題詠blog2009

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005:調

2008-12-23 | 001-010の歌
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005:調(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
アクセルをふかせばだいたいエンジンの調子がわかる大人になった

005:調(船坂圭之介) (kei's anex room)
冬の陽の頬に優しきひとときは心不調のまま為す午睡

005:調(月下燕) (a swallow under the moonlight)
すべり落つ調律師の指ひややかにピアニッシモを響かせてゆく

005:調(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
給食の調理室から温かき匂い流れて秋の深まる

005:調(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
君の詠む歌の調子が気になって勝手に心配してばかりいる

005:調(根無し草) (根無し草)
酒を呑み 調子に乗って 抱きついた そしたらそれは 組長の嫁

005:調(アンタレス) (思い出ずるままに)
介護度の調査に来たる人の言う口だけ達者のわれに頑張れ

005:調(みずき) (空)
地震(なゐ)の日へ灯すらふそく追悼の調べに揺れて甦る日日

005:調 (rahasia2 ~題詠blog2009~)
夜想曲 第2番 変ホ長調 白く弾けるきみの指先

005:調(じゅじゅ。)再投稿 (rahasia2 ~題詠blog2009~)
夜想曲 第2番 変ホ長調 白く弾ける きみの指先

005:調(Re:) (プリズム)
調べものしているフリして受付のあの子が気になる図書室の午後

005:調(蓮野 唯) (万象の奇夜)
格調も品位もなくてひだまりが等しく照らすリサイクルの場

005:調(ひじり純子) (純情短歌)
温度差を感じて少し距離をとる一本調子なあなたの言葉

005:調(文月育葉) (冷たい夜の向こう側)
オカリナの調べに乗せてやわらかな言葉を紡ぎだす夜想曲(ノクターン)

005:調(空色ぴりか) (美利河的題詠百首2009)
調布から京王線に飛び乗ってそれから俺はそれから俺は

005:調(うたまろ) (五と七と五と七と七)
潮風が心にもつれ揺らめいて 静寂のような調べを奏でた

調(鹿男) (もえないゴミ箱)
親戚にもらったせいでこの部屋にちょうど合わない調度品です

005:調(イマイ) (ゆびおり短歌)
「大丈夫」NOではなくて「大丈夫」現地の言葉調べもせずに

005:調(萩 はるか) (Betty's second Bar)
ゆび先で調べるグロスの塗り加減キスには重い口説くには軽い

005:調(陸王) (Always Walking with Yu)
調子乗りと言はれて今日も木の枝を振った私の手に枝は無く

005調(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
定型に血の調べあれ煉獄の野に降り積もる梅のおがくず

005:調(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
秘するべし碧遊星の水沫よりはつかに生れしピアノの調べを

005:調(はこべ) (梅の咲くころから)
日本語の調べうつくし和歌世界 雨の音をも借りたいわれは

005:調(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
調べればわかるんだから颯爽と僕とハワイに泳ぎに行こう

005:調(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
かしましく調弦されるヴァイオリン賑わうカフェの談笑のごと

005:調(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
我が職は人事課付けの調査役 人は私を窓際と呼ぶ

005:調(天国ななお) (お月様は許さない)
横たわるスタインウェイ目覚めさせ調律の音静かに響く

005:調(梅田啓子) (今日のうた)
おもむろに淋しき水のあがりくるかの日に聴きしカノンの調べに

005:調(原田 町) (カトレア日記)
調子に変わりないかと聞かれ別にと答えればわが診察は二分で終わる

005:調 行方祐美 (フーガのように)
調布なら食べられますかぐったりと熱きおでこに額寄せながら

005:調(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
エンジンの調子も音でなんとなくわかる厚木に育ったぼくは

005:調(柴田匡志) (スタートライン)
五年経ち国勢調査に記入せり「求職中」とマークを入れる

005:調(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
ベランダに証拠がないか調べてる振りして茶髪を一本隠す

005:調 (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
鴨肉を塩と胡椒で調えて唱える呪文火口湖へ翔べ!

005:調(木村比呂) (*さよなら小鳩)
調律も終わっていない星なのに八百億のなめらかな指

005:調(小早川忠義) (Just as I am Returns)
調布まで停まらぬ電車誰からも襲はれず話し掛けられもせず

005:調(湘南坊主) (カンタービレ be 短歌 )
抜いた血で恋愛運とか調べてよなんかマンネリ健康診断

005:調 (新井蜜) (暗黒星雲)
パンくずを目印にした森のみち調べたあとでパン買いに行く

004:調(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
ささくれに触れないようにして送る「です」「ます」調の最終メールは

005:調(西野明日香) 再送 (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
ささくれに触れないようにして送る「です」「ます」調の最終メールは

005:調(眩暈丸) (コギト過剰の歌)
調べ物してる図書館ボク一人それを調べる秘密警察

005:調(さかいたつろう) (流星文庫)
うでのいい調理人が味見するようにアタシの唇をなぞって

005:調(繭) (みついろ)
調べればわかるだろうっていわないで 教えてくれるあなたが好きなの

005:調(音波) (短歌のなぎさ)
今朝は冬 森の向こうの図書館でアイシテイルの意味を調べる

005:調(ふみまろ) (光る風の記憶)
お兄ちゃんでいるしかないな特別をほどよく調合する君だから

005:調(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
転調に次ぐ転調で本来の気持ちとはかけ離れた「じゃあね」

