だいぢのEasyBassing

初めはバス釣行記のブログだったんですが…。
関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。
熊本県民になりました。

国指定重要文化財 通潤橋 (熊本県山都町)

2020年08月07日 | 散策記
今回は、熊本県山都町にある「通潤橋(つうじゅんきょう)」に行ってみた。

 
通潤橋は「道の駅 通潤橋」の目の前にある。          国の重要文化財に指定されている。

(山都町役場HP)
通潤橋は、嘉永7年(1854年)、水不足に悩む白糸台地に水を送るため、矢部の惣庄屋・布田保之助によって造られた
日本最大級の石造りアーチ水路橋です。水路の長さ126m、橋の長さ75.6m、橋の幅6.3m、橋の高さ20.2m、アーチの半径27.6m。
約6km離れた笹原川の上流から水を引き、水路の総延長約30km、灌漑面積は約100haにも及びます。
一昼夜で15,000平方メートルの水を送り、水田を潤す力を備えています。
1960年(昭和35年)に国の重要文化財に指定され、豪快な放水は有名です。

 
人が渡るための普通の石橋ではない。橋の中を水が通る石造りの水路橋である。

2016年4月の熊本地震で橋上部が損傷し、さらに修復工事中の2018年5月には豪雨で石垣が崩落するなどの被害で
放水はストップしていた。修復工事が完了し、2020年4月19日に約4年ぶりに放水を再開する予定であったが、
今度は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い再開を延期し、先日の7月21日からやっと放水を開始した。

 
農閑期には観光用に放水しているが、放水の本来の目的は橋の水路内に溜まった泥や砂を取り除くためのようである。

放水が13時からだったので、昼食は「道の駅 通潤橋」のレストランで「通潤橋カレー」を食べてみた。


ダムカレーみたいである。


通潤橋が架かる丘陵地には岩尾城があったようだ。
鎌倉時代に阿蘇氏によって築かれたと伝えられる城で、16世紀中頃には阿蘇氏の本拠地だったとのことである。

  
二の丸跡


通潤橋へ行く途中、山都町観光文化交流館の前を車で通過すると、
山都町で毎年9月に行われる「八朔祭」で使用される「大造り物」が展示してあった。

 
竹、杉、すすき、松笠などで作られている。すごい迫力である。町内各所に様々10体以上展示されているようだ。

【文化財データ】
名称:国指定重要文化財「通潤橋」
所在地:熊本県上益城郡山都町長原
時代区分:1854年(嘉永7年) 江戸時代末期
形態:石橋
見学可能時間:常時開放
※放水日時は山都町HPを確認
駐車場:有(無料) 道の駅 通潤橋に駐車

※通潤橋は、2023年9月25日に橋などの土木構造物としては全国初の国宝に指定された 。

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