紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

若手大工さん奮闘中!

2019年02月12日 | 家のつくり手達(職人さん・設計者)の話

ここ最近は冬らしい天気が続きますね。こうなると現場もとっても寒く、その中一日中黙々と仕事に励む大工さん職人さんたちを見ると、本当にありがたいことだな〜と思います。

そんな中、弊社の若手大工達。

先週末和歌山市関戸のS様家の現場で坂本君と堺君が並んで仕事をしておりましたのでパチリと。

今、日本では深刻な大工さん不足が心配されております(どんな世界ででもそうでしょうが)。特に技術の居る木の家の大工さんでは高齢化が深刻で、もう10年もしないうちに大工さんが半減してしまうと予想されております。

その点、弊社は「大工さんが社員として社内にずっとおり、それをこれからも守る」というのが弊社の大きな方針で(先日毎日新聞さんの和歌山版にもとりあげていただきました)、上の二人も20代の若手大工ですし、また4月からは新卒の大工さん志望の若者が入社してくれますから、技術の継承や大工さんの確保という観点からも、未来は明るいわけです。

《そうそう、弊社は専属や抱え込むということではなく正真正銘の社員大工。最近この辺をぼやかして表現している所があるらしく。。しかし、社員大工が宣伝文句になりだしたかと思うと(それだけ大工さん不足問題が一般にも取り上げられだしているとなると)隔世の感がありますし、嬉しいですね〜》

彼らも、もう4年と5年。もともと一生懸命な素晴らしい若者ですし、手先も器用で、頭も良く、非常に人に恵まれておるといつも神様に感謝申し上げておりますが、さらに成長して、坂本君は大工の伝統技術の「墨付け」をもう一人で何軒もさせてもらっておりますし、堺君も一人で現場の責任者となって木の家を一から完成までもっていける事ができるようになっています。

こんな細かな木の窓の木枠仕事もバッチリです。もちろんまだ先輩大工さんに教えてもらうことも多いですし、棟梁などの素晴らしい経験や知恵に助けてもらいながらでありますが、更により良い大工さんへと成長していってくれております。

やはり、良い木の家は、「良いお客様と良い大工さん良い材料、そしておまけで(笑)良い設計」が必要です。

これからもお客様のご理解と多大なる応援を頂戴しながら、若い大工さんを育てながらよい良い木の家を建て続けてまいります。(そうそう、今週はまた若手大工さん育成のちょっとおもしろい動きもあるんで、それはまた後日。)

今週もよろしくお願いいたします!

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

 

 

 

 

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