穴あき病②

　psittacumとは逆の転帰をたどったケースです。このウロフは購入時は穴あきの症状はほとんど認められませんでした。


　それから2014年まで患部は拡大しましたが、その進行速度はゆっくりでした。
　
　
　今年の1月にわけあって水槽の設置場所を1ｍほど移動させたところ穴あきの症状がどんどん進行し今ではこのようになってしまいました。

穴あき病①

　シクラソマは元来強健で水換えさえサボらなければほとんど感染症には罹りませんが、唯一穴あき病（HLLE)だけはこれと思い当たる理由も無いのに発症し、確実な治療法も無いやっかいな疾病です。今回シクラソマではありませんがpsittacumの穴あき病についてその経過を報告させていただきます。　

　2010年購入間もない頃の画像です。60㎝レギュラーで飼育を始めました。まだ、穴あきの兆候は全く認められません。


　約半年後90×45を半分に仕切ったところへ移動させました（隣はＳＡＣ♂ このＳＡＣは今もＨＬＬＥ未発症です）。この時もまだ穴あき症状は認められません。

　
　このあと穴あき病を発症、急激に進行し3年後にはこのような姿になってしまいました。この間薬物投与等の治療は行っておりません。


　今年の1月から再び60㎝レギュラーに移動させたところ病変部が少しずつ縮小し現在ここまで回復しました。フラジール等薬物は一切投与していません。水量減少、濾過能力の低下等飼育環境は以前より悪化したはずなのに、HLLEは発症も治療法もようわからんというのが感想です。

こちらも順調です。

　マイヤシィは今は100％人工飼料に切り替えることができ、1日4～5回の給餌で少し大きくなりました。マイヤシィを飼育して思うのはこの種はとくに幼魚の間はシクラソマというよりダトニオを飼っているような気になることです（成長するとすごくアグレッシブなシクラソマになりますが）。

少し大きくなりました

　new trimacu.は新しい環境にすっかり慣れ、水槽の前に立つと水しぶきを上げてエサをねだりますその食欲は底なしでエサやりを自制するのが辛い位です。しかしこの個体は凶悪な顔をしていますね。

夏が好き

　食の細いエスコンですが最近の気温上昇によって水温も28℃を超えた頃から俄然食欲が増してきました。それまでは一度に食べるのは半分に折ったビッグカーニバルをいやいや2～3個食べるのが精一杯だったのが一本丸のまま与えても飛びつくように3～5本食べるようになります（与えればもっと食べると思いますが急に量を増やすと消化不良を起こして死に至ることもあるのでこの位にしています）。