「099:戻」の歌は、こちらにトラックバックしてください。
099:戻(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
北朝鮮外交双六「振り出しに戻る」のマスにしばしば止まる...
099:戻(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
戻れれば戻りたいか問う僕に父は応えず遠くを見てた
099:戻(jonny)(再投稿) (迂闊な夜の真ん中で)
戻れれば戻りたいかと問う僕に父は応えず遠くを見てた
099:戻(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
父子三人(ふしみたり)骨箱抱きて戻る道 守一描く「ヤキバノカヘリ」
099:戻(アンタレス) (思い出ずるままに)
再びは戻れぬ道と知り乍ら疎かにせし過去をひきずる
099:戻(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
久々に帰り来し娘(こ)が若き日に戻りて一人オルガンを弾く
099:戻(みずき) (空)
戻りたき日の数あれば耳奥(じあう)に虫のいぶせくも啼く
099:戻(みずき)再投稿 (空)
戻りたき日の数あれば今日もまた耳奥(じあう)に虫のいぶせくも啼く
099:戻(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
最後には私の所に戻るならいいわと言われるのも怖いもの
099:戻(船坂圭之介) (kei's anex room)
駆け戻る脚持たぬ身にあかあかと燃ゆる想ひの月は中ぞら
099:戻(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
逃げ出すぞ戻る橋焼き鶏は前へと進む焼鳥通り
099:戻(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
アイツは特急料金の払い戻しに二分足りない遅刻魔
099:戻(梅田啓子) (今日のうた)
棕櫚の木を凌霄花の登りゆく戻れぬことを知るよしもなく
099:戻(森山あかり) (言葉の花かご)
ゴール前もう戻れないピリオドは打たれるけれどウタはここから
099:戻(小早川忠義) (Just as I am Returns)
ネガフイルム透かされたれば現実に戻らぬ笑顔の白き歯黒し
099:戻(みつき) (みそひと :: misohito ::)
「巻き戻しできてもしないここにいる」寝起きの君がとつぜん言った
099:戻(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
沈丁花香る一条戻り橋 夕陽とともにあなたを待って
099:戻(迦里迦) (香飄)
家訓では出戻りすなはち名誉なり 悪天候には下山の勇気を
099:戻(チッピッピ) (うたよみブログ)
戻れれば父と最期の別れの日「ありがとう」と言わせてほしい
099:戻(ジテンふみお) (雲のない日は)
じいのごとく息吹きいれた風船の元に戻れぬこと知りつつも
099:戻(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
戻れない過去か未来かアナタならどちらの海に飛び込みますか
099:戻(柴田匡志) (スタートライン)
どうしたの?曇りし顔を心配す 君はたちまち笑顔に戻る
099:戻 (穴井苑子) (猫のように純情)
とりあえず干して戻せばダシがでるしくみなのかを検証すべく
099:戻 (minto) (@100@)
連休に戻れることを楽しみに励みゐるらむひとり居の子は
099:戻(理阿弥) (車止めピロー)
まきつける対象もはや消え去りていつまで呼ぶや巻き戻しなど
099:戻(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ )
涙へと戻れないから思い出が今夜も君の上に降り積む
099:戻(はこべ) (梅の咲くころから)
戻るべき距離はかりおる能の足たびの白さが映る舞台に
099:戻 行方祐美 (フーガのように)
戻り雨が便箋埋める字のように降り止まぬなり春の只中
099:戻(陸王) (Always Walking with Yu)
長旅を終えて戻ってきた鳩に緑の豆を山盛りにする
099:戻(佐藤紀子) (encantada)
「母の呼ぶ声は汝(なれ)には届かぬか行きて戻らぬ太郎よ、たろーっ!」(浦島太郎物語)
099:戻(うたまろ) (五と七と五と七と七)
大切に 一度壊すと完全に元には戻らぬ 歯と腰と愛
099:戻(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
戻ったり戻らなかったりさせていた君の住所を特定します
099:戻(畠山拓郎) (あいうえおあお)
より戻したいとも想う残念だ既に結婚している彼女
099:戻(ふみまろ) (光る風の記憶)
戻ってはならないきみがいた部屋の鍵は誰にも渡さないけど
099:戻(Yosh) (☆生短歌☆)
自死すれどリセット甲斐なく戻れずに 現実見ては 後の祭りに
099:戻(のびのび) (のび短歌)
戻りたくなればいつでも戻れると思える場所があるという幸せ 参照記事:099:戻
099:戻(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
きみが指す森の奥にはなにがある戻り道なら燃やしておいた
099:戻(フウ) (easygoing.)
