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044:わさび(アンタレス) (思い出ずるままに)
わさび田の清し流れに此の水で育ちしわさび手には尊し
044:わさび(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
わさびでも唐辛子でも入れてくれ どんなジョークも受け止めてやる
044:わさび(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
わさび田に吹く風涼し安曇野の夏限りなく緑に染まる
045:わさび (kei's anex room)
白鱗の砕くるごとき閃光の眸に一しきり わさびの凄さ
045:わさび(船坂圭之介)再投稿 (kei's anex room)
白鱗の砕くるごとき閃光の眸に一しきり わさびの凄さ
044:わさび(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
山峡(やまかひ)の水辺に生へる草の葉に顔を寄すればわさびの香のす
044:わさび(みずき) (空)
わさびの香くらりと沁みる眼間(まなかひ)へ初冬の光いつそ明るし
044:わさび(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
わびさびをちぢめてわさびそんなことないけどにほんじんになれるよ...
044:わさび(小早川忠義) (Just as I am Returns)
わさび沢浄蓮の滝尋め行かむ駆け引きのなく汝の手熱し
044:わさび(うたまろ) (五と七と五と七と七)
コーヒーやわさびの味が解るのが大人というなら 変な人種だ
044:わさび(星野ぐりこ) (題詠100首爆走中。)
わさび級辛口トーク撒き散らし白木屋は今、戦場と化す
044:わさび(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
宴会のわさび茶漬けの締めのあと きみに誘われ無理してラーメン
044:わさび(柴田匡志) (スタートライン)
海鮮にわさびをつけて食すれば鼻腔に響く刺激も快感
044:わさび(佐藤紀子) (encantada)
浦島が五日目の夜の夢に見るわさび自生の水清き村(浦島太郎物語)
044:わさび (穴井苑子) (猫のように純情)
さあどうぞわさび醤油で召し上がれ わたしなりに追求した無難
044:わさび(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
新商品開発プロジェクトの席でチョコとわさびが比べられてる
044:わさび(みつき) (みそひと :: misohito ::)
飲み帰り 君の土産の寿司折は いつでもちゃんとわさび抜きなり
044:わさび(ひじり純子) (純情短歌)
泣いたのはあなたのせいじゃないんだよ わさびがちょっと利きすぎたのさ
044:わさび(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
わたしはここに居るわさびしいけれどあなたを待つわさびつくように
044:わさび(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
実家へと買い求めたるわさび漬わたしの嫌いな父の好物
044:わさび(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
とりあえずドライブインでわさび漬けピリリと辛い君に贈ろう
044:わさび(梅田啓子) (今日のうた)
控へめなあなたが時にさびしくて握りにわさびをたつぷりつける
044:わさび(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
チョコパフェに似て君甘いと思ったらわざびも混じる大人の味ね
044:わさび(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
わさびって寂しい山の渓谷で孤独と一緒に育ったそうだ
044:わさび(只野ハル) (Ordinary days)
効いてない わさびのような コメントに 首肯しないの 当然のこと
044:わさび(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
大人にはなりきれなくてわさびとか嫌いなままでキッチンに立つ
044:わさび(森山あかり) (言葉の花かご)
安曇野のわさび田辺り子どもらと過ごしたひと日記憶している
044:わさび(わだたかし) (ファミレス短歌)
「スイマセン、わさび抜きで」と堂々と言えるオトコに成長したい
044:わさび(ジテンふみお) (雲のない日は)
狙撃者は部屋に着くなりわさび味おかきとビール並べてメール
044:わさび(はこべ) (梅の咲くころから)
わさび田に流れる水の清ければ そのせつなさもわかる気がする
044:わさび 行方祐美 (フーガのように)
ルッコラほどの癖はなくてもやわらかい日本の味かあおきわさび菜
044:わさび(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
ぴかぴかに磨いた部屋でひからびたわさびを握りトラックをまつ
044:わさび(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
じゃんけんで無敗を誇る沢蟹がイチクボさんのわさび田にいる
044:わさび(陸王) (Always Walking with Yu)
チューブ入りのやつほんとは本わさびじゃなく山わさびって知ってた?
044:わさび(チッピッピ) (うたよみブログ)
寿司のネタばかりを食べるわが娘わさびはパパが取る係です
044:わさび(蓮野 唯) (万象の奇夜)
粉わさび捏ねる係に指名され涙こらえてボール抱える
044:わさび(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
何物か回転寿司屋で凝視した巨大な団子、否、わさび也
044:わさび (minto) (@100@)
説明の一つひとつに擦りたてのわさびのやう刺激を受けり
044:わさび(ウクレレ) (十線譜)
気がつけばなくてはならない存在の君のわさびになろうと思う
044:わさび(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
「え?こんな所にわさびを大量に入れやがって」と言わせますから
044:わさび(ことり) (歌)
ぎゅうぎゅうとわさびのチューブを絞りきるそういうおんなにわたしはなりたい
044:わさび (水口涼子) (FANTASIA )
ヤママユよ食する口も失って羽化して飛ぶは侘び寂び わさび
044:わさび(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
甲イカの握りのわさび多すぎる 泣キタイワケジャナイヨホントニ
044:わさび (ゆり) (森の歌)
「どうしよう?」なんてひとつも聞いてないぺらぺらうるさいわさび入れちゃお
044:わさび (新井蜜) (暗黒星雲)
春雨にぬれて闇夜をおちていくわさび色したあなたの下着
044:わさび(畠山拓郎) (あいうえおあお)
ですますに変化をしたりつんとくるわさびのような君のくちびる
044:わさび (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
イタリアンサラダの中のわさび菜のふるさとはきっと所沢なの
044:わさび(さかいたつろう) (流星文庫)
本当にわさびだろうか いつだって人を驚かせる君だから
044:わさび(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
安曇野にわさび田訪ね定年の春楽しまむ白き花愛で
044:わさび(ふみまろ) (光る風の記憶)
本当のわさびの味は色褪せた写真の母が教えてくれた
044:わさび(迦里迦) (香飄)
辛味ならわさびにひけはとりませぬ 泣かせてあげれるツマだつたのに
044:わさび(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
渓に沿ひ降りてわさび田に遇ふところ携帯ラヂオはダービー伝ふ
2009題詠blog044:わさび(はづき生) (生さんま定食)
辛いからお子様用にさび抜きね寿司のわさびも演歌のさびも
