CareTaker 's Log

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皇室典範で180度のターン

2006-02-09 22:12:11 | 雑記
紀子さま懐妊で、小泉、皇室典範改正に腰砕け

[東京 8日 ロイター] 日本の小泉首相は、女性が皇位を継承できるよう法律を改正すると断言していたが8日、姿勢を軟化させた。前日、皇室の妃殿下のひとりが懐妊したと突然、報じられ、男子が生まれる望みが出てきたからだ。

古代から続く日本の皇室には、1965年以来、男子が生まれていない。小泉首相は、皇位継承に支障が起きないよう、今国会で女性に皇位継承の権利を平等に与える改正法案を提出すると明言していた。

しかし天皇の次男の妻、紀子さま(39)が3人目の子供を懐妊したとの突然のニュースに、
改正反対派から、9~10月に出産予定の子供が男子かどうかを見極めたほうがよい、との声がわき上がった。

懐妊に関する報道は、父親になる秋篠宮が知るより早くなされ、新聞は夫妻のカラー写真と共に1面で大きく報じた。秋篠宮夫妻は、大学時代に恋人同士で16年前に結婚された。

現行法では、天皇の男系の子孫のみが皇位を継承できる。

皇太子徳仁親王(45)と皇太子妃の雅子さま(42)の間には、結婚8年後に生まれた4歳になる愛子内親王がいる。雅子さまは、男子出産を期待されるプレッシャーなど皇室での生活に適応できないストレスで、心的障害(mental disorder)をわずらい、2年以上、ほとんど人々の前に姿を現していない。

2人の娘がいる紀子さまが男子を出産すると、その子供は現行法で皇位継承第3位になる。

もし皇室典範が改正されると、愛子さまが、皇位継承第2位となり、18世紀以来、初めての女性天皇になる可能性が出てくる。

改正案の反対派は、2000年以上遡るという男系の維持を望んでいるのだ。第二次世界大戦後、廃止された旧宮家を復興せよ、と示唆するものもいるし、側室制度を復活させようという意見まである。

これまで、日本には8人の女性天皇が存在したが、伝統主義者は、男系でない子供に皇位を継承させた天皇はいない、と強調している。

自民党内にも改正反対者が多く出ており、専門家は、小泉首相が法改正のために政治的混乱を引き起こす危険をおかすかどうかは予測しがたいとしている。同首相は、9月に自民党総裁任期が切れると同時に、首相の座から降りる見込みだ。

首相も改正反対派が多いことで意見の変え時を見ていたような気がしないでもないのだが、もともと他人の意見を聞かない人物だし、強行に推し進めようとさえしなければ危険をおかす必要もなくなるわけで、ここまで意見を180度変える必要があるとは思えない。

ということはまさか最初からこのことを望んでいたのでは・・・

本来、天皇制自体に反対の旧社会党議員を含む民主党だが、「首相には取りあえず反対!」ということで今回の皇室典範改正には慎重であった。これで首相が慎重派に変われば自民党+民主党が反対にまわり、圧倒的多数で改正案がぽしゃる。

大多数で否定されたことにより国民の総意ということで改正しようとする勢い自体が失速、皇室典範が安泰。ってことを狙っていたのではないか。

あれだけ道路公団の民営化を推し進め、無駄な道路建設を無くすと言っていたのに、いざ民営化したあとで結局、不採算部分を含めて高速道路を全部作ることになったのに何も言及していないのも気になる。

最初からそういう計画だったのではないのかという気がしてならない。

あくまで気がするだけなんだが・・・


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