もう戻らないギターリフはテイクワン手探りのアイ一回きり
099:戻(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
恋ねこのさまよひながら戻り来て眼は反らしつつ餌をむさぼる
099:戻(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
恋ねこのさまよひながら戻り来て眼は逸らしつつ餌をむさぼる
099:戻(ゆき) (ひたぶる君を)
君殺め人魚に戻らむ深海の化生となりて一生過ごさむ
099:戻(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
戻れなくなるほどとおくとおくまで連れ去ってゆく空をみる君
099:戻 (新井蜜) (暗黒星雲)
繰り返し波の戻つてゆくところ足下の砂を引きさらひつつ
099:戻(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
戻れないからこそきっと美しい交わした言葉流した涙
099:戻(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
返戻金0だとぬかす青白い肌の男はげしゃげしゃ笑う
099:戻(tafots) (1年で1000首をつくる)
血管の膨らむ箇所を抑え込む心拍数を戻す10秒
099:戻(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
野性味のある男性が好まれる 四足歩行に戻れるような
099:戻(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
ごくたまにすべてがウザくなっちゃうの 疲れたときに戻る場所さえ
099:戻(すいこ) (すいこのうたおきば)
戻る場所ないんで他のだれそれの戻りたくなる場所になります
099:戻(こうめ) (はこにわ相聞歌)
情熱も倦怠も同じ線上かオルゴール戻り次の曲弾く
099:戻(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
さっくりと拾い集めた心情を閉じてまた母に戻る夕暮れ
099:戻(西野明日香) 再 (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
ざっくりと拾い集めた心情を閉じてまた母に戻る夕暮れ (タイプミスにより再送します(汗)
099:戻(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
あの時に流せずにいた一対の涙の戻る場所を探して 099:戻(題詠100首2009)
099:戻 (七十路ばば独り言)
立秋を過ぎれば早も心待ち戻り鰹のあの舌触りよ
099:戻(藻上旅人) (創作のおと)
戻れない処まできて踏み出した一歩一歩は表現ですか
099:戻(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
後一首 完走間近 頑張るぞ! ゴールした日にゃ 感涙流そ♪
099:戻(nnote) (白い箱から)
一首目の気持ちに戻ることはない破片ばかりが乱反射して
099:戻(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
戻ること能(あた)はぬ旅を共にする知恵をば持たむわれもわれらも
099:戻(藤野唯) (Sugarmint)
少しくらいさみしくなってくれますか 年賀状が戻ってきたら
099:戻(木下一) (ワイワイやってる暇はねえ!)
参照記事:099:戻 戻れないところに君のパンティを置くなよ目掛けて走っちゃうだろ
099:戻(イマイ) (ゆびおり短歌)
この部屋に戻れない日はいずれくる隅にたまった埃がきれい
099:戻(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
牙を抜き翼を畳み寝(いね)むとすいまや戻れぬ惑星灯し
099:戻(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
飲み干したままのグラスをテーブルに戻す間もなく過ぎ去った恋
099:戻(さかいたつろう) (流星文庫)
いつかまた戻ってくるねこの部屋に違う男と違う化粧で
099:戻(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
ひだりうえ辺りに戻るボタンがあればいいのにと思う十六夜
099:戻(佐藤羽美) (hinautamemo)
細長いため息をつき拝み屋は本の綴じ目に戻っていった
099:戻(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
走ってる満員電車はふりだしに戻れないってことなんだろう
099:戻(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
貴方への想いぐるぐる渦巻いて 行きつ戻りつ吾は扇風機
099:戻 (ゆり) (森の歌 ~怪人二十面相~)
またここに引き戻されてまたループ いったいなんの罰ゲームなの?
099:戻(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
神様がもしも存在するのならみんなのもとに彼を戻して
099:戻(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
夕野はら西へとなびく秋草が息つぐやうに東へ戻る
099:戻(只野ハル) (Ordinary days)
戻れないから終わらせて欲しいもう生きる事に意味などないから
099:戻(ウクレレ) (十線譜)
目に見えぬピアノ線持つ左手できみの心を巻き戻したい
099:戻(原田 町) (カトレア日記)
仕事罷め戻っておいでは禁句にて息子の愚痴をただ聞いている
099:戻(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
子供からやり直せたらと思うなり戻せぬ時をあ~あと思う
100:好(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
君が好きずっと言えない僕がいたそしてあの子はお嫁にいって
099:戻(Re:) (プリズム)
「また会おう」って笑って言った戻れないことは私も分かってたけど
099:戻(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
あと戻りできないフロアまで行ってそれでもすっぽかしたことがある
099:戻(間遠 浪) (少女らせん)
戻られたし昨夕戻られたし昭和 わたしは少女でありましたとさ
099:戻(斗南まこと) (野ウサギのように)
戻れない場所までわざと進んだの 明日(あした)見つける花を信じる
099:戻(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
また行って戻ってくると信じてた涙雨なんかに負けないと
099:戻(酒井景二朗) (F.S.D.)
