題詠blog2009

こちらは「題詠blog2009」の会場です。どなたでも自由にご参加いただけます。

010:街

2008-12-23 | 001-010の歌
「010:街」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

010:街(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
街路樹が静かな傍観者に変わるその瞬間を見逃したのよ

010:街(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
この街にどこかお洒落な記憶あり麻布十番巡りて帰る

010:街(船坂圭之介) (kei's anex room)
恐れつつなほ恋ひ止まぬ影在りて冬街角にひとり噛む韮

010:街(アンタレス) (思い出ずるままに)
退院し家路辿れば久々の街も家並も新しくみゆ

010:街(根無し草) (根無し草)
自由とは こういう事と 叫んだら 全裸になって 街にお出掛け

010:街(蓮野 唯) (万象の奇夜)
夜の街そぞろ歩いて午後十時ふわふわ生きる寄辺ない子ら

010:街(みずき) (空)
街路樹に雪降る夜のくつきりと 美(は)しき時間はいつも悲しい

010:街(うたまろ) (五と七と五と七と七)
閉ざされた四角い窓に貼りついた街は暮色 陰鬱な戯画

010:街 (純情短歌)
東から昇る光を糧にして目を覚まし出す朝方の街

010:街(月下燕) (a swallow under the moonlight)
海へ逝く人たちがみな足早に通り過ぎてく鈍色の街

010:街(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
君の住む街の天気が気になって 心にいつもてるてる坊主

010:街(柴田匡志) (スタートライン)
朝の街傘の織りなす彩りにしばし見とれる吾は四階

010:街(小早川忠義) (Just as I am Returns)
店先に巻き寿司を売る声にあはせ街灯こぞりて点り初めたり

010:街(さかいたつろう) (流星文庫)
街灯に照らされた君にあいたくてゲームを放りなげて行く塾

010:街(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
長春市大同大街ニッケビル父母の出会ひしオフィスありき

010:街(イマイ) (ゆびおり短歌)
街路樹の樹木の名前知らぬまま夜の空港へ運ばれてゆく

010:街(木村比呂) (*さよなら小鳩)
この街も興りがあってあの空き地の映画館なら教えてくれる

010:街(眩暈丸) (コギト過剰の歌)
各々が勘研ぎ澄まし冴える夜繁華街では皆吸血鬼

010:街(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
街角に貼られたダンスパーティのビラ初めてのドレスで行こう

010:街(陸王) (Always Walking with Yu)
クリスマスに華やぐ街のパーティーに賑わう店で孤独なわたし

010:街(藻上旅人) (創作のおと)
川沿いの床鳴りのするアパートの跡に立つビルあの街はない

010:街(星野ぐりこ) (題詠100首爆走中。)
寂しさという名の渡り鳥が飛ぶ 次はあなたの街へ行きます

010:街(じゅじゅ。)再投稿 (rahasia2 ~題詠blog2009~)
唯一の目撃者なる街燈が やさしく照らすくちづけの宵

010:街(はこべ) (梅の咲くころから)
雪の道ほのぼの照らす街灯は 落葉の序の舞奏でておりぬ

010:街(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
辛いことばかりが残るこの街も君と歩くと気にならなくて

010:街(梅田啓子) (今日のうた)
引力の無くなりたるごと不安なりヒトに遭ひたく街に出でゆく

010:街 行方祐美 (フーガのように)
街路園の水仙涼しく匂い立つメノポーズはそろそろわれを襲うや

010:街(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
すくみつつ都庁の外を見てみれば街は玩具に陽は陽のままに

010:街(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
網の目のような地下街くぐりぬけあしたへ急ぐ黒い塊

010:街 (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
東京湾の見える草原ここはまだ名を持たぬ土地D-0街区

010:街(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
アーケード街はネズミに染められてツヤツヤ髪になったよアタシ

010:街(わだたかし) (ファミレス短歌)
いつもより暗い気がする街灯に心が躍る 溶けそうな夜

010:街(かりやす) (彼方探訪)
「月月火水木金金」街宣車は契約社員のわれへ歌へり

010:街(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
寂しさを街まで売りに来る人のマッチ全部買ってしまいました

010:街 (穴井苑子) (猫のように純情)
ひさびさに歩いてみればつぎつぎにロックオンされている街頭

010:街(佐藤紀子) (encantada)
村が街、街が都市へと変わりゆく行方不明の太郎を置きて(浦島太郎物語)

010:街 (新井蜜) (暗黒星雲)
つけてくる者のいぬこと確かめて凍った街の花屋を探す

010:街(天国ななお) (お月様は許さない)
黒い靴 紺の制服 黄色い声 街頭募金の羽は赤色

010:街(ウクレレ) (十線譜)
おしなべてスタバ、ローソン、UFJあってさみしい街というもの

街(鹿男) (もえないゴミ箱)
この街があんなにまぶしく見えたのもあんなにくすんで見えたのも過去

010:街(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
古書店のつぎつぎつぶれこの街の一部が誰も気づかずに死す...

