Webプロデューサー【DANGOMAN】の日誌

Webプロデューサー/コンサルタント/DTVer
仕事や釣りやビデオポッドキャスティングの話題など

新番組

2004-11-25 20:45:19 | 釣具事業部
新しいビデオカメラで収録したテープを使って
ぬかすなネットTVの新番組を編集しました。

2つ困ったことが発生しました。

①音声2ch収録の処理
カメラに純正オプションを装着して、ガンマイクとワイヤレスを
1ch・2chに入力して収録しました。ステレオでいうとL・Rに別々の
音声が入る状態になります。

後で、モノラルで出力すればいいのかな、って思ってたのですが
IEEE1394からのデジタル出力は、思いっきりステレオなんです。
内部をどういじっても、そこはステレオ。取り説にもはっきり。

それじゃあ、編集ソフトでLRミックスしてやろうと思ったら、
そういうことができないんです。Pinacle video station 9。

コレは、安い割に良く出来たソフトで、Studio7からずっと使っています。
最初に動画を取り込む時に、画質を落として取り込み、その画像を使って
エフェクトをリアルタイムに表示するという方式で、非常に感覚的に編集
しやすいんですね。
で、最後に、本当に必要な部分だけ、フル画質で取り込み直すので、
HDDの容量も少なくて済む。メモリの苦しい私のマシンでも
なんとか動くわけです。

ところが、最初のプレビュー画質の取り込みは音声モノラルなんですが、
フル画質で取り込む時にステレオになっちゃう。
すると、テープの1ch・2chに分けて収録された音声は、右と左に
振り分けけられてしまう。これは、ウマくないです。

ワイヤレスマイクの永易さんのスピーチは左、
ガンマイクで拾った周囲の拍手は右、みたいなへんな
定位になっちゃうわけです。

もともと、家庭用のビデオカメラなら、内蔵マイクでLRのステレオで収録されて
いるでしょうから、問題は生じないのでしょうが・・・。

一方、UleadのVideo Studeo8だと、キャプチャ時に音声モノラルで取り込みが
できるのですが、最初からフル画質で取り込むから、
動作が重い重い。
ほんと、殴ったろか、というぐらい時間がかかる。
これは、作業効率にもろに効いてきます。感覚的な編集ができない。
最新のスーパーマシンなら、そこそこ動くんでしょうけど、
私のPCでは限界。時々断りも無く終了するし。

で、今日半日考えて、こうしました。
作業は、編集し終わったPinacleのプロジェクトから、
音楽と効果音をミュートして、一旦mpeg2のファイルを作成。
Uleadにその動画ファイルを取り込み、音声トラックだけをWAVに吐き出す。

そのステレオのWAVをフリーソフトを使って、モノラルに変換。
そのWAVファイルをPinacle上のプロジェクトの元音声と差し替える。
音楽と効果音を戻して、メディアファイルを出力する。

そうすると、元テープの音声は、1ch・2chともセンター定位。
BGMや効果音はきちんとステレオになりました。
しかし、難点は、一旦mpegにするためか、若干圧縮ノイズが出るというか、
少し音質が落ちるようです。

まあ、レトルト食品のレトルト臭みたいなもんですけど。
気にしなきゃ、食える。でも、本物とは違う。

とりあえず、番組タイトルの冠詞問題が、落ち着いたら、
新ファイルに置き換えます。今アップされているのは、
この作業前のファイルです。
ぬかすなネットTVはこちら
(2004.11.25夜、新ファイルに差し替え済み)

ひえー、次にやろうとしても、やり方思い出せないかも。
この記事を探すことになるでしょう。きっと。

まあ、もう少しがんばって、カノープス社製の編集ソフトを買えば
解決するんでしょうけどもね。ハードウエアとあわせて10万超えますから。残念!
それにPCも心もとない。あわせて70万円、斬り!

