一期一会。

先日、もう10年近く良くしてくださってる方のお誘いで、着物の展示会へ行って来ました。

着ることはまだないけど、『ホンモノを見に行こう』と本当に軽いノリで。

しかし、ビックリ
衝撃的な出会いがあったのです！
それこそ、ビビッとくるモノの出会いが。

それは、『帯』と『職人さん』です。

シロートではありますが、イイモノはなんとなくわかります。
その帯がホンモノであるということ、一生ものだということは、すぐわかりました。

帯が着物の格をあげてくれる、そのようなものだということも。

すると、職人さんが仰ったんです。

「これは私が一番気に入っているものです。しかし、だからといって誰でも着けれるものではありません。」と。

デザインをした、作った本人の言葉です。。

その帯を商売ではなく、本当に勧めてくれたのがわかりました。
今日初めて会った方なのに、私という人間を認めてくれかのように。

こんなに嬉しいことってありません。
しかも相手は、日本の伝統工芸の職人さんです。
本人曰く、出るとこ出たらスゴイんだから、と仰ってました（笑）

いや、でもそんなこと言ってもらえるような存在では決してないんですが、そのときはただただ、その帯と職人さんに圧倒され、「出会い」を感じました。これで運命で変わる！とさえも。

けど、購入はしませんでした。

本当は手元に置きたかったです。
しかし、私は美容師であって着付師ではありません。

帯を購入することより、もっと大切なコト、私には山ほどあります。

しかし、この「出会い」は忘れることのない大切なものになったのは確かです。
迷いすぎて鈍ってしまったイイ感覚を思い出させてくれました。

職人さんが胸に掲げていた『一期一会』

すばらしい言葉だなと、改めて感じました。
そんなことを大切にしている日本人ってのも、素敵なものですよね。

あの日あの時、“出会えたこと”に感謝です。