世の中を憂ふふりから自室へと戻つてはまるヴァーチュアルゲーム
099:戻(振戸りく) (夢のまた夢)
世界的健康志向の影響で戻り鰹が高騰してる
099:戻(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
もう元に戻れないんだ 野球部のエースの俺じゃなくなったんだ
099:戻(あみー) (正直なたましい)
振り出しに戻るだなんて今はもうきちんと怖い しあわせですよ
099:戻(おっ) (だいえいの短歌専門店)
覆水は盆に帰らず吐き捨てた言葉は二度と口に戻らず
099:戻(こゆり) (おかっぱ短歌)
「デートしよう」なんてメールにおどろいてDVDを五分戻した
099:戻(蓮野 唯) (万象の奇夜)
電気屋に「入るだけ」だと言い置いて戻らぬ夫待つティータイム
099:戻(扱丈博) (取扱)
点線の恋はかなわぬまま終わり、ふたたびそっと点に戻った
099:戻(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
夜明けごと少女に戻る祖母の手を握るとりどりの名で呼ばれながら
099:戻(春待) (三感四音)
まだ君と共に旅立つ勇気無く払い戻した青い乗車券
099:戻(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
感覚がまだ戻らないこの部屋のここに誰かがいたはずなのに
099:戻(本田鈴雨) (鈴雨日記)
おもひでの歌うたひつつ乾し若布みづに戻せばまたおほすぎて
099:戻(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
このまんま戻って君と過ごしたい 最終電車があやうく過ぎる
099:戻(市川周) (ミルミルを飲みながら)
なにを巻き戻そう冬の逆上がり(きりがよいので七七はなし)
099:戻(祢莉) (sugar drop)
ただこんな一言しか言えないけれどいつでもいいよ戻っておいで
099:戻(都) (miya-momoの日記)
戻せないことを何百万遍も思うな 先を見据えて進め
099:戻(わだたかし) (ファミレス短歌)
あの頃の街に戻ってしっかりと目に焼き付けておきたい景色
099:戻(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
君知らぬ頃に戻れぬこの想い月満ち欠ける如く止めれぬ
099:戻(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
制服を脱いだら上司じゃないしあたしもただの年女に戻る
099:戻(月下燕) (a swallow under the moonlight)
何度でもこの人生を受け入れるどの瞬間に戻るとしても
099:戻(青野ことり) (こ と り ご と)
木枯らしに押し戻されて羽ばたきに力をこめる どこ行く鴉
099:戻(珠弾) (seven seas tac)
元栓を閉めわすれたかと現世(うつしよ)に戻る心配執着もあり
099:戻(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
兄さん私たちまた戻ってきたのよこのコロニーになのに何故
099:戻(都季) (31pieces)
戻れない場所の記憶が箱の中灯火となる 足跡は続く
099:戻(遥遥) (たんかのきりかた2)
朝起きてお花に水をあげましょう戻るところはここでけだから
099:戻(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
新月の詩人が書いたラブレターあなたの使う言葉に戻す
099:戻(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
六本木ヒルズを歩く午前二時行き止まつては戻るロジック
099:戻(吉里) (梢は歌う)
迷いつつ行きつ戻りつ手探りで此処まで生キタ地図なき道を
099:戻 (夢雪) (浪漫)
あの頃に戻れるならば君の歌私の体と引き換えにした歌
099:戻(駒沢直) (題詠blog参加用。)
昭和の子人生も恋も悔やむとき巻き戻すってもはや死語かも
099:戻(暮夜 宴) (青い蝶)
泣きながら戻る実家で年老いた父と母とを泣かせてしまう
099:戻(sora) (追憶~娘へ)
もし時を戻すことが出来るなら悲しみ知らないときへもどして
099:戻(Ni-Cd) (反実仮想)
8月の不在通知が投げ込まれ戻ろうとすればするほど咲かない桜
099:戻(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
4月にはもう戻れない崩壊の1年3組友愛学級
099:戻(村上はじめ) (雑感)
あの日にはもう戻れない私たち別れも言わず振り向きもせず
099:戻(しおり) (ヒロの独り言)
奪われた心は未だ戻らない愛してくれぬ人の周りで
99:戻(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
誰も彼もここに戻れるわけじゃない海の辺の道まるまると晴れ
099:戻(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
出戻ってきてもいいから一度くらい嫁に行けって そりゃあんまりだ
099:戻 (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
ぶつかりて戻るすべなく流さるる雨のさは降る「介護の日」の午後
099:戻(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
あの子がいい、この子がいいと言いつつも 戻れる場所があるって幸せ
099:戻 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
今少し生きれば時を後戻りさせるマシンが出たかも知れず
099:戻(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
戻さない 思い出のまま 戻れない 4月が来れば君は人妻
099:戻(ことり) (歌)
地平線が美しいから戻りましょう羊雲がやがて茜色に染まって
099:戻(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
羅紗紙がやぶれた本を強引に箱に戻して終える少女期
099:戻(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
「待ってたよ君は必ず戻ってくる」99首目に待ってた結果
099:戻(橘 みちよ) (夜間飛行)
病院のガラス戸一条戻り橋わたりて入る父に会はむと
099:戻(さと) (すばらしい日々)
生まれたての月の夜 星明かり頼りに君の許へ戻ろうか
099:戻(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
終バスの灯が暗闇に溶けてゆく戻らぬものは優しく残る
099:戻(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
戻したい時が有る事告げられず離した指に想いが残る
099:戻 (お気楽堂) (楽歌三昧)
うっかりと口げんかなどせぬように戻るボタンをおでこに付ける
099:戻(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
戻れない消費するだけ使うだけ生み出すことを全て忘れて
099:戻(茶葉四葉) (ゆざまし)
何のため大人をながくやってきた、戻れぬものかあの夏の日に
099:戻(emi) (時計をはずして)
踏み出せば何が見えるというのだろう来た道戻る空に眉月
099:戻(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
あの時に戻れ夕凪くちづけよ美しいこと語れ何度も
099:戻(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
受験より戻りし姪の顔を見て早く受かれと祈る吾なり...
