今回は熊本県八代市にある熊本県指定史跡「大鼠蔵古墳群」に行ってみた。
大鼠蔵古墳群は、球磨川の河口にある元々は八代海に浮かぶ小島であった大鼠蔵山にある古墳群で、
楠木山古墳、尾張宮古墳など4世紀後半から6世紀までの古墳15基が確認されており熊本県の史跡に指定されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/7f/1e12539304dc7691879ed38a73d1ee07.jpg)
大鼠蔵山は標高40mの小山で、隣にある小鼠蔵山とともに江戸時代に干拓されるまでは八代海の小島だったようだ。
山頂北側にある楠木山古墳は、墳形は未調査のため定かではないが、
竪穴式の石室をもち、人骨、剣、刀子、鏃、碧玉製紡錘車などが出土している。
石室形態と出土遺物から、八代地域で最も古い4世紀後半の築造の円墳と考えられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/31/2a779232963627d3f5b77a72cbd3d56a.jpg)
楠木山古墳 墳頂には覆屋がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/3b/4aafcc1bd92c0f20a4d2bb17ccd83397.jpg)
覆屋内をのぞくと竪穴がみえる。 楠木山古墳の墳頂からの眺め。八代海が見える。
山頂南側の尾張神社社殿の下にある尾張宮古墳は横穴式石室をもつ円墳と考えられ、
石室の内部は赤く塗られ、円文が3個彫られているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/7b/b5d7233b39fb5bda867a01d71d34352e.jpg)
尾張宮古墳の横に大鼠蔵古墳群の解説板がある。 尾張神社
山の麓には箱式石棺群があり、石棺の壁に弓、矢を入れた靱、短甲、太刀、円文などが線刻されたものもある。
大鼠蔵古墳群から出土した主な遺物は、市立博物館で保管・展示されているとのことである。
また、大鼠蔵山の隣にある小鼠蔵山でも石室1基と箱式石棺群が確認されており
「小鼠蔵山古墳群」として八代市の史跡に指定されている。
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小鼠蔵山
【文化財データ】
名称:熊本県指定史跡「大鼠蔵古墳群(おおそぞうこふんぐん)」
所在地:〒869-5164 熊本県八代市鼠蔵町
時代区分:古墳時代中期~後期(4世紀後半~6世紀)
形態:古墳群
開館時間:常時開放
駐車場:有(無料)
大鼠蔵古墳群は、球磨川の河口にある元々は八代海に浮かぶ小島であった大鼠蔵山にある古墳群で、
楠木山古墳、尾張宮古墳など4世紀後半から6世紀までの古墳15基が確認されており熊本県の史跡に指定されている。
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大鼠蔵山は標高40mの小山で、隣にある小鼠蔵山とともに江戸時代に干拓されるまでは八代海の小島だったようだ。
山頂北側にある楠木山古墳は、墳形は未調査のため定かではないが、
竪穴式の石室をもち、人骨、剣、刀子、鏃、碧玉製紡錘車などが出土している。
石室形態と出土遺物から、八代地域で最も古い4世紀後半の築造の円墳と考えられている。
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楠木山古墳 墳頂には覆屋がある。
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覆屋内をのぞくと竪穴がみえる。 楠木山古墳の墳頂からの眺め。八代海が見える。
山頂南側の尾張神社社殿の下にある尾張宮古墳は横穴式石室をもつ円墳と考えられ、
石室の内部は赤く塗られ、円文が3個彫られているようだ。
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尾張宮古墳の横に大鼠蔵古墳群の解説板がある。 尾張神社
山の麓には箱式石棺群があり、石棺の壁に弓、矢を入れた靱、短甲、太刀、円文などが線刻されたものもある。
大鼠蔵古墳群から出土した主な遺物は、市立博物館で保管・展示されているとのことである。
また、大鼠蔵山の隣にある小鼠蔵山でも石室1基と箱式石棺群が確認されており
「小鼠蔵山古墳群」として八代市の史跡に指定されている。
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小鼠蔵山
【文化財データ】
名称:熊本県指定史跡「大鼠蔵古墳群(おおそぞうこふんぐん)」
所在地:〒869-5164 熊本県八代市鼠蔵町
時代区分:古墳時代中期~後期(4世紀後半~6世紀)
形態:古墳群
開館時間:常時開放
駐車場:有(無料)