題詠blog2009

こちらは「題詠blog2009」の会場です。どなたでも自由にご参加いただけます。

050:災

2008-12-21 | 041-050の歌
「050:災」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

お疲れさまです。残りはちょうどあと半分です!

050:災(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
天災は忘れぬうちにまた来ると思いつ午後のニュース見ていぬ

050:災(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
ヘルメットかぶった顔を笑いあい私語の絶えない災害訓練

050:災(アンタレス) (思い出ずるままに)
わが生の最大なりし災害は医療ミスなり脊髄損傷

050:災(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
林檎酢は被災の刻を待ちながら羅刹女果てし厨に立てり

050:災(船坂圭之介) (kei's anex room)
魔の性のわれならなくに如月の雨を掌に死に到る 災難

050:災(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
耐えられぬ災難などは大概は人間に降りかからないもの...

050:災(みずき) (空)
震災の闇に埋もるあの朝を舞ひてし蝶が群れて華やぐ

050:災(柴田匡志) (スタートライン)
利便ゆえ人災天災顧みず作られしビルは炎に包まれる

050:災(小早川忠義) (Just as I am Returns)
災ひとふ字に収まりし者のあり悶ふる様の火の上なりき

050:災(うたまろ) (五と七と五と七と七)
人災を認めないのが無謬性 愚劣で怠惰で無恥というだけ

050:災(佐藤紀子) (encantada)
災難と諦めきれず沖を見て太郎の母は浜を彷徨ふ(浦島太郎物語)

050:災(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
災害に備えるために凶の出る確率高い神社に詣ず

050:災(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
起こるコト 皆幸いと受けとめて 執着心が災いとなる

050:災 (穴井苑子) (猫のように純情)
火災警報器はどうして鳴ったのか知らないままで卒業します

050:災(星野ぐりこ) (題詠100首爆走中。)
『災い』という名の2トントラックが降る瞬間の後悔の波

050:災(みつき) (みそひと :: misohito ::)
厄災なんてあるわけないでしょありえない まあ御祓いはしておくけども

050:災(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
二本足持った災い近づけり思わず口にあなた天才

050:災(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
災いは焼き尽くしても焼ききれずくすぶっている気持ちがここに

050:災(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
宝石を集めるように災難を集めて暮らす寂しき老婆

050:災(梅田啓子) (今日のうた)
災ひは災ひとして過ぎてゆく棘ある言葉と取られたるまま

050:災(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
息子です息災ですかおっかさん振り込め詐欺に騙されるなよ 

050:災(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
君からの突然過ぎるさよならは人災越えて天災越えて

050:災(森山あかり) (言葉の花かご)
災いは人生の帯なによりも強い絆を育むための

050:災(ひじり純子) (純情短歌)
降りかかる災い毅然とはねのけよそれだけの技量あなたにはある

050:災(只野ハル) (Ordinary days)
こんな事ありえない災いがまとめて降りかかる悪夢よ醒めて

050:災(ジテンふみお) (雲のない日は)
サークルで職場で家で宇宙船でがんばる人に「無病息災」

050:災 (minto) (@100@)
パンドラの箱より出でし災害も忽ちニュースに配信されをり

050:災(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
厄払い忘れしせいか君という災難我が身に降りかかる春

050:災(はこべ) (梅の咲くころから)
災いは過ぎてしまえば経験と いえるものだと勝手にきめて

050:災(わだたかし) (ファミレス短歌)
災いが転じて福になるように最近ずっと災ってます

050:災(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
戦災な色の詰まった箪笥からママで出てくる平和な話

050:災 行方祐美 (フーガのように)
ふり返ることなど捨てし青春の横災と呼ぶ決意をつけて

050:災(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
ささやかな災い続く一日の最後に消えたぼうけんのしょ

050:災(チッピッピ) (うたよみブログ)
災が「今年の漢字」になった年なにがあったかもう忘れてる

050:災(ことり) (歌)
ビンゴゲームで当ててしまった赤い腹巻きって絶対に災難だよね

050:災(陸王) (Always Walking with Yu)
胸元の火災報知器押したならベルが鳴るとか思ってらして?

