紀州永易流奥義DVD ついにDEMO版完成

コンサルティング事業部の仕事が自転車操業状態のため、
なかなかまとまった時間が取れずに、その完成がのびのびになっていた
釣具事業部の一大事業（笑）
DVD「紀州はわせ釣り　永易流奥義　其の壱」
のDEMOディスクが完成しました。

この企画は、「紀州釣り」の若手名手、永易啓裕氏の釣りを
雑誌など、従来のメディアとは違う視点から捕らえようという
もので、今回が第１弾になります。

詳しい事は本編発売の折に説明することになると思いますが、
収録は、5月某日の永易さんの釣りに同行して行いました

番組自体が長いです。オープニング映像＋８章の構成で、
通しで見ると多分3時間以上かかるのではないでしょうか。
（DVDでは3枚になります）
釣りの時間が、半日約6時間ですから、いかにカットした部分が少ないか
お分かりになると思います。

撮影には2台のカメラを使用しましたが、ほとんどの映像がウキを追いかけています。
つまり、視聴者は、延々と波間に漂う「永易ウキ」を見させられることになります。
後は、ワイヤレスピンマイクで拾った永易さんのコメントが主となります。

永易さんは、この日も14枚釣っていますが、それを見てもらうのが
目的ではありません。

「バンバン釣ってすごいでしょ」という作品であれば、「釣り番組」や
「市販の釣りビデオ」の方が、撮影も編集も上手いでしょう。
ただ、それは釣りの一断面に過ぎないと思うのです。

同じ紀州釣りの修得を目指す「私」がカメラを回し、編集する。
それによって、瞬間的な断面ではない、「流れ」のある「釣り」を、
その「流れ」の中での名手の逡巡や判断を伝えたかったのです。

ある種の人にとっては、すさまじい情報の詰まったDVDになっているはずです。
敢えて「目線を下げずに」ハードコアな内容のままリリースすることに
なります。ですから、この一見退屈で冗長な映像を、集中して見る事ができる
方だけに、お伝えしたいと思っています。

DEMO版は、この企画の意図をメーカーなどに説明するために作ったものです。
忙しいビジネスマンの方に3時間も4時間もお付き合い頂く訳には行きません。
オープニング＋第１章と第８章だけを収録しました。

まあ多分、扱いに困るだろうと思います。
従来のマーケティングで考えると、こんなニッチなものはありえないから。

本編のオーサリング（DVDにするための準備）も終了しています。
どういう形での発売になるか、まだわかりませんが、請う、ご期待！

釣りは季節によって変わりますので、この企画、季節・場所を変え
長期に渡って続ける予定です。続けなければ、伝わらないこともありますので。