でりら日記

日々の雑記帳

ろくがつによんだほんまとめ 2

2010年07月03日 | 趣味の雑記
その2。活字読むのしんどい病再発、なので漫画ばっかり。

2010年6月の読書メーター
読んだ本の数:67冊
読んだページ数:8277ページ

■ジャグリ 1 (電撃コミックス)
品薄のようで入手まで時間がかかった。独特の人体バランスよりも、気になるのは線のテンションか。形を表す線ではあるが境界線になっていないので、記号として読む漫画としてはちょっと見辛いと。暫くすれば慣れるけれど、メリハリがついたらモノクロでももっと「読める」のになぁ。と惜しい限り。でも次も買ってしまう予感。砂漠もの、魔法に大道芸、ありそうでないジャンルなので、ぜひラフやカラー以外でも魅せて欲しい。
読了日:06月17日 著者:袁藤 沖人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6499645

■乙嫁語り 2巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)
毎回毎回、この人の漫画を見るたびに、好きな事をして食ってるな、と思わずにはいられない。でもかなり体育会系、命を削って紙面を埋めている人。相変わらず分厚くてぎちぎちと背が鳴る、そして美しい装丁。台詞が無くても1コマ1コマから心情がびしびし伝わってくる。これを文章で表現しようとしたら一体どれだけの文字を費やさねばならないだろう。展開としては、ムラ単位の騒乱から世界的な動乱を感じさせる不穏な空気。でも、世界の中で翻弄されつつもしっかり生きてゆく人々の描写がうまい人だと思うので、続きを期待。
読了日:06月17日 著者:森 薫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6593903

■アムニジアスコープ
大規模な震災で大打撃を受けたロサンゼルスに住む人々。心に混乱を抱えた女たち、彼女らに振り回されつつも「喪失」することで生まれ変わり死に変わり続ける主人公。今の年齢で、女としてこの本に出合えたことに強烈な意義を覚えた。舞台はアメリカ、どこまでいってもアメリカとして生き続けるアメリカだが、人々の心は我々現代日本人にも共通部分が多々見受けられる。また何年かしてから再読したい1冊。
読了日:06月23日 著者:スティーヴ・エリクソン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6583576

■境界のRINNE 4 (少年サンデーコミックス)
親父かっこよすぎ。自由人すぎ。こういうキャラ巧いなぁと思う。話作り、必要最低限の表現、やっぱり安心して楽しめる。
読了日:06月24日 著者:高橋 留美子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6602818

■BTOOOM! 1 (BUNCH COMICS)
読了日:06月25日 著者:井上 淳哉
http://book.akahoshitakuya.com/b/4107715167

■ひとゆり峠 (花とゆめCOMICS)
エッこの人が「鬼百合峠」ならぬ「ひとゆり峠」ッ?と思いましたが誤解でした。菅笠の旅人(たびにん)さんと言えばシレンなのですがなかなかインパクトの強い旅人さんでした。こういう時代劇を描いていたとは知らなかった。ほんわかも好きだけれど、こういうシリアスも良い。個人的には1本目の「あざみヶ淵」が一番良かった。
読了日:06月25日 著者:山口 美由紀
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6602760

■リンドバーグ 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
2巻ジャケ買いで1巻は品薄。久々ファンタジー。どこか安彦良和氏のような画風、丁寧に練られたストーリーと世界観。描くのが好きなんだなぁと感じる。でもどこか当世風ではない。勿体無い気もするけれど、出会えたことに感謝。
読了日:06月25日 著者:アントンシク
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6602925

■リンドバーグ 2 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
異形の巨大生物との共存ファンタジー、空挺もの、盗賊団、おてんば姫、レース出場とどこか懐かしい要素が満載。少年誌だ!
読了日:06月25日 著者:アントンシク
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6603017

■やじきた学園道中記昭和仕立八丁堀事始メ (プリンセスコミックス)
再開というよりも再会。旧、といっていいのか、既刊は暴力団やらなにやらでちょっと収拾がつかなくなり、もう「学生」の話ではなくなってしまっていた。絵柄の荒れもあって、ちょっと残念だったので恐る恐る手に取ってみた。…面白かった。安心した。絵柄が不安定な部分もあるけれど、二人と大門が健在でよかった。それにしても、古き良き昭和になってしまったんだな!
読了日:06月26日 著者:市東 亮子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6611163