099:戻(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
からみあうその刹那だけアイサレル錯覚におち戻れぬこころ
2009題詠blog099:戻(はづき生) (生さんま定食)
川川に戻りきたる鮭鮭の群れ背に背をあらひ瀬を上りゆく
099:戻(桶田 沙美) (31Words Runner)
もう二度と戻ることなどないのだと椿の花を渡されて知る
099:戻(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
今となれば堀川一条戻り橋水なき溝に枯葉あつまる
099:戻 (一夜) (短歌るBlog)
「あの頃に戻りますか」と手を繋ぎ 五十路街道花散る丘も
099:戻(田中ましろ) (ましたん)
すっぴんで眠るあなたを眺めつつ正気に戻る 頭痛が痛い
099:戻(花夢) (花夢)
苛立ちを棚に戻してそのまんま賞味期限が切れてしまった
099:戻(ほたる) (ほたるノオト)
踏み出した背中のドアが閉じられて「戻る」ボタンを連打している
099:戻(O.F.) (O.F.)
100までは順番通り行きなさい 誰が決めたか 行こか戻ろか(決めたのはたぶん五十
099:戻(岡本雅哉) (なまじっか…)
さがしてたひとはけっきょくみつからず右手はポッケに戻ってねむる
099:戻(紫月雲) (resume 1970-2009)
問ふてみる我の所在を幾度でも行きつ戻りつ君に逢ふまで
099:戻(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
傾いてぶれていますが戻ります北極星を忘れずにいる
099:戻(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
猫戻る未明の夢の外側でミルク皿打つ春の雨垂れ
099:戻(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
はらはらと櫻 戻らぬ季を嘆き泣くだけ泣いて制服あらふ
099:戻(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
戻れない+水にも流せない=涙がとまらない夜。
099:戻 (村木美月) (うたりずむ)
想い出がわたしの前についてきて囁き続ける戻れないこと
099:戻(村本希理子) (きりころじっく2)
蘭の絵は戻しておくねそのかわり青麦畑は持つて行きます
099:戻(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
「戻れないものはきれいね」 舞い落ちる櫻と君を永遠にする
099:戻(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
ナンパにはついていく主義 髪色を戻しただけでまじめではない
099:戻(かりやす) (彼方探訪)
戻り道がさつきと違ふ気づかない友には言はずどこまで行かう
099:戻(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
己と云う人の檻より放たれて空往く言葉何処へ戻る
099:戻(やすまる) (やすまる)
なんどでも戻れるけれどそのたびに微妙に違う今を迎える
099:戻(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
目標を達成できぬ悲しみのもう戻れない未来が恋し
099:戻(内田かおり) (深い海から)
ときどきは戻りの道を忘れ居てぐるぐる回る明日に着くまで
099:戻(今泉洋子) (sironeko)
弱音吐くこのわたくしを笑ふごと高々と咲く薔薇の戻り花
099:戻(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
暴風に弱いがたたる飛行機の払ひ戻しの列ののびゆく
099:戻(kei) (シプレノート)
後戻りできない今日の側面にメタセコイアの正しい樹形
099:戻(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
すごろくの”はじめに戻る”に従って指輪を返し車を降りた
99:戻(HY) (天然通信)
戻れないからこそ嘘で塗り固め傷口塞ぐ我は偽善者
099:戻(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
戻されることなき本の厚さなる空隙を抱き暮れる書棚は
099:戻(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
おいてけぼり猫とただ待つワンルーム戻らないのは日々だけじゃない
099:戻(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
ここからはもう戻れない場所があるファントムの薔薇にふるひかりあれ
099:戻(小林ちい) (ゆれる残像)
戻るなら恋の始まり 傷付いて何度泣いても会えるならいい
099:戻 みぎわ (たづたづし)
解らずと言ふはたやすし万の歌の揺り戻しくる律を愉しむ
099:戻(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
巻き戻しボタンを押してしゅるしゅると絡め取りたい今日の後悔
099:戻(ME1) (FILL mobile)
調音にキーは整えられていくサンドベージュの落ち着き戻し
099:戻(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
しばらくはあてを探して力尽き返戻となる特定記録
099:戻(星川郁乃) (Air Station)
まっすぐに来たのでもなし戻りたい場所はおそらく遠いのでしょう
099:戻(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
歳月をふたりの意思で巻き戻すように歩幅を合わせあう道
099:戻(香-キョウ-) (Sky on Blue)
「今」と云う時間は二度と来ないから 必死に生きる悔いなきように
099:戻(香-キョウ-)再投稿 (Sky on Blue)
「今」と云う時間は二度と戻らない 必死に生きる悔いなきように
099:戻(ぱん) (向日葵 と 月)
やわらかな時間のことを知ったから、もう戻れない きみと歩こう
099:戻(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
この場所で始めに戻るというしるし五線の道を君へと捧ぐ
099:戻(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
アラームが夜を送るからコーヒーをこぼすとこまで巻き戻そうか
099:戻(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
寄りかかる壁は砂壁 おおやけにしなきゃはたちに戻ってもいい
099:戻(志井一) (日記ホプキンス)
「戻れない二人」じゃなくて「帰れない二人」でしたね 歌詞は正しく!
099:戻(みち。) (滑空アルペジオ。)
戻ってはこないのでしょう飛び立ったあなたの羽根がいちまい落ちた
099:戻(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
後戻りできないくらい咲いている秋明菊に負けそうである
099:戻(鯨井五香) (くじら(独唱))
フラスコにいよいよ夢はふくらんでボブは自分の国に戻った
099:戻(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
とけそうな黒に戻ればもういちど聞こえるのかな今日の波音
099:戻 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
WHEN I'M SIXTY FOUR 今よりももっと一人に戻っていたい
099:戻(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
北朝鮮外交双六「振り出しに戻る」のマスにしばしば止まる...