005:調(布川イヅル) (keep writing)
調べ糸なき糸車の紡ぐごとでたらめまじりの夏の鼻歌

005:調 (minto) (@100@)
大きなる母の腕に抱かれて調べを聞きぬ夢のゆりかご

005:調(海里) (Now Here)
時をかけ転調しようこの曲をいつか再び歌えるように

005:調(祢莉) (suger drop)
調緒に伝う緊張 掛け声の律動 舞台上のカタルシス *調緒 能などに使う鼓(太鼓、大鼓、小鼓)を締める紐

005:調(都季) (31pieces)
少しずつ僕らの歩調がずれていく合っていたかも分からないまま

005:調(藻上旅人) (創作のおと)
君たちの三歩後ろを歩いてる三度が下がる短調の日々

005:調(星野ぐりこ) (題詠100首爆走中。)
浴槽を隈無く調べつくしても何処にも彼のたましいが無い

005:調(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
 機嫌よく口ずさんでいる鼻歌は調子っぱずれでそこがあなたで

005:調(わだたかし) (ファミレス短歌)
転調はお手のものですいつだってキミと一緒に歌えるように

005:調 (穴井苑子) (猫のように純情)
調子はどうですかと聞かれたみなさんは声をそろえて「いい感じです」

005:調(英田柚有子) (阿呆船)
呪文だから調子はずれの鼻唄をシチューの鍋に聞かせておいた

005:調(岡本雅哉) (なまじっか…)
気がつけば頭の中は七五調うまく形にならず失語症 

005:調(本田あや) (明晃晃)
ト長調の健やかさには未だ慣れず 3Dフォトも斜めからみる

005:調(かりやす) (彼方探訪)
泣くのなら風呂場がよろししやつくりと調子はづれのはなうたソナタ

005:調(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
調子いい言葉ばかりをくれるけど天気予報は外ればかりで

005:調(芳風) (歌屑籠蛍灯籠)
おさまらぬ心のうわべを調えて いっそこのままぐちゃぐちゃになれ

005:調() (resume 1970-2009)
静もれて地の底に降り向き合える我の姿に涙す ロ短調

005:調(紫月雲) (resume 1970-2009)
静もれて地の底に降り向き合える我の姿に涙す ロ短調

005:調(風天のぼ) (でんでんむしの夢)
乳のみごが泣けば脱がせてうらおもて目と手のひらで妻調べおり

005:調(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
調弦を終へたばかりのギター手にドン・キホーテの夜がはじまる

005:調(我妻俊樹) (半ドア)
調度品をむやみに崖で買い込んで三叉路からは勘であるいた

005:調(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
―<調布なる地名の起源に寄せて> 調として多摩の流れにさらされし布納めゐしか古人(いにしへびと)は

005:調(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
網膜の震えは止まず一条のルビーレーザーからの調べに

005:調(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
今一つ調子が出ない朝がある君の不在に帰因している

005:調(ウクレレ) (十線譜)
過ちは二度としないと泣きだした取調室の他人丼

005:調(わたつみいさな) (乱切りくじら)
カナシイ の調べがながれくる夜に塩味ポップコーンが湿気る

005:調(香-キョウ-) (Sky on Blue)
「優しさと ほんの少しの厳しさを 上手く調節」 恋愛講座

005:調〈佐藤紀子) (encantada)
あまりにも調子よすぎるお礼だと思はないのか「疑え、太郎!」(浦島太郎物語)

005:調(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
本日は宅調(妻子外出)日そばを茹でつつ「不在」を裁く 

005:調(青野ことり) (こ と り ご と)
君らしいリズムを刻み一歩ずつ調べにのって春を拓けば

005:調(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
二日酔い調子がでない自己嫌悪デスクワークをのそのそこなし

005:調(宵月冴音) (銀星亭~Villa Argentee D'Etoile~)
ストレートティーをいつでも残し去る調律師の目の色は黒です

005:調(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
ニートという姿が調度品となるまでいくつもの乗り越えるもの

005:調(Makoto.M) (放物線にあこがれて)
調度品揃えてゆきし嬉しさの昭和の靄は女(ひと)を欲(そそ)りき...

005:調(月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
おとなしくしようと決めたら「調子悪い?」と心配されるオフィスの違和感

005:調(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
調布にはまだ縁の無い僕だけど心の川にさらす手づくり...

005:調 (水口涼子) (FANTASIA )
たぶんもう辿り着けない場所なのに月あおき夜に調べていたり

005:調(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
聞こえたらやさしい歌は短調にかわる気がして耳をふさいだ

005:調(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
調布市に住まいしたのは四半世紀前その長さに瞬時たじろぐ...