044:わさび(眩暈丸) (コギト過剰の歌)
効きすぎたわざびの味に耐えてみて少し大人を気取る寿司屋で
044:わさび(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
わさびとかからしがだめなおこさまのくちであなたのくちとふれあう
044:わさび(Yosh) (☆生短歌☆)
日本の侘びさび知らぬ外国人 ”わさびし、ねえ~!”と云うJAPAN風情で
044:わさび(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
かくれんぼしているようなサーモンのわさびのプールに溺れてむせる
044:わさび (minto) 再投稿 (@100@)
説明の一つひとつに擦りたてのわさびのやうな刺激を受けり
044:わさび(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
妄想を拒みきれない 自傷するわさびのことを笑えはしない
044:わさび(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
消しゴムのようなナニカ もう口にするのもわさび醤油かき混ぜるひたすら
044:わさび(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
金緑に萌ゆる天城よわさび田の棚田の砂利に流れる水は 044:わさび(題詠100首2009)
044:わさび(理阿弥) (車止めピロー)
食べ時の期限が過ぎて売れ残るうめとわさびの筒入り姉妹
044:わさび (三感四音)
失恋をしました今日は泣きたくてわさび多めの貝をください
044:わさび(春待)再投稿 (三感四音)
失恋をしました今日は泣きたくてわさび多めの貝をください
044:わさび(原田 町) (カトレア日記)
唐辛子わさびの類いを敬遠に涙腺このごろ緩んでいるから
044:わさび(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
新緑の匂い地上に充つる頃パセリの立木わさびの庭木
044:わさび(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
泣くための理由になってくれまいかわさび風味のポテトチップス
043:わさび(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
沈黙の中絞るわさびハートにも涙にもならず覚悟を決める
044:わさび(風天のぼ) (でんでんむしの夢)
いつからかわさびの味がわかりだす進歩したのか堕落したのか
044:わさび(nnote) (白い箱から)
共感の波紋の外で見る夕日わさびアイスはゆるくて甘い
044:わさび(暮夜 宴) (青い蝶)
泣いたのはみんなわさびのせいだからもうかっぱ寿司なんか行かない
044:わさび(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
ろしあんのるうれっとをまわすよこせっせとわさびつめるダチョウたち
044:わさび(かりやす) (彼方探訪)
ごく普通のせいねんなれどお寿司にはチューブのわさびをさらに山盛る
044:わさび(藻上旅人) (創作のおと)
いつもなら平気なわさび鼻を衝く2次会の夜切ない思い
044:わさび(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
どことなく湧き水のようなひとたちが食べるわさびアイスクリーム
044:わさび(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
わさび抜きそんな感じと君笑う何のこっちゃと僕ふて腐れ
044:わさび (七十路ばば独り言)
わさび田にチロチロ流れる谷清水指先浸して心静めむ
044:わさび(こうめ) (はこにわ相聞歌)
わさび田の守(もり)はかつて尖りゐしクラブで踊り迷ひし青年
044:わさび(吉里) (梢は歌う)
静かなるわさび沢のある村を歩き佇む我を想いて
044:わさび(祢莉) (suger drop)
君の視線わさびみたいだ一瞬の衝撃すごく涙が出そう
044:わさび(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
気の抜けたわさびのような皮肉しか言い返せずによけい悔しい
044:わさび(のびのび) (のび短歌)
引き立てる素材あってのわさび、違う?あなたのそれはただの毒舌 参照記事:044:わさび
044:わさび(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
わさび田にほたる飛びかう星月夜だいじなものはかすかにひかる
044:わさび(フウ) (easygoing.)
ききすぎたわさびが脳を撃ち落とす これは癖になる雷鳴
044:わさび(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
「鮪ならにぎり寿司だろ」鮫肌でおろしたわさび添える青い瞳
044:わさび(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
ヒンドゥの酷暑は若き日々に似て冷たいそばにわさび効かせり
044:わさび(イマイ) (ゆびおり短歌)
たくさんのわさびを溶いて濁る皿 声にならない声は漂う
[題詠2009]044:わさび(都) (miya-momoの日記)
たっぷりと甘やかされた翌日の脳にきかせるわさびを少し
044:わさび(ゆき) (ひたぶる君を)
体内をめぐりゆつくり流れ出づわさびの殺菌作用を思ふ
044:わさび(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
さりげなく添えられている生わさび素材を生かす男でいたい
044:わさび(間遠 浪) (少女らせん)
父親の気配に満ちた家なのだきみなのだ「わさびぃふ?」食うのだ
044:わさび(ほたる) (ほたるノオト)
おさかなをいただく前にする儀式いのりを込めて練る粉わさび
044:わさび(音波) (短歌のなぎさ)
ヒヤシンスまた咲いてるわさびついた水道管と朽ちてゆく骨
044:わさび(月下燕) (a swallow under the moonlight)
初対面の男の人がことわりもなしにわさびを醤油にとかす
044:わさび(都季) (31pieces)
あたしもう大人だからねこれくらいわさびと思って味わっておく
044:わさび(青野ことり) (こ と り ご と)
千切りの野菜の小山 ツンとくるわさびドレッシングでもりもり崩す
044:わさび(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
動かない時間の中でこれではとわさびの量で駆け引きをする
044:わさび (村木美月) (うたりずむ)
鮮やかなグリーンサラダのわさび菜がつんと主張す 私はここよ
044:わさび(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
きもちよくなければきっと永遠だったかなしくないわさびしいけもの
044:わさび(健太郎) (モノクローム文芸館)
初恋の悲しい香り たこわさび居酒屋裏を帰った二人
044:わさび(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
蕎麦つゆにわさびを溶かすことの意味 刺身醤油に溶かさない意味
044:わさび(藤野唯) (Sugarmint)
思い出してずっと泣いていたいのでわさび多めに豆腐にそえる
044:わさび(ゆふ) (ゆっくりん)
天ぷらにせむと買い来つわさびの花ガラスの鉢にしばらく挿せり
044:わさび(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
「もうええわさびしい老後やろうけど長所の捏造なんてできひん」
044:わさび(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
ピーマンとわさびはクリアとりあえず大人認定初級合格
044:わさび(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
つんとくる白いわさびの花言葉「嬉し涙」は反則だろう
044:わさび(O.F.) (O.F.)
