2009年Cuore通信2月号
1月21日(水)、飯田市合同庁舎にて、村井知事に直接お会いして来ました。
私達の会は知事にお会いするのは、一昨年に続いて2度目となります。
今回私達の会からは、これまで3年間の活動や
情報誌を紹介した上で、上伊那南部から飯田下伊那地域の
産科医療の偏りを軽減するためにも、
日赤に常勤医師を派遣して頂きたい、
病院間での医師.助産師の連携を計れるよう
環境を整えてほしいことなどを提案してきました。
これに対し知事からは、
医師不足の原因や県内各地の大変厳しい現状について
説明された後、「少子高齢化社会になった現代で、
ひと昔前の『低負担中福祉』では適切な医療サービスは出来ない。
県民には『中負担中福祉』ということも考えて欲しい」とのお答えでした。
最後に、私達の提案を衛生部で検討して下さること、
また、これからもこの活動を続けていって欲しいとの言葉がありました。
産科を含めた医療を取り巻く厳しい現実を改めて
実感するとともに、誰かが何とかしてくれる時代ではなく、
私達医療を受ける側が医療提供者や行政の方々と共に、
この地域に光が見えるよう努力しなくてはいけないのだと
気持ちを新たにしました。
会を結成し4年目に入りました。3年前、何も分からないままのスタートでした。
ただ私たちの出産を子育てを守りたい一心でした。
そして今、改めて厳しい現実を実感しています。でも私達の守るものは変わりません。
大切にしたい思いと、感謝の気持ちを忘れずに前を見て頑張ってゆきたいと思います。
今後も「心あるお産を求める会」をよろしくお願い申し上げます。
シリーズ
今を知りたい!この地域のこと
助産師の仕事 「命の教育出前講座」についての紹介 ☆開業助産師(明生(メイ)助産所) 鹿野恵美☆
助産師の仕事は、妊娠期から産後、育児まで継続的に健診や相談にのって、安心して赤ちゃんを産み育てられるお手伝いをさせていただいています。
さらに、妊娠・出産、育児・母乳哺育などで、生命の誕生に携わっている体験と経験を生かして幼児から大人までの命の教育・性教育、思春期相談も助産師の仕事です。
今回は、「助産師による命の教育出前講座」についての紹介をさせていただきます。
上伊那地区では平成16年ごろから開業助産師による「いのちの講座や性教育に関する講座」の活動を行っていますが、一昨年、群馬県の開業助産師による小学校での公開授業と専門職向けの講座を受講して、さらに「命の教育出前講座」を展開していきたいという思いが高まってきました。その時に工夫された手作り教材も紹介され、それらを活用して活動できたらよいと考えて、今年度は「長野県の地域発元気づくり支援金」を申請して教材などを購入して活動しています。
子宮・胎盤・胎児の模型や、紙芝居、DVDなどを使って、「子どもたちが命の大切さを認識し、自分も周囲の人も大切にできる思いやりのある子どもに育ってほしい。」という気持ちで行っています。
その他、各保育園・学校等との事前打ち合わせにより健康に関すること(避妊・性感染症予防・禁煙・バランス食など)希望がある内容を取り入れて臨機応変に組み立てています。
開業助産師5人で、今年度4月から現在までに、保育園・小中高校・保護者・専門学校・公民館活動・大人・教職員など、50回くらい行いました。
保育園では、保護者で妊娠しているお母さんのおなかの心音を聞き、その子が生まれたらお母さんに赤ちゃんの様子を聞いたり、抱っこ体験をする連続講座を持ちました。
実際に赤ちゃんの抱っこ体験や、妊婦さんのおなかに触ったり、妊婦体験、離乳食試食など体験も通して緊張感とかわいさを味わった高校生もいます。
小学生
「ここにいるみんな、すごい人達なんだ。だから、命を大切にしよう」と思った。
赤ちゃんを産む時、お母さんだけでなく、産まれてくる赤ちゃんも頑張っているのだ。
お母さんは、痛みに耐え、私達を生んでくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
中学生高校生も
赤ちゃんがどんなふうに成長するか、どんなふうに生まれてくるのかがよくわかった。
赤ちゃんは重かったです。
自分を産んでくれた両親に感謝したい。
命の神秘を知った。妊娠ということはすごいことだと思った。
今までの性教育ではオブラートに包まれて何故?と思っても上手く聞けないし、説明してもらえない、本当のことを教えてもらえた。
学校の先生方は
命が大切より、あなたが大事、生まれてきてくれてありがとうと伝えたい。など