010:街(風天のぼ) (でんでんむしの夢)
溶けたくて傘をささない日もありき魚眼レンズに映るビル街

010:街(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
街並みは小ぎれいなれど美と深みいづくにあらむこの都にぞ

010:街(海里) (Now Here)
遠き日の遠き街での思い出がただ音もなく空へ溶け出す

010:街 (31pieces)
街なんて呼べないようなこの町で飛べない理由をまだ探してる

010:街(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
ユーミンの歌を真似して書置きはルージュで書いた。街よ、さよなら。

010:街 (水口涼子) (FANTASIA )
春かおる街路樹わきのカフェテラス誰もがみんな誰かを待って

010:街(原田 町) (カトレア日記)
一本松とう街の名かつてありしこと麻布十番ゆきつつ思う

010:街(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
街路樹に生まれましょうよソラ色の金魚を陸に呼んだ報いで

010:街 (斉藤そよ) (photover)
うたがいはなにもうまない うつくしく 街の灯りをにじませる雨 (2009.02.13)

010:街 (minto) (@100@)
この街のどこかで巡り会ふ人も梅見てをらむ小春日の中

010:街(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
空見上げ佇んでいる街角で涙は重力次第だと知る

010:街(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
ほぼ同じことだと思う街角で愛されること憎まれること 

010:街(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
深酒でふらふら歩く夜の街ついつい眠り鞄無くして

010:街(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
花街に花なくかつて花たりしひとの曲がった影ゆくばかり

010:街(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
街路樹がざわざわ、ざわざわ もうすぐに春がくるねとおしゃべりをする

010:街(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
わたくしは永久凍土と添い遂げる生まれた街を貶めながら

010:街(英田柚有子) (阿呆船)
いろいろはできないけれどここにいます 街路樹であることにも慣れて

010:街(みつき) (みそひと :: misohito ::)
身に映す 歓楽街のピンクネオン もうこの先に愛す人なし 

010:街(緒川景子) (ひらいた「れんげ」のはなは、ハスのはな。)
長年の夢をかなえてくれた街 こうして自転車で走る夜道

010:街(ふみまろ) (光る風の記憶)
この街にこの日本にこの地球(ほし)にそして僕にもどうか未来を

010:街(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
街の夜ガラスのビルの紅の高空点滅灯に視線を(紅=くれない)

010:街(ME1) (FILL mobile)
  街灯は聳え しばれる夜を灯す ほの白く闇溶かしてしじま

010:街(O.F.) (O.F.)
街路樹を叩いて帰る夜明け前そうだマチャアキ「さらば恋人」

010:街(湘南坊主) (カンタービレ be 短歌 )
なんとなくおかえりなさいと聞こえたよ街のにおいと人のぬくもり

010:街(音波) (短歌のなぎさ)
ちっぽけな僕らを救うはずだったベーカー街も夕闇の底

010:街(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
オーゼイユ街と呼んでた誰よりも愚かにヴィオラを引き続けていた

010:街(佐東ゆゆ) (Putting Holes in Happiness)
きみはわたしの街にきてほんとうのこいびととあそんでいった

010:街(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
みぞれなど降りだしそうな問屋街スプーンフォーク静かに光る

010:街(美久月 陽) (白月夢)
道端の街灯オレンジながめつつ眠りに就く夜のちいさな魔法

010:街(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
街灯のそとがわまちの外暗がりへ歩みだせゆらり酔いどれ

010:街(わたつみいさな) (乱切りくじら)
うらみごとばかりの街をあたらしい一眼レフで丁寧に撮る

010:街(ひわ) (十三夜)
空に月二番街にはアーケード十年前と同じ高さで

010:街() (suger drop)
ビル街の狭い夜空にオリオンを共に探した君の存在

010:街(祢莉) (suger drop)
ビル街の狭い夜空にオリオンを共に探した君の存在

010:街(空色ぴりか) (美利河的題詠百首2009)
はいこれ,と渡されたのはネコでしたさっき商店街で拾ったって

010:街(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
3枚の紙の軽さと尊さが水平なりしスラムの街よ

010:街(ジテンふみお) (雲のない日は)
はじめての街に降り立つ甲と乙 丙の噂をできるお店へ

010:街(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
あの街にまた道ができ ぼくたちの歩いたあとは薄れて微風

010:街(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
チャリで行く道無き道のでこぼこはレゴブロックの街の比じゃない

