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blog情報誌Cuore通信

『心あるお産の会』が発行している情報誌のブログ版です。楽しい情報満載!ぜひ、ご覧ください!

Cuore通信12月号 Vol.7

2006-12-25 | cuore通信 2006年度版 vol.1~vol.7
安全なお産とは、私達がケアして欲しい人を選ぶことが出来、出産する環境にストレスがない事で得られると思います。今回は、今までこの会に寄せられてきた皆さんのご意見を一部紹介します。

出産と健診を別の施設ですることは、出産時や、その後を介助して下さる助産師さんとの信頼関係を充分もてないまま出産することになってしまいます。

信頼があり、安心できる人に立ち会ってもらえないことを考えると、不安は大きくなるばかりです。

このままいつか2つの開業医もなくなってしまえば出産場所を選ぶことも、望むこともできない…。
『安心して産みたい』ことは、諦めるしかないのでしょうか?

3年間、地域の開業医のもとで不妊治療を行い、医療に手助けしてもらうことでやっと子供を授かりました。
今次の子を授かりたいと考えていますが、そこがいつも混み合っていて、以前のような受診ができにくく、とても悲しい。


        今月の特集  
       「本当の主役はお母さん」 
           助産所 ドゥーラえむあい 池上道子さん

10月29日の意見交換会でもそうであったように、どこの交換会でも話が産婦人科医師の不足や分娩施設の閉鎖の話となると、“医師が大変だから”とか、“病院の体制が”とか、“人員不足で”とか…。
産む側のことはそっちのけで医療者側の意見ばっかり!! そう思いませんか?
世の中まったくおかしなことになってます。
 もう何年も前の話ですが、私の助産婦学校の先輩がアフリカで取り上げた子供が死産だった時、先輩はオイオイ声を出して泣いたそうです。そうしたら、お産をしたお母さんが、「助産婦さん泣かないで、赤ちゃんは又私のところにやってくるから大丈夫ョ」と言ってくれたそうです。今の日本では考えられない状態です。
 いまの訴訟の状態を見ると、産婦に原因があろうが、経過に原因があろうが、原因が判明しない状態であろうが、なんでも訴訟なんですよね。なんでの医療者側の責任。保険屋もなんとかしてできるだけお金をとろうという感じです。コミュニケーションが十分に取れていて、問題がなさそうな状態でも、どこかから、何かを取ってやろうという人物が現れて大きな亀裂を作ってしまう。
医療者側から言わせると「こんなに親身になって診てあげたのに」ということになるのです。しかし、この裏にはずさんな医療があることは確かです。
現在はセカンドオピニオンが普通に受けられるのですから、自分で医療を選べるはずです。しかし、分娩について本当に始めから医療が必要なのでしょうか?よく勉強して、感じて、選んでください。
私は、安心の中から安全が生まれると信じています。
 病院の分娩は、安全安全と連呼して、硬い器械・機械だらけの冷たい壁の中に産婦を閉じ込め身動きが取れないようにして不安に慄かせ、体内の酸素濃度を減少させ、反って危険にさらし、医療が必要になるように仕向けているように思えてならないのです。
リスクがあって、止むを得ない場合を除いては、自然が一番だと思いますが如何でしょう。訴訟を起こして保障してもらうことが、お母さんを助けることなのでしょうか…?

 私がモットーしている『お母さんが元気になれば 地球は元気になれる』は、お母さんに心(精神的に)を強く生き抜く力を養ってあげれば、自ずと子育てに自信が持てて、子供の虐待もなくなり、そうした自信の中で育てられた子供は家庭内暴力なんて振るわなくなる。母が、肝っ玉母さんになったら、世の中のずるい(意地汚い)出来事が減るということです。だから私は、お母さんたちを温かい目で見守ってあげましょう。世話焼き婆さんになってうるさいことも言いましょう。いずれ、良かったと言ってもらえる日が来ると信じています。
あなたが主役よ!いつだって。お母さんしっかりして!!
それって、義務と、責任を伴うって事を忘れずに!権利だけでは生きていけませんョ!
              
