旅券の発行より前に

無戸籍でも旅券発給を　知事が外相に要望書(神戸新聞) - goo ニュース

出生届が不受理となり戸籍がない人に、旅券を発給できない現状に対し、井戸敏三知事は二十六日の会見で、「例外的に発給できるようにすべきだ」とし、麻生太郎外務相に要望書を提出したことを明らかにした。神戸市内の無戸籍女性が申請した旅券発給を、外務省が認めなかったため、「人権の観点から出生証明書などで発給できるようにすべき」としている。

　民法は、離婚した妻が婚姻中か離婚後三百日以内に生まれた子どもは、離婚前の夫の子どもと規定している。別の男性を父とする出生届は受理されず、子どもは「戸籍のない人」になる。旅券法がパスポートの発給には戸籍謄本か抄本が必要と定めているため、明らかに日本国籍を持つ人でも無戸籍ではパスポートを発給できないという。

　県によると、神戸市内の二十歳代の無戸籍の女性が十四日、県の旅券事務所でパスポートを申請。発給権限を持つ外務省に照会すると、「例外的な発給は認められない」との返答。女性は母親が離婚協議中に生まれ、母親が離婚前の夫以外の男性を父にした出生届を出したが、受理されずに戸籍が作成されなかったといい、今回で四回目の申請だった。井戸知事は「出生証明書などで日本国籍も明らかで本人確認もできる。例外的に認めてもいいのでは」としている。（畑野士朗）

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そりゃまぁパスポートが取れないとか、海外旅行が一般的になった現代ではかなりの障害になるでしょう。しかし、そもそも戸籍がありゃ問題ない話であって、その話をすっ飛ばしてパスポートの発行ってどうなんかな、という気がします。

今の時代、ＤＮＡ鑑定で父親が誰かなんてほぼ１００％確かめられるわけで、離婚後３００日以内かどうかなんて言う方がかえって不確かだと思う。離婚協議中に他の男性の子供を出産したらどういう問題があるかも全く知らずに子作りするのもどうかと思うが。

それにいざとなれば前夫の子供として出生届を出せば、すんなり通るわけで、それを子供が大人になるまでほったらかしにしておいて、今更パスポートが取れないって、ちょっと自分勝手すぎないかと。

いずれにせよパスポートより戸籍のほうが重要ではないか、下手に戸籍ないのにパスポートが気軽に認められるようになるのは、パスポートの信頼性やその他において危険な気がします。