
数字にあらわれるものと数字にあらわれない物。
入団三年目の話。http://www.boreas.dti.ne.jp/~silence/column/1992maeda.html
このページをお読みください。勝ってもうれしくない試合もあれば、負けれもうれしい試合はある。
試合終了後のヒーローインタビューに前田は姿を現わさなかった。戸惑ったアナウンサーが説明する。「前田選手はお立ち台に立ちたくないと言っています。自分のミスで同点にされ、その後にいくら決勝本塁打を放ったからといって、その男がヒーローになるのはおかしい、という理由だそうです。」
補足すると、ホームランを打った後の涙は嬉し涙ではない。その真相は「ミスを犯した直後の打席」でセンターフライに倒れたことに遠因している。
「ミスを取り返さなければいけなかった次の打席(6回表)で、センターフライに倒れてしまった。あそこで打てなかった自分は本物じゃない。そのことに腹が立って泣いたんです。最後にホームランを打ったところで自分のミスは消えない。あの日、自分は負けたんです。」
自分に厳しいだけでなく、それ以上のものを本人は考えていたようだ。この事がそれ以降、一部マスコミとトラブルを起こしたが、このホームランの3年後、本人も前田智徳は死んだといわせた故障に遭遇した。
以来復帰した後、個人的には、DHのあるパリーグへ、それもエースとトレードしてあげるのが、彼の野球人生にとって良いのではと思っていた。しかし、広島市民球場という数少ない、天然芝球場が彼を救ったのかもしれない。
昨今プロとして何か違うレベルを求めるプロ野球選手が少なくなったのは寂しい限りです。
「リハビリ命」
http://www.youtube.com/watch?v=KJ0T8IaDePY
入団三年目の話。http://www.boreas.dti.ne.jp/~silence/column/1992maeda.html
このページをお読みください。勝ってもうれしくない試合もあれば、負けれもうれしい試合はある。
試合終了後のヒーローインタビューに前田は姿を現わさなかった。戸惑ったアナウンサーが説明する。「前田選手はお立ち台に立ちたくないと言っています。自分のミスで同点にされ、その後にいくら決勝本塁打を放ったからといって、その男がヒーローになるのはおかしい、という理由だそうです。」
補足すると、ホームランを打った後の涙は嬉し涙ではない。その真相は「ミスを犯した直後の打席」でセンターフライに倒れたことに遠因している。
「ミスを取り返さなければいけなかった次の打席(6回表)で、センターフライに倒れてしまった。あそこで打てなかった自分は本物じゃない。そのことに腹が立って泣いたんです。最後にホームランを打ったところで自分のミスは消えない。あの日、自分は負けたんです。」
自分に厳しいだけでなく、それ以上のものを本人は考えていたようだ。この事がそれ以降、一部マスコミとトラブルを起こしたが、このホームランの3年後、本人も前田智徳は死んだといわせた故障に遭遇した。
以来復帰した後、個人的には、DHのあるパリーグへ、それもエースとトレードしてあげるのが、彼の野球人生にとって良いのではと思っていた。しかし、広島市民球場という数少ない、天然芝球場が彼を救ったのかもしれない。
昨今プロとして何か違うレベルを求めるプロ野球選手が少なくなったのは寂しい限りです。
「リハビリ命」
http://www.youtube.com/watch?v=KJ0T8IaDePY
とてもいい話。
嬉涙なんてものは、現役選手は流さない。流すときは大きな節目のとき、つまり引退するとき。流すのは、悔し涙。それも、一人でシクシク泣く。
自分のこだわり、生きがい、長所、これらは、人が生きていくうえで一番大事なこと。その人の存在価値そのものといっても過言ではない。それを見つけることさえ出来ない人もいる。
前田選手は、周りから天才といわれていたらしいが、
本人にとっては、いたって凡才の認識。自分の目指すところが明確にあった。
プロだからとか関係ない。誰でも持っている。持たないといけない。
前田選手の記録達成、とても励みになりました。
本当はもっともっと沢山の方々に参加していただきたいのですが、他の皆さんは躊躇しておられる方が多いように感じます。
自分も時折頓珍漢な事を書いたり言ったりしてしまいますが、まずはやってみる事が先決。間違っていたら修正するよう心がければ良いと考えています。