005:調(ひわ) (十三夜)
ふるふるとかすかな調べ海底のシーラカンスが歌っている

005:調(美久月 陽) (白月夢)
 旋律があなたの耳を塞がせる調律されないピアノのわたし

005:調(健太郎) (モノクローム文芸館)
生温い所業殺せぬ調べでも 日和を憂う思えば小春

005:調(ほたる) (ほたるノオト)
調律の可能なまでに音域を上げられてゆく、そう、その指で

005:調(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
グーグルで君の気持ちを調べててリンクたどれば、えまさかそんな

005:調(O.F.) (O.F.)
あたいわさぁ新人電話に出なくても調和重んじる昭和のおんな

005:調 (斉藤そよ) (photover)
ひとひとりあいだに挟みあらたまる 窓辺 ゆめゆめゆきの調べが (2009.02.08)

005:調(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
欲さるれば駆けつけ魚肉ソーセージ与ふるリズム調教されり

005:調(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
おとといの脇役のこと今日gooで調べるように気にしてほしい

005:調(ゆら) (コトのはじっこ。)
「君だって幸せなはず」強調の虚偽のリズムで僕は歌うよ

005:調(伊藤真也) (クラッシュボク)
もうすでに調べはついていて指を震わせながらつきつけるだけ  

005:調(こけもも) (hotchkiss)
調子どう?たまのメールでかろうじてつないでるのは友情ですか?

005:調(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
何を食べたいのか僕は 最良の調味料なら持っているけど

005:調(ノサカ レイ) (のーずのーず)
4日前ふたりは互いを調べ合いまた7cm距離を縮めた

005調 (惠無) (なんでもない一日)
名前とか調べなくてもその花がそこに咲くのをちゃんと知ってる

005:調(ゆふ) (ゆっくりん)
調整のきかぬマシンのやうな人 混沌なる日々いつまでつづく

005:調(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
君想イ三十一文字ノ毒薬ヲ今宵調合、瓶詰メ致ス

005:調(新井恭子) (MINI'S LIFE blog)
この春も帰郷できない身分にて調子外れの体を思う

005:調(みつき) (みそひと :: misohito ::)
調査書という封印の内側で 乙女の恋は したたかに咲く

005:調(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
浮気とか勝手にドラクエ進めたりとかしてないか今から調べる

005:調(雪原うさぎ) (ゆきうさぎのあしあと)
じっくりと 隅から隅までじっくりと 調べてほしいの 私の感度

005:調(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
調弦を終えてひろげる指先が春のはじめの法則めいて

005:調(緒川景子) (ひらいた「れんげ」のはなは、ハスのはな。)
河川敷 歩調を乱し歩いてく きみがシャッター押せないように

005:調(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
東京に行きたがるひと励ましの言葉がきれぎれの破調になる

005:調 (如月綾) (お気に召すまま)
だんだんと調子が悪くなっている 誰かココロの螺子を廻して

005:調 (村木美月) (うたりずむ)
調和してたまるかって言うように街のポストは今日も酔ってる

005:調(振戸りく) (夢のまた夢)
抹茶ソイラテより調整豆乳の抹茶風味の方が好みだ

005:調(志慧) (ケミカルライツ)
くだらないはずのメールを推敲する調度良くなるのを待ちながら

005:調(A.I) (Private Window)
調べ物しているきみの指先の脂が紙に吸われささめく

005:調(ME1) (FILL mobile)
  そばだてて聞こえてきますか?哀しみはチャコールグレイの泉の調べ

005:調(キャサリン) (コーラス♪(*^▽^*)カレンダー♪)
調布にて産み落としたる子も十歳ますぐなる黒の母犬に似る

005:調(キャサリン)再投稿 (コーラス♪(*^▽^*)カレンダー♪)
調布にて産み落としたる子も十歳ますぐなる黒毛母犬に似る

005:調(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
新雪を歩調合わせて歩く朝ひかる一つの楽器になれる

005:調(fr) (31音で綴る日々)
雨粒がポツポツポツポツ地球をたたき、じわじわじわじわ調律してゆく...

004:調 (佐東ゆゆ) (Putting Holes in Happiness)
夏きざす葉も葉脈もうつくしくなぜか由々しき桜の調べ

005:調(もよん) (もよん日記)
調味料 並んだ棚を眺めてる 今日のメニューは まだきまらない

005:調 (星川郁乃) (Air Station)
失望は聴き覚えのあるロ短調(自鳴琴ふと鳴り出すような)

005:調 (星川郁乃) (Air Station)
失望は聴き覚えのあるロ短調(自鳴琴ふと鳴り出すように)

005:調(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
目の前にいて携帯を弄くっているB型のあなたの破調

005:調(詠時) (短歌の花道)
吾の名をネットで調べる たちまちに ドッペルゲンガーあまた現る

005:調(暮夜 宴) (青い蝶)
りきむことなかれと我にそそがれる調整豆乳ほのかに甘く

005:調(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
草むしりしようと庭に出てみれば繰り返されるピアノの調べ

005:調(月下  桜) (*月下  桜 の 世界*)
桐の枝すべて天に向かいたり宇宙の調べ受信するべく

005:調(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
空調の弱いまひるま カフェインの切れた体を持て余してる

005:調(拓哉人形) (銀鱗歌)
タラちゃんが走った時に出す音で彼の調子の度合いを測る

005:調(さや) (ふかふかの日々をふかふかと共に)
・ 今晩は短調の曲 悲しみは右から入り左へ抜ける

005:調(たかし) (象の鼻)
もめているコンダクターとコンマスが春の調べをBGMに

005:調(ジテンふみお) (雲のない日は)
パソコンが上気している 春に咲く花の名前を調べるうちに

005:調(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
     吾というダークホースに手綱かけ手懐けた君は名調教師