099:戻(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
戻れれば戻りたいか問う僕に父は応えず遠くを見てた
099:戻(jonny)(再投稿) (迂闊な夜の真ん中で)
戻れれば戻りたいかと問う僕に父は応えず遠くを見てた
099:戻(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
父子三人(ふしみたり)骨箱抱きて戻る道 守一描く「ヤキバノカヘリ」
099:戻(アンタレス) (思い出ずるままに)
再びは戻れぬ道と知り乍ら疎かにせし過去をひきずる
099:戻(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
久々に帰り来し娘(こ)が若き日に戻りて一人オルガンを弾く
099:戻(みずき) (空)
戻りたき日の数あれば耳奥(じあう)に虫のいぶせくも啼く
099:戻(みずき)再投稿 (空)
戻りたき日の数あれば今日もまた耳奥(じあう)に虫のいぶせくも啼く
099:戻(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
最後には私の所に戻るならいいわと言われるのも怖いもの
099:戻(船坂圭之介) (kei's anex room)
駆け戻る脚持たぬ身にあかあかと燃ゆる想ひの月は中ぞら
099:戻(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
逃げ出すぞ戻る橋焼き鶏は前へと進む焼鳥通り
099:戻(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
アイツは特急料金の払い戻しに二分足りない遅刻魔
099:戻(梅田啓子) (今日のうた)
棕櫚の木を凌霄花の登りゆく戻れぬことを知るよしもなく
099:戻(森山あかり) (言葉の花かご)
ゴール前もう戻れないピリオドは打たれるけれどウタはここから
099:戻(小早川忠義) (Just as I am Returns)
ネガフイルム透かされたれば現実に戻らぬ笑顔の白き歯黒し
099:戻(みつき) (みそひと :: misohito ::)
「巻き戻しできてもしないここにいる」寝起きの君がとつぜん言った
099:戻(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
沈丁花香る一条戻り橋 夕陽とともにあなたを待って
099:戻(迦里迦) (香飄)
家訓では出戻りすなはち名誉なり 悪天候には下山の勇気を
099:戻(チッピッピ) (うたよみブログ)
戻れれば父と最期の別れの日「ありがとう」と言わせてほしい
099:戻(ジテンふみお) (雲のない日は)
じいのごとく息吹きいれた風船の元に戻れぬこと知りつつも
099:戻(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
戻れない過去か未来かアナタならどちらの海に飛び込みますか
099:戻(柴田匡志) (スタートライン)
どうしたの?曇りし顔を心配す 君はたちまち笑顔に戻る
099:戻 (穴井苑子) (猫のように純情)
とりあえず干して戻せばダシがでるしくみなのかを検証すべく
099:戻 (minto) (@100@)
連休に戻れることを楽しみに励みゐるらむひとり居の子は
099:戻(理阿弥) (車止めピロー)
まきつける対象もはや消え去りていつまで呼ぶや巻き戻しなど
099:戻(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ )
涙へと戻れないから思い出が今夜も君の上に降り積む
099:戻(はこべ) (梅の咲くころから)
戻るべき距離はかりおる能の足たびの白さが映る舞台に
099:戻 行方祐美 (フーガのように)
戻り雨が便箋埋める字のように降り止まぬなり春の只中
099:戻(陸王) (Always Walking with Yu)
長旅を終えて戻ってきた鳩に緑の豆を山盛りにする
099:戻(佐藤紀子) (encantada)
「母の呼ぶ声は汝(なれ)には届かぬか行きて戻らぬ太郎よ、たろーっ!」(浦島太郎物語)
099:戻(うたまろ) (五と七と五と七と七)
大切に 一度壊すと完全に元には戻らぬ 歯と腰と愛
099:戻(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
戻ったり戻らなかったりさせていた君の住所を特定します
099:戻(畠山拓郎) (あいうえおあお)
より戻したいとも想う残念だ既に結婚している彼女
099:戻(ふみまろ) (光る風の記憶)
戻ってはならないきみがいた部屋の鍵は誰にも渡さないけど
099:戻(Yosh) (☆生短歌☆)
自死すれどリセット甲斐なく戻れずに 現実見ては 後の祭りに
099:戻(のびのび) (のび短歌)
戻りたくなればいつでも戻れると思える場所があるという幸せ 参照記事:099:戻
099:戻(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
きみが指す森の奥にはなにがある戻り道なら燃やしておいた
099:戻(フウ) (easygoing.)