真夜中に踏んだ小袋コンビニの前に飛び散る誰のわさび だ
044:わさび(あみー) (正直なたましい)
薬味など辞めて独立するというわさびはきっと前途多難だ
044:わさび(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
旅先でわさびソフトを食べながら過ぎ去った恋思い出してる
044:わさび(振戸りく) (夢のまた夢)
鮫皮のわさびおろしは指先を削り取ったりしませんでした
044:わさび みぎわ (たづたづし)
清冽な水を糧とし育ちゆく矜持のやうだわさびの辛さ
044:わさび(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
はや父がわさびを取りに行くと言い山に入って10年が経つ
044:わさび(月下 桜) (*月下 桜 の 世界*)
ざるそばはわさびがあうと思うけどおでんに辛子はまったくわからん
044:わさび(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
ひつまぶし 脇役添える 生わさび 程よい刺激 口で拡散
044:わさび(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
何事もやってみなけりゃ分からない:わさびソフトクリームの法則
044:わさび(短歌サミット2009.NK) (短歌サミットブログ)
からいのは好きなんだけどわさびだとダメとか君がわからんわからん
044:わさび(tafots) (1年で1000首をつくる)
ステーキをわさび醤油か味噌で食う妹流儀を父も真似出す
044:わさび (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
禁煙が出来ない友は肺癌の予防に良いとわさび漬けを選る
044:わさび(sora) (追憶~娘へ)
ひつそりと泣きたい午後は愛用の鮫皮おろしでわさびをおろす
044:わさび(こゆり) (おかっぱ短歌)
「そのうち」がツンと鼻つく ねりわさびの賞味期限て意外とはやい
044:わさび(emi) (時計をはずして)
粉わさび溶く母の指を見ながら泣きそうだった春の日がある
044:わさび(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
このゆびわさびていくけどそれもまたおりこみずみだというわ さびしい ○ひらがなで力技
044:わさび(市川周) (ミルミルを飲みながら)
パンの耳わさび醤油で食べてみる(ひいらぎ荘は日々こともなし)
044:わさび(Re:) (プリズム)
わさび抜きお寿司を頼む方がマシこんな風に泣かされるなら
044:わさび(遥遥) (たんかのきりかた2)
ドラえもんこんなはずではなかったとわさびをとかすその手を見てた
044:わさび(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
遠くなるばかりの海に疲れてる昼餉の蕎麦にわさびをとかす
044:わさび(花夢) (花夢)
そのむかし祖父が好んだわさび抜きお寿司のなかにひそむ哲学
044:わさび(佐藤羽美) (hinautamemo)
幻影のドアが開きぬゆっくりと水田わさびの黒目の奥に
044:わさび(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
造反という言葉あり生醤油にわさびの山が崩されてゆく
044:わさび(橘 みちよ) (夜間飛行)
休日の前夜たのしも「わさび味かきのたね」食む今夜(こよひ)つまみに
044:わさび(酒井景二朗) (F.S.D.)
納豆にわさびを入れる冒險をしようよ 夏が終つてしまふ
044:わさび(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
夕凪とわさびをいれた献立で テーブル巡りの野良猫お邪魔
044:わさび(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
唐辛子わさびにからしトウバンジャン君をいためる用意をしよう
044:わさび(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
大量のわさび醤油が残ってるみたいな私は結婚できない
044:わさび(村上はじめ) (雑感)
鼻にくるわさびの辛さに比例するネタの鮮度と熱いお茶
044:わさび(やや) (言の葉たち)
待つことはもう平気だけどわさびなどなくても泣けるあれからずっと
044:わさび(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
わさび入りシュークリームをくちいっぱい頬張りながら告白される
044:わさび(すいこ) (すいこのうたおきば)
わさび抜きカリフォルニアロールと上にぎり肩をよせあう異国の寿司屋
044: わさび (沼尻つた子) (つたいあるけ)
さび抜きのびんとろ回る わさびから抜かれたわの字の行方を思う
044:わさび(珠弾) (seven seas tac)
ワンポイントでわさび投入 切り札のタバスコ投手につなぐ形を
044:わさび(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
アボカドをわさび醤油で食しても判らぬ者は判らぬものだ
044:わさび(木下一) (リンダリンダタンカ)
参照記事:044:わさび わさびかと思って寿司をよく見たら君のパンティぎゅうぎゅう詰めだ
044:わさび(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
恥ずかしい初体験を思い出し「うっ」とむせたいときにはわさび
044:わさび(駒沢直) (題詠blog参加用。)
ちっぽけな鮫皮おろし僕だけのためにスリスリわさびをおろす
044:わさび (みなと) (海馬)
親しくはなかったひとの追悼とつゆにわさびを多めに入れて
044:わさび(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
ひとつだけわさびがたっぷり入ってる君の手作り爆弾トリュフ。
044:わさび (一夜) (短歌るBlog)
蕎麦つゆにたっぷりわさび溶かし入れ 痛い辛さを醍醐味と呼ぶ
044:わさび(志井一) (日記ホプキンス)
海外でわさびアイスを売るときに日本の味と言ってもいいか
044:わさび(ノサカ レイ) (のーずのーず)
許すこと覚えられないアフタヌーンわさびマフィンは報復の味
044:わさび (お気楽堂) (楽歌三昧)
本わさび買うわけでなし鮫皮のわさびおろしを諦め切れず
044:わさび(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
へぇわさび入れる派なんだ ざるそばは向かい合わせで食べるものです
044:わさび(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
サーモンを頼んでもらう わさび抜きなのは甘やかされてるしるし
044:わさび(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
先生に触れないで欲しい事情なぞあづかり知らぬ擦り込みしわさび
044:わさび(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
冷奴 辛子・わさびも受け入れるきみは正しい天使の白さ
[短歌][2009] 044:わさび(ezmi) (語りえぬことを。)
もしここに生活がまだあったなら賞味期限の切れたわさびも
044:わさび(本田鈴雨) (鈴雨日記)
ざる蕎麦のつゆにわさびを溶かす夏わびさびを知る少女となりき
044:わさび(天国ななお) (お月様は許さない)
わたしではないとしってるでもいいわさびしかったらかわってあげる
044:わさび(紫月雲) (resume 1970-2009)
さびしいわさびしいわって言えるならいいのだろうか男性諸君
044:わさび(岡本雅哉) (なまじっか…)
きらめくわさびれた村の温泉でわたしに戻ったわたしの肌は
044:わさび(斗南まこと) (野ウサギのように)
わさび味ポテトチップス食べながら堪(こら)える笑いは辛(から)い 泣きそう
044:わさび(香-キョウ-) (Sky on Blue)
ツンときて 甘さがにじむ 恋とよく似てる と わさびに涙を浮かべ
044:わさび(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
もう一度「ふにゃあ」って言わせるためだけにわさびを求めて長野に行くこと
044:わさび(しおり) (ヒロの独り言)
さらさらとわさび茶漬けをかき込んでひとりぽっちの侘しい夕食
044:わさび(やすまる) (やすまる)
唐突に子は大声で泣いている舌に円錐のわさびをのせて
044:わさび(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
わさび田の冷たい水に指のみ入れ働く人の痛みを思う...