010:街(新井恭子) (MINI'S LIFE blog)
街並みは憂いを増してことごとく紫煙が似合う女になった

010:街 (新田瑛のブログ2)
人類が紡ぐ歴史の色合いを確かめながら老いてゆく街

010:街(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
濡れそぼるシクラメン心細げに古書店街で新刊を買ふ

010:街(暮夜 宴) (青い蝶)
きみの背をめじるしにして追いかけた南京街は飲茶の匂い

010:街(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
かくれんぼしないで早く出てきてよ一人ぼっちで淋しい街角

010:街(新田瑛)再投稿 (新田瑛のブログ2)
人類が紡ぐ歴史の色合いを確かめながら老いてゆく街

010:街(ひろうたあいこ) (環~31)
だんだんと夜になってく街あかり旅人みたいに紛れていよう

010:街(ほたる) (ほたるノオト)
スパンコールが弾けたあとの歓楽街赤い鱗の散らばる舗道

010:街(岡本雅哉) (なまじっか…)
市街地で育ったんだねやわらかくひとのあいだをすり抜けるきみ

010:街 (村木美月) (うたりずむ)
君の名を叫んだ声は届かずに街のどこかでこだましている

010:街(伊藤真也) (クラッシュボク)
この街を滅ぼしたのはこのアタシ誰のせいでもないなんてウソ  

010:街(只野ハル) (Ordinary days)
墓標のような建築の影伸びる街 最後尾でひとり躓く

010:街 (如月綾) (お気に召すまま)
ごくたまに逃げ出したくなる 僕のこと誰も知ることのない街へと

010:街(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
   君と似た苗字の看板見つけては鼓動早まる見知らぬ街角

010:街(キャサリン) (コーラス♪(*^▽^*)カレンダー♪)
街路樹が空の水色突き刺して傷つきやすい季節になりぬ

010:街(健太郎) (モノクローム文芸館)
夢を見て街の傍ら空を見て 繋がっている県道の先

010:街(ノサカ レイ) (のーずのーず)
少しずつ街を追われていったのです 最後のグスクも失いました

010:街(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
非常ベル《ホログラムエラー》鳴り響き消えてゆくトーキョーの街並み

010:街(青野ことり) (こ と り ご と)
街路樹は葉を落としてもなお生きて命の水をめぐらせて佇つ

010:街(村本希理子) (きりころじっく2)
草色のぺたんこ靴で春をゆく街路樹の名を確かめながら

010:街(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
静かなる西からの風に運ばれて山間(やまあい)の街にも黄砂降りつむ...

010:街(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
忘れない茜に染まる街並みを少し震えたあの唇を

010:街(emi) (時計をはずして)
夜の川の前に立てば仔猫鳴くこの街に一つ生まれるいのち

010:街(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
告白のシチュエーションをシュミレーションする消えかけの街灯のした

010:街(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
この街の熱量保存則として温度をくれる君の手のひら

010:街(吉里) (梢は歌う)
いつだって 仮面をつけて 心隠し  踊り狂うよ 街はパレード

010:街(振戸りく) (夢のまた夢)
落書きの上にペンキを塗ってあるシャッターばかり目立つ街並み

010:街(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
思わずに標識見つけ口開けるこんなところに水戸街道が

010:街(太田ハマル) (とっても短い今日の歌)
泣きたいとき いつかの街の空の色 私の中に満ちて広がる

010:街 (惠無) (なんでもない一日)
うろうろと彷徨うように歩く街 物思っても家路ゆく町

010:街(ゆふ) (ゆっくりん)
眠らざる街の夜明けの束の間の静寂を断つ一番電車

010:街(はしぼそがらす) (紆余曲折)
街角の以前通ったドトールの店員さんは替わったろうか

010:街(橘 みちよ) (夜間飛行)
異次元に迷ひゐるごと街かどに家並み消えて道路が走る

010:街 (月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
太陽が隠れた街の片隅は時忘れ人の集う空間

010:街(萩原健之) (猫とピストル会議室)
街路樹の小鳥たちの夢の中で世界が一本の樹になった夜

010:街(酒井景二朗) (F.S.D.)
少しづつ繁華街にも慣れようと思つて買つた切符が折れた

010:街(我妻俊樹) (半ドア)
市街戦と春の立ち去った路地には点々と靴からはえた樹よ

010:街(我妻俊樹) (半ドア)
市街戦と春の立ち去った路地には点々と靴からはえた樹よ

[短歌][2009] 010:街(ezmi) (語りえぬことを。)
遠き日のまぼろし祖母の思い出と連れ立ち歩く日光街道

010:街(森山あかり) (言葉の花かご)
人混みに突き放されて避難する街の古い茶店の片隅

010:街(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
実りなき等間隔の街路樹がいつまでもいつまでも続く道