もう戻らないギターリフはテイクワン手探りのアイ一回きり
099:戻(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
恋ねこのさまよひながら戻り来て眼は反らしつつ餌をむさぼる
099:戻(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
恋ねこのさまよひながら戻り来て眼は逸らしつつ餌をむさぼる
099:戻(ゆき) (ひたぶる君を)
君殺め人魚に戻らむ深海の化生となりて一生過ごさむ
099:戻(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
戻れなくなるほどとおくとおくまで連れ去ってゆく空をみる君
099:戻 (新井蜜) (暗黒星雲)
繰り返し波の戻つてゆくところ足下の砂を引きさらひつつ
099:戻(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
戻れないからこそきっと美しい交わした言葉流した涙
099:戻(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
返戻金0だとぬかす青白い肌の男はげしゃげしゃ笑う
099:戻(tafots) (1年で1000首をつくる)
血管の膨らむ箇所を抑え込む心拍数を戻す10秒
099:戻(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
野性味のある男性が好まれる 四足歩行に戻れるような
099:戻(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
ごくたまにすべてがウザくなっちゃうの 疲れたときに戻る場所さえ
099:戻(すいこ) (すいこのうたおきば)
戻る場所ないんで他のだれそれの戻りたくなる場所になります
099:戻(こうめ) (はこにわ相聞歌)
情熱も倦怠も同じ線上かオルゴール戻り次の曲弾く
099:戻(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
さっくりと拾い集めた心情を閉じてまた母に戻る夕暮れ
099:戻(西野明日香) 再 (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
ざっくりと拾い集めた心情を閉じてまた母に戻る夕暮れ (タイプミスにより再送します(汗)
099:戻(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
あの時に流せずにいた一対の涙の戻る場所を探して 099:戻(題詠100首2009)
099:戻 (七十路ばば独り言)
立秋を過ぎれば早も心待ち戻り鰹のあの舌触りよ
099:戻(藻上旅人) (創作のおと)
戻れない処まできて踏み出した一歩一歩は表現ですか
099:戻(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
後一首 完走間近 頑張るぞ! ゴールした日にゃ 感涙流そ♪
099:戻(nnote) (白い箱から)
一首目の気持ちに戻ることはない破片ばかりが乱反射して
099:戻(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
戻ること能(あた)はぬ旅を共にする知恵をば持たむわれもわれらも
099:戻(藤野唯) (Sugarmint)
少しくらいさみしくなってくれますか 年賀状が戻ってきたら
099:戻(木下一) (ワイワイやってる暇はねえ!)
参照記事:099:戻 戻れないところに君のパンティを置くなよ目掛けて走っちゃうだろ
099:戻(イマイ) (ゆびおり短歌)
この部屋に戻れない日はいずれくる隅にたまった埃がきれい
099:戻(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
牙を抜き翼を畳み寝(いね)むとすいまや戻れぬ惑星灯し
099:戻(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
飲み干したままのグラスをテーブルに戻す間もなく過ぎ去った恋
099:戻(さかいたつろう) (流星文庫)
いつかまた戻ってくるねこの部屋に違う男と違う化粧で
099:戻(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
ひだりうえ辺りに戻るボタンがあればいいのにと思う十六夜
099:戻(佐藤羽美) (hinautamemo)
細長いため息をつき拝み屋は本の綴じ目に戻っていった
099:戻(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
走ってる満員電車はふりだしに戻れないってことなんだろう
099:戻(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
貴方への想いぐるぐる渦巻いて 行きつ戻りつ吾は扇風機
099:戻 (ゆり) (森の歌 ~怪人二十面相~)
またここに引き戻されてまたループ いったいなんの罰ゲームなの?
099:戻(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
神様がもしも存在するのならみんなのもとに彼を戻して
099:戻(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
夕野はら西へとなびく秋草が息つぐやうに東へ戻る
099:戻(只野ハル) (Ordinary days)
戻れないから終わらせて欲しいもう生きる事に意味などないから
099:戻(ウクレレ) (十線譜)
目に見えぬピアノ線持つ左手できみの心を巻き戻したい
099:戻(原田 町) (カトレア日記)
仕事罷め戻っておいでは禁句にて息子の愚痴をただ聞いている
099:戻(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
子供からやり直せたらと思うなり戻せぬ時をあ~あと思う
100:好(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
君が好きずっと言えない僕がいたそしてあの子はお嫁にいって
099:戻(Re:) (プリズム)
「また会おう」って笑って言った戻れないことは私も分かってたけど
099:戻(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
あと戻りできないフロアまで行ってそれでもすっぽかしたことがある
099:戻(間遠 浪) (少女らせん)
戻られたし昨夕戻られたし昭和 わたしは少女でありましたとさ
099:戻(斗南まこと) (野ウサギのように)
戻れない場所までわざと進んだの 明日(あした)見つける花を信じる
099:戻(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
また行って戻ってくると信じてた涙雨なんかに負けないと
099:戻(酒井景二朗) (F.S.D.)
