CareTaker 's Log

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動くこと雷霆(らいてい)の如し

2006-07-12 22:36:04 | PC
全国知事会、ミサイル情報の早期提供を政府に要望へ (朝日新聞) - goo ニュース

全国知事会議が12日に松江市で始まり、北朝鮮のミサイル発射問題に関連して、非常事態が起きた際の情報伝達方法の確立を政府に求める声が各知事から相次いだ。出席した竹中総務相は「検討して反省するべきところは直していかなければいけない」と述べた。

 消防庁から都道府県へ「北朝鮮から何らかの飛翔(ひしょう)体が発射された模様」という一報が入ったのは5日午前6時半ごろ。1発目のミサイルが日本海に落下した約3時間後で、テレビでも速報が流れた後だった。古川康・佐賀県知事は「正確さを多少犠牲にしても、迅速さを」と求めた。

 また、泉田裕彦・新潟県知事は、消防庁の発表より先に、水産庁から都道府県の農林水産部にミサイル発射の一報が入った例を挙げ「各省からバラバラの情報が伝達された」と指摘、情報伝達の一元化を求めた。

 会議ではほかに、自民、民主、公明の総裁・代表選の候補者に「新地方分権推進法」(仮称)の制定や、国と地方が協議する「地方行財政会議」(同)の設置など、地方分権の推進を公約に掲げるよう働きかける方針を決めた。

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こうした情報の素早い伝達なんてITの最も得意とする分野のはずなんですけどねぇ。今回のミサイルの情報でも、地方自治体への伝達にFAXを使っていたようです。

朝の4時や5時に職員がおるんか?という話です。地方自治体で24時間体制のところってそうそうないと思うんですけどね。しかもFAXて。一枚一枚全国にピーガラガラって送りつけていた姿を想像すると馬鹿馬鹿しいです。

全国の各自治体の危機管理や防災の担当者の携帯に直接、メールを送るという発想はなかったのでしょうか。とりあえずは詳細よりも第一報を早く伝え、そこから各自治体の防災マニュアルに従った行動をとるようにしておけば、ミサイルが落ちてから何時間もたってから対策会議しているとかお間抜けなことにならなかったと思います。

しかも今回の場合、ずいぶん前から危険性が分かっていたにも関わらず、どう行動するか対策を練る時間があったにもかかわらず、こののんびりした対応ですから、突発的に事が起こればさらにグダグダなことになりかねません。実際にきちんと事前準備していたところは素早い対応ができたようです。


北朝鮮のミサイル発射 鳥取県防災局・衣笠克則防災監に聞く
初動対応 事前準備生きる



情報のネットワークは世界でもトップクラスのインフラを持っているんですから、どうせならきちんとそれを利用しましょうよ。

喉元すぎれば・・・なんてことにならないように。


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