005:調(太田ハマル) (とっても短い今日の歌)
貝殻の海につながる音を聞くああ波さえも冬の調律

005:調 (きりひと) (風まかせ)
気がつくと音の調べにとらわれて 牛のように反芻してます

005:調(みち。) (滑空アルペジオ。)
調律が必要ですか飲みこめず吐き出すだけのわたしの音色

005:調(しうた) (choplog ~短歌の会~)
これまでと違う風ふくそしてまたこのあおいほし変調してく

005:調(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
「ともだち」の調印式はやり直しふたりの名前波がさらって

005:調(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
巻きつけた葉風をそっと青空に 調査員なら分かるはずです

005:調(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
名探偵次の依頼はあの人の調査をしてねあしあと辿り

005:調(しおり) (ヒロの独り言)
さよならの後の歩調が気にかかる 愛の深さと比例するようで

005:調(酒井景二朗) (F.S.D.)
調度類が少ない割に狹い部屋 本、ゴミ、そして俺自身が邪魔

005:調(emi) (時計をはずして)
路線図を調べる人はその先にある悲しみにまだ気づけない

005:調(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
見上げては零す吐息の糸を寄せ弓張る月の調弦の妙

005:調(萩原健之) (猫とピストル会議室)
耳を澄ます小鳥のさえずりを調律して宙を舞へ音符たち

005:調(藤野唯) (Sugarmint)
言い出せないことをぐるぐる考えて花の名前を調べる帰り

[うたう]005:調(しろうずいずみ) (花と石ころ)
調べではホビットたちのいさかいで星の光が消えたそうです

005:調(只野ハル) (Ordinary days)
思いつき 調べもせずに 来た道の 朽ちた標が 北東を指す

005:調(ひろうたあいこ) (環~31)
時々は涙で調律してあげるわたしの音から外れないように

005:調(やましろひでゆき) (短歌とか短歌とか短歌とか)
わたくしを調律できる人間が欲しい 湿気の高い異国で

005:調(吉里) (梢は歌う)
唐突に調子はずれで歌いだすヘッドホン付けて歌聴きし君

[短歌][2009] 005:調(ezmi) (語りえぬことを。)
神様がひとり調光室にいて夢の終わりを告げる暗転

005:調(ワンコ山田)     (歩道を走る自転車のこども)
空調の唸りは溶かす意地っ張りまず深呼吸つぎ咳ばらい

005:調(みずたまり) (劣等性な優等生の本音)
 春を待つカップスープが冷めていく 不意に止まった空調の風

005:調(羽根弥生) (ことらのことのは)
黒鍵に雪降りしきり♭ぞ凍ほれる夜の変ホ長調

005:調(日向奈央) (てのひらのきみ)
調子など狂ってしまえ 咲きたてのパンジーたちとひそひそ笑う

005:調 (はしぼそがらす) (紆余曲折)
犯罪の調書を取られるかのようにカルテが黒く埋まっていく

005:調(村本希理子) (きりころじっく2)
調べよき綽名もちたるおみなごに会ひたることなし血縁なれど

005:調(さと) (すばらしい日々)
徒に奏でた調も知らぬ間に君好みのコード進行

005:調(Yosh) (☆生短歌☆)
生産の調整強いる米減反 残るは荒れ地と「食」の取り合い

005:調(橘 みちよ) (夜間飛行)
調律を終へしピアノの鍵盤の黄ばめるを弾く二十年ぶりに

005:調(遥遥) (たんかのきりかた2)
雨が降る調べてわかることなどに真理はないと嘯く君に

005:調(ぱぴこ) (テクテク)
今ここで君が笑ってくれるならこれから先はずっといい調子

005:調(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
年調の戻りをかかえいそいそと家路を急ぐよその夫(つま)みる

005:調(森山あかり) (言葉の花かご)
流れくる調べに合わせ歌いおり彼方の国を想い描きつ

005:調(畠山拓郎) (あいうえおあお)
君のこと調べてみれば血液はO型だったりA型だったり

005:調(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
まなざしを転調させて駆け上がる靴音ふたつ鉄塔に響く

005:調 (一夜) (短歌るBlog)
あの人が『弓張り月』と歌うから wikipe調べて半月と逢う

005:調(兵庫ユカ) (Blog [ .bypass ])
家用の眼鏡のままで家を出たわたしを調べてから吼える犬

005:調(草蜉蝣) (低空飛行)
くちぶえの調子はずれて夕闇へ 最後のくちびる乾いてた冬

006:水玉(草蜉蝣) (低空飛行)
水玉のハンカチーフに包まれて玉子サンドはこぼれはじめる

005:調(やすまる) (やすまる)
近づくにつれてテンポの速くなるわが足音は変ロ長調

005:調(緒川ミヤコ) (ジャーメイン・リーの孤独)
調律を終えたばかりの黒鍵が濡れた鎖骨を尚も震わす

005:調(玻璃) (玻璃と水晶)
儘ならぬものと知りつつ調理する 想う心と触れ得ぬ君と

005:調(花夢) (花夢)
オムレツは調子っぱずれのはなうたをすこうし混ぜて作るのがコツ

005:調(都) (miya-momoの日記)
メールして電話も掛けて日曜日 調整できた!さあ出かけよう

005:調(吹原あやめ) (ちいさくひかりかがやくもの)
抱き寄せて嘘をさがせば調香師よりも過敏な僕の嗅覚

005:調(春待) (三感四音)
曲線の調度を撫でる柔らかな恋をしたあの君の指先

005:調(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
長調で軽く奏でる恋の歌君の元へは届かないけど

