題詠blog2009

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048:逢

2008-12-21 | 041-050の歌
「048:逢」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

題は「逢う」「逢引」などの「逢」です。他の漢字との読み間違い、「会」「遭」などとの詠み間違いにご注意ください

048:逢(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
パーティーで思わぬ人らに逢いたれば隠居も現世に戻りて帰る

048:逢(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
ひとときの逢瀬楽しむあいだにも人は生まれて人は死にゆく

048:逢(アンタレス) (思い出ずるままに)
親の目を気にして逢瀬重ねたる君逝きたれば彼岸待ち居り

048:逢(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
逢合をデイトと呼べる君が居て交番勤務の非番待たれる

048:逢(みずき) (空)
逢ひ別れこころ真闇の冬を啼く虫となりては明日の鈴振る

048:逢(船坂圭之介) (kei's anex room)
血のめぐる音を耳奥に数へつつ思ふ密かの逢引のこと

048:逢(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
百歳に「ここで逢ったが百年目」などと叫ぶは野暮ってもんよ...

048:逢(うたまろ) (五と七と五と七と七)
逢う魔がとき 夢とうつつの境界を迷う幻 それこそが真

048:逢(星野ぐりこ) (題詠100首爆走中。)
二秒間有れば充分 キスだけでさらりと済ます夜の逢引

048:逢(柴田匡志) (スタートライン)
「逢いたい」と携帯電話(ケイタイ)に告ぐ君の声そのか弱気に吾胸中苦し

048:逢(小早川忠義) (Just as I am Returns)
逢うことのときめきも失せ棲むなれば互ひに相手を宿六と呼ぶ

048:逢(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
幾度でも生まれ変わって追いかける きみに逢うため 永遠の恋

048:逢(佐藤紀子) (encantada)
父母(ふぼ)に逢ひ聞かせたかりきあでやかな竜宮城の土産話を(浦島太郎物語)

048:逢(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
会うでなく逢うという字を書いた文記憶もろとも消したいのです

048:逢 (穴井苑子) (猫のように純情)
もう一度逢いたいなんて思わない 二度と会いたくないわけじゃない

048:逢(みつき) (みそひと :: misohito ::)
はちみつの壷で窒息してもいい うんとねちこい逢瀬を君と

048:逢(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
逢坂の関を越えれば天下なり昔も今も鶏が鳴く

048:逢(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
めぐり逢いいたずらみたいに存在が忘れられない君という人

048:逢(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
浮気者だからといって俺なしで俺に逢わずに生きられるのか 

048:逢(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
「出逢いなど星の数ほどあるものね」近視で星もよく見えないけど

048:逢(梅田啓子) (今日のうた)
夏休みに逢おうと手紙出したけどちやこちやんの顔小四のまま

048:逢(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
僕たちは逢瀬幾たび重ねたら幸せそうな関係になる

048:逢(森山あかり) (言葉の花かご)
ホームレスのホームになる逢うことで人は変わるとその牧師(ひと)は言う

048:逢(ひじり純子) (純情短歌)
逢いたいと我に言わすな恋人よ雨を含んだ昼時の空

048:逢(只野ハル) (Ordinary days)
そして再び出逢う事なく湖の岸辺にひとり立ち尽くす

048:逢(ジテンふみお) (雲のない日は)
「逢いたい」と「はやく逢いたい」手荷物がしのぎを削るターンテーブル

048:逢(わだたかし) (ファミレス短歌)
「会いたい」を「逢いたい」と打ちなおしてる メールに意味を持たせるために

048:逢(はこべ) (梅の咲くころから)
逢いたくも逢わずにいたいことのある あまりに時間がながれたふたり

048:逢 行方祐美 (フーガのように)
逢魔が時を西に流れてゆく雲の謎の一つとわれは映るや

048:逢 (minto) (@100@)
あふと打ち合ふ会ふ逢ふと決めし時華やぎたるか一瞬なれど

048:逢(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
「あわない?」とスペース押せば「逢わない?」にされてあわてて「合わない?」とする

048:逢(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
逢いたいと願う気持ちは叶わずに君とは違う男(ひと)と見る夜景

