片手で持てるガスタービンエンジン ロボットの電源に
片手で持てるサイズの超小型ガスタービンエンジンを東北大大学院が開発。同サイズの燃料電池と比べて出力が大きく、被災地で活躍するロボットの電源などの用途を想定する。
2007年08月08日 20時09分 更新
東北大大学院工学研究科は8月8日、片手で持てるサイズに小型化したガスタービンエンジンの開発に成功したと発表した。同じ大きさの燃料電池と比べても出力が大きいといい、ロボットやパーソナル移動機械の電源といった用途向けに実用化を目指す。
開発したエンジンは約10(直径)×15(長さ)センチ。内部には翼車径16ミリの圧縮機と同17ミリのタービンなどを備え、毎分50~60万回で超高速回転する。従来の最小サイズのガスタービンエンジンと比べ、翼車径で5分の1に小型化できた。
開発したのは同科の田中秀治准教授の研究グループ。東北大学はIHIの磯村浩介博士らと共同で、2000年ごろから開発に取り組んできた。
将来、災害現場などでのロボットの活躍が期待されているが、充電が難しい環境下での使用を想定し、汎用燃料での動作が求められている。このため、汎用燃料で高出力が得られる小型ガスタービンエンジンが世界で進められていた。
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地震やなんかで電力が寸断された地域での活動はエネルギーの確保が重要です。
小型の太陽電池などでは精々携帯電話程度の電力しか確保できないでしょうし、かと言ってめちゃくちゃになっているところに大型の発電機を設置するのも困難でしょう。また、ガスタービンでは他の内燃機関と比べて多少融通が利くので、それもまた災害地域での使用に適していると言えます。
これが実用化されると、エンジン内蔵型自律ロボットとかできるんでしょうね。ますます面白いことになりそうです。
片手で持てるサイズの超小型ガスタービンエンジンを東北大大学院が開発。同サイズの燃料電池と比べて出力が大きく、被災地で活躍するロボットの電源などの用途を想定する。
2007年08月08日 20時09分 更新
東北大大学院工学研究科は8月8日、片手で持てるサイズに小型化したガスタービンエンジンの開発に成功したと発表した。同じ大きさの燃料電池と比べても出力が大きいといい、ロボットやパーソナル移動機械の電源といった用途向けに実用化を目指す。
開発したエンジンは約10(直径)×15(長さ)センチ。内部には翼車径16ミリの圧縮機と同17ミリのタービンなどを備え、毎分50~60万回で超高速回転する。従来の最小サイズのガスタービンエンジンと比べ、翼車径で5分の1に小型化できた。
開発したのは同科の田中秀治准教授の研究グループ。東北大学はIHIの磯村浩介博士らと共同で、2000年ごろから開発に取り組んできた。
将来、災害現場などでのロボットの活躍が期待されているが、充電が難しい環境下での使用を想定し、汎用燃料での動作が求められている。このため、汎用燃料で高出力が得られる小型ガスタービンエンジンが世界で進められていた。
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地震やなんかで電力が寸断された地域での活動はエネルギーの確保が重要です。
小型の太陽電池などでは精々携帯電話程度の電力しか確保できないでしょうし、かと言ってめちゃくちゃになっているところに大型の発電機を設置するのも困難でしょう。また、ガスタービンでは他の内燃機関と比べて多少融通が利くので、それもまた災害地域での使用に適していると言えます。
これが実用化されると、エンジン内蔵型自律ロボットとかできるんでしょうね。ますます面白いことになりそうです。