050:災(蓮野 唯) (万象の奇夜)
災難がソムリエ達に忍び寄る黄色い粉の殺し屋達が

050:災(ウクレレ) (十線譜)
天災にさらわれ象のあふれ出る涙は上を向いても落ちる

050:災い(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
天災は忘れた頃にやってくる あなたは忘れられずに来ない

050:災 (ゆり) (森の歌 ~怪人二十面相~)
手作りの防災頭巾魔法入り赤ずきんちゃんパワーの奇跡

050:災(畠山拓郎) (あいうえおあお)
災いのように彼女は現われてウーウーウーとサイレンが鳴る

050:災 (新井蜜) (暗黒星雲)
冷静に話し合えない人がいて災いとまでは言わないけれど

050:災(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
気づかない鈍な性格災いし つきまとわれる恐ろしさ知る

050:災(さかいたつろう) (流星文庫)
底なしの能天気です 災いを招いてケアして見送るくらい

050:災(迦里迦) (香飄)
闊歩せるウォーキングシューズ十足は闇夜の災ひ蹴散らかしつつ

050:災 (光る風の記憶)
災いは人の真似してビールなぞ飲んで死したる吾輩のこと

050:災(ふみまろ)再投稿 (光る風の記憶)
災いは人の真似してビールなぞ飲んで死したる吾輩のこと

050:災(眩暈丸) (コギト過剰の歌)
天災に遭ったと思い諦めろ安い命が安く燃え尽き

050:災(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
災難は君に任せておやすみと平気で言えるいつからだろう

050:災(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
「愛してる」 これがすべての災いのはじまりだったなんて、ひどいや。

050:災(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
災いという字は何だか燃えているところで今年のおみくじ失くした

050:災(Yosh) (☆生短歌☆)
災いは忘れた頃にやってくる 手遅れにすな 後世の陰なり

050:災(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
一言も喋らぬ妻を唯一の災いとしてハネムーン終へる

2009題詠blog050:災(はづき生) (生さんま定食)
空白になった未来にあの時の火災報知機は鳴り響く

050:災(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
厄災がはじめて目にした私を親と信じて追いかけてくる

050:災(理阿弥) (車止めピロー)
引き籠る平時の吾に贈らるる罹災時向けの手回しラジオ

050:災(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
「何故のマスク姿ぞ」災いは口より出でて口に入るなり

050:災(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
災いと煩いは似ていると思うの今朝は不燃ゴミの日であって

050:災(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
対岸の火事を眺めるこの岸辺災いも業も石積みはてる

050:災(春待) (三感四音)
災難は水に落とした携帯が事切れたこと目を覚まさないこと 携帯電話を水に落としてしまった時のこと。死んでしまったように、動かない。しゃべれない。(笑)悲しくて茫然としてしまった。

050:災(春待)再投稿 (三感四音)
災難は水に落とした携帯が事切れたこと目を覚まさないこと

050:災(かりやす) (彼方探訪)
息災であればよしとは風邪をひくたびに思(も)ひしが忘れてしまふ

050:災(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
茫々と災い続く我がうしろ災いを消す我を災え 050:災(題詠100首2009)

050:災(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
大のつく震災襲ふ日のいつか来るをわれらの知るや知らずや

050:災(藻上旅人) (創作のおと)
災いとおんなじ気持ちになるなんて切ない思いではじめたのにね

050:災(原田 町) (カトレア日記)
白煙のたちこめ視界きかざれば防災訓練にても怖ろし

050:災(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
突然にふりかけられた災いは三日寝かせてコクを出します

050:災(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
いまふれればこころは真夜中の火災報知機のようにベルを鳴らす

050:災(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
真っ白なあの日震災の町は今日南西の風 鯉泳ぎたり