いただいた感想を良いとこ取りで載せてみました。
小学生は感動した気持ちを素直に表現してくれています。中学高校と学年が上がっても年齢に合わせた内容を盛り込みながら、繰り返し大切なことを伝え、考える機会を作っていくことが助産師の役割だと思います。
見て触れて聞いてと感覚に訴える、実物大の効果的教材を使ってメカニズムや、日常生活に結びつけてイメージできる内容で、正しい情報をいかにわかりやすく伝えるか。生徒自らが考える力を養い行動できる内容になるように工夫しています。
それらをもとに子どもたちが自ら体を守り、心身ともに健康に生活できることが、私たち助産師が行う「命の教育出前講座」の目的です。しかし、このような内容は聞きたくないという否定的な生徒もいます。家庭環境などで心傷ついている生徒のことを考慮していますが、どのように関わっていけば良いかは課題です。
助産師による「命の教育出前講座」は幅広い「命の教育」の一端です。
健康に迎えたい妊娠出産、それが、スムースな育児につながっていきます。自分の体を知ることは健康管理の第一歩です。特に助産師の扱える正常出産のためには、妊婦自身での健康管理が必要です。
「妊娠出産には、体の適齢期」があります。出産場所が減少している現在の医療事情の中では、医療機関のお産でもハイリスクを増やさない、特に体づくりができていないために「なるべくして起こるハイリスク」を減らしていくことが必要だと痛感しています。そのためにも、(小さい頃)特に思春期からの体づくりが大切です。
活動の中では、子どもたちへの紙芝居の読み聞かせ、高校生など希望する生徒が集まって気軽に話をする放課後授業、企業などへの出前講座で結婚前の人たち向けの話をしていきたいと思っています。また、保護者会や読者のお母さん方の集まりにもぜひ呼んでください。多方面の機会と出会いを大切にしていきたいと思います。
文責:日本助産師会 上伊那地区 鹿野恵美
(この原稿は、2月17日に県主催の「平成20年度健康づくり研究討論会」の発表要旨の内容をまとめました。)
風邪予防には基本が大切
規則正しい生活と栄養のある食事と睡眠は欠かせませんね。ビタミン豊富な野菜や果物を摂ることや、
生姜・ニンニク・ネギなどの体を温める食材を使った料理も心がけたいものです。
いつも忘れずにいたいのは「うがいと手洗い」。うがいは一度口をゆすぐようにしてからうがいし、
手洗いは流水で手首までしっかり洗うと良いようです。
感染予防のマスクも忘れずに。
子どもなら、よく食べ・よく眠り・よく遊ぶ。
昔から「子どもは風の子」って言うくらいですから、寒くても外で元気に過ごすことは抵抗力をつけるのに大切ですよね。
1月21日(水)、飯田市合同庁舎にて、村井知事に直接お会いして来ました。
私達の会は知事にお会いするのは、一昨年に続いて2度目となります。
今回私達の会からは、これまで3年間の活動や
情報誌を紹介した上で、上伊那南部から飯田下伊那地域の
産科医療の偏りを軽減するためにも、
日赤に常勤医師を派遣して頂きたい、
病院間での医師.助産師の連携を計れるよう
環境を整えてほしいことなどを提案してきました。
これに対し知事からは、
医師不足の原因や県内各地の大変厳しい現状について
説明された後、「少子高齢化社会になった現代で、
ひと昔前の『低負担中福祉』では適切な医療サービスは出来ない。
県民には『中負担中福祉』ということも考えて欲しい」とのお答えでした。
最後に、私達の提案を衛生部で検討して下さること、
また、これからもこの活動を続けていって欲しいとの言葉がありました。
産科を含めた医療を取り巻く厳しい現実を改めて
実感するとともに、誰かが何とかしてくれる時代ではなく、
私達医療を受ける側が医療提供者や行政の方々と共に、
この地域に光が見えるよう努力しなくてはいけないのだと
気持ちを新たにしました。
会を結成し4年目に入りました。3年前、何も分からないままのスタートでした。
ただ私たちの出産を子育てを守りたい一心でした。
そして今、改めて厳しい現実を実感しています。でも私達の守るものは変わりません。
大切にしたい思いと、感謝の気持ちを忘れずに前を見て頑張ってゆきたいと思います。
今後も「心あるお産を求める会」をよろしくお願い申し上げます。


助産師の仕事 「命の教育出前講座」についての紹介 ☆開業助産師(明生(メイ)助産所) 鹿野恵美☆