                        さんばば婆ちゃん より

   プレmama日記
  『赤ちゃんがえり』

 3人目の出産にあたり、気がかりなのは5歳の長男の事。お腹が目立ちはじめた頃から甘えん坊になった感じ『着替えさせてほしい』『一緒の布団に寝たい』『○○ちゃんは(妹)いいなぁ、いつもお母さんと一緒で』などなど…そしてささいな事でもすぐめそめそと泣いてしまう
   どうやら赤ちゃんがえりの一種みたいだ。
 2人目(妹)の出産の時は、長男2歳。状況が良く分かってなかったし、毎日お母さんと一緒の時間を過ごしていたから赤ちゃんがえりは気にならなかった。(あったのかなぁ…?!)今回は5歳になり、状況も良く分かる。日中は保育園に行っていて、一緒にいる時間が少ない。甘えたくなるのも無理ないよなぁ~。そう思って、できるだけ本人の希望にそうようにしてはいるんだけど…。
 それでも口にしてしまう『そのぐらい出来るでしょ!』の言葉
出来る、出来ないじゃなくて、自分の事を見て欲しいという欲求の表れだって、頭では分かっているんだけどなぁ。反省の毎日です
でも、これだけは心掛けている
 朝起きた時、保育園から帰ってきた時、寝る前にギューっと抱きしめる事。『何をするんだよぉ~』と、ちょっぴり恥ずかしそうにするけれど、私と長男の2人だけの大切な時間。3人目が産まれたらどうなるか分からないけれど、赤ちゃん中心にならないように、上の子2人にしっかり目を向け、耳を傾けていきたいなぁと思う母です
            
                   カンガルーママ

Cuore通信 12月増刊号

      





cuore通信  11月号 <vol.6>

2006-11-21 | cuore通信 2006年度版 vol.1~vol.7
産科問題勉強会を開催しました

去る、10月29日(日)、私達の会が主催し、この地域の出産環境について話し合う勉強会を催しました。
 地域の県議会議員、産科医師、助産師、保健師など約40名が参加し、意見交換をしました。

活発な意見交換が行われ、とても有意義な勉強会でした。

勉強会のテーマ、内容につきまして、こちらではUPいたしませんので、もし機会がありましたら各市町村や、サークルなどを通じてお配りしています<Cuore通信11月号>をご覧下さい。

今月の特集

  人間の生き残り戦略 ~子育てから~

ここ九州も朝夕の風が冷たく感じられる季節となりました。1965年にスタートした助産院はもうすぐ43年目に入ります。日常、自然なお産に付き合っていくといろいろなことを考えてしまいます。まず思うことが、お産って物凄く面白い!そして深い!そしてリアル!「いい」とか「悪い」とか私たちは日常、二次元的判断をしてしまいがちですが、お産とそれに関連する現象を見ているとそんなことはもうどうでもいい、あるいはそのことがあるということだけ…。などと、まるで古代中国の老子のような気持ちになるのです。前回のオキシトシンのラブ・ホルモンだって本当にすごいからだのシステムですよね!ある動物学者が母と子をこういう風に語りました。人間は哺乳動物の世界でみると非常に軟弱な動物らしいのです。大きくて鋭い牙も持たないし、厚くて頑丈な皮膚もない。サルの代表、チンパンジーと人間はほとんど同じ遺伝子です。たった3%の違いだけです。その違いってなんでしょう?チンパンジーのお母さんは決して赤ちゃんの目を見て授乳はしません。でも、人間のお母さんは教えられなくても(現在までの長い歴史では)赤ちゃんに見入ってしまいます。傍らのお父さんや家族も見入ってしまう光景はよくごらんになるでしょう!動物界の常識は出産と授乳中は非常に危ない瞬間なのだそうです。とっても、無防備な。だから、母チンパンジーは常に外の状況を警戒しなくてはなりません。赤ちゃんの顔を見ていたのでは危ないですよね。いつ誰が襲ってくるかわかりませんから。でも、人間はなぜ警戒しなくていいのでしょうか?その学者さんはひとつの仮説をたてました。人間は肉体的に武器をもたないけれど、ヒトとヒトが互いに守り支えあうことで生き残ってきたのではないかということです。生き残るどころか人間は地球上で偉そうに繁栄していますよね!!つまり、誰かが(父や家族、地域社会の人々)守ってくれるので母たちは安心して赤ちゃんの目を見つめ語り授乳できるのですね。そうやっていくと赤ちゃんの脳神経はますます刺激を受けて人間らしい情動豊かな脳が育っていくということでしょう。眼を見つめて乳を与えることがヒトをより人間らしくしていくといえますね。そうやって考えていくと私たち人間は一番の生き残り戦略とはまさに「愛」と「絆」ではないでしょうか!この話をマザークラスで妊婦さんやパートナーにお話しすると皆さんの眼にキラッと光るものを感じることがあります。
世界的に、社会的にいろいろな問題(といわれていること)が起きています。テクノロジーが人間を守り幸せにできるか、という問題に関して多くの人々はその限界に気づいています。
時代はまさにいろいろな形で私たちの武器である「愛と絆」が試されているような気がします。
          春日助産院(福岡県) 大牟田智子院長