048:逢(ウクレレ) (十線譜)
坂の上はじめて出逢ひし君は手にやさしい風を連れて来ました

048:逢(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
虹になるつもりの虹に逢う場所の交差点から閉じる冬枯れ

048:逢(陸王) (Always Walking with Yu)
逢えたからとてもしあわせだったからわたしはひとり京都へ行くの

048:逢(チッピッピ) (うたよみブログ)
ふたたびの逢瀬かなわぬ別れ際 またねと言えずに「じゃあ…」とつぶやく

048:逢(ことり) (歌)
白山羊に逢いましただから追伸はきんぽうげの咲く小径がヒントです

048:逢(蓮野 唯) (万象の奇夜)
逢っている時にはやめて警官の顔をしないで目つきが恐い

048:逢(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
巡り逢う前からあなたの心配をしていたアタシをお嫌いですか

048:逢 (ゆり) (森の歌 ~怪人二十面相~)
会うことのできる人には会ってます逢いたい人は膜の向うに

048:逢(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
逢いたくて 高速バスに飛び乗ったわたしのことを君は知らない

048:逢(詩月めぐ)再投稿 (かじられちゃったお月様)
逢いたくて高速バスに飛び乗ったあの日のわたし 君は知らない

048:逢(畠山拓郎) (あいうえおあお)
出逢いとはいつも突然やってきて気付いた時は恋に落ちてる

048:逢 (新井蜜) (暗黒星雲)
梅がまだ満開でない三月の最初の休みまた鹿に逢う

048:逢(ふみまろ) (光る風の記憶)
逢えること信じているよ今日もまた充電ランプが赤々ともる

048:逢(さかいたつろう) (流星文庫)
拡声器にぎりしめて春の野を小鹿と歩けば逢えるかしら

048:逢(迦里迦) (香飄)
陽炎(かぎろひ)の浅瀬の逢瀬 瀬戸際の時急く恋を してもよいよね

048:逢(眩暈丸) (コギト過剰の歌)
うたた寝し夢で逢う君優しくて笑顔に溢れ目覚め落涙

048:逢(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
夜だけの逢瀬はいつも頼りなく泣いていいのかさえわからずに

048:逢(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
「逢いたい」がこそばゆくって「今日飲みに行こう」に頼り続けて二年

048:逢(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
逢うようなそんな気配がしていたよ期間限定モノに囲まれ

048:逢(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
三十年前の逢引の正確な日付を三晩考えて寝る

048:逢(Yosh) (☆生短歌☆)
愛しき人逢はむと思ひ来てみれば 刀林地獄で悶え苦しむ

048:逢(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
逢い見てののちの静けさいつだってお前のことは心底憎い

2009題詠blog048:逢(はづき生) (生さんま定食)
ぼくたちの逢瀬それは日本中祈ってくれる七夕の夜

048:逢(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
青嵐吹けば旅路の支度して逢へば添ひ寝の向き思ひ出す

048:逢(理阿弥) (車止めピロー)
夕影に行き逢った子の差し伸べた手にブランコの錆の冷たさ

048:逢 (水口涼子) (FANTASIA )
忙しく互いに過し逢えずとも貴女は声も昔のままで

048:逢(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
六十路にて逢ふひとありぬ老若も性別問はずありがたきかな

048:逢(春待) (三感四音)
逢いたくて君の旧姓連呼して一掴み分の後悔を積む

048:逢(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
逢坂の関は知らねどわれかれの別れは常の旅路なりけり

048:逢(冥亭)再投稿 (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
逢坂の関は知らねどわれかれの別れぞ常の旅路なりける

048:逢(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
かりそめの逢瀬は夜に 滑らかな月光焼けの頬をなぞって 048:逢(題詠100首2009)

048:逢(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
逢い引きに先生一人来た部屋に私のすみかはもう無いのです

048:逢(藻上旅人) (創作のおと)
逢えぬ日が切ない思い募らせる逢える日二度と来ないとしても

048:逢(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
君に逢うために三万光年のトンネルを駆け抜けてきました

048:逢(かりやす) (彼方探訪)
フリスクでかならずくさめ逢坂の関を越えたるはなを押さへぬ

048:逢(原田 町) (カトレア日記)
不謹慎と思うけれども通夜のせき逢えざるひとに逢えるよろこび

048:逢(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
あの後ですぐに来てたと逢い違いあのこも僕を気にしていたと

