年末の風景

いよいよ2017年も終わりですね。
特に今日くらいになると街の風景も何となく慌ただしい気がします。

風俗画報にも年末の様子が描かれた図がありますので紹介します。

まず明治34年の12月号に載っている図です。


次に大正元年の12月号に載っている図です。


いかがでしょうか？
人々の服装が変わってきましたよね。
特に女性が印象的だと思います。

ただ、慌ただしい感じは両方同じですね。
それは今の時代も変わりませんから、日本の12月の風景なのでしょうね。

来年も沢山おもしろ記事と図をご紹介して参ります。
是非、ご覧になってくださいね。

明治29年のクリスマス

今週末はクリスマスですね。
いくつになってもうれしいものです。

実は明治30年代には既にクリスマスセールが行われていたそうです。
思ったより早かったんですね。

風俗画報で検索すると明治29年にこんな記事と図がありました。




詞の題材になるくらいですからこの時代にはクリスマスという物がどういう物か認知されていたようですね。
お釈迦様の誕生と比べているところが”風俗画報らしい”という感じです。

みなさんも良いクリスマスを！

「なまはげ」の図と記事

最近は伝統行事が色々な問題で形を変えざるおえないようですね。
その中に「なまはげ」がやさしくなったという記事がありました。
最近の「なまはげ」は宿題の心配までしてくれるそうで、驚きました。

明治時代の「なまはげ」はこんな感じです。
ご覧ください。



どうですか、この迫力！
確かに小さい頃に出会ったらトラウマになりそうですね。
包丁まで持ってるし。

記事によると家の中から差し出されているのはお餅だそうです。
それを見る顔は、ちょっとうれしそうですね。




個人的にはこういった伝統行事は昔のまま残って欲しいと思っていますが…
難しいのでしょうかね。

雪況図会より

北海道では大雪のようですね。
風俗画報には「雪況図会」という特集号があり各地方の雪にまつわる図版や記事が沢山載っております。



この図は各地方のそりを紹介したモノです
ベビーカーのようなそりがユニークです。
人々の来ている服も興味深いですね。

台湾の温泉の記事

寒くなって来ましたね。
となると恋しくなる物に”温泉”がありますよね。
早速調べてみました。

温泉で検索してみると多数の結果が出ます。
中でも興味深いのはこちらでした。



この記事は明治34年のものですが、既に台湾の温泉がポピュラーな物になっていたことに驚きました。
調べて見ると明治29年には日本人によって旅館が作られておりますからこの記事が載るのも自然なのかもしれませんね。

現在も日本の方が沢山訪れる温泉には長い歴史があったことが分かりますね。