身近なところで安心して赤ちゃんを産みたい。
それが私達の変わらない願いです
立場の枠を越えて、話し合っていけばきっと、安心できる出産環境がこの地域につくられていきますよね。

Cuore通信 11月増刊号 


ミネストローネの作り方

Cuore通信 10月号 <vol.5>

2006-10-15 | cuore通信 2006年度版 vol.1~vol.7
村井知事に会ってきました

10月2日(月)会員3名、下伊那日赤の助産師1名で、上・下伊那の県議7名に同席いただき、皆様から頂いた5万筆の署名の要請項目である『下伊那日赤に医師を』について、再度お願いしてきました。
知事からは「産科医の確保が難しい今、助産師がもっと活躍できるよう考えていかなければ」との言葉を頂きました。
同席いただいた県議からは「助産師の活用できる環境を、松川で構築するべき」との心強い後押しを頂きました
常に私達の一番近くで寄り添ってくださる助産師さんのこと、もっと知る必要がありますね。身近な場所での「安心できるお産」を望む私達の願いが叶う日が来ると信じます。

今月の特集

  オキシトシン  <その三>

お母さんらしい振る舞いに影響を与え、授乳中おっぱいが出るよう刺激することにより、オキシトシンは母乳育児が自然なものという気持ちにさせてくれます。出生後最初の一時間での授乳が、お母さんと赤ちゃん双方に飛びぬけたオキシトシン分泌を引き起こすことが知られています。母子の出生直後のこの最初の出会いが、お互いを認識し信頼する最初の引き金となるのは、このオキシトシンの働きによると考えられます。
 しかしこのような最初の愛着の機会がなかったとしても、一生涯続く絆と愛情を育む機会が失われるわけではありません。出生後もお母さんは赤ちゃんに授乳し抱くことにより高いオキシトシンレベルを維持できるからです。そしてこのレベルは授乳し抱っこする機会の多さによって決まるのです。こうしてオキシトシンは安らぎや元気だという感覚を与えてくれるのです。
 このような出生後早期のオキシトシンの影響の下でお母さんの脳のある部分では神経伝達の再構築が行われ、赤ちゃんへのケアだけでなく、他の家族の成員やその他の人々の気持ちへの感受性が高まり、言葉で表現されない人の気持ちにも敏感になることがわかっています。
 またオキシトシンのレベルが高いと、お母さんの中で優先するものが変化します。脳が配偶者を獲得し妊娠するために自分を飾ろうとするシグナルを送らなくなり、注意が赤ちゃんに集中するようになります。また子育て中に、オキシトシンの波が訪れる時には、誰であれ、そばにいてくれる男性に好感を持つようになります。これは出産中、出産後に夫が妻のそばにいるようにすることの重要性を示しています。母親、父親そして赤ちゃんの体の中でオキシトシンが高いレベルで維持されると、血圧を下げ、心拍数を下げ、ある主の動脈の修復を進め心臓病のリスクを下げることもわかっています。
                  上田市産院 廣瀬 健