010:街(やましろひでゆき) (短歌とか短歌とか短歌とか)
街占の母のたまはくやがてボクは死ぬまで生きるやうになるとか

010:街(みずたまり) (劣等性な優等生の本音)
 馬車よりもかぼちゃのスープが欲しいからひだまりの商店街へ行く

010:街(月下  桜) (*月下  桜 の 世界*)
天からの光は何処までも真っ直ぐに人の心と街を貫く

010:街(こけもも) (hotchkiss)
きみの住む街にも慣れたいちばん気に入ってるのは駅前中華

010:街(草蜉蝣) (低空飛行)
花の名を君に聞こうか叫ぼうか街のはずれの橋の上から

010:街(藤野唯) (Sugarmint)
あの街で泣いてすがったこととかがふとよぎっていく 倒れたグラスで

010:街(畠山拓郎) (あいうえおあお)
暮れなずむ街で明日を想うとき人間らしく生きたいものだ

010:街(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
つないだ手にビー玉しのばせて君と正しき街を放火しにいく

010:街(花夢) (花夢)
ひだまりで満たされないと気づいても猫は街から去らないだろう

010:街(Yosh) (☆生短歌☆)
街中を一人と独りとひとりが行く 手を繋いだり ラジバンダリして

010:街(詠時) (短歌の花道)
セルロイド人形みたいな香りさせ街のネオンへ少女溶けゆく

010:街(たかし) (象の鼻)
自転車で街を滑って行く女貸してあげたいタイムマシンなど

010:街(みち。) (滑空アルペジオ。)
この街の壊死した場所になんとなくなんとなく埋めていくどんぐり

010:街 (一夜) (短歌るBlog)
駅からの夜道に均等間隔で 吾子を見守る街灯の群れ

010:街(間遠 浪) (少女らせん)
つり舟は朝に港を出ていった夜帰り着く日本人街

010:街(チッピッピ) (うたよみブログ)
あの街へ記憶たよりに訪ねれば 平屋の社宅 跡形もなく

010:街(春待) (三感四音)
イオン建ち人の流れを奪われし商店街の灯(ともしび)は消ゆ

010:街(都) (miya-momoの日記)
もしかしてニアミスだったか街に出るときには教えて 会いにゆくから

010:街(遥遥) (たんかのきりかた2)
市街化の調整のため核兵器使用するのも何度目の春

010: 街 (きりひと) (風まかせ)
さようならこの街わたしの愛恋 こぬか雨に濡れて消えるよ

010:街(萩 はるか) (Betty's second Bar)
グロス滲み交わすくちびる街灯に隠しきれない影ながびいて

010:街(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
街角の交差点など駆け抜けて君の居場所に向かってみたい

010:街(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
街路樹の影だけ君の形して、溢れた其の名を殺す 「さよなら」

010:街(ゆら) (コトのはじっこ。)
僕の住む町は「街」ではないんだよ 決定的なさよならしよう

010:街(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
お祭りの終わった街を突き破り僕は初めて君を始める

010:街(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
あの街に虹がさすのを待っているわたしひたすらタンバリンうつ

010:街(雪原うさぎ) (ゆきうさぎのあしあと)
街路樹に季節の移ろい感じつつ 吾も年の輪 重ね連ねて

010:街(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
冬の空映して玻璃戸静まれり人より猫の多くゐる街

010:街(宵月冴音) (銀星亭~Villa Argentee D'Etoile~)
 この街でぼくと暮らそう暮れかけの部屋でフランスパン切りながら

010:街 (ゆり) (森の歌)
箱庭で街を作ったジャングルも みんな壊して崩してしまえ

010:街(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
駅を右 商店街を抜けた先 桜並木の5本目で待つ

010:街 (若崎しおり) (ふたつのおでこ)
  十二年働いてなお容れられぬ街のあかりが銀河のようだ  

010:街(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
この街はいつか来た街そしてまたいずれ来る街繰り返す夜 ○運命がエンドレスリピート(ex.ひぐらしのなく頃に)

010:街(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
この街はいつか来た街そしてまたいずれ来る街繰り返す夜 ○運命がエンドレスリピート(ex.ひぐらしのなく頃に)

010:街(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
私とは出会っていない人たちが点す街あかりだって明るい

010:街(加藤サイ) (啖呵きって頂戴)
嘘ばっかついてたらば突然に街が真白に弾けて消えたの

010:街(加藤サイ)再投稿 (啖呵きって頂戴)
嘘ばっかついていたらば突然に街が真白に弾けて消えたの

010:街(蝉マル) (蝉の声)
ビルとビルの間(あわい)に煌めく湖(うみ)が見え遊覧船の窓が過ぎる街

010:街(こうめ) (はこにわ相聞歌)
美しき街は悲しき人々の野心の末路を夜景と呼びぬ

010:街(A.I) (Private Window)
言いさしたことばが街の灯となってあなたの夢を導くのなら

010:街(あみー) (正直なたましい)
街灯がなくても月が昇るから 暗くても手をつないでるから

010:街(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
派遣切り、銭ゲバ、ネタに事欠かず街頭演説せる老斗士