044:わさび(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
つんときた理由はわさび入りだから 隣に君がいなかったから
044:わさび(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
たこわさびビール軟骨 5時間は君の涙につき合うつもり
044:わさび(小林ちい) (ゆれる残像)
つんとしたところもいずれ癖になる わさびガールと呼んで頂戴
044:わさび(伊藤真也) (クラッシュボク)
「わさび効きすぎなんじゃねえ?」ツンとくる記憶飛べよ 頬張って涙
044:わさび(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
誰にでもいい顔をする人なのだ仕上げに添えるわさびが足りない
044:わさび(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
何にでもわさびを入れる 痛覚がまだあることを確めている
044:わさび(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
1ヶ月ぶりの朝日を眼に入れて無事なはずないわさびつくわ
044:わさび(おっ) (だいえいの短歌専門店)
鮫肌のつめたい胴を濡らしてくわさびのように鼻を突く負け
044:わさび(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
君知らぬ涙脆さの言い訳に嫌いなわさび口にしてみる
044:わさび(兵庫ユカ) (Blog [ .bypass ])
切るとまだすこし凍っているちくわさびしいというよりはたのしい
044:わさび(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
ギヤマンのつゆの器のうちがはをつうと落ちゆくわさび さみどり
044:わさび(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
知らぬ間にチューブのわさび減っていて子供味付けばかりでごめん
044:わさび(月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
父からの宅配季節の山わさび 感謝をもって旬をいただく
044:わさび(椎名時慈) (タンカデカンタ)
冷たさに耐えろわさびよ溜め込んだ辛味であいつ泣かせる日まで
044:わさび(扱丈博) (取扱)
さっきぼくがわさび醤油をつけ食べたなまもの、あれはなんだったろう
044:わさび(村本希理子) (きりころじっく2)
チューブ入りわさびに詰まつてゐるものの気持ちになつて考えてみる
044:わさび(惠無) (なんでもない一日)
毒舌のあなたの食事にたっぷりとわさびをおろし口封じする
044:わさび(詠時) (短歌の花道)
大人への試験紙として怖々とわさび口にす少年の頃
044:わさび(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
独りでも慣れてしまったわさびしさはいつも私の隣り合わせで
044:わさび(今泉洋子) (sironeko)
わさびまでひとつに数へ目標の三十品目けふも喰ひたり
044:わさび(遠野アリス) (gymnopedie)
この涙はわさびのせいだと言わせてね 今日のお鮨はなんだかしょっぱい
044:わさび(内田かおり) (深い海から)
ほの辛いわさび茶漬けをすくいつつ手軽なひと日をさらさら流す
044:わさび(kei) (シプレノート)
わさび田の匂いの中でひっそりと二分刻みで泣いている月
044:わさび(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
わさびって題でもやっぱり君のこと詠もうとしているぐらい好きです
044:わさび(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
きっとまだ同じく使われてるだろう実家の冷蔵庫の練りわさび
044:わさび(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
涙目をわさびソースのせゐと言ひ今宵の吾娘は言葉少なし
044:わさび(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
わざとらしくわさびが効いたと目をこすり鼻をすすった誰かのコイバナ
044:わさび(Ni-Cd) (反実仮想)
内臓にバターナイフで塗られたるわさび 貴女にいじめられたい
044:わさび(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
欠かせない鮨にわさびは数十年添ったあなたとわたしみたいね
044:わさび(鯨井五香) (くじら(独唱))
アボカドの種のくぼみをエスビーのわさびで埋めていいひとのふり
044:わさび(桶田 沙美) (31Words Runner)
ざるそばにわさび多めに入れてみて泣きたい気持ちごまかしてみる
044:わさび (里坂季夜) (コトノハオウコク)
きゅうり・シソ・あずきときたら次はもうわさびペプシでいいんじゃないの
044:わさび(夢雪) (浪漫)
たまねぎやわさびのせいにして流す涙は君に気づかれている
044:わさび(さと) (すばらしい日々)
寿司屋の止まり木で涙はわさびのせいと言い訳して別れたの
044:わさび (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
とりわさは何故にとりわさびといはぬ行方不明の「び」を思ひ食む
044:わさび (寺田ゆたか) (永訣のうた)
鮨食みて妻泣きゐるを訝しむわさびの辛きせゐにはあるまじ
044:わさび(茶葉四葉) (ゆざまし)
わさび田の隅に植えられ清浄な水のながれに育て片恋
044:わさび(山の上のパン) (なしなし やしやし)
無関心とかではなくて軽々と水田わさびを受け入れられる?
044:わさび(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
ポテトサラダわさびマヨ和えにぎやかにテレビで日本が活躍している
044:わさび(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
わさび菜の値札はゆれてひだりからみぎの耳へとぬける沢風
044:わさび (ezomijikauta)
おしなべてこれはリハビリ水溶きのわさびにて水鳥をえがいた
044:わさび(ぱん) (向日葵 と 月)
いつまでも要領を得ないことばかり例えばわさびを溶く量だとか
044:わさび(田中ましろ) (ましたん)
刺激物わさび:用法・用量を守ってお使いください、人には。
044:わさび(みち。) (滑空アルペジオ。)
つくられたチューブわさびのみどりいろ 笑えてしまうつよさをにくむ
044:わさび(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
咲きかけのゆりわさびの傍あざやかに眠るあなたは夏を待たずに
044:わさび(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
わさび擂る指の往き来の正しさに言い出せぬまままた別れくる
044:わさび(フワコ) (きくとわたし)
口答えばかりしている馬鹿娘 わさびはまだまだ食べられません
044:わさび(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
花わさびツンとくる夜をわすれないでわすれないさと言いて忘れる
044:わさび(星川郁乃) (Air Station)
鼻に抜けるわさびのような一言をどうぞムシトリナデシコ嬢に
44:わさび(HY) (天然通信)
つんと効くわさびの如き直言を吐ける大人に憧れていた
044:わさび (FILL mobile)
矢継ぎ早過ぎるラヴィアンローズの陽 わさびの辛さ去り行くかじつ
044:わさび(冬鳥) (ことのはうた)
わさび田に流るる水の冷たさを分け合う一日(好きかもしれぬ) 一日(ひとひ)
044:わさび(なゆら) (リッスン・トゥ・ハー)
君が前かがみに胸のチラリズム鼻を突き刺すわさびの刺激
044:わさび(アンタレス) (思い出ずるままに)
わさび田の清し流れに此の水で育ちしわさび手には尊し
044:わさび(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
わさびでも唐辛子でも入れてくれ どんなジョークも受け止めてやる
044:わさび(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
わさび田に吹く風涼し安曇野の夏限りなく緑に染まる
045:わさび (kei's anex room)
白鱗の砕くるごとき閃光の眸に一しきり わさびの凄さ
045:わさび(船坂圭之介)再投稿 (kei's anex room)
白鱗の砕くるごとき閃光の眸に一しきり わさびの凄さ
044:わさび(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
山峡(やまかひ)の水辺に生へる草の葉に顔を寄すればわさびの香のす
044:わさび(みずき) (空)
わさびの香くらりと沁みる眼間(まなかひ)へ初冬の光いつそ明るし
044:わさび(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
わびさびをちぢめてわさびそんなことないけどにほんじんになれるよ...
