だいぢのEasyBassing

初めはバス釣行記のブログだったんですが…。
関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。
熊本県民になりました。

長島 散策 (鹿児島県出水郡長島町)

2023年07月28日 | 散策記
今回は、鹿児島県の北西部に位置する長島に行ってみた。
長島は、東シナ海、八代海、黒之瀬戸海峡に囲まれた、温暖な気候と青く美しい海岸線をもつ島で、
日本一の生産量を誇る養殖ブリや、マダイ、アオサなどの海産物と赤土の豊かな土壌で育つじゃがいも、柑橘類が知られている。

四方を海に囲まれた長島へは、鹿児島県本土から日本三大急潮の一つに数えられる黒之瀬戸海峡に架かる黒之瀬戸大橋を渡る。
橋の長島側のたもとには「道の駅 だんだん市場」があり、展望公園「うずしおパーク」からは黒之瀬戸海峡を一望できる。

 
黒之瀬戸大橋 全長502mのトラス橋 潮の流れが速いときは渦潮が見られるようだ。 道の駅 だんだん市場

長崎鼻灯台の看板があったので寄ってみた。
 
一面に広がるジャガイモ畑を過ぎた先には、青い海と空、白い灯台があった。

長島には200基を超える古墳があり「古墳の島」ともいわれている。
長島の古墳は海岸沿いの丘陵部に造られているのが特徴で、また、副葬品として鉄製の武器類が多く納められ、
この地が古墳時代に海上交通、海洋軍事戦略の要所であったことが分かる。

熊本県有明海 八代海沿岸の古墳文化の影響を受けており、当地方で大きな勢力を持っていた火の君一族が、
大和朝廷の隼人支配の一翼を担って長島方面へ進出し、隼人を支配下に納めていく過程で造られたと考えられている。

いくつか古墳群を巡ってみた。

 
指江古墳群 海岸沿いの丘陵部に位置する積石塚の群集墳。約140基あるとみられている。

 
小浜崎古墳群 白金古墳 6世紀後半築造の積石塚。

 
小浜崎古墳群 鬼塚1号古墳 6世紀後半築造の直径11mの円墳。

 
明神古墳群 海岸沿いの丘陵部に位置する積石塚の群集墳。6世紀後半から7世紀築造で約30基が確認されている。

古墳散策の後は、東町漁協直営の「長島大陸市場食堂」で昼食を食べた。
長島町のブランドぶり「鰤王」の鰤王定食をはじめ、海鮮丼、漬け丼、あら煮定食などが食べられる。

 
赤潮の被害が出ておりその影響が心配だったが営業していた。 「鰤王定食」は、刺身、あら煮、あらの味噌汁などがセットになっている。

昼食後は「針尾公園」に寄ってみた。
展望台からは眼下に雲仙天草国立公園の絶景が視界いっぱいに広がる。

 
展望台の下のトイレは、トイレ内からも絶景が見える「針尾空中展望トイレ」になっている。

針尾公園に寄った後は「小浜海水浴場」で海水浴をしてみた。
東シナ海に面した長島で唯一の自然海水浴場で砂質、水質が良く、ウミガメが産卵に来る海岸のようだ。


外洋に面しているので波は高いが遠浅なので波遊びが楽しめる海岸である。

帰路途中で、長島名物の「あか巻」と芋焼酎「島娘」を買って帰った。
あか巻は、スポンジ生地に餡を塗って巻き、その上から赤く着色した求肥餅で更に巻いた、
熊本県天草地方と長島町の郷土菓子である。
島娘は、長島内限定販売の芋焼酎で、芋の香りも優しく軽めな飲み口である。

 
あか巻                                    島娘 

鰤王と島娘は美味かった。
長島は、鹿児島県でも熊本から近い方なので、
また、鰤王を食べに、島娘を買いに訪れるかもしれない。


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