010:街(ことり) (歌)
かなしみを追い掛けて街の交差点走り抜けてった一台のパトカー

010:街(ぱぴこ) (テクテク)
街じゅうに春がきている大げさなあくびの後にため息が出る

010:街(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
最初から無視し続けたこの街もミストシャワーの雨は優しい

010:街(続木ミオ) (文庫箱)
街金をうらむ男を好きになる 桜の下はひとりで歩く

[うたう]010:街(しろうずいずみ) (花と石ころ)
街という文字にかくしたさびしさをどうして君はみつけだしたの?

010:街(羽根弥生) (ことらのことのは)
ミコノスの街にも雨は降りますか 君と駆け落ちしたいのですが

010:街(ユキヲ) (あじさいの戯言)
三月の友に背中を押しだされ新たな街へ一歩踏み出す

010:街(やや)  (言の葉たち)
この虹をとなりの街まで届けたい。とても孤独なメロディにのせ

010:街(片瀬ふう) (星屑めとろ。)
君と居た街も今の私にはセピア色にしか見えないのです

010:街(香-キョウ-) (Sky on Blue)
チカッチカッ 今にも消えそな街灯に群がる虫を眺めて見ては

010:街(遠野アリス) (gymnopedie)
僕は今日生まれ育った街を出る 振り向くことはしないでおこう

010:街(兵庫ユカ) (Blog [ .bypass ])
街は春を拒み切れずにいるだけかすきなのか変な匂いをさせて

010;街 (沼尻つた子) (つたいあるけ)
街着から部屋着へ寝巻へおちてゆく瀑布をさかのぼれ、レギンスで

010:街(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
市街地は空を侵食し続けるいつか訪れるほろびの日まで

010:街(しおり) (ヒロの独り言)
午前二時暗闇灯す自販機の光寂しく主張する街

010:街(駒沢直) (題詠blog参加用。)
嗅ぎ慣れた街の匂いが変わるとき僕の中でも変わる何かが

010:街(須藤歩実) (月歩 [geppo])
空がみえなくなるほど伸びた街路樹のネームプレートを背伸びして見る

題詠2009-010:街 (七十路ばば独り言)
家の中独りで居るの嫌なのと着飾り街行く女の孤独

010:街(ゆき) (ひたぶる君を)
ハイヒール鳴らして駆けるオフィス街われを救える人などなくて

010:街 (香飄)
かの世には街路樹となりたき願ひ 聞いてくりゃるかとまた空仰ぐ

010:街(こはく) (プラシーボ)
からくりを知ってしまえばあじけなくさびてゆく街路樹を見ていた

010:街(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
はじめての中華街にてほんのりと暗い路地まで行けた記念日

010:街(ゆうごん) (夕星のうた)
その壁にふれられぬまま不機嫌なほほの向こうの入り組んだ街

010:街(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
噴水が乱反射する地下街のちいさな虹が約束の場所

街 (木下一(元くまさん)の短歌ブログ)
街路樹に目印(イニシャル)書いたはずなのに君の心でまた迷ってる

010:街(フウ) (easygoing.)
動いてる人、店、季節見てました私は動かぬ街灯です

010:街(21世界SUZUTO) (夏山千歳の手記)
銀色の 街角、雨の 匂いがして 傘に区切られる 私独りだけ

010:街(やすまる) (やすまる)
おまえの声にあわせ熱(ほと)りを突き上げるビル街に潜むコロセウムにて

010:街(こゆり) (おかっぱ短歌)
名ばかりの歓楽街で逢ったから泣くのはお互いタブーにしたの

010:街(志井一) (日記ホプキンス)
街をゆく人々に問う 世の中ってそんなにたくさん用事があるの

010:街(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
「どの街が好き?」と訊かれて「クマンバチ」噛み合わないけど凄いと思う

010:街(nnote) (白い箱から)
街に雨兆す崩れて溶けてゆく輪郭昔言ったさよなら

010:街(田中ましろ) (ましたん)
街中に溢れおりますおっぱいはだいたい誰かと誰かのものさ

010:街(ぷ~ち。) (玉兎の宴♪)
街にたつひとまちがおのひとをみてふとキミなのかとみまちがえる

010:街(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
街路樹になったいとこが居りまして そうですかでは、失礼します

010:街 (薔薇十字蕩尽短歌)
風の強い街に引っ越し終えました報告しますこわくないです

010:街(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
風の強い街に引っ越し終えました報告しますこわくないです