■マリオネット 1 (花とゆめCOMICS)
連載当時読んでいたものシリーズ。もうン十年前になるのだけれど、1コマ1コマきっちり覚えている。まだ1冊目、どこか初々しいダニエルが可愛い。ナギめんこい。「猫の目」の扉絵と「鳶が知っている」のラストの台詞は忘れられない。チャイナドール、黒髪ストレートが魔的で好きでした。同じ東洋人であることがちょっと嬉しかったり。/マリオネット/白い闇は聖女/猫の目/鳶色の童話/チャイナ・ドール
読了日:06月28日 著者:愛田 真夕美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6650658

■マリオネット (第2巻) (白泉社文庫 (あ-4-2))
当時の花ゆめの中でもややアダルト、ダークシリアスで大好きだった。ストレート髪の自分としては、この人の描くゆるふわ髪に憧れたものだった。その中でも一番好きな「ガラス細工の森」。お姉さまだと思っていたデルフィーヌが思ったより若かったのが衝撃。(というかダニエルが幼すぎたのか)あああアンティエーヌ!アンテかわいいよアンテ。ジプシー娘のマルタも捨て難い。/収録:ガラス細工の森
読了日:06月28日 著者:愛田 真夕美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6650687

■青空にとおく酒浸り 3 (リュウコミックス)
御大の書かれる筆文字がダイスキなのだが、こういうわけがあったのか、と膝打ちまくり。この20数年分?の引き出しを全部ぶちまけて、一見整えらたアップサイドダウンケーキのごときカオス。これ以上はないほどのご馳走、お腹一杯です。忘れていた好物ばかりが出てきたという感じ。
読了日:06月29日 著者:安永 航一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6639925

■Girlish Sweetアタシノ彼女
百合もの、というと、何故に百合で描かねばならないのかというポイントをまずクリアせねばならないような気がしてしまう。が、そんなものは必要ないのかもしれない。(でもそこを敢えて避けてしまうと、女の子同士の結びつきに説得力がなくなってしまうのだけれど。)思い切って描いた、思い切ってまとめた、という描き手・作り手双方の意気込みが詰まった1冊。
読了日:06月29日 著者:竹宮 ジン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6640014

■恋風 1
女子高生、自分の世代ではこんな感じだった。いわゆる世間一般でもてはやされるような「女子高生」ではなく。そんなところでもちょっと安心しながら読んだ。
読了日:06月29日 著者:吉田 基已
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6640091

■恋風(2) (イブニングKC)
子供子供していた七夏がちょっとずつ変化。こういうゆっくりとした変化を丁寧に描くのが巧い人なんだな。
読了日:06月29日 著者:吉田 基已
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6640134

■恋風(3) (イブニングKC)
高校生ぐらいだとこんなもんだよ、という期待まじりの思いと、ここまでくるともはやファンタジーの域、という俗な思いが入り混じって、お兄ちゃん並に自分がケガレに思えてくる(笑)。やっぱりファンタジーなのか。
読了日:06月29日 著者:吉田 基已
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6640186

■恋風(4) (イブニングKC)
男の身勝手さをみっともなく描けるあたり、女性の作家さんかな?と思う。絵柄もそんな感じだ。でも、あっけなく女のしたたかさを汚く描かないところが「恋空」。
読了日:06月29日 著者:吉田 基已
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6640249

■恋風 (5)
どれほど深く想い合っていても、安易にセックスしない。長い長い時間(5冊分)をかけて「買ってくる」を言わせたところでもう満足。ドロドロも好きだけど、こういうさらっとねちこい罪の描き方も好き。罪は罪、幸せそうだけど罰は罰。
読了日:06月29日 著者:吉田 基已
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6640367

■アゲハを追うモノたち (2) (角川コミックス・エース 219-4)
王道といえば王道、だけどどこか新鮮に感じるこの展開。コメディ系アニメではよくあるパターンなのかもしれないのだけれど。無心で楽しめました。次待ってます。ところで不覚にもミス銀河の正体に全然気付いてなかった!シェ○ルたんだったのかー!
読了日:06月29日 著者:矢上 裕
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6640430

■マリオネット 第3巻 (3) (白泉社文庫 あ 4-3)
何故今頃、というのはずっと読みたかったのを貸し本屋さんで発掘したから。ちょっとずつ読む。「ガラス細工の森」完結。先達が金字塔を立てた後の美少年モノとはいえ、思えば、少女雑誌上で読み手よりも(恐らく)年齢が高いヒロイン(デルフィーヌ)の懊悩と破滅を大人でも読めるように描いたというのはなかなかどうしてすごい挑戦だったのではないだろうか。当時の作者さん、柱のコメントを見る限りでは連載開始当時20歳。熱意と若さってすごいと思う。とはいえちょっと変わってた、それが当時の花ゆめだけれど。
読了日:06月29日 著者:愛田 真夕美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6650714

