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クリーンルームって?

2009-12-07 14:25:06 | データ復旧

クリーンルームって?


【工業用クリーンルーム (Industrial Clean Room)とは】


半導体製造、宇宙開発産業、航空産業、電子機器や精密機械産業などの発展によりクリーンルームには精密度とクオリティーおよび高い信頼度が要求されています。
電化製品、フィルム、精密機械などの細かい作業が求められる製造環境において室内浮遊粒子が統制されないと基準に適合した製品の生産に支障をきたすことになります。
これは製品の信頼度と品質に莫大な影響を及ぼすので、必要によって工程全体か特定の工程に決まった基準を満たすクリーンな状態が維持されるべきです。
このような目的で造成された清浄空間を工業用クリーンルーム(Industrial Clean Room)といいます。

【クリーンルームの必要性】


ハードディスクはClass:100という特殊な環境で作られています。ドライブのヘットはフラッターの上を1000分の1ミリ以下という非常に狭い間隔でフライングしながらデータを読み書きする精密機械であるため、小さな埃も入らないような環境で作らなければいけません。

データ復旧研究センターでは、復旧作業時にドライブの製造環境と同一な環境を作るために多くの時間と投資を行っています。したがってRAIDデータ復旧などの高難易度の作業には適合しております。

【なぜ、クリーンルームで作業が行われるのか】


ハードディスクは高速回転するフラッター(Platter)に記録されたデータをヘッド(Head)が動きながら読み取る構造になっています。
その、ヘッドとプラッターの隙間は非常に狭い間隔で浮いています。
そのため目にも見えないほどの小さなホコリでもヘッドを壊してしまい、致命的な障害物になります。
クリーンルームはこういったホコリなどの空気中の浮遊粒子の数を決められた数値以下に保つ設備です。
ハードディスクの物理障害のデータ復旧において絶対に必要な設備です。


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