050:災(フウ) (easygoing.)
天災が起こるたびに第六感(シックスセンス)地球のメッセージを聞いて

050:災(のびのび) (のび短歌)
黙ってりゃ隠せる難もあろうものを女の口は災いのもと 参照記事:050:災

050:災(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
災難だねって君が言うからなんとなくため息ついてあきらめついた

050:災(こうめ) (はこにわ相聞歌)
神話なき春の花びら軽やかに幸も災(とが)も同じに巡る

050:災(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
飛び起きて地球がくしゃみしていると震災の朝のんきだったと

050:災 (七十路ばば独り言)
寄る辺なき老人住む家焼け果てぬ人災とう語の虚しき響き

050:災(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
望まざるセックス臨む災難を避くる御守り持たされてをり

050:災(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
「災いと幸いって音似てるよね」嵐の海でも笑ってきみは

50:災(nnote) (白い箱から)
災いの兆しを見れば朱い月詩の幾篇も揺蕩う沼地

050:災 (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
ぴかぴかに磨いたエナメルパンプスは今宵災いの色をなしたり

050:災(祢莉) (suger drop)
あの人に災いあれと祈りつつ啜る紅茶はニガくてマズい

050:災(風天のぼ) (でんでんむしの夢)
災難に合うが何ゆえよきことか冥き傘へと雨の落ちくる

050:災(イマイ) (ゆびおり短歌)
雷は空をきいろく染めあげて火災保険の証書もきいろ

050:災(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
災いをもたらすという伝説のルビーの行方を本に追いゆく

050:災(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
死ぬまでにまだ残っている災いを使い果たせど遇いたき人あり

050:災(間遠 浪) (少女らせん)
野へ行かず海へも行かず災いは青なる安らいより帰り来る

050:災(ゆき) (ひたぶる君を)
雨降つて地はかたまらず災ひは転じはしない別の船乗る

050:災 (水口涼子) (FANTASIA )
災いを笑みにて受けとめる皐月の草はすくすく伸びる

050:災(暮夜 宴) (青い蝶)
災いを転じて福田くんとした紫陽花よりも淡い想い出

050:災(音波) (短歌のなぎさ)
日曜日ふたりで顔を突き合わせ黙ってすする厄災スープ

50:災(都) (miya-momoの日記)
悔みつつけれどもうひとつピンと来ず原因はやはり災いの指

050:災 (村木美月) (うたりずむ)
わだかまりつつ逢いにいく絡まった言葉はさらに災いのもと

050:災(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
天災に父をとられた子の夢は百戦錬磨の気象予報士

050:災(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
「くくく」ってどんな笑いか気になって僕の火災は広がっていく

050:災(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
断末魔 天災火災 人災が 一気爆発 終焉間近

050:災(青野ことり) (こ と り ご と)
眼裏にしあわせひとつ灯したらきょう一日の災いとける

050:災(短歌サミット2009.詠み人しらず) (短歌サミットブログ)
かっこわるいホントは頭が入らないもうかぶれない防災頭巾 

050:災(ほたる) (ほたるノオト)
災いと認識していた錆色の過去が磨かれ真鍮になる

050:災(あみー) (正直なたましい)
災いと幸いを読み違うほどどちらかだけに満ちあふれてる

50:災(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
赤信号だらけのラッシュもうこれは災いとかの前兆でしょう

050:災(tafots) (1年で1000首をつくる)
作成を無意味とまでは言わないが火災報知機メーカーリスト

050:災(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
君のこと大好きなのに僕のこと困らせるから指で災う

050:災(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
両親にとっておれの宣言は天災みたいなはずだったのに

050:災 (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
天災は天才に通ずなんちゃって暗き歌など詠みたきものよ(なんちゃって)