ご案内


産みたい場所で産めない環境の中でみんなが辛く悲しい思いをしています。
産むことに安心は持ててますか?本当にこのままでいいのでしょうか・・・。

親しみのある身近な出産場所をこの地域で作り、守りたいと強く願い下記の日程で講演会と学習会を開催します。

日時 : 10月29日(日)13:00~16:00(終了予定)
場所 : 松川社会福祉協議会(ひまわり荘) 会議室
内容 : 1、講演会(主にお産に携わるお仕事をされている方が対象です。)
  テーマ:「産科医療危機」に直面する地域から発信 コミニティ・バースセンターへ向けて~その可能性と課題
  講師:上田産院 副院長 廣瀬健先生

       2.学習会(上・下伊那の県議会議員の方々を交えての学習会です)
  ① 飯伊地域の現状と母親たちの声
  ② 心あるお産を求める会からの活動報告と提案
  ③ 意見交換

プレママ日記

マタニティウェア

もうすぐ7ヶ月に入ります妊婦の皆さんは、どんな服を着て過ごしていますか??妊娠前に履いていたジーンズのボタンをはずしてチャック全開で過ごしていた3ヵ月の頃コレはやばいよね・・・と"赤すぐ”で妊婦用のジーンズを購入した私デス今はいろんなデザインがい~~っぱいあって、ちょっと前にあったマタニティとの違いに驚かされます私の場合トップスはまだ普通服で過ごしてマス今はふんわりとチュニックなんかも沢山あるので意外と妊婦さんでもOKデスネ色々なお店を見て歩くのも楽しいけれど、お腹が張ったりして心配じゃないですか?そこで私はネットショッピングを活用しています。座ったままで何軒ものお店を見ることもできる、オークションはかなり格安で良い物が手に入ることもパソコンがなくてもケータイでもOKですよ今日もまたパソコンに向かう私デシタ(CuoreのHPも、もちろんチェック
         のいちご

ご意見・ご感想・とりあげて欲しいことなど、何でも結構です。声をお聞かせくださいね^^

来月もお楽しみに  

Cuore通信増刊号 10月号

  

 美味しい「切干大根」
  
   
   

Cuore通信 9月号 <vol.4>

2006-09-07 | cuore通信 2006年度版 vol.1~vol.7
<2006,9月発行>

8月20日付け「南信州」の一面に<一極集中か、バースセンターか。今後の産科体制を検討>という記事が載りました。私達の会へは妊婦さんや、婦人科を受診されている方々からの声が随時寄せられています。それは、今の体制下での『不安・不満』の声です。医者も、助産師も、行政も、産む私達も、誰もが望む産科体制を、この地域に築く為には、誰ひとりの意見も欠けてはいけないと強く思います。

今月の特集

オキシトシン

前回、オキシトシンがお母さんと赤ちゃんの間の絆を形成するホルモンであることに触れました。この点を少し詳しく見てみましょう。
 妊娠中、女性の体にはエストロゲンという女性ホルモンが増加します。お産間近になるとそれに刺激された女性の脳には、オキシトシンの働きを受けとめるレセプターが増えます。出産後のお母さんがオキシトシンに対して敏感に反応するのはこのためなのです。これらレセプターは脳の中でも母性的振る舞いを促進する部分に増加します。
 オキシトシンの最初の大きな波は分娩中生じます。赤ちゃんが産道を通過することにより、お母さんでも赤ちゃんでもオキシトシンレベルが上がります。その結果出生後の赤ちゃんのにおいにお母さんは敏感になります。どの子のにおいよりも好ましく感ずるようになるのです。同じように赤ちゃんにとってもお母さんが刷り込まれていて、お母さんといると気持ちが落ち着き苦痛が和らぎます。生まれた後、羊水のにおいが手がかりとなって、羊水とは少し違いますが、よく似たにおいのお母さんの乳首を探し当てるのです。出生後赤ちゃんはこの羊水のにおいを嗅ぐと安らぐことができるようです。日がたつにつれ赤ちゃんは乳首本来のにおいのほうに引かれていきますが、それは食べ物に関連したものではありません。実際ミルクで育った赤ちゃんの方が、生後二週間経ってもお母さんの乳首を哺乳瓶より好むということがわかっています。    上田市産院  廣瀬 健

