『エルザお姉さん、ちょっと僕から離れてくんないかなぁ』 『どうして?私のこと嫌いになったの』 『そういう訳じゃないけど、銅像がいいの、この気持ちわかってロン』
『今日なにして遊ぶ、この間、超ぶさいくなアルが、ドッグランドに置いて行った大きなボールがあるからそれで遊ぼうか』
『みんな、いくじょ、あれ、みんなどったの』
『俺サッカーしたことないんだ、ロンちゃん』
『そのボールおっきすぎて私の好みじゃないわ』
『サッカーってどうすんの、僕、ママが買ってくれたちっちゃいぬいぐるみでしか遊んだことがないの。なんか恐そう』
『なんだサッカーか、お前らが相手じゃつまんないなぁ、やめた』
誰も大きなボールで遊ぶワンコはいませんでした。 『そいじゃ、ドッジボールだ、行くぞー、覚悟、それー、』
ラブリーはテニスボールはもちろん、サッカーボールも大好きで、よく近所の学校のグランドで遊びました。時には部活でのサッカーや、スポ少のサッカーにまざって行っては邪魔をしたものでした。