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小児科待合室の絵本

購入した絵本を待合室に置く前に、スタッフみんなで読んで評価してみました(本棚番号:13)。

「わらっちゃった」(大島妙子:作、小学館)

2017年06月21日 11時51分34秒 | 幼児向け
登録番号:11

わらっちゃった
作・絵: 大島 妙子
出版社: 小学館



<内容>
「おばけ寄席」に行く、不思議で楽しいお話。
「学校の帰りに転んだのも、お母さんに怒られたのも、みんな、けんかしたアケミちゃんのせいだ!」夜になって眠ろうとした「わたし」でしたが、頭がカッカしてなかなか眠れません。真夜中、ふと頭に手をやると…


<スタッフの評価>(5点満点)
総合   : 4.4
テーマ  : 4.3
ストーリー: 4.4
文章   : 4.3
絵    : 4.0
読ませたい: 4.6
喜びそう : 3.7
読み聞かせ: 4.1

<スタッフの感想>
・「ケンカするほど仲がいい」という言葉を表現した内容。ぶつかり合いながら成長していく子どもの姿を描いている。
・ケンカより仲良く笑っている方がいい、と子どもたちがわかってくれればいいなと思う。
・あまり教訓めいてないけど、なんとなく心に届く感じがする。
・ケンカをするとお互いいやな気持ちになるし、イヤなことがあると人のせいにしたくなる・・・子どもたちにも知ってほしい。

「ラーメンちゃん」(長谷川義史:作、絵本館)

2017年06月21日 11時27分43秒 | 幼児向け
登録番号:10

ラーメンちゃん
作: 長谷川 義史
出版: 絵本館、2011年
対象:幼児(大人受けもする)



<内容>
ラララ、ラーメンちゃん。
「なんとか なるとー」
「ほうれんそう げんきだそう」
思わずふきだす、おもしろさ。

こどもたちGO!こどもたちGO!
この勢い!まさにパワー全開。

長谷川義史さんが宮城県石巻の子どもたちに届けた手作り絵本『ラーメンちゃん』。
TV「情熱大陸」で紹介され大きな反響を呼びました。


<スタッフの評価>(5点満点)
総合   : 3.3
テーマ  : 3.4
ストーリー: 3.1
文章   : 3.4
絵    : 3.8
読ませたい: 3.3
喜びそう : 3.7
読み聞かせ: 3.4

<スタッフの感想>
・文章のテンポがよく楽しい。
・身近な題材はよいが、ストーリー展開にはちと無理がある。文章はリズミカルで秀逸。
・ちょっと楽しくなるかな、と思うが、内容がダジャレ?
・最近よく見かける、シュールな絵のダジャレ系絵本。男の子が喜びそう。
・自分で読める年齢の子なら喜びそう。

「もこもこもこ」(谷川 俊太郎:文、元永 定正:絵、文研出版)

2017年06月21日 09時37分43秒 | 幼児向け
登録番号:8

もこもこもこ
作: 谷川 俊太郎(たにかわしゅんたろう)
絵: 元永 定正(もとながさだまさ)
出版社: 文研出版、1977年
幼児〜小学生低学年向け(でも実際には乳幼児が好んでいます)



<内容>
「しーん、もこもこ、にょきにょき」とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけた。詩人と異色の画家がおりなす不思議でおかしな世界の絵本。


<スタッフの評価>(5点満点)
総合   : 3.9
テーマ  : 3.9
ストーリー: 3.9
文章   : 4.0
絵    : 4.2
読ませたい: 3.9
喜びそう : 4.0
読み聞かせ: 4.2

<スタッフの感想>
・子どもたちが好きでよく読まされました。
・「生まれては消えていく」ことを象徴的に、でもわかりやすく表現している。
・小さい子は単純に喜びそう、小学生にはいろいろ考えてもらえそう。
・乳児なら読み聞かせを喜びそう。
・小さな子がまねしそう。
・少し物足りない。
・言葉が簡単なので、読み聞かせしやすい。

「おつきみうさぎ」(中川ひろたか:文、村上康成:絵、童心社)

2017年06月14日 10時25分01秒 | 幼児向け
登録番号:5

おつきみうさぎ」 (ピーマン村の絵本たち)
作: 中川 ひろたか
絵: 村上 康成
出版社: 童心社 、2001年



<内容>(「MARC」データベースより)
今日はお月見。ひろみ先生とこどもたちは、ススキ野原でふしぎなウサギを見つけます。ウサギをつれて帰った夜、お月様がでると…。「ピーマン村の絵本たち」シリーズの十五夜ファンタジー。


<スタッフの評価>(5点満点)
総合   : 3.3
テーマ  : 3.3
ストーリー: 3.2
文章   : 3.0
絵    : 3.8
読ませたい: 3.4
喜びそう : 3.4
読み聞かせ: 3.6

<スタッフの感想>
・日本の季節の行事を題材にしていておもしろい。
・月のウサギが地球に遊びに来たという設定。今の子どもにはピンとこないかな。
・日本の文化・習慣がわかっていいのでは。夜空を見上げ月へのロマンを持ってほしい。

「よーいどん!」(中川ひろたか:文、村上康成:絵、童心社)

2017年06月14日 10時12分24秒 | 幼児向け
登録番号:4

よーいどん!」 (ピーマン村の絵本たち)
童心社、1998年



<内容>(「MARC」データベースより)
いちについて、よーい「うどん!」。かけっこかけっこ、こけっここけっこ。跳び箱とんで、泳いで、自転車こいで、こんどは縄とび。うわっ、空をとんだぁ。フレーフレー赤ぐみ、フレーフレー白ぐみ。今日は楽しいうんどうかい。


<スタッフの評価>(5点満点)
総合   : 3.4
テーマ  : 3.4
ストーリー: 3.3
文章   : 3.6
絵    : 3.7
読ませたい: 3.3
喜びそう : 3.3
読み聞かせ: 3.4

<スタッフの感想>
・テンポよく楽しい。小学生が喜びそう。
・運動会ネタ。だじゃれや意外な展開で想像が膨らみそう。
・これを読むとアイディアがわき、じぶんたちでいろいろな運動会が作れそう。

「はははのはなし」(加古里子著、福音館書店)

2017年06月13日 17時27分18秒 | 幼児向け
登録番号:2

はははのはなし
加古 里子 文・絵
初版年月日: 1972年



<内容>
歯が痛くなると、大人だって泣いてしまいます。そんなに痛いなら、いっそ歯なんかければいい?いえいえ、歯がなければごちそうだって食べられません。歯がごちそうをかみきり、すりつぶして、体の中に送ることで、栄養がとれるのです。じゃあどうして虫歯になるのでしょう。虫歯にならないためにはどうしたらいいのでしょう。歯の役割、虫歯になるメカニズムや歯みがきの大切さを、子どもたちにわかりやすく伝えます。
読んであげるなら:4才から
自分で読むなら:小学低学年から


<スタッフの評価>(5点満点)
総合   :4.3
テーマ  :4.6
ストーリー:3.8
文章   :3.3
絵    :3.1
読ませたい:4.4
喜びそう :3.2
読み聞かせ:3.9

<スタッフの感想>
・わかりやすいので子どもと一緒に読みたい。
・子どもに読ませたい。
・教育的要素が多いが、「ははは」と笑い飛ばすことによって楽しめる内容。
・読み聞かせる場合は、読み手の手腕が問われそう。
・食育も絡めて書いてあるのがよい。
・歯の大切さと役割がよくわかる、とてもよい内容。
・なぜ歯磨きが必要なのかわかりやすく書いてある。