低価格なネットブックは画面表示に不満、薄型ノートPCの今後に期待
IDC Japanは31日、国内家庭市場におけるポータブルPCの利用状況調査結果を発表。
調査は2009年6月に国内家庭ユーザーを対象に行なわれたもの。
発表によると、低価格PC(ここでの位置づけは「インテル製AtomプロセッサーおよびVIAのプロセッサーを搭載し、
画面サイズが7インチ以上13インチ未満のノートPC」)を購入するユーザーは、自らのセカンドPCとしての利用や、
製品の位置づけを理解して購入しているという。
ただし低価格PCはネットアクセスへの満足度が高い一方で、テキストや画像表示などに関しては満足度が低い結果となっている。
CULV(超低電圧)タイプのCPUを採用した薄型・軽量ノートPCについても調査。
一般的なノートPCの購入者の回答からは「安さ」と「十分な画面サイズ」から興味が高い一方、
前述の低価格PC購入者の回答からは「高価」ゆえに興味が低いという結果が導き出されたという。
この結果から同社ではCULVタイプのノートPCは一般的なノートPCと競合する可能性が高い、と見ている。
だが、現状では台湾系メーカーのみが安価なCULVタイプPCを発売しており、国内でのブランド力が弱い点と量販店への浸透度の低さを課題として挙げ、
今後は認知度を広めることで、一般的なノートPCと低価格PCの隙間を埋める商品として成長する可能性が高いと予測した。
【出典】ヤフーニュース