010:街(新津康) (GARDEN DRAGON)
この街を抜け出せぬ身と誰ぞ知る。其(そ)を知る人は我を離れき。

010:街(hjr) (_blank)
春をうる街に棄てた声をうれう恋だったのか愛だったのか

010:街(sora) (追憶~娘へ)
街路樹の一本を私のさくらと決めて毎年きつと会いにゆきます

010:街(村上はじめ) (雑感)
街灯に足下ほのかに照らされてまだ見ぬ明日へ近づく一歩

010:街(やすたけまり) (すぎな野原をあるいてゆけば)
街灯に連絡先があることを四月の雨のなかで教わる

010:街(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
街と街つなぐ線路は塊の夢がぎゅうぎゅう詰め込まれている

010:街(市川周) (ミルミルを飲みながら)
「太郎派」ですか「次郎派」ですか?雪の降りつむ街頭で「次郎」に一票

010:街(理阿弥) (車止めピロー)
ニットから右手を抜いて星街の夜気を盗みにニマニマきみは

010:街(さと) (すばらしい日々)
今朝も空と海の境目に目を凝らす  風の止まない街に居て

010:街(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
直線距離ではたった2?、二人の街に直情降らせてよ!

010:街(兎六) (一人暮らしの日記)
街針をピンクッションに植えながらとくに予定のない日曜日

010:街 みぎわ (たづたづし)
日常があくびしてゐる夜の底、街区のたがが軋み始める

010:街(文) (f_blueな日々 題詠blog)
雪融けの街路泥濘かわしつつ去年の舗道を歩みしことなど

010:街(てん) (blue blue)
「綺麗だね」色鮮やかな街のネオン そう言う君の冷たい瞳(ひとみ)

010:街(かずみん) (ふわふわ卵のオムライス)
この街にあなたがいない寂しさを悟られまいと笑った昨日

010:街(鴨居) (鴨居短歌)
オクラホマという名の街そこにはねそれぞれのため居場所があるよ

010:街(こおなまぬがな) (うたかた短歌)
きみの背にピタリと頬を押しつけてバイクがひいてく街路樹の影

010:街(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
口紅とソフト帽とが向かい合い暗黒街の鏡が割れる

010:街(のびのび) (のび短歌)
コンビニが一軒もないこの街なら丁寧に生きてゆけそうです 参照記事:010:街

010:街(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
街路樹に 木漏れ日注ぐ 昼下がり TV塔下 ベンチに座る

010:街 (ちりちりピピピ)
雨の降る音を聞いてた この街はいつまでたっても知らない街だ...

010:街(kei) (シプレノート)
西へ伸び天へと伸びる街路樹はコントラバスの生み出した風

010:街(Re:) (プリズム)
手をつなぎ街をふたりで歩くことが当たり前になりますように

010:街(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
夏の朝 霧ふかく濃くたちこめて街のどこかにあなたを隠す

010:街(斗南まこと) (野ウサギのように)
ひとりきりさまよう街でひっそりとはぐれ続ける月になりたい

010:街(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
ふかふかの赤ちゃんみたいな雪が降る街は一気にしあわせになる

10:街 (お気楽堂) (楽歌三昧)
シャーロッキアンからの手紙が現在もベーカー街221番地Bへ

010:街(紫月雲) (resume 1970-2009)
住み慣れた街を出ていく色色の花を抱えて口をむすんで

010:街(石の狼) (Wulfstan の confessio amantis)
深夜2時サービスエリアでソフト舐め 諏訪湖の街は宝石と化す

010:街(優佳) (5月20日)
街の字で思い出すのは夜の街 大阪の街 夜中のネオン

010:街(ちりピ) (ちりちりピピピ)
雨の降る音を聞いてた この街はいつまでたっても知らない街だ...

010:街(鳥獲) (もっとげんじつてきにかんがえてみよう)
道が灯に照らされるまで猫がいない街に暮らしています独りです

0101:街(冬鳥) (ことのはうた)
きみもまたたゆたう小舟 この街に碇を下ろす場所をさがして

010:街(日向奈央) (てのひらのきみ)
この街の長所は夜が暗いこと てのひらで会話しながら帰る

010:街(矢島かずのり) (蟲短歌)
街灯がSOSとまたたいた 僕のことなら大丈夫です

010:街(桶田 沙美) (31Words Runner)
街角でいちゃつくカップル横目見て秘めやかな恋誇りに思う

010:街(文月育葉) (冷たい夜の向こう側)
 カーテンが夜風に触れるすきまからネオンの街がウインクをする

010:街(文月育葉)再投稿 (冷たい夜の向こう側)
 

