文系が低く見られていて、頭いいっぷりしたいおっさんたちは理数系アピール。
理数が苦手なジジイは政治に詳しいっぷり🐖
平安貴族なんてのも利口系はみんな文系なのにねえ。
中国もそうだった。
そろばん勘定が得意なやつは便利な道具でしかない。
トップの人間がパッと暗算できたりすると、一瞬おお🦑ってなるけどさ。
んなものは歩く電卓にやらしときゃいいのだ🐡
あ、そうそう。
ヴィクトリア女王のドラマを見ていたら、親戚のナンタラ伯爵が白い布に輪っかをつけて刺繍していた。
女王も刺繍していた。
ヨーロッパ人は刺繍好きだかんね😊
男がフリル付きのブラウスを着て、おとぎの国みたいなかわいいお城に住んで喜んでいた。
日本の城とは全然違う🏯
ヨーロッパ人は今でもかわいいお城が大好き🕍
男の子も女の子も、おじいさんもおばあさんも。
ヒトラーも。
日本人ってなんであんな伽藍洞が好きなんだろ。
洞窟暮らしが長かったのかな。
故郷に戻ったみたいで落ち着くのかな🌴
なんもない庭を眺めながら茶を飲んで、何が楽しいんだか🍄
要するに日本の教育に欠けているものは美学👾
美を見る目を育てない限り、解放もヘッタクレもない。
人としての完成もない。
よく働くロボットとして完成するだけですわ🤖