005:調(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
高らかに調子はずれに延々と「ポニョ」と繰り返す声 遠くから

005:調(片瀬ふう) (星屑めとろ。)
バイバイが淋しく聞こえる春の日にまたねのまたを強調しておく

005:調(チッピッピ) (うたよみブログ)
調べても本には書いてなかったが吾子が教えた「ただ愛すればいい」

005:調(間遠 浪) (少女らせん)
あ。聞こえる。調整室の外は雨。「みずいろ水の色でありたし」

005:調(駒沢直) (題詠blog参加用。)
ひさびさに波の調べを聴きに行く 落ち着け 君は生き急いでる

005:調(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
「すまないが帰ってくれ」は鈍感な考古学者の口調で言って

005:調(加藤サイ) (啖呵きって頂戴)
 進路調査書はなんの疑いもなく書いたけどラーメンこぼした

005:調(denkoo) (水際にて)
曖昧に確立された関係の調和を乱すチョコレートの香

005:調(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
適当に言葉の周りをめぐるのが趣味だと云った口調が嫌い ○校庭十周とかもキライ

005:調(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
今までの句点をぜんぶ調べればあなたが好きといってるはずよ

005:調 (若崎しおり) (ふたつのおでこ)
  燻りくるマルボロ苦し あなたって調子いいときオカマ言葉ね ※燻りくる:くゆりくる  

005:調(やや) (言の葉たち)
ゆうやけと夜が交錯する夜はどっちつかずの心の調べ

005:調(やや)再投稿 (言の葉たち)
ゆうやけと夜が交錯する空はどっちつかずの心の調べ

005:調(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
花びらは音符となりてゆらゆらと気怠い調べをたどって散った

2009題詠blog005:調(はづき生) (生さんま定食)
調律をされないpianoかみあわぬ返事をしたきみ聴こえないよ

005:調(続木ミオ) (文庫箱)
ベランダで炊き込みご飯(おにぎり)を男子は待つ調理実習日

005:調(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
言ひ負けて花ひとひらの口惜しさの尺貫法の重さ調べる

005:調(ユキヲ) (あじさいの戯言)
格調の高さ現る立ち姿淑女の笑みに紳士のキスを

005:調(鳥獲) (もっとげんじつてきにかんがえてみよう)
調べたいこともないのに研究をさせられている程度の自由

005:調(あみー) (正直なたましい)
あいのうた 心をこめて歌うほど調子外れに聞こえるでしょう

005:調(こうめ) (はこにわ相聞歌)
帰途の足誰もが急げど公園のラッパ走者の調べにならふ

005:調(こうめ) 再投稿 (はこにわ相聞歌)
帰途の足誰もが急げど公園のラッパ奏者の調べにならふ

005:調(ぷ~ち。) (玉兎の宴♪)
転調や移調を幾度繰返しピッタリ調和する跳ね♪(おんぷ)

005:調 (gymnopedie)
調律のずれたピアノでさあワルツを 恥ずかしがらずにほら、笑って!

005:調 (ゆり) (森の歌)
遺伝子の不思議を思う弟は調子よくって要領よくて

005:調(蝉マル) (蝉の声)
連翹の飛び出す黄色も調和する門前町坂本の石垣のみち

005:調(日高裕生) (すみれ型エンジン)
裏切りが許されている五月まで静かに増えていく調味料

005:調(志井一) (日記ホプキンス)
名古屋にも櫻井君はやってくる ヘイヨー名古屋!調子はどうだ!

題詠2009-5:調 (七十路ばば独り言)
笙(しょう)の音の雅な調べひそやかに小糠雨降る夜桜の路

005:調(やすたけまり) (すぎな野原をあるいてゆけば)
サザエさんのテーマソングを短調にうつして夕陽色のハモニカ

005:調(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
馬たちも里子となりぬ春を待たず老調教師急逝ののち

005:調(hjr) (_blank)
調

005:調(hjr) (_blank)
このせかい単調な日々なにもない夜なんてくらいくらいくらい

005:調(ことり) (歌)
公園のベンチにすわった人が吹くくちぶえの調子っぱずれなゆうやけこやけ

005:調(こはく) (プラシーボ)
はげましてほしくなかった降りそそぐ春のひかりを調えながら

005:調(こゆり) (おかっぱ短歌)
裏ルート探ってみます 調べても得はないってわかってるけど

005:調(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
組曲を奏でるように相聞歌 恋の調べを言の葉にのせ

005:調 (沼尻つた子) (つたいあるけ)
饒舌な無化調ラーメン屋店主の頭(ず)に巻くタオルうすく汚れて

005:調(yuko) (31文字の風景@BLOG)
イチローに超不調あり謙虚さを忘れた者に加護はありえず

005:調(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
蝶の名を調べて過ごす図書室にくるしくそそぐ春の微粒子