プレママ日記 性別
もうすぐ、6ケ月に入ろうとしています胎動が始まって、モニョモニョ動くたびに感動しています(二人目って胎動感じるのが早い気がする・・
・・・さて、6ヶ月といえば、そろそろ性別が分かる頃
「上は女だで、次は男がいいら?」とか「顔が変わってないで女じゃない??」など周りの反応は様々家族は・・
じいちゃ→男が欲しい  ばあちゃ→女じゃないの?
だんなサマ→男が欲しいけど、女かな~?
長女→チンチンついた女の子が、見えるらしい・・
それは、皆の望みを兼ね備えてていいじゃ~~んな、わけはないっ怖いよ私は。。本当にどっちでもいい!無事に生まれてきてくれれば(だけど、女の子だとお下がりで済むで、楽かなぁ)次回の検診で分かるかなぁ~?先生に聞いてみよう!!楽しみ・楽しみ  のいちご

HAHAKO 
 5歳のおにいちゃん、2歳の妹の母親です
最近2歳の妹も、はっきりとお話が出来るようになって来ました
 2人の会話を聞いていると、とてもかわいくて、心が和みます
先日、ドラマを見て感動して泣いていると2人が心配して『ママ、○○がついているから大丈夫だよ』『ママ、○○ちゃんがついているから大丈夫だよ』と左右から抱きしめてくれましたいつも2人が泣いた時は、必ず抱きしめて、『ママがいるから大丈夫だよ』と言っている私にそっくりでした。悲しくて泣いていた訳ではないけれど、抱きしめられると、本当にホーっとして、心から安心出来ました抱きしめられて、いやされる時間は本当に大切だなぁと思いました        りんごママ 

この情報誌を読んでの感想や応援を沢山いただきました!
本当に本当に嬉しいです!!ありがとうございます


こんな事取り上げてほしいなぁ
こんな時どうしたらいいの?教えて~
私もステキな出産したよ!聞いて、聞いて~
私もプレママ!楽しんでるよ~

みなさんの情報や、声をお聞かせくださいね!!

次回もお楽しみに


Cure通信増刊号 9月号

   





cuore通信8月号 <vol.3>

2006-09-01 | cuore通信 2006年度版 vol.1~vol.7
<2006、8月発行>

産みたいところで産めない。その結果の、不安や不満、悲しみの声が、先日会に沢山寄せられてきました。七夕の短冊に『安心して子供を産み、育てられる地域になりますように』と、願いを込めて書き綴りました。・・・娘を持つ母の願い事です。

今月の特集

『オキシトシン』 (その一)

愛を生み出し、愛を培い、愛を結実させるホルモン

女性が妊娠すると、体にはいろいろな変化が生じます。そのような変化は主にホルモンなどの神経内分泌系によって引き起こされます。妊娠を維持し、分娩を引き起こし、産褥期の母乳育児を支えるホルモンにはそれこそ何十種類もあるのですが、その中でも特に興味深く、女性が出産という経過を通して母親になっていくのを支えるオキシトシンを中心に、これから数回にわたりお話していければと思います。
オキシトシンとは「速やかな出産」という意味のギリシャ語から作られた言葉です。最初にその存在が分娩の際に分泌されるホルモンとして確認されたからです。オキシトシンは脳の奥深くにある視床下部というところで作られ、脳の底から下方に垂れ下がった脳下垂体の後ろの部分(後葉)に蓄えられ、刺激に応じて律動的に分泌されます。
その後、オキシトシンは陣痛を引き起こすだけでなく、授乳の際に乳首が赤ちゃんによって強く吸われることによっても分泌され、射乳を引き起こすこともわかってきました。さらに研究が進むに連れてこのホルモンには、お母さんと赤ちゃんの間の絆形成を促す働きがあることもわかってきました。またお母さんのストレスを和らげる働きもあることが知られています。
実はそれだけではないのです。お母さんと赤ちゃんの絆を超えて広がっていき、それは次の出産へと通ずる男女の出会いとも深く関わっているのです。哺乳類が発生して以来受け継がれてきたこのオキシトシン、女性が出産し母親としての力を獲得するために重要な役割を果たしてきたこのオキシトシンについて、次回から詳しくお話ししていきましょう。お楽しみに。
             上田市産院 廣瀬 健