010:街(文月育葉)再投稿 (冷たい夜の向こう側)
カーテンが夜風に触れるすきまからネオンの街がウインクをする

010:街(フワコ) (きくとわたし)
 街なかでふと思い出す水玉のあの傘どうして捨てたんだろう

010:街 (Insightの短歌)
街角を曲がった拍子に出くわした白い眉毛の老いた兎に

010:街(泉) (tannka たんか 短歌)
この街にゐるはずの人想ひけり首夏の日差しの地下道出口

010:街(本田鈴雨) (鈴雨日記)
街路樹にメタセコイアのつらなりを据ゑたる舗道かなしみてゆく        

010:街(長月ミカ) (創作ブログ とかげのしっぽ)
人々が選んだ道は自らが街から消えずマスクを消す道

010:街(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
大阪に「街」は似合わん書くんならちゃっちゃと書ける田んぼに丁や

010:街(草野つゆ) (虹をこえて)
市街地に出るのがちょっとおっくうな場所に住んでるわたしが好きだ

010 街 (吹雪) (夢合わせ)
夕焼けが消える刹那の街の色した君の眼を忘れられない...

010:街(佐藤羽美) (hinautamemo)
街路樹が初夏の陽射しに揺れる頃葉裏にひそむ錦片桐

010:街(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
この街のどこかで君が生きている まだ見ぬ人に心弾ませ

010:街(星川郁乃) (Air Station)
街路樹は痩せて渇いてさよならをささやきかわすその木霊たち

010:街(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 地図にないさみしい場所が旅人の一編の詩で街へと変る

010:街(けぇぴん) (けぇぴんの公式ブログ「聲」)
遠景に犬一匹と人ひとり置きて暮れゆく街の片隅

010:街(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
泣いてれば猫も道路も街灯もすべてが光って見えております

010:街(つばめ) (ツバメタンカ)
この国を愛していると叫んでたきっと片思いの街宣車

010:街(ムラニシミツナ) (COMET!)
夏の風 街のすきまをすべってく もう半そでを着たい今日です

010:街(短歌サミット2009.X崎JAPAN) (短歌サミットブログ)
街灯の一つ一つにあの夏の君のなみだのつづきがみえる

010:街(エフ) (エフのメモ)
街路樹が秘めた野生は人間が絶えたらここを山にするでしょう

010:街(丸山程) (スクリブルタンカ)
なにもかも変わってしまったこの街をこれからもずっとふるさとと呼ぶ  

010:街(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
おだやかな暮らしの中で振り向けば恋に恋した街の灯遠く

010:街(椎名時慈) (タンカデカンタ)
お互いの住む真ん中に街があり暮らすことなく詳しくなった

010:街(珠弾) (seven seas tac)
迷い猫探しています この街にいるの遠くにいっていないの

010:街(tafots) (1年で1000首をつくる)
もう少し頑張れるなら「街の灯」のラストシーンのように歩こう

010:街(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
いつからか明日のことも考えて恋するようになる繁華街

010:街(蟻) (Michael)
仰向ける蝉に唱えし復活の呪文効きしか街路樹の下

010:街(下地杏) (杏ノオト)
街の灯のぽつりぽつりと好きな人嫌いな人がそれぞれ暮らす

010:街(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
街中で卒業生に出会ひしは反抗期終へたのつぺりとした顔

010:街(すいこ) (すいこのうたおきば)
人々はわかちあうのかすれちがうのか知りたくてそうそれは街

010:街(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
日曜は街まで出かけ食料と武器を買い込むことにしてます

010:街(おっ) (だいえいの短歌専門店)
街灯が影を三つに増やしては一人ぼっちの黒い花びら

010:街(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
小さな街の小さな家で少年がレゴの都市部を操作していた

010:街(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
街灯の揺らめきに見るまぼろしはいつかのあなたの背に似ている

010:街(祥) (月宿り星宿り-つきやどり ほしやどり-)
わたくしの生づる前より病棟に暮らした彼が街へ帰る日

010:街(風月堂) (言霊士の座卓)
点いては消える、時と共に月と太陽が踊って、人が生まれ死んでいつまでも、いつまでも飽きずに、街は続く賢者の息吹と同じように

010:街(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
地下街のスタバはいつも圏外で、すこしのあいだ、君を忘れて。

010:街(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
地下街のスタバはいつも圏外で、すこしのあいだ、君を忘れて。

010:街(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
なまぬるい春風だからポケットに手を突っ込んで行く街はずれ

