ひな菊の丘から

ひとりで歌うということ

7月に、Nおこさんのソロライブを聴きに行った時、降って湧いたように私のソロライブのお話をいただきました。何年前からか、自分でもずっと考えていたことに、ひょいっと背中を押されたような勢いで頷いてしまいました。stand alone、ひとりで立つこと。ひとりでできない人間が、他の人と合わせて音楽作るなんてできへんのちゃうか、と長いこと考えていたのです。私の場合、学生時代からたくさんの音楽仲間に恵まれていて、というより恵まれすぎていて、常に誰かに寄りかかっていたような気がします。この年になって今更、という気持ちもあるけど、いや、まだ間に合うんちゃうか、とも思います。そんなこんなで揺れているところに頂いたチャンスだったので、一歩前に出ることができたのかな。




16日にリハーサルに伺いました。どんな風にやりたいのか、最終目標は何なのか、店主T本さんのインタビューがあり、その後マイクを通して数曲歌いました。肩はまだ良くなっておらず、痛み止め服用と湿布でカバーしながら。準備期間は2ヶ月以上あったのに、フェスだお盆休みだ、と自分に甘く引き伸ばして、挙げ句の果てに最終の踏ん張りどころで五十肩、です・・・。情けない私。全く人前でやったことのない歌を何曲も頭に浮かべながら、結局選んだのは昔からやっていた歌や、デイジーヒルのレパばっかりになりました。




でも、緊張するかと思っていたリハーサルがとても気持ちよく、初めて座って歌うこともおもしろくてワクワクしました。さすがに腕が上がらなくなってそこそこでリハは終了。選んだ曲たちに、それぞれピンポイントのアドバイスを頂き、間に合いそうなら微調整します、と帰宅。

当日は仕事をちょっと早帰りして、シャワーを浴びてギター担いで門戸厄神へ。暑い日、でしたね。2週間ほど前のデイジーヒルライブの日は涼しかったのに。



わわ!!ほんまに私のソロの日なんや!ちゃんと看板が出てる。ちょっと身が引き締まる思いでした。でも、誰にも一切宣伝していなかったし、この日は同じ西宮でも阪神側でジャム会があり、何人もの人が「行きます」って宣言されてました。私もお誘いいただいたんですが、自分のライブがある、とは言えませんでした。

ソロライブの先輩、Nおこ姐さんが「お客様は少ないけど、不思議と一度もボウズってないねん。毎回どなたか来てくれはるねんよ。」とおっしゃってたけど、そんなうまいこといくわけないわな、私の場合。とりあえず、今回に限っては、一番来て欲しくなかった(まだ見て欲しくなかった、というべきか)相方が、ビデオを撮りにいってやる、というので、ボウズではないことはわかってましたが、それにしても身内ですから。ビデオも、記録を取る、というよりは自分が客席からどう見えるのか、とかどんな顔して歌ってるのか、どこを直さないといけないのか、とか色々反省材料にするために撮るのでした。(サッカーのクラブで試合後の反省会に流すみたいなの。)

ステージの写真は、そういうわけで一枚もありません。ビデオから切り出すことはできるようですが、今回はパス。

甲山の夕暮れと



私が座るべき椅子と



全くひとりぼっちの楽屋です。



2ステージ、今回は12曲とアンコールのWest Virginia,My Homeを歌い終わって、お客様と記念撮影させていただきました。

大好きな先輩ご夫妻と



もうすぐ憧れのハードリーストリクトリーのフェスに行くNおこさん、同い年で名前もおんなじのYこさんと



お世話になったT本さん、ボーヤの相方。皆さん、ほんとにありがとうございました。




初ソロライブの感想は、後ほど。

美味しいおつまみプレートで、ごく旨のビールをいただいて幸せな時間。
次のライブは宣伝してみようかと思っています。

コメント一覧

デイジーヒルようこ
葉っぱさま、ありがとうございます。ひとりってほんまに緊張します。周りからは、全然そうは見えない、って言われますが・・・。でもハードルは高いほうがやりがいがある、と思う私は単に無謀なのかもしれません。
またお会いするの、楽しみにしていますね。
葉っぱ
お疲れさまでした。
一人で何かするのって心細さもあるけれど、やり遂げた時の達成感は大きいですよね。
小さな一歩が次への大きなステップです!
洋子さん応援しています。。。
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