CareTaker 's Log

主にスタートレックのことについて書くつもりが、
いつの間にやら日々思ったことについて徒然と。

Electric Man

2006-09-18 23:58:47 | 出来事
ベトナムの「電気男」不慮の感電死

[ハノイ 12日 ロイター] 全国放送のテレビに出演して、電気ショックへの耐性を持つ体質を自慢していたこともある男性が、ジェネレーターを修理している最中に感電死した。

グエン・ヴァン・フンさんは、カンボジア国境近くのタイニン州で、電源を切らずにジェネレーターの修理を行っていて死亡した。彼は40代前半だった。

「彼はよく私たちの事務所で、電気プラグの穴に2本の指を突っ込んで何ともないのを見せていました」と、役所の職員は述べた。

フンさんは「フン・エレクトリック」のあだ名で呼ばれており、テレビ番組『ベトナムの奇妙な物語』に出演したこともあった。

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人間が感電して死ぬのは、感電した電気の電圧よりも電流によるものです。電圧が高くても、それほど流れなければ別に支障はありませんが、電流がたくさん流れると危険です。

ま、あまりにも電圧が高ければ(6,600V)とかなら、直接に電線に触らなくても電撃が飛んできたりするなどの別の危険性はありますが。

直流か交流か、またその周波数によっても差はありますが、一般的な60Hzの交流であれば、10~15mA程度で、電気によって痺れて行動の自由が利かなくなり離脱限界を超え、数百mAで心室細動を起こし、生命の危険が生じます。ちなみに一般的な60Wの家庭にある電球に流れる電流は600mA。そのまま人体に流れれば死ぬレベルです。

ただ、人体には抵抗がありますから、コンセントを直に触ってもそれほどの電流が流れることはありません。通常、人間の皮膚は数千Ωの抵抗値があります。だから100Vのコンセントに触れば離脱可能かどうかというところで、さらに爪であればさらに抵抗値は高いでしょうから耐えられないことはないかもしれません。(あるいはこの人が指を突っ込んだプラグには低い電圧しか来てなかったり、田舎ではありえます)

しかし、汗をかいたり、水気があったりするとこの値は非常に低くなります。1/12とか1/25になり、生命の危険が生じることになります。

なるべく、濡れた手で電気製品を触るのはやめておきましょう。

僕は大学でスライダックの端子を手で触ったまま電圧をかけて遊んでいたときに、危うく離脱限界までいくところでした。まぁスライダックだからつまみを回せば大丈夫なんですけどね。いい子は真似しないように


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