005:調(須藤歩実) (月歩 [geppo])
まるで若狭の岬のように白い布干されおり家庭科調理室

005:調 (うたかた短歌)
ペディキュアをピンクにぬってきみと逢う春の歩調に合わせるために

005:調(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
わたしより愛しいものがあるひとの鼓動の調べ おかえりなさい

005:調(ゆき) (ひたぶる君を)
胸冷ゆるほどに沁みをり明け方の夢の胡弓の哀しき調べ

005:調(迦里迦) (香飄)
「カンパニュラ」名など調べて植えてをり 風と暮らさな 影と遊ばな

005:調(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
海を裂く船の軌跡のようである調査結果をきかされている

005:調(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
今週になっても調子が戻らない切り札と呼ばれている投手

004:調 (ユズタンカリウム)
明日は手をつなごう小さな幸せがほんとにあるのか調べるために 

005:調(ゆうごん) (夕星のうた)
明日から転調します たんぽぽの咲きだすような顔で歌って

・ (木下一(元くまさん)の短歌ブログ)
口づけでじゃあ調べてよ その後も子供扱い続けられるの?

005:調(村上はじめ) (雑感)
調べれば調べるほどにわからない孤独という名のブラックホール

005:調(斗南まこと) (野ウサギのように)
青空に悩みのひとつもぶん投げて調子っぱずれのハナウタ歌う

005:調(フウ) (easygoing.)
短調に心うばわれて悲哀のヒロイン気どり傷つくそぶり

005:調(21世界SUZUTO) (夏山千歳の手記)
君の調べは 流星ね 何時までも 私、一人だけ レクレッシェンド

005:調(田中ましろ) (ましたん)
高音が調律できてないピアノみたいにあえぐ君を弾いてる

005:調(新津康) (GARDEN DRAGON)
貴方の行方を調べるのなら、諦めなさいと桜が告げてる。

005:調(sora) (追憶~娘へ)
春告鳥の悲しき調べは灰色の空に深く塗りこまれゆく

005:調(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
今ちょっとウィキぺディアで調べてた「何を?」「わたしが知りたいすべて」

005:調 (白い箱から)
調律のくるったピアノ片言の日本語薄いアルコールに浮く

005:調(藍澄さねよし) (空っぽの方がまし。)
神様が調理した最高傑作は甘くて苦くてしょっぱい「キミ」だ

005:調(市川周) (ミルミルを飲みながら)
革ジャンはいるの?平均気温とか調べもせずに火星へ向かう

005:調(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
恋歌も響かぬ心 琴線を調律してよあなたの指で

005:調(小林ミイ) (メタファーにジェニファー)
こんな日はどれほど魚が減るのでしょう(イルカを調教するあのひとへ)

005:調 (題詠blog百首を走る。β)
さながら明るく振舞っているかのような、変ホ長調めいた春だね

005:調(kei) (シプレノート)
黒白(こくびゃく)を愛し止まない調律師モノローグにはきれいな涙

005:調(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
ハ長調奏でるようにかろやかに前へ前へと進んでいくきみ

005:調(兎六) (一人暮らしの日記)
木漏れ日に吹く調子笛だらだらと老鶯がどこかで鳴いて

005:調(理阿弥) (車止めピロー)
大トロを五貫よけいに喰ったうえ調査捕獲とうそぶく豪人(オージー)

005:調(かえでぎん) (白い月という球に)
調査する! ここやあそこはちょっといい 世紀の発見 ゴミ箱行き

005:調 (たづたづし)
DVとSexドラック 調教の<母>はたやすく子供を殺す

005:調 みぎわ (たづたづし)
DVとSexドラック 調教の<母>はたやすく子供を殺す

005:調(てん) (blue blue)
下調べしてから聞くの「趣味合うね」あなた好みの女演じる

005:調(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
(誰ですか)(帰してください)(わかりません)きのこ殖えゆく取り調べ室

005:調(那美子) (100首詠む2009)
調律の硬き音響く昼下がり  届かぬ想ひ昇華りゆきけむ

005:調 (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
C調言葉で挨拶を交わした君が出て行く部屋は空き箱

005:調(泉) (tannka たんか 短歌)
やはらかき調べに載れど言の葉は聞くたび吾を刺して変らず

005:調(文) (f_blueな日々 題詠blog)
キッチンに息調へる夕まぐれ君がメールの削除ををへぬ

005:調(ちりピ) (ちりちりピピピ)
体調はいかがでしょうか 今私雨という名の町に住んでます 補足:私が今住んでいるドイツの町の名は、Regensburg(レーゲンスブルク)といって、直訳すれば「雨の町」といったところになります。...