050:災(月下燕) (a swallow under the moonlight)
厄災であるはずのない幼子を屠る聖者に残照赤し

050:災 みぎわ (たづたづし)
みどりごに熱湯浴びしし災(わざはひ)の死神カード ちちのみの父

050:災(O.F.) (O.F.)
災いをわざわざありがとう短歌 フィフティ・フィフティ 保て情熱

050:災(藤野唯) (Sugarmint)
8月の災いになる騙すだけ騙して最後は救ってあげる

050:災(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
魂に咎人のしるしを刻む この街に降り続く災厄

049:災(都季) (31pieces)
「災害」の予測変換に「犀川」を見つけてFをふと思い出す

050:災(都季) (31pieces)
「災害」の予測変換に犀川を見つけてFをふと思い出す

050:災(健太郎) (モノクローム文芸館)
降り注ぐ災い転じて福となり七月迎えば夏服となりぬ

050:災(花夢) (花夢)
この家に遺されている正義っていうものこそが災いなのに

050:災(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
デュッセルドルフとつぶやき舌にやわらかくなぶられている災い、あまく、

050:災(emi) (時計をはずして)
災いの種まきながら走る子を通せんぼする向日葵の道

050:災(振戸りく) (夢のまた夢)
半纏を防災ずきんに仕立て直し冬になったらフリースを買おう

050:災(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
災いにまっすぐ突っ込み咲く朝顔の弦もまっすぐ夏疾風(なつはやて)さす

050:災(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
ほんとうに災難でしたね その翼、舌も切られて すずめよすずめ ○うおー、折り返し地点到達~

050:災(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
災ひを生む箱ひとにひとつづつ潜めりときに鈍くひかれり

050:災(佐藤羽美) (hinautamemo)
朝曇りざわめきながら蔓草が這い出してくる火災報知機

050:災(市川周) (ミルミルを飲みながら)
災いを集めて林コレクション(きりがよいので七七はなし)

050:災(sora) (追憶~娘へ)
災ひを招く要素の有り無しはたとへば孤独との馴染み具合

050:災(すいこ) (すいこのうたおきば)
一瞬の会話のなかの空白に災いが降る時期をうかがう

050:災(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
災害がなかったように右斜め45度を見つめ続ける

050:災(遥遥) (たんかのきりかた2)
さわやかな涼しい部屋であたたかく闇を明るく災厄を待つ

050:災(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
災いは雨ではなくていつまでも雨宿りしかできない僕だ

050:災(村上はじめ) (雑感)
左手の小指をナイフで切ってしまい厄の災い後を絶たずに

050:災(木下一) (リンダリンダタンカ)
参照記事:050:災 災いに備えましょうと村人に配布をされた君のパンティ

050:災(Re:) (プリズム)
降り注ぐ災いとかをキャンディーと一緒に舐めて強くなります

050:災( (夜間飛行)
二年ごと二度の震災に遭ひし家蔵のずれしが元にもどりぬ

050:災(橘 みちよ) (夜間飛行)
二年ごと二度の震災に遭ひし家蔵のずれしが元にもどりぬ

050:災(酒井景二朗) (F.S.D.)
勞働は災ひといふ信念をくつがへせるかこの晴れの日に

050:災(こゆり) (おかっぱ短歌)
あのひとのこと災難ねといわれたくなくて必死のスターバックス

050:災(珠弾) (seven seas tac)
人災の及ぶところであったかとさらなる次元に移り棲む仙

050:災(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
朝方の占いなんて信じない けど今日起こる災難ってなに!?

050:災(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
災いが転じて福になる様にうなされているだるま職人

050:災 (みなと) (海馬)
卒業の記念にいちまい撮られてたスーツのぼくと火災報知機

050:災(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
災害用伝言板のバナーにも、可愛いペットを今スグget!

