実は、この金具屋さんは全28室あるのだが、斉月楼はじめ歴史ある木造棟の部屋でないと意味がないと言われるほど鉄筋コンクリート造の部屋とでは人気が著しく偏っている。我が家もどうせならばっと斉月楼に宿泊。4Fの角部屋「高砂」だが、おいおい広いねぇ〜。とりあえず、金具屋さんのお話は後にして・・・まずは、渋温泉訪れたら外湯巡りだ。
宿泊者は1日住民として巡浴手形なる外湯めぐり専用の鍵を1つ貸してもらえる。渋温泉には外湯(共同浴場)が9つあり、厄除巡浴外湯めぐりが人気なのだ。宿のフロントでスタンプを押していく巡浴手拭いを購入したら準備OK!早速、かみさん&末っ娘とスタートだ。
どうまわるか?ルールはないようだが、どうせならば順番通りに行きたいということで、早速、一番湯「初湯」へ。おぉ〜この寂れた趣好きだなぁ〜。9つの外湯は全て効能が違うのだそうだ。もちろんすべて加水なし、加温なし、消毒なしの100%掛け流し!初湯は胃腸に良いらしい。う〜ん、スタンプラリーも何だかウキウキするねぇ〜。
二番湯「笹の湯」。湿疹などに効能があり、病気の快復時にも良いということで「仕上げの湯」とも言われているらしい。ちなみに末っ娘は初湯で早々にリタイア。
三番湯「綿の湯」。白い湯の花が見られるとの事から綿の湯と呼ばれてきたらしい。切り傷や皮膚病に効くとのこと。かみさんもここ3番湯で断念。まぁ〜いいっ、ここからは単独巡りだ。
着々とスタンプラリー進む。でも、実は押印する場所が違うようで・・・本当は各々の文字の下に押すらしい?あれっ確かにスタンプ1個分のスペースがちゃんと空いているなぁ〜。まっ気にしない。とりあえず、1〜3の湯まではよく見ると源泉は同じところの混合のようだけど、配分が違うのかな?
四番湯「竹の湯」。地獄谷から竹筒を利用して引き湯したため命名されたとか。慢性痛風に効果ありとのことだ。実はたまたまだろうが、滅茶苦茶熱かった〜。同じように巡浴している外人さん親子は脚だけでも2秒もたず、真っ赤かに。
ならば日本男子の勇ましさを見せつけてやらねば・・・っと負けずに意地の5分入浴成功。外人さんからは「No,Hot?」「Unbelievable! 」「Amazing?」そして「That’s great!」と拍手喝采!恐れいったか、西洋人よ、これが日本男子の心意気よっ!
五番湯「松の湯」。しかし、4番湯のあまりの熱さにもう全身ジンジンと痺れてしまったような感じ。5番湯がぬるく感じる程だ。神経痛に効果ありだそうだ。
でも、流石源泉掛け流し、気温はすでに2℃ほどしかないのに、浴衣と羽織、そして足袋だけで寒くないんだよねぇ〜。まさに温泉様様だ。約1時間ちょっとかけて、1〜5番湯までコンプリートだ。ここで一旦外湯巡り中断し宿へ。17時半より今度は宿の館内巡りのイベントに予約済みなので急いで戻らないっと。急げぇ〜!!
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