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裁判の証拠データを保存したDVDが破損、Seagateのデータ復旧サービスにより救われる

2009-08-10 11:04:37 | データ復旧

裁判の証拠データを保存したDVDが破損、Seagateのデータ復旧サービスにより救われる



あるAnonymous Coward 曰く、

米カリフォルニア州で連続婦女暴行事件の証拠を記録したDVDが再生不能になり、そのために危うく容疑者が罪を逃れる寸前だったところを、
Seagateのデータ復旧サービスが救うという事件が発生した(本家/.より)。

公判では被害者への事情聴取が記録されていたDVDが証拠として提示される予定だったが、公判前にこのDVDが再生不能になっていることが判明した。
検察はDVDの代わりに被害者を公判に呼び証言させようとしたが、被告側の弁護士は被害者の現在の証言内容とDVDに記録されていたとされる内容に
矛盾点があることを指摘、裁判官は証拠紛失への罰の意味も込めて被害者の証言を認めないという判断を下した。

問題のDVDのデータ復旧が急遽最重要課題となった検察は、地元のデータ復旧業者2社にリカバリを依頼したが、残念ながらどちらも失敗に終わってしまった。
そこでSeagate i365のSeagate Recovery Service(SRS)に復旧を依頼したところデータは無事復旧され、法廷にて証拠として提示でき、
最終的に容疑者には3件の婦女暴行の罪で24年の禁固刑が言い渡された。

SRSによるとDVDのリードインに問題があり、通常の再生ソフトではデータの冒頭に辿りつけない状態となっていたため、データのイメージをDVDから抽出し、
リードインを修復して再生可能な状態にしたとのこと。

ちなみに、SRSに依頼することになった理由は検事の実家の近所にSeagateを退職した人が住んでおり、検事がその社名を覚えていたためで、
メディアはSeagateとは全く関係なかったとのこと。


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