048:逢(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
すぐそこにここに出逢いし人々を遣り過してはまた夏が来る

048:逢(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
お気に入りのサングラスなくして出逢うほんとうの空にあふれるひかり

048:逢 (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
いつかまた逢いましょう愛し合いましょうアイスランドの朝に誓って

048:逢(nnote) (白い箱から)
鉛筆で白い女を描いていたたぶんあなたは君が逢うひと

048:逢(のびのび) (のび短歌)
気付いてないことになっているのだけれど受信フォルダに「逢いたい」はない 参照記事:048:逢

048:逢(フウ) (easygoing.)
逢瀬して失うものは数多あり残ったものは壊すしかなくて

048:逢 (七十路ばば独り言)
逢った日のときめきはもう消えました話題続かぬからっぽイケメン

048:逢(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
行き逢った夜の図書館泣くきみと歌う書物を借りて帰ろう

048:逢(こうめ) (はこにわ相聞歌)
抱かれれば抱かれる前に戻りたい 親愛に変わる逢瀬の暇(いとま)は

048:逢(祢莉) (suger drop)
こうやって君をどんどん忘れてく出逢ったときの気持ちもぜんぶ

048:逢(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
右手には麦藁帽子前を向く逢う価値のある男になるまで

048:逢(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
いくたびの呼ばるる土地に赴くは窮鳥に逢ふさだめなりにき

048:逢(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
旧仮名のほうがなじむと思うからそこだけ「めぐり逢ひ」と書きたい

048:逢(風天のぼ) (でんでんむしの夢)
来年に死ぬとわかれば逢うだろう「のぼちゃん?」と呼ぶやわらかき声

048:逢(ゆき) (ひたぶる君を)
夢にのみ逢はむとおもふ葉桜の木の下やみの夢にのみ、ゆめ

048:逢(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
靴下を裏返しに履いているどうせ逢えない毎日だから

048:逢(イマイ) (ゆびおり短歌)
逢いたいと呪文のように繰り返す潰されそうなざわめきのなか

048:逢(間遠 浪) (少女らせん)
そうなのかなそうなのかなそうだったんだそんなわたしに逢うための旅

048:逢(ほたる) (ほたるノオト)
「逢いたい」と文字にしてみるそれだけで後ろめたさが募るたそがれ

048:逢(暮夜 宴) (青い蝶)
さみしさをうずめるためのひとときの逢瀬 嘘でもいいと思った

048:逢(都) (miya-momoの日記)
逢うことの「意味」や「頻度」や「必要」がふわりとびゆく塩からい風に

048:逢(音波) (短歌のなぎさ)
坂だとか関とかどうとか言わないで ワ・タ・シ・ハ・コ・コ・ヨ すぐ逢いに来て

048:逢 (村木美月) (うたりずむ)
いつの日か出逢ってしまう気がしてるあなたが愛す亡霊のひと

048:逢(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
「逢いたい」の本当の意味が遠すぎて望遠鏡で月を見ている

048:逢(青野ことり) (こ と り ご と)
逢えるとは思わなかった 十年を越えて数えることをやめたの

048:逢(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
逢うという漢字はいつも艶めいて君を抱きたい時だけ使う

048:逢(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
遠恋は 愛の絆を リンクする 逢える時まで 指折り数え

048:逢(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
もう10年あたしが早く生まれてて今、出逢ったら愛してくれた?

048:逢(短歌サミット2009.つばめ) (短歌サミットブログ)
好き嫌い逢いたい逢わない突然の風がすべてをさらってしまう 

048:逢(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
相応しく短いメールだけ 多分また逢うまでの短い別れ

048:逢(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
つるつるの小石みつける 逢いたくて夏の坂道立ち漕いでゆく

048:逢(あみー) (正直なたましい)
これでいい 逢いに行くよと言われたら待ってしまうに決まっているし

048:逢(健太郎) (モノクローム文芸館)
この惑星で出逢えた奇跡 クソ食らえ風が冷たい夜に想えば

048:逢(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
天職にいつか逢えると思ってる若者よお前はしょせんお前だ