余談ですが、PCは映像用に加えてあと2台は欲しいですね。
音楽作成用とメール書き用。音楽も映像も作業中は、メーラー立ち上げたく
ないので。ああ、物欲。
あと、移動用に超軽量サブノートも。
ああ。

②画面の縦横比
今回は、標準の画角に、わざと上下に黒い帯を入れたワイドモード(レターボックス)
撮影したのですが、これを、Pinacleに取り込むと、妙に横長の
画面になるんです。元サイズは4:3なんだけどなあ。

で、テロップ入れをして、4:3で動画ファイルを作成すると、
テロップだけ縦長になるんです。

さらに、mpegにしてDVDに焼いて、プレーヤーにかけると、
今度は画像が横長になる。テレビは4:3なんですけどね。
上下の黒い帯の面積が増えて、16:9の画像になる。
みんなが少しずつ太って、テロップの文字は正常に戻る。
テレビの方で勝手にこれは16:9の絵だって判断するんでしょうかね。

でも、古い居間のテレビだと、4:3のまま映るんですよ。

なんだか良く判らない。

まあ、最初から普通の4:3で撮っておけばいいんですけどね。

ビデオカメラAG-DVC30購入

2004-11-03 23:59:20 | DTV課(ビデオ撮影・編集)
AG-DVC30(Panasonic)を購入しました。
一応、「業務用」クラスです。業務用では一番下位機種ですが。

今までのメインカメラはNV-MX5000。ぬかすなネットTV
ずっと活躍してきました。(サブカメラ、NV-GS5Kとともに)
最初は、絵と音が撮れるだけでよかったのですが、2年もやっていると、
いろいろ不満が出てきます。
過去の番組をDVD化してみて、なおさら問題点が明らかになりました。
画質もさることながら、内蔵マイクでの音声収録にも限界があります。

仕事でも、DVDレベルの動画を要求されているので、
思い切って「設備投資」した、という訳です。
もちろん、仕事での償却が目標ではあります。
ちなみに、仕事場では、プロっぽく見える、ということも大切な条件です。
スチルのカメラマンと一緒に撮影する時など、やはり民生機では舐められます。

今日は天気が良かったので、下の息子のサッカーの練習をテスト撮影してきました。

やっぱり、価格なりのことはあります。
画像が明るい。鮮明。
ストリーミング用のファイルに変換しても差が判るくらい画質がアップしてます。

まあ、私は作り手側ですし、「金、払った」っていう気持ちがあるから、
そう見えるのかもしれませんが・・・。

オプションの指向性マイクも、思った以上の効果があるようです。
人間の聴覚っていうのは、かなり指向性が高いと思いますが、
その感覚に近い感じがします。

内蔵ステレオマイクだと、グラウンド全体の雰囲気は伝わりますが、
被写体となっている選手がボールを蹴る音などは、ボケます。
ところが、指向性の強いマイクだと、リフティングしている選手の
ボールタッチがかなりの音量で、きちんと捕らえられます。

あと、ワイヤレス送受信機(SONY)も購入したので、テストしました。
ピンマイクの力は絶大です。

その他にも「これは使える!」っていう機能があり、今からワクワクしています。

基本性能で気に入ったのは・・・
スチル写真はなし。意味の無い、対デジカメ画素数争いとは無縁。
ズームは基本は光学16倍(メニュー設定でデジタルズームあり。デジタルズームって
画質が荒れるので、その手前で止めるのが大変でした。)
かなり強力なメカニカル手ぶれ補正。
ズーム速度が「実用的」に「ゆっくり」。(いままで使っていた民生機は、
異常に早くなるのでコントロールが大変だった)
メカも民生機とは比べものにならない程、高速で静か、スムーズな動作。
筐体(マグネシウム合金)の頑丈さ。などなど。

使用初日のインプレッションは、「さすが、下位機種でもプロ用は違う。」
今まで、出来の悪さは、腕だけかと思っていましたが、若干、マシンの差もあったようです。
今の自分の技量から見るとちょっと背伸びをしている感もありますが、
すぐに、機械に技量が追いつくと思います。

マニュアル撮影が手早くできるようになりたいと思います。
被写界深度なんて、久しぶりに考えちゃいました。

しばらくすると、また上位機種が欲しくなるんだろうなあ・・・。
DVC-30はアマチュアの「ヲタ」用っていう感じもするし。