044:わさび(小早川忠義) (Just as I am Returns)
わさび沢浄蓮の滝尋め行かむ駆け引きのなく汝の手熱し
044:わさび(うたまろ) (五と七と五と七と七)
コーヒーやわさびの味が解るのが大人というなら 変な人種だ
044:わさび(星野ぐりこ) (題詠100首爆走中。)
わさび級辛口トーク撒き散らし白木屋は今、戦場と化す
044:わさび(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
宴会のわさび茶漬けの締めのあと きみに誘われ無理してラーメン
044:わさび(柴田匡志) (スタートライン)
海鮮にわさびをつけて食すれば鼻腔に響く刺激も快感
044:わさび(佐藤紀子) (encantada)
浦島が五日目の夜の夢に見るわさび自生の水清き村(浦島太郎物語)
044:わさび (穴井苑子) (猫のように純情)
さあどうぞわさび醤油で召し上がれ わたしなりに追求した無難
044:わさび(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
新商品開発プロジェクトの席でチョコとわさびが比べられてる
044:わさび(みつき) (みそひと :: misohito ::)
飲み帰り 君の土産の寿司折は いつでもちゃんとわさび抜きなり
044:わさび(ひじり純子) (純情短歌)
泣いたのはあなたのせいじゃないんだよ わさびがちょっと利きすぎたのさ
044:わさび(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
わたしはここに居るわさびしいけれどあなたを待つわさびつくように
044:わさび(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
実家へと買い求めたるわさび漬わたしの嫌いな父の好物
044:わさび(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
とりあえずドライブインでわさび漬けピリリと辛い君に贈ろう
044:わさび(梅田啓子) (今日のうた)
控へめなあなたが時にさびしくて握りにわさびをたつぷりつける
044:わさび(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
チョコパフェに似て君甘いと思ったらわざびも混じる大人の味ね
044:わさび(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
わさびって寂しい山の渓谷で孤独と一緒に育ったそうだ
044:わさび(只野ハル) (Ordinary days)
効いてない わさびのような コメントに 首肯しないの 当然のこと
044:わさび(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
大人にはなりきれなくてわさびとか嫌いなままでキッチンに立つ
044:わさび(森山あかり) (言葉の花かご)
安曇野のわさび田辺り子どもらと過ごしたひと日記憶している
044:わさび(わだたかし) (ファミレス短歌)
「スイマセン、わさび抜きで」と堂々と言えるオトコに成長したい
044:わさび(ジテンふみお) (雲のない日は)
狙撃者は部屋に着くなりわさび味おかきとビール並べてメール
044:わさび(はこべ) (梅の咲くころから)
わさび田に流れる水の清ければ そのせつなさもわかる気がする
044:わさび 行方祐美 (フーガのように)
ルッコラほどの癖はなくてもやわらかい日本の味かあおきわさび菜
044:わさび(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
ぴかぴかに磨いた部屋でひからびたわさびを握りトラックをまつ
044:わさび(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
じゃんけんで無敗を誇る沢蟹がイチクボさんのわさび田にいる
044:わさび(陸王) (Always Walking with Yu)
チューブ入りのやつほんとは本わさびじゃなく山わさびって知ってた?
044:わさび(チッピッピ) (うたよみブログ)
寿司のネタばかりを食べるわが娘わさびはパパが取る係です
044:わさび(蓮野 唯) (万象の奇夜)
粉わさび捏ねる係に指名され涙こらえてボール抱える
044:わさび(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
何物か回転寿司屋で凝視した巨大な団子、否、わさび也
044:わさび (minto) (@100@)
説明の一つひとつに擦りたてのわさびのやう刺激を受けり
044:わさび(ウクレレ) (十線譜)
気がつけばなくてはならない存在の君のわさびになろうと思う
044:わさび(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
「え?こんな所にわさびを大量に入れやがって」と言わせますから
044:わさび(ことり) (歌)
ぎゅうぎゅうとわさびのチューブを絞りきるそういうおんなにわたしはなりたい
044:わさび (水口涼子) (FANTASIA )
ヤママユよ食する口も失って羽化して飛ぶは侘び寂び わさび
044:わさび(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
甲イカの握りのわさび多すぎる 泣キタイワケジャナイヨホントニ
044:わさび (ゆり) (森の歌)
「どうしよう?」なんてひとつも聞いてないぺらぺらうるさいわさび入れちゃお
044:わさび (新井蜜) (暗黒星雲)
春雨にぬれて闇夜をおちていくわさび色したあなたの下着
044:わさび(畠山拓郎) (あいうえおあお)
ですますに変化をしたりつんとくるわさびのような君のくちびる
044:わさび (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
イタリアンサラダの中のわさび菜のふるさとはきっと所沢なの
044:わさび(さかいたつろう) (流星文庫)
本当にわさびだろうか いつだって人を驚かせる君だから
044:わさび(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
安曇野にわさび田訪ね定年の春楽しまむ白き花愛で
044:わさび(ふみまろ) (光る風の記憶)
本当のわさびの味は色褪せた写真の母が教えてくれた
044:わさび(迦里迦) (香飄)
辛味ならわさびにひけはとりませぬ 泣かせてあげれるツマだつたのに
044:わさび(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
渓に沿ひ降りてわさび田に遇ふところ携帯ラヂオはダービー伝ふ
2009題詠blog044:わさび(はづき生) (生さんま定食)
辛いからお子様用にさび抜きね寿司のわさびも演歌のさびも
044:わさび(眩暈丸) (コギト過剰の歌)
効きすぎたわざびの味に耐えてみて少し大人を気取る寿司屋で
044:わさび(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
わさびとかからしがだめなおこさまのくちであなたのくちとふれあう
044:わさび(Yosh) (☆生短歌☆)
日本の侘びさび知らぬ外国人 ”わさびし、ねえ~!”と云うJAPAN風情で
044:わさび(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
かくれんぼしているようなサーモンのわさびのプールに溺れてむせる
