「ロートケプシェン、こっちにおいで」 相沢沙呼！

相沢沙呼さんのデビュー作「午前零時のサンドリヨン」に続く第2弾となる2015年5月発刊の「ロートケプシェン、こっちにおいで」 ！
女子高生マジシャンの酉乃初シリーズの続編となるが、これはもう〜ミステリーというよりは高校生の恋愛ものに近い？だからってこんな親父が呼んでも悪い気はしない。いじめや登校拒否など難しい問題にもチャレンジされているからだ。難しい人間関係を上手く表現しているところなど、その後の秀作生み出す実力を地味目に、でもしっかりと打ち出している。なるほど、デビュー2作目としては優秀だよ。
特にどの登場人物も裏表があって個性が強い。その明暗をホント上手く表現している。ズバリ面白かった。主人公の酉乃さんのキャラも神秘的でいいねぇ〜。相沢さん描く女性って皆ホント魅力的だもんね。これは必ずセットで読むべきだ。うん、面白かった。
ちなみに、「ロートケプシェン」って仏語で赤ずきんちゃんね。