010:街(みかみかりん) (童話短歌)
つらいならおいでと言われているようで空ばかり見てる街へ降り立つ

010:街(片秀) (うつしよはゆめ よるのゆめこそまこと)
スカウトが縄張りを持つセンター街直進風俗右折はキャバ嬢

010:街(稚春) (青いキリンの番外編)
恋人がカーテンを開けまた閉じる次に開けても街はないわよ

010:街(やや) (カラメルバニラ)
この街は楽しくて綺麗で優しくて空が青くてあなたがいない

010:街(今泉洋子) (sironeko)
街川のほとりに住みてこの夏は目前(まさか)に蛍飛ぶ夜のありき

010:街(小林ちい) (ゆれる残像)
君と二人にぎわう街を歩きつつ背丈の違いすぎを気にしており

010:街(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
たかだかとビッグイシューを掲げたる男は立てり渋谷の街に

010:街 (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
四条通商店街のひとつ南の小さな町家で待っています

010:街(絢森) ((右耳だけが知っている))
街路樹の幹を抱きてああきみがかつてわたしが凭れし椋か

010:街(ぱん) (向日葵 と 月)
こんなにもあたし変われてないままだ また街路樹の銀杏はみどり

010:街(春畑 茜) (茶話なごやん)
それからの時間は過ぎて市街地に小幡城址の石がちひさし

010:街(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
わが街の150年祝うとて大蜘蛛は外国船に乗りてきたれり(*開国博150)

010:街(佐山みはる)再投稿 (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
わが街の150年祝うとて巨大蜘蛛は海ゆ来たれり(*開国博Y150)

010:街(内田かおり) (深い海から)
人影の無い街中を歩みつつふいに欲する片隅がある

010:街(扱丈博) (取扱)
春物のコートとともに歯ごたえのある文章が街にあふれる

010:街(vanishe) (場所)
きみゆゑに行くべからめどうれいなき夜にまたたく街のあかりそ

010:街(yui) (Romantic irony)
自意識にリボンを掛けて街中を闊歩していたわたしは死ね、死ね

010:街(Makoto.M) (放物線にあこがれて)
うつくしく街に朝(あした)は来ていたり露ほどの汗を私にのせて...

010:街(藤矢朝子) (トイレのうず/たんかん)
街だとはけして呼べないふるさとの田んぼひとつに家がまた建つ

010:街(藤矢朝子) (トイレのうず/たんかん)
街だとはけして呼べないふるさとの田んぼにひとつ家がまた建つ

010:街 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
縦縞のシャツが似合うね雨の街見えなくなってやっとつぶやく

010:街(蜂田 聞) (蜂田 聞(題詠blog))
靴紐を結びいるときこの街に身構えている犬猫である...

010:街(よっしぃ) (J2ロードを共に歩こう。 ~goo annex~)
憧れた都会暮らしに疲れ果て 街より町が落ち着くと知る

010:街(よっしぃ) (J2ロードを共に歩こう。 ~goo annex~)
憧れた都会暮らしに疲れ果て 街より町が落ち着くと知る

010:街(鯨井五香) (くじら(独唱))
おそろしたてのコート羽織った街娼がくるぶしに冬をからませて立つ

010:街(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
ゆうぐれと口にするたびたよりなげな街のしっぽの影のゆれおり

010:街(山の上のパン) (なしなし やしやし)
先生はこれが街だと円を描きヒト・モノ・カネの流れを示す

010:街(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
通り過ぎるだけのつもりの街だった 君がいるって知らなかったし

010:街(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
街道を逸れたところにあるだろうあなたの肩をなでる小手毬

010:街(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
知らぬ顔行き交う街の人波に探してしまう貴方の姿

010:街(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
鍵のあるドアだけじゃない君の住むこの街中に関数がある

010:街(Ni-Cd) (反実仮想)
朝焼けの街は静かでラリアット欲しいの 始発はなかなか来ない

010:街(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
街路樹の落ち葉いつしか吹きだまりアスファルトの上山は遠くて

010:街(イダヅカマコト) (はじめてのぶんがくてきはーどこあ)
おじさんがきつねにてぶくろ売るような街だったのだ三途の川は

010:街 (夢雪) (浪漫)
本の中胸を震わせ憧れた君と出会った幻想の街

010:街 (永訣のうた)
四十年(よそとせ)を過ごせし街に住む人のやさしさ知りぬ見舞ふ言葉に

010:街 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
四十年(よそとせ)を過ごせし街に住む人のやさしさ知りぬ見舞ふ言葉に

010:街(茶葉四葉) (ゆざまし)
手をつなぎ歩く街角 気がつけば君見失う 夢のなかでも

010:街(鳴井有葉) (そのためのブログ)
誰も手が届かないあの街灯の中にあふれているだろう団欒

010:街(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
紅葉するけやき並木の街ゆけば魚群の如く落ち葉散りゆく

10:街(HY) (天然通信)
街中の雑踏に身を潜ませてひんやりとした孤独楽しむ

010:街(なゆら) (リッスン・トゥ・ハー)
ステージは初夏の風吹く交差点街の恋人たちは踊って