blog情報誌Cuore通信

『心あるお産の会』が発行している情報誌のブログ版です。楽しい情報満載!ぜひ、ご覧ください!

cuore通信 9月号  vol.16

2007-09-06 | cuore通信 2007年度版 vol.8~vol.19
飯田市立病院 下伊那赤十字に医師派遣
飯伊の懇談会 産婦人科継続で連携・・・・

下伊那赤十字病院(松川町)の産婦人科医が来年3月で退職の見通しとなった問題で、飯田下伊那地方の行政や医療関係者でつくる『産科問題懇談会』は、28日夜、飯田市役所で会合を開き、飯田市立病院が下伊那赤十字病院へ医師を一人派遣、外来診療を継続する連携を発表した。
派遣には、飯田市立の医師増員が不可欠とし、懇談会は近く信大医学部に(松本市)に地域の総意として医師派遣を求める嘆願書を提出することを決めた。
(8月30日付 信濃毎日新聞より抜粋)

               

お知らせ
 下伊那赤十字病院の小児科外来、吉村先生の診察が8月27日より通常通り再開しました。

               

「今、思うこと」    心あるお産を求める会   代表  松村道子

下伊那赤十字病院の産科の再開を願って取り組みはじめたこの活動も、1年半が経過しました。
今も、“身近な地域に産む安心を得たい”そう思い活動をしています。
昨年3月、地域の方々のご理解をいただき、日赤病院の産科、小児科医師確保のための署名を5万筆集め、県へ陳情に行きました。日赤本社と信大へも嘆願に行きました。現在、小児科は常勤医師により診療が
行われていますが、産科に関しては、未だに再開されていません。
今おかれた状況の中、県も、この地域の行政、医療関係者もその立場の責任において、
私たち住民にとって何が最善かを考え、様々な取り組みをされています。
住民が、『困ることを困る』、と言い続ける事の大切さを、感じています。

医師不足に対する県の様々な取り組みを皆さんはご存知でしょうか?
又、先日の紙面にもあったように、この地域の出産に関する環境を、これ以上悪くしない為に、
病院間の壁を越え、協力し合う仕組みが公表されました。助産師の活用の検討も始められています。
しかしこのまま、医師不足の中で医療の集約、重点化を急速に進めていけば、
地域で働く医療者にも、医療を受ける私たちにも、さらに物理的、精神的に負担が大きくなっていくと
思います。
各々の立場を主張したり、守ろうとするだけでは、何の良い結果も得られないのではないでしょうか?
人と人とが心でつながり、お互いを理解し合う努力を重ねていくことができたら、
どんな難しい事柄も、みんなが納得できる結果が得られるのだと、この活動を通じて感じています。

変化していく地域の医療を、私たち住民が自己の責任において納得して快く受けていくために
大切なことは、正しい情報を得ていくことと、自分の考えを誇示することなく、人とのコミュニケーションをとっていくことではないでしょうか?
心あるお産を求める会の活動が、少しでもそのお役に立てればと思っています。

               

下伊那赤十字病院 アンケート結果

 赤字経営の続く下伊那赤十字病院が松川町内全戸対象に進めていたアンケート調査の結果が先日紙面で公表されました。

「病院が必要とされているか」の問いには94.1%が必要と回答

「病院に期待する事は」の問いには、分娩の早期再開が16.0%と最も多かった。

桜井院長は「調査結果を踏まえ、必要な努力を続け地域の病院として残れるよう取り組んでいきたい」としている。
  (8月23日付 信濃毎日新聞より抜粋)

               

ご存知ですか?
 #8000 長野県が、小児救急電話相談窓口を開設しました。

1、相談内容・・・小児の病気やけがなどの救急医療に関する相談。
2、相談対応者・・・小児科医の支援体制のもと、乳幼児・小児の医療相談に経験豊富な助産師が相談に応じます。
3、相談日時・・・毎日、午後7時から午後11時まで
4、利用方法・・・局番なしの『#8000』までお電話下さい。
         *短縮ダイヤル『#8000』は、プッシュ回線及び携帯電話からもご利用できます。アナログ回線・IP電話の場合は「0263-72-2000」へお掛け下さい。

<お問い合わせ先> 長野県医療政策課

http://www.pref.nagano.jp/eisei/imu/8000/8000.htm
iryo@pref.nagano.jp        
026-235-7145