044:わさび (minto) 再投稿 (@100@)
説明の一つひとつに擦りたてのわさびのやうな刺激を受けり
044:わさび(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
妄想を拒みきれない 自傷するわさびのことを笑えはしない
044:わさび(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
消しゴムのようなナニカ もう口にするのもわさび醤油かき混ぜるひたすら
044:わさび(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
金緑に萌ゆる天城よわさび田の棚田の砂利に流れる水は 044:わさび(題詠100首2009)
044:わさび(理阿弥) (車止めピロー)
食べ時の期限が過ぎて売れ残るうめとわさびの筒入り姉妹
044:わさび (三感四音)
失恋をしました今日は泣きたくてわさび多めの貝をください
044:わさび(春待)再投稿 (三感四音)
失恋をしました今日は泣きたくてわさび多めの貝をください
044:わさび(原田 町) (カトレア日記)
唐辛子わさびの類いを敬遠に涙腺このごろ緩んでいるから
044:わさび(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
新緑の匂い地上に充つる頃パセリの立木わさびの庭木
044:わさび(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
泣くための理由になってくれまいかわさび風味のポテトチップス
043:わさび(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
沈黙の中絞るわさびハートにも涙にもならず覚悟を決める
044:わさび(風天のぼ) (でんでんむしの夢)
いつからかわさびの味がわかりだす進歩したのか堕落したのか
044:わさび(nnote) (白い箱から)
共感の波紋の外で見る夕日わさびアイスはゆるくて甘い
044:わさび(暮夜 宴) (青い蝶)
泣いたのはみんなわさびのせいだからもうかっぱ寿司なんか行かない
044:わさび(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
ろしあんのるうれっとをまわすよこせっせとわさびつめるダチョウたち
044:わさび(かりやす) (彼方探訪)
ごく普通のせいねんなれどお寿司にはチューブのわさびをさらに山盛る
044:わさび(藻上旅人) (創作のおと)
いつもなら平気なわさび鼻を衝く2次会の夜切ない思い
044:わさび(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
どことなく湧き水のようなひとたちが食べるわさびアイスクリーム
044:わさび(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
わさび抜きそんな感じと君笑う何のこっちゃと僕ふて腐れ
044:わさび (七十路ばば独り言)
わさび田にチロチロ流れる谷清水指先浸して心静めむ
044:わさび(こうめ) (はこにわ相聞歌)
わさび田の守(もり)はかつて尖りゐしクラブで踊り迷ひし青年
044:わさび(吉里) (梢は歌う)
静かなるわさび沢のある村を歩き佇む我を想いて
044:わさび(祢莉) (suger drop)
君の視線わさびみたいだ一瞬の衝撃すごく涙が出そう
044:わさび(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
気の抜けたわさびのような皮肉しか言い返せずによけい悔しい
044:わさび(のびのび) (のび短歌)
引き立てる素材あってのわさび、違う?あなたのそれはただの毒舌 参照記事:044:わさび
044:わさび(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
わさび田にほたる飛びかう星月夜だいじなものはかすかにひかる
044:わさび(フウ) (easygoing.)
ききすぎたわさびが脳を撃ち落とす これは癖になる雷鳴
044:わさび(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
「鮪ならにぎり寿司だろ」鮫肌でおろしたわさび添える青い瞳
044:わさび(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
ヒンドゥの酷暑は若き日々に似て冷たいそばにわさび効かせり
044:わさび(イマイ) (ゆびおり短歌)
たくさんのわさびを溶いて濁る皿 声にならない声は漂う
[題詠2009]044:わさび(都) (miya-momoの日記)
たっぷりと甘やかされた翌日の脳にきかせるわさびを少し
044:わさび(ゆき) (ひたぶる君を)
体内をめぐりゆつくり流れ出づわさびの殺菌作用を思ふ
044:わさび(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
さりげなく添えられている生わさび素材を生かす男でいたい
044:わさび(間遠 浪) (少女らせん)
父親の気配に満ちた家なのだきみなのだ「わさびぃふ?」食うのだ
044:わさび(ほたる) (ほたるノオト)
おさかなをいただく前にする儀式いのりを込めて練る粉わさび
044:わさび(音波) (短歌のなぎさ)
ヒヤシンスまた咲いてるわさびついた水道管と朽ちてゆく骨
044:わさび(月下燕) (a swallow under the moonlight)
初対面の男の人がことわりもなしにわさびを醤油にとかす
044:わさび(都季) (31pieces)
あたしもう大人だからねこれくらいわさびと思って味わっておく
044:わさび(青野ことり) (こ と り ご と)
千切りの野菜の小山 ツンとくるわさびドレッシングでもりもり崩す
044:わさび(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
動かない時間の中でこれではとわさびの量で駆け引きをする
044:わさび (村木美月) (うたりずむ)
鮮やかなグリーンサラダのわさび菜がつんと主張す 私はここよ
044:わさび(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
きもちよくなければきっと永遠だったかなしくないわさびしいけもの
044:わさび(健太郎) (モノクローム文芸館)
初恋の悲しい香り たこわさび居酒屋裏を帰った二人
044:わさび(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
蕎麦つゆにわさびを溶かすことの意味 刺身醤油に溶かさない意味
044:わさび(藤野唯) (Sugarmint)
思い出してずっと泣いていたいのでわさび多めに豆腐にそえる
044:わさび(ゆふ) (ゆっくりん)
天ぷらにせむと買い来つわさびの花ガラスの鉢にしばらく挿せり
044:わさび(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
「もうええわさびしい老後やろうけど長所の捏造なんてできひん」
044:わさび(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
ピーマンとわさびはクリアとりあえず大人認定初級合格
044:わさび(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
つんとくる白いわさびの花言葉「嬉し涙」は反則だろう
044:わさび(O.F.) (O.F.)