048:逢(月下燕) (a swallow under the moonlight)
特別な言葉を交わすこともなく夢で逢うのがちょうどいいから

048:逢(tafots) (1年で1000首をつくる)
メールだから「逢おう」なんでしょ本当は書き順だって分からないでしょ

048:逢(振戸りく) (夢のまた夢)
正直もドロボウのはじまりだから黙ってたけど君に逢いたい

048:逢 (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
逢う時は重ねて逢いて合わない時は見ない振りしてそそくさと行く

048:逢(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
デートとは言わず逢い引きと言ってみる二人の秘密増えた気がした

048:逢 (たづたづし)
なんといふ思ひの退化 八月の逢ひは果たさぬとほき約束

048:逢 みぎわ (たづたづし)
なんといふ思ひの退化 八月の逢ひは果たさぬとほき約束

048:逢(藤野唯) (Sugarmint)
濃厚なガトーショコラを食べたあと私の子宮はあなたに逢いたい

048:逢(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
もう言葉におさまってしまう君これで逢うのは最後ほんとに最後

048:逢(O.F.) (O.F.)
湯船には豆腐とか小町麩とか浮かべ僕も具になる 夢で逢えたら

048:逢(都季) (31pieces)
逢いたい人たちがいるんだそれだけで世界に光が瞬きはじめる

048:逢(emi) (時計をはずして)
逢うことの重さではかる日常とかけ離れゆく今日が終わって

048:逢(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
なき人に逢ひて逢はざる夢のうちほのほのじろきおらんだ桔梗

048:逢(花夢) (花夢)
逢うたびに痩せこけてゆく老人は過去をいよいよ浄化してゆく

048:逢(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
逢いみてののちのことなど聞かないで 集中してよ今、ここだけに ○気合いを入れましょぼんぼりに(え

048:逢(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
逢いたくてただ逢いたくて逢いたくて南西風と影踏みしてる

048:逢 (ミルミルを飲みながら)
めぐり逢う約束猿の西口で(きりがよいので七七はなし)

048:逢(sora) (追憶~娘へ)
竹林の日照雨(さばえ)の中に立ちてみるふと逢えさうな気がする午後は

048:逢(佐藤羽美) (hinautamemo)
逢いたい逢いたい逢いたい春の陽が美波絹子のほくろを撫でる

048:逢(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
からまってばかりでうまくいかないなまつり縫いとかめぐり逢いとか

048:逢(遥遥) (たんかのきりかた2)
名にし負う逢坂山のさねカツラ人に知られてずれにけるかも

048:逢(すいこ) (すいこのうたおきば)
俺はただ会いにきてると思ってた二つの嘘で重ねた逢瀬

048:逢(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
殴り蹴り竹刀で叩き泣き喚く逢坂大河は神に変わった

048:逢(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
「さようなら」最後の言葉「ありがとう逢えてよかった」言葉の最後

048:逢(橘 みちよ) (夜間飛行)
黒猫にあらず虎猫したがへて逢魔が刻の道をよぎりぬ

048:逢(村上はじめ) (雑感)
最近はあなたの声を聞いてないから花火の夜に逢いましょう

048:逢(木下一) (リンダリンダタンカ)
参照記事:048:逢 「逢いたくて逢えない夜は…」泣きながら君が渡した君のパンティ

048:逢(Re:) (プリズム)
南風に押されたなんて言い訳で逢いに来るから笑って聞いて

048:逢(酒井景二朗) (F.S.D.)
部屋中に逢魔が時を引き延ばしあがた森魚を歌つてみせる

048:逢(こゆり) (おかっぱ短歌)
逢瀬ってどんなんだろう、僕たちの恋をドラマに仕上げるサザン

048:逢(珠弾) (seven seas tac)
探してたものにようやくめぐり逢う 「東京にもあったんだ…」

048:逢(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
「逢いたい」と書いたつもりが「縫いたい」の手紙をとった君の小指と

048:逢 (みなと) (海馬)
KFCで逢うわれら小骨は噛みて嚥下するかも

048:逢(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
長ねぎがレジ袋から飛び出している夜行バス。逢いに来ちゃった。

048:逢(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
もしかしてわたしのことがすきですか?逢魔時のかげろうに問う