HAHAKO
照れ屋のお兄ちゃん(6才)と元気すぎる弟(4才)がいるママです
2人共赤ちゃんの頃は、良く寝て良く食べ、断乳やオムツはずしも特に苦労してないんです。トイレの意思表示をする様になったらチャンス!!2才の夏に即普通のパンツに変えました。最初はドキドキだけど、パンツも布団も汚れたら洗えばいい、保育園にあがるまでにとれればいいって気楽に考えてね
食事は薄味で、塩分、糖分控えめで、バランス良くを心がけています。取り分けた物は、残さず食べる!!というか残させません。(笑)
そのおかげか?保育園でも何でも良く食べる元気な子です
子供達と、季節を食べ物や自然で感じる事が出来る環境を大切にしていきたいです。              Ⅰターンママ

プレママ日記 『試練デス!!』
4ヶ月になりました(もうちょっとで5ヶ月デス
一人目、早産の私は先日子宮口ををしばる手術をしてきましたヨ
手術は下半身麻酔で(こっちの方が30分ぐらいかかる)入院期間は6日間でした。私の心配事はただ一つ、娘のことでした昼間は保育園に通っているので、持ち物や着替えは衣装ケースに入れて、予定なんかは、紙に大きく書いて貼ってお義母さん、ダンナ様にはしつこい程生活の事は説明して・・う~ん一応OK何が心配って、6日間も離れてて娘は(私も)我慢できるかなーって事デシタ。
実際、娘は私やダンナ様が思っている以上に我慢しててじいちゃんや、ばあちゃんにもワガママ言わずに頑張っていたらしい・・面会に来た日はさすがに四日目という事もあって、限界だったらしく、帰りは大泣きデシタでも!ダダをこねる訳でもなく、ダンナ様にしがみついて帰って行きました私はそれを見て涙・・娘はお姉ちゃんになる為、そして私は二児の母になる為の試練なんだなー頑張らなくっちゃと思ったのデス
                          のいちご

9月号もお楽しみに!!

Cuore通信 8月増刊号
    
     







Cuore通信 7月号 <vol.2>

2006-08-28 | cuore通信 2006年度版 vol.1~vol.7
<2006.7月 発行>

私達の会は今までのさまざまな活動を通して多くの事を学びました。医師はどこでも不足です。産む場所は選べず、減っていきます。
混んでいきます。それは病院だけの責任ではなく、産む私達にもするべきことがあるように感じます。母として、会として、みなさんに少しでも何かを伝えられないかと、このような情報誌を今後発行していきたいと思っています。
 お産の事、地域の事をみんなで一緒に考えていきませんか?

カンガルーケア 今月は助産師さんのお話です
カンガルーケアは、その名の通り、赤ちゃんをお母さんの懐深く抱いて保育する方法です。低出生体重児の保育方の一つとして発展したカンガルーケアですが、母子心理の発達の面で、優れた効果があると注目されています。
お母さんが、産まれて間もない裸の赤ちゃんを、懐にしっかり抱きます。
この時、お母さんも胸部は素肌となり、肌と肌が直接触れ合うようにします。
・・・満足そうな赤ちゃんの表情、赤ちゃんはおっぱいの匂いを感じて乳房を口に含もうとするでしょう。お母さんは、そんな小さくけなげな赤ちゃんが、愛しくてたまらなくなるしょう。帝王切開でも、手術室でカンガルーケアを行う病院も増えてきました。まさに、ぬくもりでの子育て、ふれあいの子育てといえるでしょう。
繊細に、愛情込めて触れられた赤ちゃんは、安心感をもち、生命としての自信を持つようになるのです。  助産師 m

廣瀬先生を囲んで
去る6月11日(日)に会の定例会を行い、先日シンポジウムに来て頂いた上田産院の廣瀬先生を囲んでお話をお聞きする機会を持つ事が出来ました。
先生の生い立ちから、現在に至るまでの経過を交えながら『母親』というものの自ら持っている能力の素晴らしさや、安心できる環境の中での出産の大切さをお聞きする事が出来ました。
これからも機会があれば又ぜひゆっくりお話を聞かせて頂きたいと願っています。