真夜中に踏んだ小袋コンビニの前に飛び散る誰のわさび だ
044:わさび(あみー) (正直なたましい)
薬味など辞めて独立するというわさびはきっと前途多難だ
044:わさび(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
旅先でわさびソフトを食べながら過ぎ去った恋思い出してる
044:わさび(振戸りく) (夢のまた夢)
鮫皮のわさびおろしは指先を削り取ったりしませんでした
044:わさび みぎわ (たづたづし)
清冽な水を糧とし育ちゆく矜持のやうだわさびの辛さ
044:わさび(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
はや父がわさびを取りに行くと言い山に入って10年が経つ
044:わさび(月下 桜) (*月下 桜 の 世界*)
ざるそばはわさびがあうと思うけどおでんに辛子はまったくわからん
044:わさび(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
ひつまぶし 脇役添える 生わさび 程よい刺激 口で拡散
044:わさび(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
何事もやってみなけりゃ分からない:わさびソフトクリームの法則
044:わさび(短歌サミット2009.NK) (短歌サミットブログ)
からいのは好きなんだけどわさびだとダメとか君がわからんわからん
044:わさび(tafots) (1年で1000首をつくる)
ステーキをわさび醤油か味噌で食う妹流儀を父も真似出す
044:わさび (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
禁煙が出来ない友は肺癌の予防に良いとわさび漬けを選る
044:わさび(sora) (追憶~娘へ)
ひつそりと泣きたい午後は愛用の鮫皮おろしでわさびをおろす
044:わさび(こゆり) (おかっぱ短歌)
「そのうち」がツンと鼻つく ねりわさびの賞味期限て意外とはやい
044:わさび(emi) (時計をはずして)
粉わさび溶く母の指を見ながら泣きそうだった春の日がある
044:わさび(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
このゆびわさびていくけどそれもまたおりこみずみだというわ さびしい ○ひらがなで力技
044:わさび(市川周) (ミルミルを飲みながら)
パンの耳わさび醤油で食べてみる(ひいらぎ荘は日々こともなし)
044:わさび(Re:) (プリズム)
わさび抜きお寿司を頼む方がマシこんな風に泣かされるなら
044:わさび(遥遥) (たんかのきりかた2)
ドラえもんこんなはずではなかったとわさびをとかすその手を見てた
044:わさび(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
遠くなるばかりの海に疲れてる昼餉の蕎麦にわさびをとかす
044:わさび(花夢) (花夢)
そのむかし祖父が好んだわさび抜きお寿司のなかにひそむ哲学
044:わさび(佐藤羽美) (hinautamemo)
幻影のドアが開きぬゆっくりと水田わさびの黒目の奥に
044:わさび(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
造反という言葉あり生醤油にわさびの山が崩されてゆく
044:わさび(橘 みちよ) (夜間飛行)
休日の前夜たのしも「わさび味かきのたね」食む今夜(こよひ)つまみに
044:わさび(酒井景二朗) (F.S.D.)
納豆にわさびを入れる冒險をしようよ 夏が終つてしまふ
044:わさび(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
夕凪とわさびをいれた献立で テーブル巡りの野良猫お邪魔
044:わさび(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
唐辛子わさびにからしトウバンジャン君をいためる用意をしよう
044:わさび(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
大量のわさび醤油が残ってるみたいな私は結婚できない
044:わさび(村上はじめ) (雑感)
鼻にくるわさびの辛さに比例するネタの鮮度と熱いお茶
044:わさび(やや) (言の葉たち)
待つことはもう平気だけどわさびなどなくても泣けるあれからずっと
044:わさび(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
わさび入りシュークリームをくちいっぱい頬張りながら告白される
044:わさび(すいこ) (すいこのうたおきば)
わさび抜きカリフォルニアロールと上にぎり肩をよせあう異国の寿司屋
044: わさび (沼尻つた子) (つたいあるけ)
さび抜きのびんとろ回る わさびから抜かれたわの字の行方を思う
044:わさび(珠弾) (seven seas tac)
ワンポイントでわさび投入 切り札のタバスコ投手につなぐ形を
044:わさび(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
アボカドをわさび醤油で食しても判らぬ者は判らぬものだ
044:わさび(木下一) (リンダリンダタンカ)
参照記事:044:わさび わさびかと思って寿司をよく見たら君のパンティぎゅうぎゅう詰めだ
044:わさび(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
恥ずかしい初体験を思い出し「うっ」とむせたいときにはわさび
044:わさび(駒沢直) (題詠blog参加用。)
ちっぽけな鮫皮おろし僕だけのためにスリスリわさびをおろす
044:わさび (みなと) (海馬)
親しくはなかったひとの追悼とつゆにわさびを多めに入れて
044:わさび(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
ひとつだけわさびがたっぷり入ってる君の手作り爆弾トリュフ。
044:わさび (一夜) (短歌るBlog)
蕎麦つゆにたっぷりわさび溶かし入れ 痛い辛さを醍醐味と呼ぶ
044:わさび(志井一) (日記ホプキンス)
海外でわさびアイスを売るときに日本の味と言ってもいいか
044:わさび(ノサカ レイ) (のーずのーず)
許すこと覚えられないアフタヌーンわさびマフィンは報復の味
044:わさび (お気楽堂) (楽歌三昧)
本わさび買うわけでなし鮫皮のわさびおろしを諦め切れず
044:わさび(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
へぇわさび入れる派なんだ ざるそばは向かい合わせで食べるものです
044:わさび(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
サーモンを頼んでもらう わさび抜きなのは甘やかされてるしるし
044:わさび(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
先生に触れないで欲しい事情なぞあづかり知らぬ擦り込みしわさび
044:わさび(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
冷奴 辛子・わさびも受け入れるきみは正しい天使の白さ
[短歌][2009] 044:わさび(ezmi) (語りえぬことを。)
もしここに生活がまだあったなら賞味期限の切れたわさびも
044:わさび(本田鈴雨) (鈴雨日記)
ざる蕎麦のつゆにわさびを溶かす夏わびさびを知る少女となりき
044:わさび(天国ななお) (お月様は許さない)
わたしではないとしってるでもいいわさびしかったらかわってあげる
044:わさび(紫月雲) (resume 1970-2009)
さびしいわさびしいわって言えるならいいのだろうか男性諸君
044:わさび(岡本雅哉) (なまじっか…)
きらめくわさびれた村の温泉でわたしに戻ったわたしの肌は
044:わさび(斗南まこと) (野ウサギのように)
わさび味ポテトチップス食べながら堪(こら)える笑いは辛(から)い 泣きそう
044:わさび(香-キョウ-) (Sky on Blue)
ツンときて 甘さがにじむ 恋とよく似てる と わさびに涙を浮かべ
044:わさび(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
もう一度「ふにゃあ」って言わせるためだけにわさびを求めて長野に行くこと
044:わさび(しおり) (ヒロの独り言)
さらさらとわさび茶漬けをかき込んでひとりぽっちの侘しい夕食
044:わさび(やすまる) (やすまる)
唐突に子は大声で泣いている舌に円錐のわさびをのせて
044:わさび(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
わさび田の冷たい水に指のみ入れ働く人の痛みを思う...