048:逢(志井一) (日記ホプキンス)
「いま、会いにゆきます」でなきゃ駄目だった 「いま、逢いにゆきます」ではなくて

048:逢 (お気楽堂) (楽歌三昧)
逢ひみての後の心も時経ればもの思はざるむかしの如し

048:逢(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
辛(から)き世に忍ぶ逢瀬の瀬戸際でちひさき焔(ほむら)の揺れてかなしも

048:逢(ゆふ) (ゆっくりん)
会えばすぐ次に逢う日を探してる色の褪せない記憶のカレンダー

048:逢 (一夜) (短歌るBlog)
逢瀬とか言葉を変えてときめいて ライブの朝は浮かれ気分で

048:逢(本田鈴雨) (鈴雨日記)
丈たかき草の茂みの逢引のよもぎの花粉かなしかりけり

048:逢(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
受け持ち生徒が我に耐えきれず言い放つたり逢魔が時に

048:逢(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
やりとりはもう二年越し名前など知らずに逢引きしてもいい頃

048:逢(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
逢いたいと思って逢えたはずなのにどうしてすれ違っちゃうのかな

048:逢(駒沢直) (題詠blog参加用。)
「逢う」という字面ときめくやましさに新幹線はスピードを増す

048:逢(紫月雲) (resume 1970-2009)
浅はかにたつたひとつの逢瀬とは知らずに過ぐる人と人とは

[短歌][2009] 048:逢(ezmi) (語りえぬことを。)
逢瀬とか逢引きだとか言い出すの。あなたのことが大嫌いです。

048:逢(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
眠る前きらきら星にお祈りを 逢いたい人も他人ですから

048:逢(ノサカ レイ) (のーずのーず)
つかの間の逢瀬のためにズッキーニ育てし2009年の夏

048:逢(しおり) (ヒロの独り言)
逢いたくてでも逢えなくてゆらゆらと心のシーソー揺らす夕暮

048:逢(斗南まこと) (野ウサギのように)
「逢いたい」と書いたメールは届かない夜明けの夢に満ちるさみしさ

048:逢(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
逢いたいと素直に言えたその口に今日こそキスをしてしまいたい

048:逢(岡本雅哉) (なまじっか…)
あたたかい手のひら以外の取り柄などぜんぶ失くしてめぐり逢いたい

048:逢(香-キョウ-) (Sky on Blue)
「会」いたいを「逢」いたいへと変換す 変なこだわり 密かな想い

048:逢(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
悔いなしと言えば嘘だがもう決めた 逢えてよかった だからさよなら

048:逢(吉里) (梢は歌う)
この世界の何処かにいる唯一の我の片割れ今逢いたくて

048:逢(やすまる) (やすまる)
あうともなく逢うのだとして土曜日の夜の電話は真っ赤であった

048:逢(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
起こりうる全てがきっと必然で恋をするため出逢った二人

048:逢(小林ちい) (ゆれる残像)
ゆるい坂 息を切らせて駆け抜ける ただ逢いたくてただあいたくて

048:逢(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
「逢う」ことは「会う」ことよりも深きもの 「出逢い」信じて今日また生きる...

048:逢(おっ) (だいえいの短歌専門店)
逢い引きのミンチが売られているらしい混ぜ合わせると喜ぶらしい

048:逢(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
逆立ちで逢いにきてって言われたらもう諦めるしかないじゃないか

048:逢(月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
忍ばれし逢瀬重ねた窓の外ナイフのような月が見ていた

048:逢(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
結ばれぬ縁の幾度巡り来る 夜毎逢瀬を重ねても尚

048:逢(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
逢ふときを待ちつつ咲(ひら)く時計草そこだけゆつくり夏の暮れゆく

048:逢(伊藤真也) (クラッシュボク)
ボクたちは衝突したねあの角で 朝の出逢いはスローモーション  

048:逢(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
夢でもし逢えたら・・・なんていう歌も忘れるくらい夢を見てない

048:逢(扱丈博) (取扱)
昔よりなぞめいてきたひとと逢い、やけにうるさい場所におちいる

048:逢 (きりころじっく2)
みみたぶをぬらす雨粒ふたつみつ逢ひたいひとのゐないしあはせ

048:逢(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
黒猫と逢い引きをする25時 手首も白くきれいに見える