プレママ日記その一「つわり」
現在、つわり真っ只中。3ヶ月の妊婦デス私の場合、食べて吐くの繰り返し・・そして、とにかく色んな物の臭いが気になって仕方ないのデス。スーパーや、台所の臭いはもう最悪で「オェ~」と止まらなくなります。なので、マスクは必須アイテム
私は同居の嫁です義母がつわりのない人だったので、理解を得るのは難しく苦労しています
自分がどんな風に気持ちが悪いのかをよ~く説明して、今は家事をほとんどお任せデス
仕事を持っている人なので、嫁の立場として非常に心苦しい・・のですが、もう少しでつわりも終わると思ってずうずうしく甘えてます つわりにはかなり個人差があって、大変ですが、とにかくいつか終わるし、赤ちゃんも頑張ってるからお母さんもファイト!!デス。頑張りましょうね~          by のいちご

私の出産『宝物』
私は、検査・出産と日赤病院でお世話になりました
陣痛が来て病院に行き、陣痛室に入り30分位で破水してしまいすぐに分娩台に上がり一時間位で産まれました早かったけど、かなり痛かった!!でも、周りの助産師さんや先生、研修生、旦那さんに支えられ、無事に産むことが出来ました。
産まれてすぐに抱いた時の小ささ、重さ、感動でした。一生忘れられません!産まれてきてくれた我が子に感謝です。私の『宝物』です   しーママ

次回、8月号もお楽しみに!!

情報誌Cuore通信 7月増刊号

      

おいしい「きんぴら」の作り方







        







情報誌Cuore通信 vol,1

2006-08-25 | cuore通信 2006年度版 vol.1~vol.7
<2006.5 発行> 
 『心あるお産を求める会』活動経過

2月1日   産科減少問題北部地区学習会
5日   「心あるお産を求める会」発足・署名活動開始  
10日   署名街頭活動の準備会 <アピタ高森店>/ 広域連合参加議員に協力のお願い/ホームページ立ち上げ
12日   街頭署名活動  <アピタ高森店>  
19日    中間取りまとめ 
26日    街頭署名活動  <アピタ飯田店・平安堂座光寺店>
3月5日   署名取りまとめ 
11日   県知事車座集会  天龍村への参加 
13日   県庁への陳情  県衛生部長と面談 
17日    NHK東京本局 仮取材 
20日   産科問題懇談会 住民の意見を聞く会への参加
21日     産婦人科医療を考えるシンポジウム  <長野市>
30日     信州大学へ医師派遣の嘆願  (対応:小西郁夫教授)
4月6日    日本赤十字社 本社(東京)医師派遣の要請


  全国的に深刻な問題となっている産科医不足― これは、私たち飯伊地域にとっても例外ではありません。
南信州広域連合は昨年8月、産科問題を解決するため広域連合を中心に、産婦人科医師・飯田医師会・包括医療協議会などで『産科問題懇談会』を設立し対策を協議してきました。
 この結果、当面の打開策として飯田市立病院の強化を決定し、これにより県は2月1日より飯田市立病院に、信州大学から医師一名を派遣できました。
 しかし、広域連合の内部から「住民の意見を聞くべき」との意見が出て、4回目となる産科問題懇談会は3月20日『住民の意見を聞く会』を開催し、多くの母親や住民の意見を聞く場を設けました。
出席した母親達からは、下伊那日赤の医師確保の早期実現と開業医での出産、また、助産師の活用の必要性について多くの意見が出されました。

   産科問題懇談会が示した当面の方策
・原則として、妊娠初診は飯田市立病院以外の医療機関で受診してもらう。
 必要または希望がある場合は医師の紹介状を持参して飯田市立病院に受診してもらう。
・当面の分娩は、飯田市立病院・椎名レディースクリニック・羽場医院が主として行う。
・下伊那赤十字病院については、医師が二人体制になるまで分娩のみを休止する。
・飯田市立病院の分娩件数が倍増すると予想されるため、他の医療機関が飯田市立病院の妊婦検診分担し、負担の軽減を図る。
・産科共通カルテを作成し、省力化と情報の共有化を図る。
・婦人科についても、初診は飯田市立病院以外の医療機関を受診してもらい、必要または希望のある場合は医師の紹介状を持参して受診してもらう。

☆上記内容はあくまで当面の「応急処置」であると飯田保健所長が言っていました。一刻も早い下伊那日赤の機能存続に向け、「心あるお産を求める会」は活動していきます!