005:調(廉) (at random crazy)
終わらない予定調和をはみ出してみたい年頃 三十五歳

005:調(長月ミカ) (創作ブログ とかげのしっぽ)
心まで調えられたらいいのにと野菜炒めに塩胡椒振る

005:調 (いつかどこかで)
G線を爪弾かれてアマーティ あなたの膝で震える調べ

005:調(鴨居) (鴨居短歌)
いつからか調べることはWikipedia 生き方すらも検索してた

005:調(かずみん) (ふわふわ卵のオムライス)
あなたには私しかいないことくらい調べなくても信じているから

005:調 (ことのはうた)
この腕とそのひとの腕のさかいにも調律の音(ね)の届くまひるま

005:調(のびのび) (のび短歌)
もろもろを調えるためと僕たちはそろそろ地球に滅ぼされる 参照記事:005:調

調(矢島かずのり) (蟲短歌)
調書をとる警察官の指先が一瞬止まる 恐らくばれた

005:調(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
名古屋市を メインテーマに 作ったぞ 五七の調べ 堪能してね

005:調(チェンジアッパー) (手元で落ちて)
髪の毛を右へ左へ調節し今日の私のできあがりです

005:調(ムラニシミツナ) (COMET!)
取調べ室の四角い灰色に黄色の花をささげて笑う

005:調(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
雨だれの調べが車に忍びこみふたりの言葉は奪われてゆく

005:調(フワコ) (きくとわたし)
ロココ調のチェストの上で寝ていたい甘い夢なら醒めなくていい

005:調(石の狼) (Wulfstan の confessio amantis)
 親権を譲る代わりに調停はすこぶるすみやかならざるをえず

005:調(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
もう既に調べはついているのです白状なさいあたしが好きと

005:調 (お気楽堂) (楽歌三昧)
本命の絶好調の大見出し踏みにじられておけら街道

005:調(シホ) (ころろん堂)
雨の日は ショパンの調べ 聴きながら あなたを思い 編み物をする

005:調(藤矢朝子) (トイレのうず/たんかん)
いちご味がいちばん好きだ無調整牛乳でつくるぷるぷるフルーチェ

005:調(優佳) (5月20日)
あの頃は下手だったよねと笑う友 幼きあの日の調理実習

005:調(けぇぴん) (けぇぴんの公式ブログ「聲」)
これまでも順調だつたわけぢゃない不況の波を乗り切つただけ

005:調(イダヅカマコト) (はじめてのぶんがくてきはーどこあ)
特産を調と呼んだいにしえに一寸法師がかわらけをこぐ

005:調(桶田 沙美) (31Words Runner)
権威ある調査機関の調べでは君があたしに靡くはずない、と

005:調 (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
「調書ならいかやうにもお書きくだされ」強気の夢の中は爽快

005:調(草野つゆ) (虹をこえて)
怖いほど わたしのことを知っている 調べていたの興信所はどこ

005調(Insight) (短歌)
夏の日に少女の怒りは輝いて叫びの中で調律をする

005:調(佐藤羽美) (hinautamemo)
猛獣のような木陰が放課後の調理実習室に伏したり

005:調(本田鈴雨) (鈴雨日記)
変調は高みにむかひギター弾く夫の少年期のこゑおもふ

005 調 (吹雪) (≪ふぶきうた≫)
雑誌読むきみがこぼしたハミングの調べをひろう日曜の午後...

005:調(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
美しい嘘の調べは正調に比べていつも半音高い

005:調(丸山程) (スクリブルタンカ)
ずれている時計を調整しなくても普段どおりに生きるぼくたち  

005:調(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 「偶然」をいいわけにしてつぎつぎとエロい言葉を調べ続ける

005:調(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
大人にもなれずにジャスミンティーを飲む 調整中の張り紙を貼る

005:調(ぱん) (向日葵 と 月)
調べればもう消えてしまう空間を「どーしよーね」と守る僕らは

005:調(つばめ) (ツバメタンカ)
中学の教師の書きし調査書に「従順」二字の少年時代

005:調(長月えみ) (ドーナツ接待)
その角で転調するよこぎこがれゆく自転車は夏の空へと

005:調(椎名時慈) (タンカデカンタ)
真実は怖いことだと知りながら調べてしまう 雨が近づく

005:調(短歌サミット2009.郷田麦子) (短歌サミットブログ)
「助けて」の音の調べがひそやかに暗がり団地に静かに消えた 

005:調(エフ) (エフのメモ)
秋の風ざらつく床で調律を拒んだピアノがびょんとなく

005:調(珠弾) (seven seas tac)
トショカンの森に踏み入る調査隊 語り継がれたものを探しに

005:調(水都 歩) (水都blog)
あの父が風呂場で歌うその歌の調子っ外れがなぜか嬉しい

005:調(tafots) (1年で1000首をつくる)
いっちょまえに大人の髪を光らせて「調整します」を口癖にして

005:調(下地杏) (杏ノオト)
素晴らしき高度資本主義社会にて調教されたレタスを齧る

005:調(祥) (月宿り星宿り-つきやどり ほしやどり-)
熱はらむ季節は転調しつつあり少年のピアノは運命を叫ぶ

005:調(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
結局は調和をえらぶ告白をしない理由はいくらでもある

005:調(蟻) (Michael)
午後3時調停せんと間に入れば「ニャッ!」と散り行く当時者二匹

005:調(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
調布基地ビール工場競馬場、唄とおなじとはしゃぐ助手席。

005:調(絢森) ((右耳だけが知っている))
その調べ、聞き覚えがあると言えば男は嗤う、『Sygdommen til Dφden(その果ての死か)』

005:調(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
放課後にサティの調べ君たちの将来の夢っていったい何?

