昨年夏のライブから久しぶりにブギウギピアノを聴きに行った。毎回観客を巻き込んで楽しいライブを繰り広げられるのでその覚悟が必要。
私は軽く留守家庭用のカレーを食べてきたのだが、高槻『いろは』のコロッケでコロッケサンド
を注文したのはまさこさん、かぶりつきテーブルに座ってはったんで隣に座る。
ブギウギ~コールからまずは『スワニー河』、合間には「ハイ!ハイ!ハイ!」の掛け声を所望。
いつもなら最後にやる曲なので、終わった時「ありがとうございました。またお会いしましょう」とご挨拶。2曲目は「僕がアメリカで修業時代に習った曲です。」と言いながら、修業時代のネタは飛ばしてた。
続いては口笛が吹けない、という致命的な欠陥について説明する。マルディグラと言うお祭り(彼に言わせると岸和田のだんじりのようなものらしい)のテーマソング、『Mardi Gras in New Orleans』はイントロとアウトロに口笛が入るのが特徴だが、かれは口笛が吹けないので心の耳で聴いてほしいと。
写真だと吹いてるように見える。
とってもゴキゲンで歌う井山さん、次はその欠陥を補って余りある荒技を披露してくれることになった。北半球ではプロのピアニストは8986人、だがその中でもこれができる人は僕位とのことだ。めったなことでは披露しないのだと強調(盛り上がりに欠けてたようだ)
その即興演奏ピアノソロ音階入りを『Got My Mojo Working』のメロディに乗せて。一緒に歌う客席の人に「即興や言うてるやろ、一緒に歌うな!」と言いながら熱演。
その即興演奏ピアノソロ音階入りを『Got My Mojo Working』のメロディに乗せて。一緒に歌う客席の人に「即興や言うてるやろ、一緒に歌うな!」と言いながら熱演。
西岡恭蔵&KURO作の『Happy Swinging Blues』、恭蔵さんはライブ等であまり歌いたがらなかったそうで、何故かと言うと、歌詞の完成度が高すぎるから、とのこと。それを聞いて僕も、完全にならないように、わざとミストーン、ミスタッチをしているんですよ、とのことだった。
もう1曲日本語のブギを、と。生まれて初めて買ったレコードがドーナツ版シングルレコードのスモーキングブギだったそうだ。そのまま歌っては面白くないので、と『すもうとりブギ』に変えて演奏。さらに、『アンパンマンマーチ』をリチャードクレイダーマン風に→ブギで、次に『Sleep Walk』をストライド奏法で1stは終了
2ndはピアノでオリジナルを1曲
その後アコーディオンに持ち替えて、
まずは「ガッツだぜ!」と叫び続け、「誰か止めて。優しいお客さんやと思ってたのにいじわるやなあ」と。放置しといたらいつまでも続けはったんかな。
ちょうど今のNHK朝ドラは『ブギウギ』。半年間、いつ話が来てもいいように構えてたのに、結局出演オファーがなかった、と残念そう。ずいぶん前の『てるてる家族』の時にはあったのにね。それでも、関連のイベントが増えて多少は仕事が回ってくるそうだ。旬なうちにしっかり稼いでください。
アコーディオンではまず『カチューシャ』昭和30年代の歌声喫茶ではロシア民謡が人気だった。が、歌い出す人はいなくて、「おかしいなあ、66歳越えるとみんな歌い出すんやけどな。」平均年齢がもう少し低かったのか?
コーラス部分での客席の合唱を求めて『一週間』元歌の後は『井山あきのりの一週間』願望の歌詞だった。
フランスの話から続いた『パリの空の下』は一瞬で終わった。そしてアメリカの曲に戻し、ルイジアナ州で盛んな音楽の、ケイジャンやザディコのうち、この日は『ザディコホンキートンク』を。
いつものように客席を回るサービス
被りつきの席だったのでドアップ撮れた。
笑顔がいいなあ。
アコーディオンのアップ
客席を回る姿は今回もブレブレだ。
そして元の位置に戻って、
もう1曲、『おおスザンナ』をアコーディオンで。
えーっと、「ところです~」のとこを「こころです~、とろろです~、トトロです~、ふところです~」
とあともうひとつあったらしいのだが、もう思い出したかな?
ピアノに戻って、めちゃ早い曲、くまんばちの飛行、ブギウギだと『バンブルブギ』となるらしい。
途中でみなしごハッチのテーマが入る。
そして、『Don’t You Just Know It』客席を「アッハッハッハ」「エ~エヨ」で巻き込んでレナウン娘のCMソングにつなぐ。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、最後の曲。曲名わからんかった。立ち上がってご挨拶。
アンコールはアコーディオンで
『美しき天然』から
『ポパイ・ザ・セイラーマン』でお開きとなった。
次の井山さんソロは8/30らしい。
あ~おもしろかった。