048:逢(惠無) (なんでもない一日)
「逢いたい」と泣いた季節を通り過ぎベランダ越しの空にため息

048:逢(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
長かったねもうすぐ君に逢いに行く恋という名の片道切符で

048:逢(今泉洋子) (sironeko)
出会ひしは青春最中きみに逢ふ前は両手をひろげてゐたり

048:逢(内田かおり) (深い海から)
めぐり逢うことの偶然はらはらと落ちる紅葉は肩に掛かりて

048:逢(kei) (シプレノート)
逢いたさは遥か彼方に富士の嶺をぐんぐん越える飛行機雲

048:逢(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
逢いたいと言っても困るだけなのに切なくなるのに言いそうになる

048:逢(天国ななお) (お月様は許さない)
晴れた日は駅で公園でコンビニで部屋でベッドで君に逢いたい

048:逢(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
夏季五輪二十五回経て百年で逢えれば何と運命だろう

048:逢(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
出逢えればただそれだけでわかるのにそんな運命を求めてばかり

048:逢(Ni-Cd) (反実仮想)
逢おうねが褪せるアルバム君の顔ぼやけはじめてまた降る桜

048:逢(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
逢いたいと願う想いがつよい程逢えぬ現実ただ目が潤む

048:逢 (くじら(独唱))
黒電話ふるわせたまま這い出して逢魔が時の虹はどこかな

048:逢(鯨井五香)再投稿 (くじら(独唱))
黒電話ふるわせたまま這い出して逢魔が時の虹はどこかな

048:逢(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
たまさかの出逢ひのはずが五十両くれてしまへり左官の長兵衛

048:逢 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
きみに逢う うっかり闇に踏み込まぬようコンバースは白を選んで

048:逢 (夢雪) (浪漫)
魂と魂の出逢いかそけくも妙なる旋律響き合いたり

48:逢(さと) (すばらしい日々)
逢い引きの後合い挽き肉買ってる妙な女もときどきいます                  

048:逢 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
後の世に再び逢へる自信なしあちらも人口過剰と聞きて

048:逢(兵庫ユカ) (Blog [ .bypass ])
つまりわたしの心が先に会いに行き逢えなかったというだけだろう

048:逢(茶葉四葉) (ゆざまし)
夢ならば好きに交わせる逢瀬なれどたった一度で、それも迷子に

048:逢(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
あいたいが「逢いたい」という漢字へと変換されて 水になるとき    

048:逢 (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
せはしなくけふは並んでエキナカの珈琲飲むのみ 逢ふといはずや

048:逢(緒川景子) (ezomijikauta)
ためいきをつくしかないね こんなにもこんなすがたでもまた逢えました

048:逢(ぱん) (向日葵 と 月)
 今はもう思い出せない 桜の下どの服を着て逢いに行ったか

048:逢(桶田 沙美) (31Words Runner)
放課後の逢瀬誰にも気づかれず甘味処でぜんざい食す

048:逢(田中ましろ) (ましたん)
会うと逢う そのニュアンスの差にこめた想いは君に届くだろうか

048:逢(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
逢引のメッカなるかな 流星のごとく芒に蜻蛉舞い飛ぶ

048:逢(みち。) (滑空アルペジオ。)
えいえんに逢わないふたりいつまでも忘れないためのおまじない

048:逢(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
窓辺には陽が降り注ぎカーテンが揺れてる きみに逢えない小春日

048:逢(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
逢うために火をつけました あけがたの空を焦がして泣けば遠くて

048:逢(フワコ) (きくとわたし)
運命の人だったならまた逢える、そう思いつつ運命逃しぬ

048:逢 (ぺんぺん100%)
ひよどりのような逢瀬と思うときいっせいに咲く木蓮の白

048:逢(星川郁乃) (Air Station)
なにかもう「逢う」という字の似合わないことに安らぐ君といる午後

48:逢う(HY) (天然通信)
逢う前に既に貴方に恋してた逢って夢から瞬時に醒めた

048:逢(ME1) (FILL mobile)
忍び会う逢瀬を演じ託すには少し濃すぎるヘブンリーブルー

048:逢(なゆら) (リッスン・トゥ・ハー)
あんみつの姫は伝染病になり殿は逢瀬にでかけたまうよ