紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

和室の窓

2012年05月23日 | 家づくり。窓の話

さてさて今日はこんな話。
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完成間近W様家にもある、こんな窓のお話。
どうです。
何か窓のついてる位置が低くないですか?

窓と言うと、
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左の窓の様に、「ハキダシ」or「テラス」などと呼ぶ、床まで開いている窓か、
右の窓の様に、床から90センチ位の所から開いている「腰窓」か、(ちなみにこの写真の窓はもう少し低く、テーブルに座った時に心地よい高さにしてますがね)
に、普通なります。

ひるがえって、先ほどの窓。
種類としては上の後者の窓で「腰窓」と言っていいかもしんないけど、かなり低い。

………………

そもそも「窓」は、いつもどこでも同じ大きさ種類、同じ取り付け高さ、なんて事はおかしくて、
先ほど()の中で述べましたが、普通の腰窓だって、食卓テーブルの高さやそこから見える外の景色との関係性によって、微妙に変えたい所。

それが「椅子に座るダイニングの窓」と「タタミに直接座る和室(だけどは限りませんが)の窓」で、一緒なんて事はありえないわけですね~

そうです。このw様家の窓は和室の窓なんです。

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このお家や、
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このお家の窓と同じ感じ。

タタミに座って、窓枠に肘でもよりかからせながら、外を眺めるとなかなか気持ちよい。
更にこの窓枠にちょっと腰掛けて(私、行儀が悪いんで(笑))、ビールなんか飲んでもたまらんですよ~。

また、
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このお家達のように、地窓と言われる、下が床にピッタリとくっついた小窓は、これまた和室で寝てるとタタミをなめる様に入ってくる風が気持ちいいんですね~。

そのうえ……
などといくと、際限なくなってきますが、
大切なのは、「その室内に居る人」と「外」との関係。
ここから窓は考えていかなきゃですね。

「窓」は断熱や音、防犯など性能だけではありません(もちろん大事ですが)。
もっともっと大切な事があるし、もっと楽しめる所。
な~んて言うと窓メーカーの廻し者みたいですが(笑)ホント重要な所ですね~。
精進精進です。

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