世の中を憂ふふりから自室へと戻つてはまるヴァーチュアルゲーム
099:戻(振戸りく) (夢のまた夢)
世界的健康志向の影響で戻り鰹が高騰してる
099:戻(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
もう元に戻れないんだ 野球部のエースの俺じゃなくなったんだ
099:戻(あみー) (正直なたましい)
振り出しに戻るだなんて今はもうきちんと怖い しあわせですよ
099:戻(おっ) (だいえいの短歌専門店)
覆水は盆に帰らず吐き捨てた言葉は二度と口に戻らず
099:戻(こゆり) (おかっぱ短歌)
「デートしよう」なんてメールにおどろいてDVDを五分戻した
099:戻(蓮野 唯) (万象の奇夜)
電気屋に「入るだけ」だと言い置いて戻らぬ夫待つティータイム
099:戻(扱丈博) (取扱)
点線の恋はかなわぬまま終わり、ふたたびそっと点に戻った
099:戻(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
夜明けごと少女に戻る祖母の手を握るとりどりの名で呼ばれながら
099:戻(春待) (三感四音)
まだ君と共に旅立つ勇気無く払い戻した青い乗車券
099:戻(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
感覚がまだ戻らないこの部屋のここに誰かがいたはずなのに
099:戻(本田鈴雨) (鈴雨日記)
おもひでの歌うたひつつ乾し若布みづに戻せばまたおほすぎて
099:戻(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
このまんま戻って君と過ごしたい 最終電車があやうく過ぎる
099:戻(市川周) (ミルミルを飲みながら)
なにを巻き戻そう冬の逆上がり(きりがよいので七七はなし)
099:戻(祢莉) (sugar drop)
ただこんな一言しか言えないけれどいつでもいいよ戻っておいで
099:戻(都) (miya-momoの日記)
戻せないことを何百万遍も思うな 先を見据えて進め
099:戻(わだたかし) (ファミレス短歌)
あの頃の街に戻ってしっかりと目に焼き付けておきたい景色
099:戻(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
君知らぬ頃に戻れぬこの想い月満ち欠ける如く止めれぬ
099:戻(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
制服を脱いだら上司じゃないしあたしもただの年女に戻る
099:戻(月下燕) (a swallow under the moonlight)
何度でもこの人生を受け入れるどの瞬間に戻るとしても
099:戻(青野ことり) (こ と り ご と)
木枯らしに押し戻されて羽ばたきに力をこめる どこ行く鴉
099:戻(珠弾) (seven seas tac)
元栓を閉めわすれたかと現世(うつしよ)に戻る心配執着もあり
099:戻(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
兄さん私たちまた戻ってきたのよこのコロニーになのに何故
099:戻(都季) (31pieces)
戻れない場所の記憶が箱の中灯火となる 足跡は続く
099:戻(遥遥) (たんかのきりかた2)
朝起きてお花に水をあげましょう戻るところはここでけだから
099:戻(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
新月の詩人が書いたラブレターあなたの使う言葉に戻す
099:戻(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
六本木ヒルズを歩く午前二時行き止まつては戻るロジック
099:戻(吉里) (梢は歌う)
迷いつつ行きつ戻りつ手探りで此処まで生キタ地図なき道を
099:戻 (夢雪) (浪漫)
あの頃に戻れるならば君の歌私の体と引き換えにした歌
099:戻(駒沢直) (題詠blog参加用。)
昭和の子人生も恋も悔やむとき巻き戻すってもはや死語かも
099:戻(暮夜 宴) (青い蝶)
泣きながら戻る実家で年老いた父と母とを泣かせてしまう
099:戻(sora) (追憶~娘へ)
もし時を戻すことが出来るなら悲しみ知らないときへもどして
099:戻(Ni-Cd) (反実仮想)
8月の不在通知が投げ込まれ戻ろうとすればするほど咲かない桜
099:戻(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
4月にはもう戻れない崩壊の1年3組友愛学級
099:戻(村上はじめ) (雑感)
あの日にはもう戻れない私たち別れも言わず振り向きもせず
099:戻(しおり) (ヒロの独り言)
奪われた心は未だ戻らない愛してくれぬ人の周りで
99:戻(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
誰も彼もここに戻れるわけじゃない海の辺の道まるまると晴れ
099:戻(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
出戻ってきてもいいから一度くらい嫁に行けって そりゃあんまりだ
099:戻 (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
ぶつかりて戻るすべなく流さるる雨のさは降る「介護の日」の午後
099:戻(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
あの子がいい、この子がいいと言いつつも 戻れる場所があるって幸せ
099:戻 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
今少し生きれば時を後戻りさせるマシンが出たかも知れず
099:戻(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
戻さない 思い出のまま 戻れない 4月が来れば君は人妻
099:戻(ことり) (歌)
地平線が美しいから戻りましょう羊雲がやがて茜色に染まって
099:戻(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
羅紗紙がやぶれた本を強引に箱に戻して終える少女期
099:戻(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
「待ってたよ君は必ず戻ってくる」99首目に待ってた結果
099:戻(橘 みちよ) (夜間飛行)
病院のガラス戸一条戻り橋わたりて入る父に会はむと
099:戻(さと) (すばらしい日々)
生まれたての月の夜 星明かり頼りに君の許へ戻ろうか
099:戻(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
終バスの灯が暗闇に溶けてゆく戻らぬものは優しく残る
099:戻(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
戻したい時が有る事告げられず離した指に想いが残る
099:戻 (お気楽堂) (楽歌三昧)
うっかりと口げんかなどせぬように戻るボタンをおでこに付ける
099:戻(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
戻れない消費するだけ使うだけ生み出すことを全て忘れて
099:戻(茶葉四葉) (ゆざまし)
何のため大人をながくやってきた、戻れぬものかあの夏の日に
099:戻(emi) (時計をはずして)
踏み出せば何が見えるというのだろう来た道戻る空に眉月
099:戻(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
あの時に戻れ夕凪くちづけよ美しいこと語れ何度も
099:戻(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
受験より戻りし姪の顔を見て早く受かれと祈る吾なり...
