daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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浮気なスーは翔んでヘレヘレ?

2024-10-23 | 音楽つれづれ

今は死語ですが、70年代に "翔んでる女" と言う言葉が流行り、語源はその頃欧米で流行ったフライング・ガールから来ているそうですが、自己の信念に基づき自由にふるまう女性…くらいの意味だったと思います。

私の知り合いのダイバーさんは、社会人デビューした頃「あなたは空を翔んでるみたいね」と言われたそうですが、フフッ可愛いですね。そのころ私は翔べずに泥の上を這い廻っていましたが、先輩方が扱いに困惑されたという意味では同類でしょうね、きっと。

ンデヘレヘレというと、オールディズ・ファンにお馴染みのディオンが、1961/10/23付の全米№1ヒットとした「浮気なスー」。最初の邦題は「悲しい恋の物語」で、日本語カバーのスリー・ファンキーズはこちらのタイトルで歌っていました。私は当時まだ小学生。それにしてもあのカバー・ポップスの時代は懐かしいです。

ここに出てくるのが"トンデヘレヘレ"の囃し言葉。特に意味を持たない言葉ですが、そこに"翔んで" と当てたのは私のシャレ。当時の先進的女性たちを揶揄するつもりは毛頭無いのでどうぞご勘弁を。なにせ彼女達は同じ空気を吸った同世代ですし。

ディオンはザ・ベルモンツというグループを率い、「いつかどこかで」などいくつかのヒットを飛ばした後、ソロ活動に入りこのヒットを飛ばすのですが、この時ベルモンツのメンバーだったカーロも、ソロとして「Little Orphan Girl」という曲を出しますが、この曲でもトンデヘレヘレのコ-ラスが入っていたのは、このレーベルの実用新案(?)でしょうか。

カーロは他にも「The Story Of Love」という曲があって、ダイアナやバーバラなど女性の名が出て来るロマンチックなバラードですが、曲の後半で「浮気なスー Runaround Sue」という名前も出てきます。拍手!

 

彼らのいたローリー・レコードはドリーミー・ポップスの宝庫。多くは後追いで知ったのですが、クライテリアンズにミスティックス、シフォンズといったグループのヒット曲や、埋もれたワンヒット曲の数々が、英国の復刻レーベルaceなどから出ている事に感謝。売れたかどうかは?ですが、ファイヴィ・ディスクの「Rock & Roll Revival」とか、ジミー・カーチス&リジェンツの「Let's Dance Close」の後半のバラード・メドレーといった、良き時代の香りのする曲に、つい時間を忘れ聞きいってしまいます。

以上【聞きたい365日】第386話でした。

 

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