005:調(すいこ) (すいこのうたおきば)
雨季が来た酔いしれていたあの響き予定調和の輪を投げ出せず

005:調(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
「好き」という語句を調べてみてごらん 君にもきっと風がそよぐよ

005:調(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
調子よく笑ったあたし楽器みたい ドとレとミとファとソの音が出ない

005:調(おっ) (だいえいの短歌専門店)
旧型の人間なんです感情の調節レバーついてないんです

005:調(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
ラムネ色した君の目にキスすれば調和していくスペクトルまで

005:調(木下一) (リンダリンダタンカ)
参照記事:005:調 調布市に君のパンティ大量に置いたら日本の爆心地になる

005:調(風月堂) (言霊士の座卓)
調弦を繰り返す何度も、何度も、音の揺らぎに耳を済ませる調わないと、聞かせる事もできない難儀な心音

005:調(みかみかりん) (童話短歌)
風は草を草は花弁をさわさわとのどかに急かす調べをたてて

005:調 (みなと) (海馬)
あいまいに効かせるための調味料など要らぬから紛争を止めよ

005:調(稚春) (青いキリンの番外編)
右肩に最愛の顎を乗せながらシチューの味を調えている

005:調(片秀) (うつしよはゆめ よるのゆめこそまこと)
ほほえみと化粧の形が固まって見知らぬ土地に調和する我

005:調(春畑 茜) (茶話なごやん)
はつ秋のこころは指を伸べながら香味料調味料を選べり

005:調(こばと) (一生インドア派)
調子乗り君の手引いて学校を抜け出して風追いかけていく

005:調(やや) (カラメルバニラ)
「愛しとるで。」もう当分は言ってやらへんぞだってそのたび調子乗るんやもん

005:調( (ゆれる残像)

005:調(小林ちい)再投稿 (ゆれる残像)
頑張れば明日も土曜も会えるけどもうスケジュールは調整しない

005:調(今泉洋子) (sironeko)
締め切りに追はれることの多すぎてかなかな哀し蜩の調べ

005:調(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
明日(みやうにち)の用意調へやすらけくアラビアの香を枕辺に焚く

005:調(内田かおり) (深い海から)
 ピアノよりこぼれ落ちたる沈黙に微かな調べありて取り巻く

005:調(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
七五調はた五七調 韻律にまみれたるまま歌会ゆ戻る

005:調(扱丈博) (取扱)
虹色に焦がれたことを慙愧してこわばるピアノを抱く調律師

005:調(vanishe) (場所)
櫓のねなむやさしき調べ草臥せばみずの都にほたるはまひて

005:調(yui) (Romantic irony)
今あたしがとっさに避けた芋虫はアゲハになる、調べなくても言える

005:調 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
ト短調からハ短調いつからか胸の底には春の水音

005:調(蜂田 聞) (蜂田 聞(題詠blog))
晩酌のこの一口の甘(うま)さゆえ調子がいいと信じてやまぬ...

005:調(よっしぃ) (J2ロードを共に歩こう。 ~goo annex~)
好調も不調もすべて受け止めて 共に進もうJ2ロード

005:調(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
毎朝を通り過ぎゆく乙女子の歌う調べの危うき 昂揚

005:調(moco) (空色ルーシー)
寝過ごしてみた日曜は雨粒の奏でる調べに揺らされている

005:調(鳴井有葉) (そのためのブログ)
十本の指で調べるのをやめて溶けるまでうずめたいの顔面

005:調 (tanka-SHE)
短調が長調になる ドアの向こう あなたの肩の彼方に青空

005:調(鯨井五香) (くじら(独唱))
「このピアノそろそろ調律しなくてはだめね」と婦人警官のゆび 

005:調(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
調べても調べてもなおみつからぬ国旗のせいですこしせつない

005:調(山の上のパン) (なしなし やしやし)
調子よくエレカシ歌いしかめつらした彼の顔あいくるしいな

005:調(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
大胆な転調ののちゆるやかに終わってしまうのか 曼珠沙華

005:調(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
かわいいって言ったら調子狂うよっていうけど、本気でそう思うから

005:調(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
単調な時の流れに逆らって若きし頃の夢掴もうよ

005:調(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
冠婚も葬祭にもと薦められ黒衣一式新調すれば

005:調(Ni-Cd) (反実仮想)
調教がへたくそ過ぎて削り機の赤鉛筆は勝手に折れる

005:調(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
どんぐりの屋根に落ちたる調べにはトトロじゃなくても笑顔こぼれて

005:調(夢雪) (浪漫)
接吻と鞭で交互に愛撫する君の体が奏でる調べ

005:調 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
友の弾くショパンの調べ聴きながら逝きたきものと病みびとは言ふ

005:調(茶葉四葉) (ゆざまし)
笛を吹く調べにのって寄ってきて笑いかけられ  (…ここ、カンチガイ)

005:調(夢眠) (夢眠(ムーミン)∞日々綴り)
赤ばかり揃えいた日々弾んでた今棚の奥調理器具たち

05:調(HY) (天然通信)
すれ違う互いの気持ち調律をする為意地を捨てて微笑(わら)おう

005:調(なゆら) (リッスン・トゥ・ハー)
転調の終わりホルンはふるるんとりんご落として割れた静寂