■マリオネット 第4巻 (白泉社文庫 あ 4-4)
実は白泉社文庫ではなく花とゆめコミックス。第6版。「鍵」はあまり印象にない。別冊掲載かな?カシスの庭、は、ねちこい学園いじめモノでスタートしたのでちょっと苦手だった。オチを覚えていないので続きが楽しみ。収録:鍵/カシスの庭。
読了日:06月29日 著者:愛田 真夕美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6650754

■ヴンダーカンマー 2―兵器局非常識器材関連開発室 (リュウコミックス)
ゆるいけどシリアス。ゆるいけどトンデモ。さらっとトンデモ。重い絵でシリアスだと諸星御大になってしまうのでここは西川節でちょうどよい。とりあえずニヤニヤしながら満足。
読了日:06月30日 著者:西川 魯介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6650608

■ヨルムンガンド 8 (サンデーGXコミックス)
とりあえず表紙にココと並ぶと死亡確定?という妙な心配をしてしまうけれど、「死ぬほどがんばる」ということらしい。多国籍モノのお約束ということで日本(人)編。いまどき日本人、されど日本人。生き残ってくれて嬉しい(切実)。
読了日:06月30日 著者:高橋 慶太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6650625

■ヴァムピール(5) (アフタヌーンKC)
先日気の迷いで買った「花咲」番外編、絵の荒れ具合に眩暈がしそうだったのだがこちらも微妙。美少女・美男子設定の登場シーンは物凄く力が入っていて、しかもツボなものだからついつい読んでしまうのだけれど、途中で「美人」に飽きるのかどんどん荒れてくる。残念なのだがそれでも読んでしまうのがこの人。それでも好きなのがこの人。好きだから!頑張ってくれ!!!
読了日:06月30日 著者:樹 なつみ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6650768

■ベルベット・キス(1) (バンブー・コミックス VITAMAN SELECT)
年齢指定マークはないものの、思った以上にエロ。絵は丁寧、掲載誌を意識してコンスタントに絡みあり。借金地獄の主人公に、「チャラにしてもいいよ」とのありえない提案が。それは、表紙の女の子の「相手」をすること。若い義母もこれまた色っぽいのでいろいろ期待。男性向けです念のため。
読了日:06月30日 著者:ハルミ チヒロ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6650790

■鉄腕バーディーEVOLUTION 5 (ビッグコミックス)
人形、いや「さやか」がこうも変化するとは。壊れかけの顔なのに人間にしか見えない。小夜香が出てきたときはどうなることかと思ったが、壮絶で切ない展開になりそうな予感。
読了日:06月30日 著者:ゆうき まさみ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6659208

■マリオネット 6 (花とゆめCOMICS)
なぜか5巻が(このサイトに)見当たらなかったので5-6まとめて。6巻でカシスの庭完結。途中までドロドロながら、後半は割合すっきりと。とはいえ、魔性の女(いいとこなし)が大活躍。男の子たちが大人から自立しようとする物語なので「女」は悪役。そして「天使」光臨。ああアンテ。「黒のコレット」スタート。「ガラス細工の森」に続き、大好きだったシリーズ。扉絵の切り抜きはずっと宝物だった!
読了日:06月30日 著者:愛田 真夕美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6659715

■マリオネット 7 (花とゆめCOMICS)
黒髪ストレートボブのフロル大活躍&葛藤。さらふわ金髪勢の中で割合共感の持てる、というか近しいキャラクター。彼女が頑張っているせいか、コレットに翳り。それにしてもダニエルもナギも大人になった。学生生活というのは良くも悪くも通過儀礼なのだ。
読了日:06月30日 著者:愛田 真夕美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6659749

■放課後のカリスマ 4 (IKKI COMIX)
容赦なく消されてゆくクローンたち。また、自殺者続出の黒集団。壮絶な展開なんだけど進んでいるような進んでいないような。史良よりもカイがどんどんかっこよくなっていくのは気のせいか(いいや気の迷い、迷ってやるとも!)。そしていよいよ次巻、物語は核心へ?これまたばっさりな展開か。しかしこの人はノーマルもBLもどんと来い(どっちもエロい)なとこが非常に良い。
読了日:06月30日 著者:スエカネ クミコ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6660202


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