050:災 (お気楽堂) (楽歌三昧)
真夏日の不快指数をあざわらい延々響く火災報知器

050:災(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
災ひの使(死)者の饒舌触れたくとも触れられぬ手さまよはせては

050:災(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
災いという字をひとつずつほどくいまは静かなあらゆる指が

050:災(ゆふ) (ゆっくりん)
のんびりのその性格が災いし人生という汽車にのれない

050:災 (一夜) (短歌るBlog)
天災に阻まれちまった蜜の道 自然の脅威逃る術なし

050:災(本田鈴雨) (鈴雨日記)
寝室のベッドは存在せぬごとく火災報知器点検者ゐる 

050:災(志井一) (日記ホプキンス)
「震災」は今も変わらず略語です 阪神・淡路大震災の

050:災(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
12時に火災報知機が鳴れば合図 裸足のまんま逃げよう

050:災(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
幾色の少女埋まるかこの身嗅ぐ災害救助犬のとまどい

050:災(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
災ひを呼び込んでしまふ担任の学習指導展開案を読む

050:災(駒沢直) (題詠blog参加用。)
災いと言えれば言える再会の避ける気もなくひた走る北

050:災(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
次々とパンフレットは広げられカラフルに咲く災害保険

050:災(紫月雲) (resume 1970-2009)
災いは冷えたつま先から来たりクロモジの香の湯に足放つ

[短歌][2009] 050:災(ezmi) (語りえぬことを。)
災いの種まきながら泣きながら足跡はでも真っ直ぐですね

050:災(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
防災の日には机にもぐり込み ひざこぞう二個見比べましょう

050:災(しおり) (ヒロの独り言)
平穏な暮らしの中に投げられた小石ひとつが災いを生み

050:災(岡本雅哉) (なまじっか…)
被災者のような顔して逃げまどう彼を許せない  わたしが火事か

050:災(斗南まこと) (野ウサギのように)
なにひとつ諦めないと誓いつつ災害救助隊は立ち上がる

050:災(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
しなければいけないことが逃げたり、逃げられたりの防災訓練

050:災(ノサカ レイ) (のーずのーず)
災いの根源である有機物 分解されて償う、未来

050:災(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
火災報知機がジジジジ鳴り響く音をぼーっとふたりで聞いた

050:災(吉里) (梢は歌う)
幸いと災いの音似ていたり背中合わせの宿命なのか

050:災(やすまる) (やすまる)
始まりとおんなじ秋で違うあき天災としてわかれを背負う

050:災(香-キョウ-) (Sky on Blue)
一か月『災難注意』との占いを信じて何でもその所為にする

050:災(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
防災のサイレン響く教室でちいさな胸が引火しました

050:災(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
子供らの私語も災いと考えずそこから授業を作る心欲し...

050:災(おっ) (だいえいの短歌専門店)
唇に歌を貼り付け災いの元にならないことを祈ろう

050:災(小林ちい) (ゆれる残像)
プリンスの登場信じて待っている災い転じて福となす日を

050:災(月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
災いはアナタの口から出てるんだっておしゃべり女に言ってやりたい

050:災(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
むず痒き災い来たりて胸を刺す 汝が形に居残る残滓

050:災(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
災ひに備へて購ひしカンパンの缶の男はバグパイプ吹く

050:災(伊藤真也) (クラッシュボク)
夜空見て胸がざわざわ騒ぐのは災いなのか ペルセウス座は

050:災(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
その口は災いのもと吐き出した言葉はめぐりめぐって戻る

050:災(扱丈博) (取扱)
野良犬のような手蹟が息災をつたえる くの字に牙を合わせて

050:災(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
「災いが訪れるでしょう」ばかり言う雑誌を知らないうちに買ってる

050:災(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
災いを引き寄せているような気がしてならなくて埋める臍の緒

050:災(惠無) (なんでもない一日)
少しずつ小分けに届く災いにいつしか慣れて進む日常

050:災 (きりころじっく2)
災ひをさいはひと読むことにしたやまひを得たる夫の内臓

050:災(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
災いをもたらすほどの風が吹き山がざわめく姿見ている

050:災(今泉洋子) (sironeko)
厨にて火災おきぬやう手拭いは青がよきとふ風水の説

050:災(内田かおり) (深い海から)
微かなる災いのごと振り払い振り払いつつ我を保ちて

050:災(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
災いか何かの罰かと思うぐらい 急に出会えた君とのぜんぶ