助産師の仕事は、妊娠期から産後、育児まで継続的に健診や相談にのって、安心して赤ちゃんを産み育てられるお手伝いをさせていただいています。
さらに、妊娠・出産、育児・母乳哺育などで、生命の誕生に携わっている体験と経験を生かして幼児から大人までの命の教育・性教育、思春期相談も助産師の仕事です。
今回は、「助産師による命の教育出前講座」についての紹介をさせていただきます。
上伊那地区では平成16年ごろから開業助産師による「いのちの講座や性教育に関する講座」の活動を行っていますが、一昨年、群馬県の開業助産師による小学校での公開授業と専門職向けの講座を受講して、さらに「命の教育出前講座」を展開していきたいという思いが高まってきました。その時に工夫された手作り教材も紹介され、それらを活用して活動できたらよいと考えて、今年度は「長野県の地域発元気づくり支援金」を申請して教材などを購入して活動しています。
子宮・胎盤・胎児の模型や、紙芝居、DVDなどを使って、「子どもたちが命の大切さを認識し、自分も周囲の人も大切にできる思いやりのある子どもに育ってほしい。」という気持ちで行っています。
その他、各保育園・学校等との事前打ち合わせにより健康に関すること(避妊・性感染症予防・禁煙・バランス食など)希望がある内容を取り入れて臨機応変に組み立てています。
開業助産師5人で、今年度4月から現在までに、保育園・小中高校・保護者・専門学校・公民館活動・大人・教職員など、50回くらい行いました。
保育園では、保護者で妊娠しているお母さんのおなかの心音を聞き、その子が生まれたらお母さんに赤ちゃんの様子を聞いたり、抱っこ体験をする連続講座を持ちました。
実際に赤ちゃんの抱っこ体験や、妊婦さんのおなかに触ったり、妊婦体験、離乳食試食など体験も通して緊張感とかわいさを味わった高校生もいます。















いただいた感想を良いとこ取りで載せてみました。
小学生は感動した気持ちを素直に表現してくれています。中学高校と学年が上がっても年齢に合わせた内容を盛り込みながら、繰り返し大切なことを伝え、考える機会を作っていくことが助産師の役割だと思います。
見て触れて聞いてと感覚に訴える、実物大の効果的教材を使ってメカニズムや、日常生活に結びつけてイメージできる内容で、正しい情報をいかにわかりやすく伝えるか。生徒自らが考える力を養い行動できる内容になるように工夫しています。
それらをもとに子どもたちが自ら体を守り、心身ともに健康に生活できることが、私たち助産師が行う「命の教育出前講座」の目的です。しかし、このような内容は聞きたくないという否定的な生徒もいます。家庭環境などで心傷ついている生徒のことを考慮していますが、どのように関わっていけば良いかは課題です。
助産師による「命の教育出前講座」は幅広い「命の教育」の一端です。
健康に迎えたい妊娠出産、それが、スムースな育児につながっていきます。自分の体を知ることは健康管理の第一歩です。特に助産師の扱える正常出産のためには、妊婦自身での健康管理が必要です。
「妊娠出産には、体の適齢期」があります。出産場所が減少している現在の医療事情の中では、医療機関のお産でもハイリスクを増やさない、特に体づくりができていないために「なるべくして起こるハイリスク」を減らしていくことが必要だと痛感しています。そのためにも、(小さい頃)特に思春期からの体づくりが大切です。
活動の中では、子どもたちへの紙芝居の読み聞かせ、高校生など希望する生徒が集まって気軽に話をする放課後授業、企業などへの出前講座で結婚前の人たち向けの話をしていきたいと思っています。また、保護者会や読者のお母さん方の集まりにもぜひ呼んでください。多方面の機会と出会いを大切にしていきたいと思います。
文責:日本助産師会 上伊那地区 鹿野恵美
(この原稿は、2月17日に県主催の「平成20年度健康づくり研究討論会」の発表要旨の内容をまとめました。)


規則正しい生活と栄養のある食事と睡眠は欠かせませんね。ビタミン豊富な野菜や果物を摂ることや、
生姜・ニンニク・ネギなどの体を温める食材を使った料理も心がけたいものです。
いつも忘れずにいたいのは「うがいと手洗い」。うがいは一度口をゆすぐようにしてからうがいし、
手洗いは流水で手首までしっかり洗うと良いようです。
感染予防のマスクも忘れずに。
子どもなら、よく食べ・よく眠り・よく遊ぶ。
昔から「子どもは風の子」って言うくらいですから、寒くても外で元気に過ごすことは抵抗力をつけるのに大切ですよね。