099:戻(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
からみあうその刹那だけアイサレル錯覚におち戻れぬこころ
2009題詠blog099:戻(はづき生) (生さんま定食)
川川に戻りきたる鮭鮭の群れ背に背をあらひ瀬を上りゆく
099:戻(桶田 沙美) (31Words Runner)
もう二度と戻ることなどないのだと椿の花を渡されて知る
099:戻(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
今となれば堀川一条戻り橋水なき溝に枯葉あつまる
099:戻 (一夜) (短歌るBlog)
「あの頃に戻りますか」と手を繋ぎ 五十路街道花散る丘も
099:戻(田中ましろ) (ましたん)
すっぴんで眠るあなたを眺めつつ正気に戻る 頭痛が痛い
099:戻(花夢) (花夢)
苛立ちを棚に戻してそのまんま賞味期限が切れてしまった
099:戻(ほたる) (ほたるノオト)
踏み出した背中のドアが閉じられて「戻る」ボタンを連打している
099:戻(O.F.) (O.F.)
100までは順番通り行きなさい 誰が決めたか 行こか戻ろか(決めたのはたぶん五十
099:戻(岡本雅哉) (なまじっか…)
さがしてたひとはけっきょくみつからず右手はポッケに戻ってねむる
099:戻(紫月雲) (resume 1970-2009)
問ふてみる我の所在を幾度でも行きつ戻りつ君に逢ふまで
099:戻(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
傾いてぶれていますが戻ります北極星を忘れずにいる
099:戻(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
猫戻る未明の夢の外側でミルク皿打つ春の雨垂れ
099:戻(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
はらはらと櫻 戻らぬ季を嘆き泣くだけ泣いて制服あらふ
099:戻(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
戻れない+水にも流せない=涙がとまらない夜。
099:戻 (村木美月) (うたりずむ)
想い出がわたしの前についてきて囁き続ける戻れないこと
099:戻(村本希理子) (きりころじっく2)
蘭の絵は戻しておくねそのかわり青麦畑は持つて行きます
099:戻(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
「戻れないものはきれいね」 舞い落ちる櫻と君を永遠にする
099:戻(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
ナンパにはついていく主義 髪色を戻しただけでまじめではない
099:戻(かりやす) (彼方探訪)
戻り道がさつきと違ふ気づかない友には言はずどこまで行かう
099:戻(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
己と云う人の檻より放たれて空往く言葉何処へ戻る
099:戻(やすまる) (やすまる)
なんどでも戻れるけれどそのたびに微妙に違う今を迎える
099:戻(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
目標を達成できぬ悲しみのもう戻れない未来が恋し
099:戻(内田かおり) (深い海から)
ときどきは戻りの道を忘れ居てぐるぐる回る明日に着くまで
099:戻(今泉洋子) (sironeko)
弱音吐くこのわたくしを笑ふごと高々と咲く薔薇の戻り花
099:戻(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
暴風に弱いがたたる飛行機の払ひ戻しの列ののびゆく
099:戻(kei) (シプレノート)
後戻りできない今日の側面にメタセコイアの正しい樹形
099:戻(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
すごろくの”はじめに戻る”に従って指輪を返し車を降りた
99:戻(HY) (天然通信)
戻れないからこそ嘘で塗り固め傷口塞ぐ我は偽善者
099:戻(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
戻されることなき本の厚さなる空隙を抱き暮れる書棚は
099:戻(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
おいてけぼり猫とただ待つワンルーム戻らないのは日々だけじゃない
099:戻(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
ここからはもう戻れない場所があるファントムの薔薇にふるひかりあれ
099:戻(小林ちい) (ゆれる残像)
戻るなら恋の始まり 傷付いて何度泣いても会えるならいい
099:戻 みぎわ (たづたづし)
解らずと言ふはたやすし万の歌の揺り戻しくる律を愉しむ
099:戻(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
巻き戻しボタンを押してしゅるしゅると絡め取りたい今日の後悔
099:戻(ME1) (FILL mobile)
調音にキーは整えられていくサンドベージュの落ち着き戻し
099:戻(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
しばらくはあてを探して力尽き返戻となる特定記録
099:戻(星川郁乃) (Air Station)
まっすぐに来たのでもなし戻りたい場所はおそらく遠いのでしょう
099:戻(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
歳月をふたりの意思で巻き戻すように歩幅を合わせあう道
099:戻(香-キョウ-) (Sky on Blue)
「今」と云う時間は二度と来ないから 必死に生きる悔いなきように
099:戻(香-キョウ-)再投稿 (Sky on Blue)
「今」と云う時間は二度と戻らない 必死に生きる悔いなきように
099:戻(ぱん) (向日葵 と 月)
やわらかな時間のことを知ったから、もう戻れない きみと歩こう
099:戻(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
この場所で始めに戻るというしるし五線の道を君へと捧ぐ
099:戻(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
アラームが夜を送るからコーヒーをこぼすとこまで巻き戻そうか
099:戻(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
寄りかかる壁は砂壁 おおやけにしなきゃはたちに戻ってもいい
099:戻(志井一) (日記ホプキンス)
「戻れない二人」じゃなくて「帰れない二人」でしたね 歌詞は正しく!
099:戻(みち。) (滑空アルペジオ。)
戻ってはこないのでしょう飛び立ったあなたの羽根がいちまい落ちた
099:戻(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
後戻りできないくらい咲いている秋明菊に負けそうである
099:戻(鯨井五香) (くじら(独唱))
フラスコにいよいよ夢はふくらんでボブは自分の国に戻った
099:戻(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
とけそうな黒に戻ればもういちど聞こえるのかな今日の波音
099:戻 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
WHEN I'M SIXTY FOUR 今よりももっと一人に戻っていたい