050:災(kei) (シプレノート)
階段を一段おきに行く君と不安広がる防災訓練

050:災(だや      (それから人鳥の朝食を買いに)
たいふう、と呼んでみるばれたらきっと災害級の失言になる

050:災(天国ななお) (お月様は許さない)
災いがおとずれる前の静けさと君の沈黙は似てる 逃げだせ

050:災(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
いつまでもそのままでいいの灰かぶり災難ならば逃げるが勝ちだ

050:災(Ni-Cd) (反実仮想)
労災も天災かと訊きいじられる自称葛飾生まれの男

050:災(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
対岸の火事はいつしか鎮まった恋の炎は燻ぶったまま

050:災(都) (miya-momoの日記)
悔みつつけれどもうひとつピンと来ず原因はやはり災いの指

050:災 (くじら(独唱))
冷える手でくるみの殻を割りながら祈りぬ(きみの災いよ去れ)

050:災(鯨井五香)再投稿 (くじら(独唱))
冷える手でくるみの殻を割りながら祈りぬ(きみの災いよ去れ)

050:災(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
いにしへの災ひ星とや満月にぽつちり赤い星がよりそふ

050:災 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
たましいに悪い言葉で災いを集めて笑うひとの危うさ

050:災(夢雪) (浪漫)
災いの青い炎で街を焼き恋人探す死の国の女王

050:災 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
災害に遺体も失せし老ありき子に看取らるる妻の幸せ

050:災(兵庫ユカ) (Blog [ .bypass ])
公衆電話が載っていた台に蘭の鉢何が災いしたのだろうか

050:災(茶葉四葉) (ゆざまし)
答えれば答えるほどに災いは天からでなく他人からでもなく

050:災(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
笑ってはダメです防災訓練の早足でゆく晴れた校庭    

050:災 (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
災(わざは)ひと幸(さきは)ひは「はひ」同じうす 海やまのあはひのごとからむ

050:災(緒川景子) (ezomijikauta)
災いはあたしのくせに目を背け手放し逃げ出そうとしたこと

050:災(ぱん) (向日葵 と 月)
「震災が明日くるかもしれないし」ふたりで決めたルールやぶって

050:災(桶田 沙美) (31Words Runner)
山火事のニュースを見ていた昼下がり君への炎が胸に灯る

050:災(桶田 沙美) (31Words Runner)
山火事のニュースを見ていた昼下がり君への炎が胸に灯る

050:災(桶田 沙美 再投稿) (31Words Runner)
災いを幸いと成す努力家の君の強さを見習いたいよ

050:災(田中ましろ) (ましたん)
手にかけた最後の布の内側に潜む天災 おとこのこなの

050:災(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
災いはここにもあった 汁椀のなかに溺れてゆく刻み海苔

050:災(みち。) (滑空アルペジオ。)
災いがつづく一日今日までの帳尻あわせとして受けとめる

050:災(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
うつりゆく災いを愛でる水面で揺れた沈んでしまう太陽

050:災(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
災いのように降る雨 やさしさの記憶ばかりが崩れず残る

050:災(フワコ) (きくとわたし)
道ならぬ恋を貫くことなどが災いなき世のわざわいとなる

050:災(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
舌先は口内炎にふれながらあざみ野行きのバスに揺られる

050:災(星川郁乃) (Air Station)
災いの船が着く岸あさっては消える公園さようならきみ

050:災(久野はすみ)再投稿 (ぺんぺん100%)
災難というほどじゃない真夏日にあざみ野行きのバスに揺られる

50:災(HY) (天然通信)
災いが一度も来ない人生は何か怖くて落ち着かないさ

050:災(ME1) (FILL mobile)
お悔やみを申し上げる間災難は寄り添っている火の色を増し

050:災(なゆら) (リッスン・トゥ・ハー)
一輪の花をあなたに見せるため瓦礫を崩す被災地の春