044:わさび(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
つんときた理由はわさび入りだから 隣に君がいなかったから
044:わさび(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
たこわさびビール軟骨 5時間は君の涙につき合うつもり
044:わさび(小林ちい) (ゆれる残像)
つんとしたところもいずれ癖になる わさびガールと呼んで頂戴
044:わさび(伊藤真也) (クラッシュボク)
「わさび効きすぎなんじゃねえ?」ツンとくる記憶飛べよ 頬張って涙
044:わさび(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
誰にでもいい顔をする人なのだ仕上げに添えるわさびが足りない
044:わさび(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
何にでもわさびを入れる 痛覚がまだあることを確めている
044:わさび(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
1ヶ月ぶりの朝日を眼に入れて無事なはずないわさびつくわ
044:わさび(おっ) (だいえいの短歌専門店)
鮫肌のつめたい胴を濡らしてくわさびのように鼻を突く負け
044:わさび(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
君知らぬ涙脆さの言い訳に嫌いなわさび口にしてみる
044:わさび(兵庫ユカ) (Blog [ .bypass ])
切るとまだすこし凍っているちくわさびしいというよりはたのしい
044:わさび(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
ギヤマンのつゆの器のうちがはをつうと落ちゆくわさび さみどり
044:わさび(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
知らぬ間にチューブのわさび減っていて子供味付けばかりでごめん
044:わさび(月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
父からの宅配季節の山わさび 感謝をもって旬をいただく
044:わさび(椎名時慈) (タンカデカンタ)
冷たさに耐えろわさびよ溜め込んだ辛味であいつ泣かせる日まで
044:わさび(扱丈博) (取扱)
さっきぼくがわさび醤油をつけ食べたなまもの、あれはなんだったろう
044:わさび(村本希理子) (きりころじっく2)
チューブ入りわさびに詰まつてゐるものの気持ちになつて考えてみる
044:わさび(惠無) (なんでもない一日)
毒舌のあなたの食事にたっぷりとわさびをおろし口封じする
044:わさび(詠時) (短歌の花道)
大人への試験紙として怖々とわさび口にす少年の頃
044:わさび(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
独りでも慣れてしまったわさびしさはいつも私の隣り合わせで
044:わさび(今泉洋子) (sironeko)
わさびまでひとつに数へ目標の三十品目けふも喰ひたり
044:わさび(遠野アリス) (gymnopedie)
この涙はわさびのせいだと言わせてね 今日のお鮨はなんだかしょっぱい
044:わさび(内田かおり) (深い海から)
ほの辛いわさび茶漬けをすくいつつ手軽なひと日をさらさら流す
044:わさび(kei) (シプレノート)
わさび田の匂いの中でひっそりと二分刻みで泣いている月
044:わさび(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
わさびって題でもやっぱり君のこと詠もうとしているぐらい好きです
044:わさび(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
きっとまだ同じく使われてるだろう実家の冷蔵庫の練りわさび
044:わさび(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
涙目をわさびソースのせゐと言ひ今宵の吾娘は言葉少なし
044:わさび(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
わざとらしくわさびが効いたと目をこすり鼻をすすった誰かのコイバナ
044:わさび(Ni-Cd) (反実仮想)
内臓にバターナイフで塗られたるわさび 貴女にいじめられたい
044:わさび(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
欠かせない鮨にわさびは数十年添ったあなたとわたしみたいね
044:わさび(鯨井五香) (くじら(独唱))
アボカドの種のくぼみをエスビーのわさびで埋めていいひとのふり
044:わさび(桶田 沙美) (31Words Runner)
ざるそばにわさび多めに入れてみて泣きたい気持ちごまかしてみる
044:わさび (里坂季夜) (コトノハオウコク)
きゅうり・シソ・あずきときたら次はもうわさびペプシでいいんじゃないの
044:わさび(夢雪) (浪漫)
たまねぎやわさびのせいにして流す涙は君に気づかれている
044:わさび(さと) (すばらしい日々)
寿司屋の止まり木で涙はわさびのせいと言い訳して別れたの
044:わさび (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
とりわさは何故にとりわさびといはぬ行方不明の「び」を思ひ食む
044:わさび (寺田ゆたか) (永訣のうた)
鮨食みて妻泣きゐるを訝しむわさびの辛きせゐにはあるまじ
044:わさび(茶葉四葉) (ゆざまし)
わさび田の隅に植えられ清浄な水のながれに育て片恋
044:わさび(山の上のパン) (なしなし やしやし)
無関心とかではなくて軽々と水田わさびを受け入れられる?
044:わさび(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
ポテトサラダわさびマヨ和えにぎやかにテレビで日本が活躍している
044:わさび(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
わさび菜の値札はゆれてひだりからみぎの耳へとぬける沢風
044:わさび (ezomijikauta)
おしなべてこれはリハビリ水溶きのわさびにて水鳥をえがいた
044:わさび(ぱん) (向日葵 と 月)
いつまでも要領を得ないことばかり例えばわさびを溶く量だとか
044:わさび(田中ましろ) (ましたん)
刺激物わさび:用法・用量を守ってお使いください、人には。
044:わさび(みち。) (滑空アルペジオ。)
つくられたチューブわさびのみどりいろ 笑えてしまうつよさをにくむ
044:わさび(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
咲きかけのゆりわさびの傍あざやかに眠るあなたは夏を待たずに
044:わさび(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
わさび擂る指の往き来の正しさに言い出せぬまままた別れくる
044:わさび(フワコ) (きくとわたし)
口答えばかりしている馬鹿娘 わさびはまだまだ食べられません
044:わさび(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
花わさびツンとくる夜をわすれないでわすれないさと言いて忘れる
044:わさび(星川郁乃) (Air Station)
鼻に抜けるわさびのような一言をどうぞムシトリナデシコ嬢に
44:わさび(HY) (天然通信)
つんと効くわさびの如き直言を吐ける大人に憧れていた
044:わさび (FILL mobile)
矢継ぎ早過ぎるラヴィアンローズの陽 わさびの辛さ去り行くかじつ
044:わさび(冬鳥) (ことのはうた)
わさび田に流るる水の冷たさを分け合う一日(好きかもしれぬ) 一日(ひとひ)
044:わさび(なゆら) (リッスン・トゥ・ハー)
君が前かがみに胸のチラリズム鼻を突き刺すわさびの刺激